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シリアのアサド大統領

◆5月17日

 シリアでは武装勢力が外国から資金と武器を受けて、シリア国内で騒擾情勢を惹起し、多くの一般人・軍人らの死傷者を出してきているが、国民的な反政府デモにはなっていない。

 これは、死者の殆どが武装勢力によるテロ行為の犠牲者であることが、シリア人には知られているからで、欧米メディアが喧伝しているように、政府が「一般人のデモ」を「弾圧」した結果ではないからだ。

 このシリアに関して欧米とは異なる視点を持っているロシアのラブロフ外相が指摘している内容は正しい。従って、たとえ国連安保理の場でシリアに対する外国勢力の武力行使を承認することが提案されても、ロシアは拒否権を行使することだろう。

 それにリビアと違い、シリアには石油も少なく今の段階で欧米が血眼になって欲しがるような資源は存在しないから、たとえ軍事介入があったとしてもシリア介入のレベルはリビアほどにはならないだろう。

 もしそれをごり押しする勢力があれば、逆にごり押しした方の足元から崩れていくことになるだろう。シリアにごり押しで軍事介入すれば、上記のロシアも黙っていないだろうから、大戦争に発展しかねない。

 シリアが弱体化し、あわよくばレバノンのような分裂国家になることを願っているのはイスラエルである。しかしそのイスラエルとアラブ世界とを衝突させて大戦争をもくろんでいるかもしれない勢力も存在する。 

 中東で大戦争をもくろむ勢力とは、欧米の軍産複合体とそれを支える金融機関ならびにその周辺組織のことである。しかしこの中東で大戦争を起こそうとする勢力は、結局は道半ばで挫折し、徐々に自らの基盤をも失っていくことになるはずだ。

 なぜ挫折するかというと、徐々に強まりだしている地球規模の天変地異のためである。今は日本が地震や火山の噴火などに見舞われているが、やがてそれは世界的規模に拡大していく。つまり大地震や火山の爆発、その他大洪水や旱魃などの天変地異が世界的規模で起きる事で、戦争などをしている場合ではなくなる、ということだ。


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●シリア問題でロシアは欧米との協調を拒否
http://english.pravda.ru/world/asia/13-05-2011/117907-Russia_refuses_to_cooperate_on_Syria-0/
【5月13日 PRAVDA.Ru】

 ロシアはシリアに対する外国の干渉に警告を与え、シリアの反政府勢力が、「対話プロセスを阻止しようとしている」とロシアの外相は語った。

 セルゲイ・ラブロフ外相は、デモ隊に対しシリア政府が弾圧していると言われていることに対し、それを阻止するためにNATOがシリアに介入するという可能性を拒絶した。ロシア外相は「リビアの台本」がこのシリアでコピーされている、と語った。

 ラブロフ外相は、アサド大統領の反対派に対して、リビアの状態を繰り返さないよう強く勧め、「この情勢に武力を使用してでも外国の役者が介入するという筋書きを繰り返さない」ことを願っている。

 ロシア外相は、「和解プロセス、対話のプロセスが妨害されている」との懸念を表明した。「彼らを支援する外国にアピールしようとして、シリアの反政府勢力は対話のプロセスを阻止しようとしている」とラブロフ外相は強調した。、

 外相によれば、リビアのカダフィ大佐に対する欧米諸国の作戦は、その他の国々における反対派を刺激し勇気付けているという。そしてそのような国では社会不安を作り出している暴徒あるいはテロリストが外国の軍事介入を要請している、という。

 リビアに対するNATOの軍事介入を拒絶する意思を表明した外相は、シリア政府に圧力を掛けようという欧米の企図に対する協力を拒否した。

 国連安保理の常任理事国であるロシアは、カダフィ軍による攻撃と言われるものからリビア人の市民を「保護」するために帝国主義者がリビアを攻撃することを承認することになる、3月17日に国連決議1973号に拒否権を行使することに失敗した。

 16日、ヨーロッパ連合はシリアに対する最初の制裁パッケージを承認したが、それには民衆の弾圧に使用されるかもしれない武器と装備の押収、ならびに13人の政府高官のビザと一緒に資産の凍結も含まれる。

 3月15日以来、シリアには当局に反対する勢力による抗議運動が起きている。シリア人の要求に応える中で、アサド大統領はいくつかの政治改革を進め、例えば1963年來の緊急事態法の一時停止、政治的囚人の解放、政府の改造などを行った。


●レバノン情報当局:シリア反政府勢力に武器密輸の4人を逮捕
http://www.sana.sy/eng/22/2011/05/14/346784.htm
【5月14日 SANA】

 レバノン軍情報局はシリアへの武器密輸容疑で4人を逮捕した、とレバノン日刊紙アル・アクバール紙が14日報じた。

 オサマ・A、フセイン・Tはシリア国籍、アリ・Aとアデル・Mはレバノン国籍。調査ではシリアの反政府勢力のために武器を密輸していたことを告白した。

 アル・アクバール紙は、この4人の拘留されている者たちは、軍事法廷に移送され、軍裁判官の調査を受けることになると示唆した。

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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