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大統領選の勝利後に「恩赦」を発表するシリアのアサド大統領

◆6月10日

 シリアはレバノンと同様、さまざまな宗教を信じる人々が平和裏に生きてきた国であった。決してアサド大統領が属するシーア派の分派であるアラウィ派だけがいい目を見るような国家であったわけではない。少数派にも多数派にも、先ずシリアという国家とその国民という意識が強い国であった。アサド大統領はアラウィ派でも彼の妻はスンニー派出身である。彼がスンニー派に対し、弾圧的な行動を執ることは妻に対しそれをする事に繋がる。

 この中東でも珍しいモザイク国家でありながら、紛争の少なかったシリアに紛争をもたらしたのは、欧米、トルコ、イスラエル、アラブ湾岸諸国などであり、簡単に言えば、欧米側勢力に頭を下げないイランと同類であると見做された為、イラン攻略の前哨戦としてシリア攻略が計画されたのだ。

 欧米は民主的に選出されたアサド大統領の体制を転覆させようとすることで、アラブの専制君主体制と一緒になってシリアの反体制派を支援している。「アラブの春」とは「アラブの民主化」のことである。そうだとすれば、欧米はシリアやイランなど民主的選挙が行われている国よりも、サウジアラビアやアラブ首長国連邦などの専制国家を民主化せんとする勢力を支援すべきであろう。

 このシリア攻略作戦は現在進行中のウクライナの紛争とも繋がっている。欧米に頭を下げないロシアからウクライナを引き抜くことで、ロシアの弱体化を狙う作戦である。これら一連の作戦の到達目標は、新世界秩序である。これこそ世界単一政府の地球規模の独裁体制のことであり、反民主的体制の頂点となるものである。しかし彼等の目論見は失敗しつつある。

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●シリアの大統領選:アサド支持は本物であることを証明 -その2 最終章-
http://en.alalam.ir/news/1600326

 ある者たちは、政府は教育、医療、その他の分野における支援が厚いので支援する、と言っている。内戦の前には、シリアは世界でも最も安全な国家としてしばしば称賛されていた。

 多くの者たちは、この48歳になるイギリスで訓練をつんだ眼科医が経済を復興させたことを認めている。自由市場改革の下、ダマスカスやその他の都市ではモール、レストラン、消費財、観光産業の興隆がなされている。

 彼のダイハード的な支援者にとって、彼は欧米の帝国主義と戦い、セクト間での戦争によって荒廃した地域で規律を取り戻し、安定をもたらしている愛国的英雄なのだ。

 「アサドに投票することは義務だと思う」と、45歳の公務員であるアルファン・ジュムラは語る。「我々は彼が国家にしてくれたことを知っている:学校、教育、電気」と彼は語った。「私は貧民地区に住んでいるが、我々に与えられたものを見てきている。これは重要なことだ」と彼は語った。

 シリアは複数の宗教と少数民族を受け入れている、寛容でオープンな国だということを誇りにしていた。しかしその状態は紛争によって引き裂かれ、戦闘で過激派が勃興した。不穏な状況は内乱に発展し、武装反政府勢力内で、完全に支配的になる前に、外国人戦士とテロリスト・グループは反政府勢力内で力を増していた。

 このグループが占領したシリアの一部では、アルカイダから分岐したイラクとレバンテのイスラム国家というグループが厳しい規律を設け、敵を公開処刑し、音楽を禁止し、キリスト教徒には保護を与える為の税を取り立てている。この民兵らは毎日のように自爆テロ作戦を行っている。 

 これが多くのシリア人の紛争に対する見方を厳しくした、彼等は戦いはこれら外国の過激派民兵に対するものだと見ている。

 弁護士のサレによれば、こういった超保守の戦士らに対する恐怖が、ある面アサドに対する支援になっている、と語った。
 「過激派は誰にとっても危険である」と、彼女は語った。彼女はアサドの顔、シリア国旗、「ハイ、我々はあなたを愛する」と描かれているTシャツを着ていた。

 紛争が起きる前は、「彼等の宗教はなにかと誰かに尋ねることに戸惑っていた。シリアではそういうことは持ち出さなかった」とサレは語った。シリアでは、我々は信仰のモザイクのようである」と彼女は語る。

 それから彼女は選挙管理委員会を差した:投票を監督している、一人は頭巾を被って机の背後に座っている三人の女性がいる。「選挙管理委員会を見てください。彼等は過半数を占めているスンニー派の人々です」と彼女は語った。

 一人のマハという女性公務員は、もしも反政府派が権力を握ったらシリアにおける生活はどうなるだろうか、というサレの懸念に共鳴した。髪はきれいにカットされ頬紅を塗っているマハは、もしもアサドが負けたら女性の自由がどうなるか心配だと語った。

 「アサドは女性の権利を擁護し自由を与えた」とマハは語った。「反対派はこの国を後戻りさせた」と語った。

 このような感情は多くの外国にいるシリア人も共有しているし、投票のために帰国した者たちもいる。

 ダマスカスからきた23歳のズーハは、ベイルートで修士号を持って仕事をしているが、彼女はもしもシリア政府が崩壊すれば、穏健派の反対派は「権力を握るチャンスは無く、大規模な混乱状態に陥るだろう」と語った。

 ベイルートでインタビューして、アサドの「ビッグ・ファン」ではないけれど、彼女はアサドに投票したと語った。

 多くのシリア人とアナリストは、今や4年目に入ったシリアにおける流血沙汰に疲れてしまったことが重要なポイントになるという。、

 「3年間だよ、もううんざりだ」と、ダマスカス・ホテルの改築工事で働いている技術士の40歳になるモアタツは語った。他の反対派の誰かでも国を引っ張っていけるかと聞くと、彼はアサドだけが思い切った行動を執ったと語った。彼は、自分の親族の誰も紛争で死んでいないが、それでも彼は「我々は国を失った」と嘆いたと語った。

                                    (了)
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