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オバマ大統領の太平洋重視戦略を支持するペンタゴン

◆2月18日

 オバマ大統領の提出したアメリカの新国防戦略がアジア重視である、と言われている。要するに対中国戦略重視となっているということだ。

 ソ連崩壊後、以下にあるようにアメリカに対抗しうる軍事的大国としては、勿論ロシアも入るであろうが、ロシアは経済的に力を付ける段階であり、実際上は経済成長著しい中国の方が脅威となりつつある。特に中国は未だに中国共産党の一党独裁体制であるため、政策が極端なものになりやすい環境がある。例えば、不動産バブルの崩壊とかが激しくなった場合の国内の騒乱を国外の戦争に振り向ける、といったことだ。

 国家の力が増せば、その力を内外で誇示し、力に見合った動きをする、というのが人間の常であるから、眠りから覚めた獅子気取りの今の中国が、辺りを睥睨(へいげい)し、やくざまがいの動きを強めることが考えられるし、実際既にそうなってきているのが現状である。

 これに対して、世界戦略上黙って見ているわけにはいかないアメリカが、弱体化しつつある経済力を見ながらこの新興やくざ国家の中国に対応しなければならないため、力の配分を考慮しつつ、守るべき権益を守るべく、新戦略を立てて対応しようとしている。
 
 TPPはその新戦略の一環として見れば、日本としての戦略は、この新興やくざ国家の中国につくのか、以前からのやくざの大親分であるアメリカについたまま忠義を押し通すのか、という選択になる。その場合、一党独裁体制の新興やくざ国家より、とりあえずは「民主主義体制」のアメリカの大親分につくと言うのが日本の選択肢であるべき、という結論となるだろう。

 ただしその日本は、アメリカの大親分もほれぼれする美人で金もあるのだから、アメリカの大親分の言いなりになりっぱなしでいる必要もなく、むしろこれからは、矢野竜子こと緋牡丹のお竜のように、度胸を持って親分衆と対峙することも必要となってくるのである。特にこれからは、日本の動きが世界の興廃を決定していく時代に入っていくから、なおさらである。

この落とし前、どぎゃんつけなはっとです?」(緋牡丹のお竜

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●中国包囲同盟を形成するアメリカの戦略
http://www.presstv.ir/detail/226873.html
【2月16日 PressTV】

 アメリカのレオン・パネッタ国防長官は、上院軍事委員会で、オーストラリアとフィリッピンでの巡回的軍事プレゼンスを継続すると発言した。

 アメリカと中国との間には既に、中国の現在の政策やアメリカ企業やアメリカ政府官庁へのサイバー攻撃問題で緊張が高まっている。

 マーチン・デンプシー・アメリカ統合参謀本部議長は最近、アメリカのインフラのハッキングに係われば、それを「犯罪」行為と認定すると警告している。

 多くの人々は、新しい戦略をこの領域で影響力を伸長させている中国に対するアメリカ側からの牽制の一部として見ている。

 プレスTVは、エキュゼクティブ・インテリジェンス・レビュー編集者のジェフ・ステインバーグとこの点に関するインタビューを行った。

 以下はそのインタビューの内容である。

プレスTV:最初にこのデンプシー議長の、中国と北朝鮮の近海が軍事的に強化されてきているという発言をどう思うか? どのような脅威を感じるか?

ステインバーグ:これはかなり以前から進められてきている長期的政策の一つであり、中国がソ連崩壊の後、経済的インフラ、人口面でみてこの惑星上で唯一、アメリカと対峙するようになるかもしれないい軍事的能力を開発するであろう大国である、という認識があるからだ。

 これは、果たして中国がそのような意図を持っているとか行っているとかいうこととは関係ない。これは純軍事的想定である。

 ペンタゴンの戦略家である、アンドリュー・マーシャル博士によって2002年2月に書かれたメモがある。その時、ドナルド・ラムズフェルドが国防長官だった。アジア・太平洋領域におけるアメリカの軍事的プレゼンスを強化するためにどのような方法がとられるべきか、という彼の要請に応えたものだ。

 この三ページのメモを見ると、マーシャルによって推奨されている方法は、その多くがエアー・シー・バトルと言われるこの新しい国防戦略の中に組み込まれているか、組み込まれつつあることが分かるだろう。これは特に、中国の脅威に対して、空軍力と海軍力を統合することが強調されている。

プレスTV:正にそうでしょうが、より大きな視点から見ると、アメリカとイギリスは軍事的な面では同盟国家同士だというアナリストがいます。2003年のイラク戦争ではそうでしたし、マルビナス諸島(フォークランド諸島)をイギリスは軍事基地化しようとしています。これらとの関係があるのか?

ステインバーグ:オバマ大統領の下では、米英の軍事・国家安全保障政策面では、ブッシュとブレアーの関係よりも拡大された統合形態を見てきた。 

 昨年の5月のことだが、アメリカの国家安全保障会議議長とイギリスのカウンターパートによって積極的に新世代艦艇をペルシャ湾でのアメリカの展開中の艦隊に組み込むようにしている。

 従ってイギリスの頭脳とアメリカの腕力がマルビナス諸島とペルシャ湾のの問題で全面的に協調しているから、アジア方面でも同様であろうと考えられる。

 ワシントンには中国に対する封じ込め政策のために、日本、韓国、ベトナム、オーストラリア、マレーシア、インドネシアを含むNATOのアジア太平洋版の同盟関係構築を提案するネオコンの者たちがいる。

プレスTV:想定される近未来に、この全体的な軍事化プロセスはどのあたりまで進むとみているか?

ステインバーグ:予算の削減、厳しい経済状況があるが、オバマによって13日に提出された新しい国防予算は、空軍と海軍の強化に集中することが狙いとなっている。アメリカは11隻の空母艦隊を保持し続けるし、これらの一群がアジア太平洋とインド洋海域用である。 

 我々は、この領域に支配的なプレゼンスを持っているし、中国に対しては、経済的な成長とGDPにおける軍事費の拡大が続いても、今後更に10年間は対峙する用意があるということを知るべきである。

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