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シリアの反政府勢力である自由シリア軍

◆12月4日

 シリアの紛争が継続し、しかも反政府勢力側に大量の武器が供給されているため、本格的な軍事衝突の様相が強まっているようだ。反政府勢力側に渡った武器の中には、高性能の対空ミサイルであるスティンガー・ミサイルも含まれる、とロシアの外務副大臣が指摘している。

 シリアの反政府勢力側は、欧米諸国・湾岸アラブ諸国・トルコ・イスラエルの支援を受け、同じアラブ民族の国家であるシリアを攻撃している。それで勝利し、シリアを乗っ取ったとして、そのような政府にどれほどの正当性がある、というのだろうか? 

 また、そうして乗っ取ったとしても、所詮彼らは支援した欧米諸国の傀儡政権になるしか道はなく、それではアラブ人としての誇りを失わせることになり、欧米NATOの犬と呼ばれても仕方ない存在になるのである。

 したがってロシアが主張するように、シリアのことはシリア人に任せるべきであり、今現在、シリアに流入している、アルカイダ系の「非シリア人」らは、この紛争から手を引くべきであり、またシリア国民は自国の防衛のために最後までこれら外国人傭兵らと戦うであろうし、戦うべきなのだ。

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●シリア紛争の全面的軍事化
http://rt.com/politics/militarization-syria-weapons-conflict-146/
【12月3日 Russia Today】

 シリアに対する武器禁輸措置にも関わらず、大量の武器がシリアの反政府勢力側に供給されている、とロシアのミハイル・ボグダノフ外務副大臣が語った。

 これらの武器の中には、「かなり危険な」武器、スティンガーミサイルなど、が含まれているとイタル・タスでのインタビューで副大臣は語った。

 この紛争の軍事化にロシアは非常に懸念を持っている。これは、調停を目指す努力と、「紛争する側が即刻全面的停戦をするため、全ての反政府勢力と折衝する作業」の妨げになる。

 シリアの反政府勢力のいくつかの代表団が年末にロシアに来ることになっている。

 「我々は彼らと接触し、ジュネーブ・コミュニケに則った公平さを基礎として統一するよう説得を試みるつもりだ」とロシアの中東特使であるボグダノフは語った。

 ロシアは、「常に、反政府勢力の統一を、建設的意図の下、またシリア・アクション・グループの外相たちの6月の会合で承認されたコミュニケに沿って、呼びかけてきている」と彼は指摘した。

 「武装反政府勢力のグループの中には政治的決着を望む者たちもいる」と、ボグダノフは見ている。同時に、多くの人々は、話し合いは必要なく、「武器で決着をつけることが大事だ」と主張する者たちもいる、と語った。

 ロシアはそのようなやり方には反対である。それでは流血が止まらないからだ。「そしてそれは非常に危険なことになる」と、ボグダノフは強調した。

 ロシアはシリア危機が1年半以上前に勃発して以来、ずっと政治的解決を推進してきた。中国と一緒に、アサド政権に対する制裁を課する国連安保理での決議に拒否権を三回行使してきた。

 ロシアは、アラブ国家の政治的勢力を支援してはおらず、シリアの将来を決定するのはシリア国民であることを繰り返し主張してきた。

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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