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イタリアのフラッティニ外相

◆9月28日

 イランが2カ所目のウラン濃縮施設を建設している問題が、イラン核問題に新たな火種を加えている。
 丁度10月1日に米英仏露中独6カ国がイランと直接協議をするので、アメリカは「今後数週間以内に、IAEA査察官を受け入れるよう」求める方針らしい。
 イラン側にすればうるさいから黙っておこうと思ったのであろうが、隠し切れないことがはっきりしたので、発表した、ということのようだ。

 オバマ大統領は国連総会で核兵器のない世界、というメッセージを発し、安保理でもこの「核兵器のない世界」を全会一致で採択したという経緯があるため、イランのこの新しい核施設の情報の前では厳しい姿勢を示さざるを得ない。それで軍事行動も辞さず、と受け取れる言い方をしているのだが、アメリカが実際に軍事行動を取ることはまず考えられない。強い姿勢は一つの儀式である。こういう場合にはこのような姿勢を出す、という型どおりの儀式だ。

 本当に軍事行動を取ったら、ただでさえイラクとアフガンで身動きできなくなっているのに、更にイランとの戦いとなり、アメリカは中東で敗北することになり本当に破滅してしまう。

 しかしイランのこの核問題に強い姿勢で臨んでいるということにすれば、イスラエルも軽々しくイランを攻撃することはできなくなるだろう。欧米の主要国が真剣にイランの核問題でイランと折衝しているのだから、それを見守らざるを得なくなるわけだ。
 そうすることで、イスラエルのイラン攻撃の出鼻をくじき、ずるずると交渉を継続させ、徐々にイランの核の疑惑を晴らす方向でことを進めていくだろう。
 
 こうすれば、イランの核計画が実際上も原子力発電だけのものならば、やがて原子力発電をするようになることで、ひとまず疑いは晴れる。
 兵器を製造することを目指していても、厳しい査察があり全世界の主要国が見ているので、作ろうにもそう簡単には作れないであろう。

 そもそもこの第2の施設は稼動までまだ1年半以上もあるのだ。そんな施設のためにアメリカが軍事行動を取り、世界を破滅の淵に追いやる必要性は全くない。だとすれば、軍事行動も辞さず、と受け取れる発言内容は、イスラエルとアメリカ国内のタカ派に向かってアメリカ政府が真剣にイランの核問題に対処している、ということを示す意味となる。

 欧米諸国も同様であり、誰もイランの核などを脅威には感じてはいないのだが(イランが核でヨーロッパを攻撃する意味はない)、欧米にあるユダヤ勢力の圧力で、イランの核問題で騒いでいる。実際はイランに対しイスラエルが攻撃するような事態となれば、今度は核問題から発した戦争となるから、それこそ核戦争になる可能性があり、その場合のみヨーロッパも影響を受けることになり、是非ともイスラエルにはイランを攻撃してほしくないと考えているのである。

 これが以下のようなイタリア外相の発言に見られるものである。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●イタリア:世界はイスラエルのイラン攻撃を支持しない
【9月26日 PRESS TV】
 「もしイスラエルがイランを攻撃するとすれば、国際社会は支持しないだろう。それはそのような攻撃は破滅的な結果をもたらすからだ」と、フラッティニ・イタリア外相が語ったとイタリアのANSAが報告している。

 イスラエル政府はイランに対する軍事的攻撃の可能性を除外したことはない。イランはアメリカ、イスラエルその他のヨーロッパ諸国から、核計画の下で核兵器を開発しているのではと非難されている。
 その非難に対しては完全に否定しながら、イランはいかなる攻撃をも撃退する能力があることを主張しており、イスラエルの攻撃はイランの決定的な報復に見舞われるであろうと強調した。

 国連の核の番犬であるIAEAは、前回のレポートでイランのウラン235の濃縮レベルは5%以下である、としている。
 原子力発電所の燃料となるウラニウムは軍事的目的で使用する際には、その濃縮レベルを90%以上にする必要がある。
 フラッティニ氏は、イスラエルはイランと主要国との間の話し合いが成功するとは思ってはいないが、「国際社会はイランに対し別のチャンスを与えるべきだ、と考えている」という点を強調した。
 欧米の国の中には、合意が達成できない場合には、より厳しい制裁を課すべきだと考えている国がある。

 フラッティニ外相は9月23日、G-8諸国はイランに対しその核計画に関しての話し合いをするチャンスを与えようというアメリカの政策を支持するだろうと語った。
 「何がおきたのかと言うと、G-8諸国はアメリカのオバマ大統領の政策を支持しようと考えているということだ。オバマ大統領はイランにチャンスを与えようとしている。ただし実際は、時間がなくなりつつあることを確認しておきたい」とイタリア外相が語ったとロイターは伝えた。



●イラン新核施設は「重大な挑戦」 米大統領が演説で語る
【9月27日 CNN】
 オバマ米大統領は26日、週末恒例のラジオおよびインターネットを通じた演説で、イランが国内2カ所目のウラン濃縮施設を建設している問題が「地球規模の核不拡散への取り組みに対する重大な挑戦」であると述べ、イランが依然言い逃れを続けていると発言した。
 オバマ大統領は、国連安全保障理事会の常任理事国5カ国にドイツを加えた6カ国とイランが10月1日に予定している協議が、新核施設の判明で「緊急性を増した」と指摘した。
 大統領はさらに、イラン核問題解決に向けた「意味ある対話」を継続する姿勢を示したうえで、イランが国際原子力機関(IAEA)に全面協力し、同国の核開発が核兵器開発ではなく平和目的であることを証明する必要性を強調した。



●イラン大統領、米大統領の批判は「事実無根」と
【9月26日 CNN】
 イランのアフマディネジャド大統領は、25日放送のCNNN「ラリー・キング・ライブ」で、核開発問題をめぐるオバマ米大統領のイラン批判は「事実無根」だと語った。
 アフマディネジャド大統領は、オバマ大統領が23日に国連総会の演説で国際社会との連携姿勢を打ち出したことを踏まえ、「オバマ氏が(演説から)48時間足らずで、国連で語った約束を基本的に破るとは予想していなかった」と述べた。オバマ大統領への失望を表明しているのかと問われると、アフマディネジャド大統領は「われわれは単に(オバマ大統領が)事実無根の発言をするとは想定していなかった」と答えた。
 アフマディネジャド大統領は国連総会に出席するため訪米したが、イラン北部の聖地コム近くに建設中であることが判明した新たなウラン濃縮施設には言及せず、同国が国際原子力機関(IAEA)の査察に協力しているとの従来の主張を繰り返した。
 アフマディネジャド大統領は25日の記者会見でもこの主張を変えず、ウラン濃縮施設の稼動半年前までの通知を義務付けているIAEAの規則を順守すると強調し、「半年前の期限までまだ1年余裕がある」と述べた。


●イラン原子力庁長官、新核施設への査察受け入れ姿勢示す
【9月27日 CNN】
 イランが国際原子力機関(IAEA)に申告しないまま国内2カ所目のウラン濃縮施設を建設していたことが判明した問題で、サレヒ同国原子力庁長官は26日、イラン政府系プレスTVに対して施設の場所を認めた。
 サレヒ長官は新施設にIAEAの査察団を受け入れる方針を表明し、当局が受け入れ日程を調整中だと語った。
 新施設の場所は北部のイスラム教シーア派聖地コム近郊の軍基地で、アフマディネジャド大統領が25日に建設中であると語った。大統領は、施設の稼動開始が約1年半以上先であり、稼動半年前までの報告を義務付けているIAEAとの協定を同国が順守していると主張した。
 イランは新施設について、21日付の書簡でIAEAに通知した。現在敷地内に核物質はないとしている。


●イラン、第2のウラン濃縮工場建設をIAEAに通告=外交筋
【9月25日 ロイター】
 外交筋がロイターに明らかにしたところによると、イランは国際原子力機関(IAEA)に対し、第2のウラン濃縮工場を建設していると通告した。エルバラダイ事務局長宛てに今週送付した文書で明らかにしたという。
 IAEAに近い外交筋によると、イランがIAEAに通告した内容では、建設中の工場は実験段階のもので、まだ操業はしていないとしている。
 イランはナタンツに大規模なウラン濃縮工場を持っているとされている。

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