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アレッポの自由シリア軍兵士

◆10月22日

 欧米からの誘いがあったのであろう、シリア軍を脱走し自由シリア軍を作って、政府軍と戦ってきたかつての司令官が戦闘で殺害された。また、2011年の4月27日号「シリア・テロリストの証言:一般人を殺戮するため資金と武器を受け取った」でも示されているように、この紛争が始まった都市であるダラアは現在、シリア政府軍が概ね支配するところとなった。

 自由シリア軍と政府軍とが提携する話も水面下では進められていたはずだが、司令官ともなると、簡単には裏切った祖国に帰順するようなことはできないのであろう。結局は命を落しことで、人生の幕を下ろした。残された家族らは、祖国の裏切り者の家族という汚名を背負って生きていかねばならない。

 欧米の誘いにのってアサド政権と戦えば、大多数のスンニー派の兵士らも従ってくるとかなんとか言われて、政府軍を裏切って欧米側に走ってみたものの、シリア軍はアサド大統領を中心としてよくまとまったままで、この司令官の思惑通りには事は進まなかったのだ。リビヤのように反乱を起こした側に欧米が支援して勝利し国を乗っ取るというやり方が、シリアではうまく機能しなかったのである。

 今やシリアは政府軍、自由シリア軍、過激派ジハーディストの三派になって三つ巴の闘争になっているし、この過激派ジハーディストはおおよそ1000ものグループに分かれているというから、メチャクチャな様相を呈しているのである。そして反政府勢力としては徐々に自由シリア軍からこの過激派ジハーディストにその勢力が移っている。

 このため、シリアのクリスチャン達は身の危険を感じ、ロシアに向かって、ロシア国籍を与えてくれるよう嘆願しているという(http://english.pravda.ru/world/asia/18-10-2013/125938-russia_syria-0/)。その数は5万になるという。ロシア人として存在すれば、単なるシリア人のクリスチャンというよりも、過激派ジハーディストらの対応の仕方も変わる、と希望的観測を抱いてのことだ。

 この紛争を収めるには、反政府武装勢力一般に対する資金と武器の援助を停止することである。アサド政権が崩壊しないことは、この2年半の戦争で分かったことなのだから、「謀略は失敗」と判断し、シリアから欧米、湾岸アラブ諸国、トルコ、イスラエルが手を引くことが大切なことである。それをしないと、イスラエルでも地震が出始めているように、天変地異は人類に「目を覚ませ」とばかりに、更に猛威をふるって迫ってくることになろう。


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●シリア:自由シリア軍のトップの司令官が殺害される
http://en.alalam.ir/news/1526708
【10月21日 ALALAM】

 所謂自由シリア軍のトップの司令官の一人が、ヨルダンとの国境近くのダラア市でシリア政府軍との衝突の最中殺害された、と武装勢力側と政府側のメディアが報じた。

 シリア紛争が始まった早い時期に脱走した元シリア軍将校のヤセル・アル・アブドゥは21日、ダラアの北西ニアルタファスにあるシリア政府軍の検問所に対する襲撃を指揮していた際に殺害されたという。

 衝突に関わっていた武装勢力側のファルージャ・フアラン旅団のアブ・ハムザがヤセル・アル・アブドゥの死亡を確認した。

 アブドゥは欧米が支援する自由シリア軍の南部シリア軍事評議会の創設メンバーの一人である。この評議会はいくつかの旅団をまとめているものだ。

 シリア政府軍は、2011年に始まった欧米が支援する2年半の戦争の揺籃の地であるダラアの殆どを支配下に置いた。

 シリア軍は最近、武装勢力側が支配していたさまざまな要塞に対する掃討作戦を強化してきており、武装勢力側に甚大な被害をもたらしている。

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