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キリスト教会を破壊し司教のローブを羽織り十字架をもてあそぶ武装テロリスト
◆6月29日
ダマスカス郊外でシリアの民間衛星テレビ局が武装勢力の襲撃を受けた。ホムスではキリスト教会が襲撃され破壊された。襲撃しているのは、「無辜の市民」などではなく、シーア派のシリア政権を転覆させ、スンニー派の国に変えようと、スンニー派湾岸君主国家から資金を受けて「無辜の市民」を襲撃しているスンニー派の外国のテロリストたちである。
無辜の市民が、民間テレビ局を襲撃などしない。だから、NHKを始めとする日本のメディアはシリアのアサド政権が「無辜の市民」を弾圧している、という表現は、もういい加減、止めるべきである。あまりにも事実からかけ離れ、あまりにも事実と正反対の報道には正常は精神を維持することも困難に感じる。どこまで愚かなのか、ということなのだ。
欧米NATO、トルコ、アラブ君主国家群があからさまにその牙をむいてシリアに襲い掛かってきている情勢に、ロシアはこの週末のシリア関係国会合に一縷の望みを繋いではいるが、今までの流れからはそれも効果がないかもしれない。そうなれば、欧米NATO・トルコ・アラブ君主国家群とロシア・イラン・ヒズボラとの全面対決という将来像が地平線に見えてくる。
★ あんた、寝ぼけたこと言ってんじゃないわよ!
雪平夏見 (アンフェア the answer)
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●シリアは戦争状態 -1-
http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=31649
【6月28日 by Stephen Lendman】
6月27日シリアのアサド大統領はシリアが「戦争状態」にある、と述べた。
「我々のあらゆる政策、命令、セクターはこの戦争に勝利するために向けられることになろう」
彼は政府高官らをロシア、南アメリカ、アフリカ諸国との関係を強めるよう督促した。 「明らかに、問題は欧米とのみ一緒であったということだ。その間、世界の大半の国々は我々との関係を築こうと願っていたのだが、何十年もの間、我々は経済的関係を、我々を直接的ないしは間接的に植民地化した者たちと深めようとしていたのだ」。
「シリアは世界のあらゆる国々と良好な関係を築こうと思うが、我々はどこに我々の本当の利益があるのか知らねばならない」
27日、フリイェト紙は一面に、「撃墜された戦闘機は別のもう一機と一緒に飛行していた:CHP副代表は語る」と出した。CHP(共和国人民党)副代表のオルハン・ドズグンは、「政府はその別のもう一機の国籍を公表せよ、と要求した・・・」。
地元のシリア人は「自分自身の目で二機が飛行していたのを見ている。もう一機がどうなったか分からない。政府は人々が見たものを否定した」という。
ドズグンは、その別の一機は別のNATOメンバー国の物と考えている。国籍は分からない。アメリカかもしれない。アメリカの軍用機はインシルリク空軍基地を拠点としている。この基地はシリア国境に近いエーゲ海に近いところにある。そこではアメリカとトルコが合同で活動している。二機は同じ場所から飛んできたに違いない、と考えている。
28日、反乱勢力は民間のテレビ局を攻撃した。この局はダマスカス南方20㎞のところにある。証拠もない中、ニューヨーク・タイムズ紙は「エリート共和国防衛隊」の脱走兵らがやった、と報道した。
APは別の内容を報道した。「武装勢力がテレビ局を攻撃し、7人の職員が殺害され、その他は誘拐された。このテレビ局敷地内はひどく破壊された。それでも放送は攻撃後、しばらくして再開された。
一人の職員は以下のように語った:「最初に小さな爆発音、それから大きな爆発音があり、武装した者たちが侵入してきた。彼らは局を乗っ取り報道室を完全に破壊した」
情報相のオムラン・アル・ズビはこの事態を、「報道の自由に対する虐殺行為」と呼び、テロリストの仕業だと彼は述べた。
「この虐殺行為は断罪せずにはおかないものであり、シリア・アルイクバリヤ衛星放送局の放送は停止することなく継続する。また、EU、アラブの国際機関が虐殺の責任を取るべき者たちであると考える」
「この犯罪を犯した者たちはシリアの声を沈黙させるためにアラブ連盟評議会の決定でなされたものである」
3人の記者と4人の職員が殺された、とこのテレビ局の副編集長のアブド・アル・アサディは語った。彼はこの虐殺はシリアのすべてのメディアに対する攻撃である、と語った。殺された者たちは、「言葉と見解という武器しかもっていなかったのだ」と語った。
編集人のアダマ・アル・タウィールは、アルイクバリヤ局は反アサド・プロパガンダについて議論していたことで攻撃された、と語った。ヤラ・サレ特派員は、他の記者らは「テロリストの正体と、彼らの活動の内容をを暴くこと」に情熱を燃やすことだろう、と述べた。
シリアの報道人連合と全国メディア評議会はこの虐殺行為を非難した。レバノン・アマル運動も同様に非難声明を出した。その中央情報局は、ジャーナリズム、メディア、自由報道に対する攻撃を意味する、と語った。
28日、ロシア国会のヴラジミール・ジリノフスキー副議長は、トルコをシリア領空侵犯で非難した。彼はこれを、「慎重に計算された挑発的行為」と断罪した。
彼は、アメリカとNATOの重要同盟国が全面的な介入前に紛争拡大を図っている、と示唆した。
ロシア連邦副議長のイリヤ・ウマカノフはシリア人のみで問題解決にあたるべきだ、と述べた。
ロシア連邦国防安保委員会議長のヴィクトール・オゼロフは、NATOの介入に対する警告を発した。同様の警告を外務省スポークスマンのアレクサンダー・ルカシェビッチが出した。
トルコの議論が熱を帯びてきている。26日、今日のザマーン紙の一面見出しは、「反撃を準備してシリア国境で軍厳戒体制」として、「エルドアン首相はシリアに対してトルコ軍はシリア軍接近を自国に対する脅威とするよう訓令を受けている・・・」と書いている。
エルドアンは軍に対して、「侵犯があった際には」捕捉し、対応し、攻撃するよう命令を出した。
トルコはアメリカにとって重要な国だ。トルコはNATOのこの地域での攻撃犬だ。トルコは敵意を持って軍用機を高速で低空飛行でシリア領内に侵入させた。これは、その他の挑発行為が後続することを示唆している。アメリカ、イスラエル、イギリス、フランスが挑発している。
彼は、「介入の規則は変化した」と語った。彼の声明の後、トルコ軍がシリア国境地域に向かった。戦車と長距離砲部隊がその中に入っている。
エルドアンはまたロシアのことを、「シリアの弁護士」だと難詰した。今回生じたことを、「非常に危険なこと」と呼び、トルコ外務省は今回の事件を更なる介入の口実として利用することに警告を発した。
ホワイトハウスの報道官のジェイ・カーニーは、アメリカは「トルコその他の国と共にアサド政権に責任があるという姿勢を維持する」と語った。
国防総省スポークスマンのジョン・カービー海軍大尉は以下のように語った:「この航空機が撃墜されるに至った意思決定プロセスの詳細は知らない。事実は、それが撃墜されたということだ。我々はそれを計算された行動だったと考えている」
別の国防総省スポークスマンのジョージ・リトルは、「シリア政権はこのことに対して説明責任がある」と語った。
アメリカ、トルコ、NATO主要国、そして地域の同盟国はボールを戦争の方に進めている。戦争を始めることのできるこれからの偽旗(自作自演)攻撃を待っている。その可能性は日ごとに強まっている。
NATOの26日の会合で不吉なサインが示された。事務局長のフォー・ラスムッセンは敵対的コメントを発した。彼はシリアをトルコを挑発したことで非難した。彼はこれを、「受け入れられない・・・もっとも強い言葉で」と言った。彼はアサドのことを、「国際的規範、平和と治安、人命」に対する侵犯を行っていると言って非難した。
シリアは攻撃されている。国際法によれば、シリアは防衛的措置をとることができる。それに失敗することは無責任となる。ラスムッセンは世界的殺人マシーンの名義上の責任者である。
NATOの記録は、国際法の完璧な無視というものを示している。1990年代からユーゴスラビア、アフガン、パキスタン、イラク、リビア、そしてシリアに対するおおっぴらな侵略をしてきている。NATOメンバー国はアメリカの代理戦争を支援している。
-2に続く-
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