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イランの弾道ミサイル

◆5月19日

 イランの兵器プログラムが進展している。天敵であるイスラエルに大してはアメリカが資金、技術面などで支援しているため長年中東隋一の軍事大国であったが、近年ではイランがこの分野で伸張してきたため、イスラエルの軍事的優位は揺らぎだしている。

 これに加えて中東における「民衆革命」が拡大しているので、親欧米・イスラエルの国家が減ってきている背景がある。とりわけエジプトのイスラム勢力の伸張はイスラエルにとっては脅威になりつつあるはずだ

 かつてのイスラエルの友好国であったトルコも今や反イスラエルの姿勢を明確にしてきたので、イスラエルの中東における位置は微妙な段階に入ってきている。つまり外交的にも軍事的にもイスラエルは徐々に封じ込められ始めている、ということだ。

 こうしてイランはもとより、トルコエジプトという中東の三大強国が反イスラエルでまとまりつつあり、この三国がそれぞれイスラエルの南方、東方、北方(西方は地中海)に控え、更にその軍事力を総合してみれば、イスラエルが今後、軍事的にことを起こす事が非常に困難になりつつあることが理解できる。

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●イラン:国産の新型弾道ミサイルを来週公開
http://english.farsnews.com/newstext.php?nn=9002280573
【5月18日 Fars News Agency】

 イランは18日、国産の新型弾道ミサイル数基を5月24日に公開する予定だと発表した。記者会見で、アハマド・ヴァヒディ国防大臣は、「艦船、弾道ミサイル、新型弾薬などを含むいくつかの国防兵器をホッラムシャフル解放記念日(1982年)の機会に公開する予定である」と語った。

 イラクのかつての独裁者であったサダム・フセインは1980年10月26日、港町のホッラムシャフルを占領したが、イラン軍は1982年5月24日にベイト・アル・モカダス作戦を持って市を解放した。

 ヴァヒディ大臣は、5月24日に公開される新しく製造された弾道ミサイルはイラン人専門家らによる勤勉で大規模な研究の成果であると述べ、近未来にイラン軍に正式に引き渡されるだろうと語った。

 イランはこの十年間でミサイル生産技術において著しい進展を遂げた。

 最近の例では、イスラム革命防衛隊司令官のモハマド・アリ・ジャファリ少将は今年2月、革命防衛隊は最新型の高性能対艦弾道ミサイルの大量生産を開始した、と発表している。

 「イスラム革命防衛隊のこの高性能弾道ミサイルは現在大量生産されている。この型のミサイルは高精密な確率で標的を破壊することができる」とテヘランで2月、記者会見の席でジャファリ少将は語った。

 「この新型ミサイルは超音速で飛翔し補足されたり迎撃されることはない」と司令官は語った。また、このミサイルは300km遠方の標的を高精密な確率で撃つことが出来ると付け加えた。

 イランの国防省では去年の10月、国産の第三世代ファテ110高精密弾道ミサイルを革命防衛隊空軍に引き渡した。

 「革命防衛隊空軍のミサイル部隊の作戦活動はこれらのミサイルによって著しく推進されることになるだろう」と、引渡し式時にヴァヒディ大臣は語った。大臣は更に、イランは近未来にファテ110ミサイルの第四世代のテストを計画している、と発表した。

 去年の9月にイランは、第三世代のファテ110ミサイルのテストを成功裏に終えた、と発表した。このファテ110ミサイルは、短距離、道路移動型、固体燃料、高精密弾道ミサイルで、高性能ナビゲーション・コントロールシステムを搭載している。

 このファテ110ミサイルはイラン人専門家らによって国防省航空宇宙機構でデザインされ開発されたものだ。

 イランの国防省では、ミサイルのデザインと生産の分野で大きな成果を上げてきたが、その中には、地対地固体燃料ミサイルのセジル、2000kmの射程を持つ長距離ミサイルのシャハブ3弾道ミサイル、それにゼルザルとファテ・ミサイルがある。

 この新しいテストは新型地対地巡航ミサイルのキアム1と名づけられたミサイルのテストの後に行われた。

 イランは自給できるようになるため、ここ数年間兵器開発を推し進めてきた。イランはその開発プログラムをアメリカの武器禁輸に対処するため、1980年から88年のイラン・イラク戦争の間に始めた。1992年からは、イランは国産のジェット戦闘機を生産し、装甲車、レーダー回避型ミサイル、その他のハイテク兵器を生産してきた。

 しかしながら、イラン将官らは常に、イランの軍・兵器プログラムは、国防のためのものであり、いかなる国も脅威と見るべきではない、と強調している。

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