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アサド大統領の横断幕の背後で手を上げるアサド支持者ら
◆10月29日
最近のアメリカの各国要人らに対する盗聴騒ぎで、アメリカの威信が揺らいでいる。テロとの戦争という大義を掲げて盗聴行為の正当化を図ろうとしているかもしれないが、無理があろう。
そもそもが「テロとの戦争」自体が、実はテロリストを養成し、あるいは支援してきているのがアメリカであるから、既にナンセンスな事になっているのが実態である。こうして、アメリカの今までのやりたい放題のやり方が改められていく方向に世界は動いている。
この先には今まで数々行われてきた自作自演作戦(偽旗作戦)の真相も暴露されていく時代に入っていくかもしれない。アメリカは債務上限問題が控えているし、今回の盗聴騒ぎでの威信失墜で、今までのようなやり方が出来にくくなってきたことで、アメリカ外交の背後にいるイスラエルの存亡が表沙汰になりだすことになるだろう。
イスラエルはアメリカから毎年30億ドルほど資金援助を受け、中東ではダントツの軍事力を誇示してきたが、今後それもどうなるか分からないし、アメリカの今回の盗聴騒ぎで、アメリカも次の偽旗作戦を行う事が困難になってきているから、イスラエルが願うような世界は遠のくばかりであろう。
遠のくだけでなく、イスラエル・ユダヤの今までの数々の悪業が表沙汰になり、それが公の知るところとなることで、イスラエルが存在する余地さえなくなっていく可能性がある。その時、ユダヤ人は何処に流れて行くのだろう?
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●もしもアメリカがテロと戦うというのならアサド政権を支持すべき
http://rt.com/op-edge/us-terrorism-support-assad-866/
【10月28日 Russia Today】
もしもアメリカがテロリズムと戦うというのならば、シリアの世俗政権であるアサド政権を支持すべきであり、アルカイダを支持すべきではない、と調査報道記者のネイル・クラーク(NC)はロシア・トゥデイ(RT)紙に語った。
RT:イラクやアフガニスタンで見られる混乱と暴力沙汰のどれほどが、直接的にNATOの介入によるものといえるでしょうか?
NC:これはすべてNATOの介入によるものと言える。過去行われた介入というものは人道的な冒険でなされたはずだ、違いますか? 恵み深いNATOはアメリカの率いる勢力である。我々はこれらの国々の人々をサダム・フセインとか、ムラー・オマール、あるいはカダフィ大佐といった悪辣な独裁者から解放するために行った。
そしていわゆる介入と言われることをするたびに、その結果は死と破壊であったし、完璧な混乱であった。イラクでは新しい調査研究では、50万人がこの介入以来殺害されているし、それは更に増えるだろう。だから、これらの介入は非人道的以外の何物でもないのだ。これらの国々に住んでいる人々にとってはNATOの介入以来おきていることは悪夢なのだ。従って、非難されるべきはNATOである。
RT:イラクはこの数年間で、その暴力沙汰が最悪の状況になっている・・・シリアでの戦争はイラクを更に不安定化しているか?
NC:間違いなくそうだ。偶然ということは無い。シリアの不安定化が2011年に始まって以来、イラクでの暴力沙汰は大きな盛り上がりを見せている。勿論これはアメリカがシリアの世俗的・独立志向のアサド大統領の政権を転覆させようとしているイスラム主義テロリストを支援してきているからである。イラクとシリアで暴力沙汰の大きな盛り上がりが同時に生じているのは偶然ではない。
アルカイダのグループはイラクからシリアに来て、あるいはシリアからイラクに行っている。地域全体が混乱の中にあるのは、アメリカの政策のお陰だ。そしてこれは失敗ではない。つまり、失敗と考えることは失敗になるということ。ネオコンがイラクについて語る時はいつでも、勿論彼等はイラクについてはあまり語ろうとはしないが、彼等はブッシュとブレアーがいくつかの失敗をしたと主張したがる。これはナンセンスだ。この作戦の全体的な目的は機能する国家としてのイラクを破壊するということだった。そうすることで、この地域でアメリカが支援している地域大国に対し、イラクが再び脅威となることは決して無い、ということが確実になるからだ。
同じことがシリアについても言える。私はこれは全て計画的になされていると考えている。我々が語っている問題の本質は、この地域で独立志向の諸国に対する計画的破壊、ということなのだ。
RT:欧米パワーは国際的テロリズムと戦っていると主張しているが、彼等はリビヤでもシリアでも反乱勢力側を支援した。この明らかな矛盾をどう説明するのか?
NC:国際関係でこれは最大の神秘である。この最大の神秘は、アメリカとその同盟国らは世界中のテロリスト・グループの不倶戴天の敵なのだ。特にアルカイダとイスラム主義グループにとっては。しかし実際は違う。欧米パワーはアルカイダとテロリスト・グループを利用し、彼等が独立志向の世俗政権を転覆することを支援している。シリアのアサド政権やリビヤのカダフィ政権のように。しかし彼等欧米パワーはアルカイダをその国の政権を転覆させたいと願う国に対し介入するために利用している、マリやアフガンのように。だから、実際は、欧米はアルカイダを利用しているし、イスラム主義グループを利用している。欧米はこれらグループの不倶戴天の敵ではないのだ。これが最大の神秘なのだ。アルカイダが過去20年間で台頭するのにアメリカ以上に支援した国はない。これが事実だ。
RT:アルカイダは自分達のネットワークを拡張しているようでずっと組織的になってきているようだが、この流れをストップさせる方法がなにかあるか?
NC:これはアメリカに話を戻さねばならない。アメリカがそれをストップさせようとするとは思わない。アルカイダはアメリカとイスラエルとサウジアラビアの外交政策に対し非常に有効な働きをしている。事実は、もしもアルカイダが存在しなければ、それを発明しなければならなかっただろう、ということだ。アメリカが世界中でそのアジェンダを推進するのに多くの貢献をすることができる。
アメリカでこれから大きな変化が起きると思っている。もしもアメリカが本当にアルカイダに対して深刻に考えているのならば、そしてそれを何とかしたいとかんがえているのならば、彼等をそれをするだろう。シリアでアルカイダを支援するということは無いだろう。シリアの世俗政権が転覆させられることは望まないであろう。シリアのアサド政権を逆に支援しているはずなのだ。リビヤで政権転覆がなされることも願わなかったはずだ。だから、質問に応えようとすれば、アルカイダの将来はアメリカ次第だということになる。アメリカがアルカイダというイスラム主義テロリストグループの創設を支援したのだ。だからアルカイダをストップさせることはアメリカ次第となる。しかし彼等の政策は、アルカイダをストップさせようとは思っていないことを示している。
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