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イスラエル軍のF-16戦闘機

◆1月31日

 30日未明、イスラエル軍機がシリアの軍事科学研究センターを空爆したという。その前にシリアの反乱武装勢力が繰り返し防空システム基地を攻撃していた、という。だから今度のイスラエルの空爆も同じ目的を持ったものと思われる。

 反対にイスラエルは自分達の防空システムである、アイアンドームをシリア国境付近に移動させて、シリアからの攻撃に備えようとしている。シリアの防空システムは破壊し、反対に対シリアの防空システムを設置するイスラエルの狙いは、丁度トルコがシリアとの国境沿いにパトリオットミサイルシステムを設置したことと同じである。

 つまり、いざシリア内の反乱勢力がシリア軍によって圧倒される際には、トルコは北方から、イスラエルは南方からシリアに対する空爆を行い、反乱勢力を支援し、もってアサド政権転覆を実現しよう、ということである。その際に邪魔になるのが、シリアの防空システムであるから、そのシステムの破壊を狙っての今回の先制奇襲攻撃である。

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●イスラエル軍機:ダマスカス近郊の科学研究センター爆撃
http://rt.com/news/israeli-warplanes-bomb-damascus-114/
【1月30日 Russia Today】

 イスラエルの戦闘機が30日朝、ダマスカス近郊の軍の科学研究センターを標的にした、とシリア軍が発表した。この声明は、イスラエル軍がレバノンに向かっていたシリアの兵器を載せたコンボイ(護送車列)に攻撃を加えたというレポートの後に出てきたものだ。

 シリア軍の総司令部は声明を発表し、ダマスカス近郊のジャムラヤにある軍の科学研究センターを標的とした空爆がイスラエル空軍によって行われた、と述べた。

 「イスラエルの戦闘機は本日未明シリア領空を侵犯し、シリア防衛力の向上を目指している科学研究センターに対する直接攻撃を行った」とSANA(シリア・アラブ国営通信)が軍声明として発表した。

 この攻撃でセンターは損傷し2人の従業員が死亡、5人が負傷した、と声明は指摘している。イスラエルの軍用機はレーダーの下をかいくぐって飛行し、「アルシェイク山の北側から侵入した」という。声明はこの攻撃を、シリアに対する「露骨な侵略行為」であり、シリアでのテロリストらの活動を支援していることでイスラエルを非難した。

 この前に、イスラエル機が30日朝、レバノンの領空を繰り返し侵犯しながら、レバノンとの国境近くのシリア領内の標的に対する攻撃をしたというメディアのニュースがあった。アメリカ政府高官はイスラエル軍用機がシリアからレバノンに向かうコンボイを狙った攻撃があったというニュースを確認した、とAP通信が報じた。

 シリア軍はしかしながらこれを否定した。国境でのコンボイに対するイスラエルの攻撃は無かった、という。

 しかしながら、攻撃が行われた際にこのコンボイが軍の施設付近にいたということは「ありうる」と、外交筋がロイター通信に語った。

 この空爆がダマスカス近郊の軍の施設を狙ったものかどうか、確認は取れていないが、専門家らはシリアの防空システムに対する反乱勢力による何ヶ月にも渡る攻撃の後に空爆があったということはつじつまが合うと考えている。

 「反乱勢力ないしは彼ら自身が好む言い方をすれば革命家らは、ダマスカス近郊の防空基地をこの7ヶ月間ずっと攻撃してきたのだから、この空爆は理にかなっているものだ」と、シリア・トリビューン・ニュースサイトの編集長であるあり・モハマド博士はRTに語った。

 「彼らはS-200の基地、SM-2の4ヶ所そしてSM-3の基地への攻撃をやってのけた。今度はイスラエルの空爆だ。これらは同じ目的を持っている。イスラエルはシリアの不安定化に大きな期待をしている。そしてそれはシリア内の武装反乱勢力によって支援されてきた」と博士は語った。


■化学兵器は口実
 
イスラエルは精密兵器の積荷に対する空爆を何日も計画してきたと、繰り返し報告されてきた。それには化学兵器とレバノンのヒズボラ向けのロシア製の対空ミサイルが含まれている、と言われていた。

 「この話はつまり、シリアとヒズボラに対しイスラエルの神経に障るような兵器を輸送するようなことはするな、というイスラエルの警告ということだ」と、この地域の治安筋がロイターに語った。

 今のところ、イスラエルの高官の誰も、あるいはその他の関係者らも今度の空爆の正確な場所と標的について指摘している者はいない。しかしながら、匿名の外交筋はロイターに対して、化学兵器はジャマラヤ研究センターに格納されていると考えられていると語った。ただしコンボイがこれら兵器を輸送していたとは考えられない、という。

 イスラエルの高官は繰り返し、アサドが化学兵器の備蓄に対する管理能力を失うことをイスラエルは恐れていると語った。しかし、アリ・モハマド博士は、化学兵器の危険性というのは、シリアの軍事研究センターを破壊する口実だと考えている。そうすることでシリア政府がこの地域の同盟者らに対し、武器の製造や供給をすることが出来なくなるようにさせるためである。

 「軍事研究センターは地対地長距離ミサイルを中心に兵器の開発を進める部署である」と博士は語った。「そして、イスラエルの望みは、この研究を頓挫させることである。勿論イスラエルは、これが化学兵器に繋がっている、と非難するつもりであろう。しかし、勿論そうではない。研究センターに化学兵器など備蓄されてはいないのだから」と博士は語った。

 「シリアの軍事関係の研究プロジェクトの責任を持つシリア高官がダマスカスで反乱勢力によって暗殺されたことを思い出してみよう」と彼は説明した。「また、シリアの長距離ミサイルプロジェクトに関わったダウド・ラジハ大佐がやはりダマスカスで暗殺されたことを思い出してみよう。これは、シリアの科学的軍事研究プロジェクトを頓挫させようということであり、レバノンとパレスチナのレジスタンス活動をイスラエルが圧倒できるようにさせるということである」と博士は説明した。

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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