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シリアの反政府ゲリラたち
◆12月20日
シリアの紛争が首都ダマスカス周辺にも及びだした為、ロシア政府はシリア在住のロシア市民の避難用に軍艦を地中海に派遣したという。一時は政府軍が優勢であったが、欧米側の反政府勢力に対する対空ミサイル供給などがあって、反政府側が攻勢に出ているようだ。
シリアに対してトルコからの傭兵の流入と、ヨルダンでも欧米に訓練を受けた傭兵らがいるようだ。こうして広い国境線のあちこちからゲリラが侵入し、テロ活動を行うのだから、政府軍が勝利できないのも分かる。それでも、多数を占めるスンニー派を内に抱えているシリア政府はよく持ち応えている。
スンニー派のシリアの副首相は、反政府勢力も政府側もこのシリア紛争の勝利者にはなれない、と発言したようだ。政府側の人間の発言としては看過できないものだが、多数派のスンニー派の一人としては、客観的な発言でもあるのだろう。これはやはり今のアサド政権が真っ当な政治をしてきたことが背景にある、と言える。シリア人一般はスンニー派も含めて大方がアサド支持なのだ。
しかし、最近はアメリカ政府もシリアの反政府勢力側をシリアを代表する組織として承認したから、ますますシリアに対する逆風が強くなってきている。そして今度のロシアの軍艦寄港である。アサド大統領と彼を支持してきたシリア国民の心情を思うと切ないものがある。
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●ロシアが避難用にシリアへ軍艦を派遣
http://www.belfasttelegraph.co.uk/news/world-news/russia-sends-warships-to-syria-to-prepare-for-evacuation-16252386.html
【12月19日 By John Hall】
ロシアはシリアからロシア国籍を持つ人々を避難させる準備として地中海へ軍艦を送った、とモスクワ通信が伝えた。
この動きはシリアのアサド大統領の主要な同盟国であるロシアが、ダマスカスを反政府勢力が脅かしていることについて危惧していることを示す最初のサインである。
ロシアの動きは、ダマスカスから2マイルのところにあるヤルモク・パレスチナ・センターを反政府勢力が掌握した翌日になされたものだ。このキャンプはダマスカス攻略のための起点になりうるところだ。
反アサド勢力は21ヶ月間にわたる攻撃をしてきたが、最重要な軍事・外交的勝利はこの数週間で起きた。
彼らはシリア中の軍関連施設を掌握したことと欧米・アラブ諸国から承認を受けたことである。
ロシアはアサドの同盟国として背後で支援してきており、武器の主要な供給国であったが、今週になってアサドの辞任に反対であることを繰り返し主張すると同時に反政府勢力が勝利することについて憂慮を示した。
ロシアのインターファックス通信は匿名の海軍筋の言葉として、2隻の軍艦、1隻のタンカー、1隻の護衛艦がバルチック港から地中海へ向かったという。地中海にはシリア沿岸にロシアはタルトスに軍港を持っている。
「これら船団はシリア沿岸に向かっている。必要ならばロシア市民の避難の支援を行うことになる。この措置は迅速に行われかつ機密性の高いものであった」とこの筋が語ったと通信社は伝えた。
シリアで働いている二人のロシア市民が一人のイタリア人とともに誘拐されたということをロシアが確認した翌日に出たこの報道を確証することはできない。
ダマスカスでは、活動家らが夜間を通して爆発があったと報じ、また早朝には狙撃手がヤルモク・パレスチナ・キャンプ周辺で射撃をしていたという。・・・以下略
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