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サウジアラビアの情報大臣であるバンダル王子

◆10月21日

 サウジアラビアの情報大臣である、バンダル・ビン・スルタン王子がアルカイダの実際の指導者である、とシリアのヨルダン大使が指摘した。このバンダル王子に関しては、既に8月29日号「プーチン大統領:欧米がシリアを攻撃すれば、サウジを攻撃する? 」などで指摘したように、執拗にシリア政権転覆を図ってきていた。

 バンダル王子はプーチンにソチ・オリンピックを無事に執り行いたいのならば、シリア問題で手を組もう、と誘ったのであるが、プーチンは断固としてそれをはねつけた。 

 シリアの化学兵器も、バンダル王子筋からアルカイダのテロリストの手に渡されたと言われている(8月31日号)。このようにサウジアラビアのバンダル王子がシリア紛争の黒幕の一人ということが分かってきているのだ。このような極悪人の末路は哀れなものになろう。


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●シリア大使:サウジのバンダル王子がアルカイダの実際のリーダー
http://en.alalam.ir/news/1526167
【10月19日 ALALAM】

 サウジアラビアの情報長官であるバンダル王子がアルカイダ・テロリストの頭目であり、イラク・レバント・イスラム国の創設者である、とシリアの駐ヨルダン大使である、バハジャト・スレイマンがレイ・アル・ヨウンのウェブサイトで語っている。

 スレイマンは、オサマ・ビン・ラデンはアルカイダの創設者で、アイマン・ザワヒリは見かけ上の指導者で、バンダル・ビン・スルタンは実際の指導者である、と語った。

 彼は更に、バンダル王子はシリア・ヨルダン国境地域の民兵が支配する場所にある住居に住んでいると語った。彼はそこからシリアでの戦闘を指導している、という。

 シリア大使はシリア・ヨルダン国境はサウジアラビアの支援を受けている所謂自由シリア軍の支配下にあったと指摘した。

 サウジ政権が自国民を弾圧する問題を指摘して、スレマン大使は、「サウジアラビアはシリアに対して民主主義や自由について教訓を垂れる立場にない」と語った。

 サウジの高官は、シリアの危機に直接は介入していない、と否定した。しかし、シリアの民兵等に対するサウジアラビア政権の巨大な資金援助に関する情報が多く存在する。
 
 シリアにおける紛争は2011年3月から始まり、改革を要求する抗議運動が大掛かりな紛争となり、欧米と中東の国々の介入を招いた。ヨーロッパから中東、北アフリカのテロリスト・グループがこの紛争に参加するようになり、この紛争は最近の歴史では最大の流血惨事となっている。

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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