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国民からの圧倒的支持を得て、アサド大統領が再選された

◆6月9日

 先週火曜日(3日)にシリアで大統領選挙が行われ、現職のアサド大統領が再選を果たした。88.7%の圧倒的な得票率であった。3年以上にわたる「内戦」を戦い続けながら、これだけの支持を得たということは、彼の治世がシリア国民の支持を広範な形で受けていたことを示している。

 このブログでは内戦の最初から、ずっと一貫してシリアのアサド政権の正当性を指摘してきたが、その正しさが証明されたとも言えよう。以下の記事もアメリカのAP通信が行ったインタビュー内容も含め、客観的にみてもアサド政権の正当性が認められる内容となっている。

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●シリアの大統領選:アサド支持は本物であることを証明 -その1-
http://en.alalam.ir/news/1600326

シリアの大統領選挙では、アサド大統領が過半数を占めるスンニー派からの支援も含めて、国民的支持を集めたことを示した。

 シリアのキリスト教徒とイスラム教少数派のアラウィ派もアサドを支持した。このアラウィ派が権力を握っているのだが、アサドが失敗すれば彼等の運命がどうなるかという懸念を持っていた。

 スンニー派の支援が無ければ、アサドの支配はずっと以前に内戦の最中に崩壊していたことだろう、と活動家は言う。この内戦では16万人が死亡、人口の3分の1になる2300万人が移住を余儀なくされ、国土の多くが破壊された。

 6月3日、シリア人がに圧倒的にアサドに次の7年間の任期を与える様子を示した。彼は88.7%の投票を獲得した、とその夜に議会議長が発表した。

 この選挙は戦闘が続く、反政府勢力の支配するところではボイコットされ無視された。アメリカのケリー国務長官は欧米人の中で、選挙を「壮大なるゼロだ」と呼び、否定した者たちの一人である。

 アサド大統領の一番手ごわい相手も、アサドが2000年より国家を率いて、実質的な支援を得ていたと認めた。「もしも少数派だけがアサドを支持していたとすれば、反政府勢力が国家を乗っ取っていたであろう」と、35歳の弁護士でスンニー派であることをいやいや認めたウィド・サレは語った。

 「しかし過半数を占めるスンニー派が彼を支持したので、彼等はシリアを今まで堅持できたのだ」と彼女は語った。

 サレのコメントはスンニー派で中流クラスが支配的な地区でAP通信がインタビューした人々の声に共通するものである。これはレバノンに難民として逃れた人々も含む、さまざまな政治的背景の人々とも共通のものであった。ダマスカスにおけるこのインタビューは政府の役人がいないところで行われたものである。

 アサドの支持者は、彼等がアサドを支持する深い理由を示している。それは紛争に対する疲弊問題、反政府側勢力のお互いの不信、テロリスト・グループの勢力増大などが絡んでいることを示している。

                              (その2に続く)

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ユダヤ系ボルチェビキによりウクライナの人工的飢饉が生じた

◆6月3日

 3月26日号の「米支援のウクライナのティモシェンコ元首相はロシア殲滅を呼びかけた」で、「要するに彼は、ウクライナを暴力的クーデターで権力を握るまでの、”ヒットラーの突撃隊”の役割をさせられたのであり利用されたのであり、それが終われば、危険人物としてお払い箱となったのだ。そして狡猾なユダヤ系が徐々にウクライナを占領していく筋立てであろう」と指摘したが、結局はユダヤ系がやはりというか、権力を握る事になった。

 ウクライナ人はこれから、自分達が選んだ権力者達によって、骨の髄までしゃぶられていくことになるだろう。そしてユダヤ人たちは再び、ウクライナ人を搾取することで、ますますその富を増大させていくことになるだろう。それがいやなウクライナ人は、再びやってくる次の選挙で、親ロシアの人物を大統領に選ぶしか方法は無い。

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●ウクライナ:シオニスト・アメリカの新ユダヤ植民地 -その3 最終章-
http://www.darkmoon.me/2014/ukraine-zionist-americas-new-jewish-colony-by-lasha-darkmoon/
【5月31日 By Dr Lasha Darkmoon】

 ポロシェンコとヤツェニュークの両者とも自分達がユダヤ系であることを最大限に隠そうと努力したことを指摘するのは興味深いことであるが、更に言えば、彼等の「秘密としていた」ユダヤ系だという事実を暴露したのが、興味深いことだがユダヤ系のデイリー・フォワード紙であり、イスラエルのハアレツ紙であることを指摘しておく。

 ユダヤ系ボルシェビキの手による人工的な虐殺的な飢饉で苦悩した国家のウクライナでは、ジド(ユダヤ人)という言葉は最も忌み嫌われる言葉となっているので、ポロシェンコとヤツェニュークの両者が自分達がユダヤ系であることを隠そうとしたことは驚きには値しない。

 ジューイッシュ・デイリー・フォワードの記事によれば、ポロシェンコのスポークスマンはフォーブス・イスラエルに対して、彼女のボスの名前を世界的ユダヤ富豪のリストから削除するよう要請したという。

 同じ卑劣な振る舞いは首相のヤツェニュークにも当てはまる。彼はユダヤ系アメリカ人と傀儡的女流名人のヴィクトリア・ヌーランドには「ヤッツ」として知られている。

 オックスフォード大学に基盤を持つオックスフォード・アナリチカという独立系戦略的サルティング企業によれば、自分は純粋はウクライナ人だというふりをしていたヤツェニュークは「1974年にチェルニフツィでユダヤ・ウクライナの両親から生また」、という。

 2009年10月、イスラエルのハアレツ紙は、ヤツェニュークに恥知らずにも異邦人として通そうとするよりも、自分がユダヤ系であることを高らかに宣言するよう促す記事を掲載した。この新聞はウクライナのユダヤ人指導者らによるヤツェニュークをユダヤ人であることを知らしめるための努力を描写している。

 「イランのアハマディネジャド大統領はユダヤ人ではないが、2010年のウクライナの大統領選挙の候補者であるアルセニ・ペトロヴィッチ・ヤツェニュークは、結局ユダヤ人である」と、この新聞は指摘した。

 3週間前、ユーリー・ドゥビンスキーが黒い帽子を被りテレビに出演し、自分はハリコフのユダヤ人共同体議長であると自己紹介した。これは明らかに議論を呼ぶものではあるが、ドゥビンスキーはハリコフの全てのユダヤ人の名において語っているだけでなく、またウクライナの全てのユダヤ人の名においてだけでなく、全てのユダヤ人のために語っていると宣言した。

 彼はいかなる政党にも属していないが、ユダヤ系ということでヤツェニュークを支援すると語った。ユダヤ人の名において、恥ずかしく感じるためではなく、誇り高きユダヤ人として自らを宣言するよう、候補者に要請した。彼の母親はメンバーがタルムードを書いた古い家柄の子孫であるが、彼の妻であるテレザはイスラエルの外務大臣を含むグル王朝の子孫である。ルバヴィッチャー・レベの信奉者たちは自分のことをユダヤ人であることを否定するヤツェニュークを非難する長い手紙を公開した。

 ホロドモール虐殺の記憶がまだ新しいユダヤ人嫌いの根深い地であるウクライナで、ユダヤ人の大統領とユダヤ人の首相を抱え込むことになろうとは、信じがたいことだ。傷口に塩を塗る為、ユダヤ人のヴィクトリア・ヌーランドはポロシェンコとヤツェニュークを権力の座に据えるため、アメリカ人納税者の金である50億ドルで彼等を支援した。

 アメリカとNATO諸国から多く成り立っているハゲワシ団体は、今やウクライナの死骸の周囲に集まり、それをついばむ準備をしている。民営化というのが、再びゲームの名称だ。ユダヤ系オリガルヒはエリツィン時代のソ連に対して行ったやり方を繰り返すため準備運動をしている。
 ポロシェンコとヤツェニューク両者ともウクライナをIMFの慈悲深い手に渡そうとしている。緊縮財政、失業、そして貧困の増大だ。おおくの人々が苦しむようになり、わずかな者たちが栄えるだろう。そしてこの国家の新しい略奪劇から最高の利益を引き出す者たちはユダヤ人であろう。

 ウクライナは「ジュークライナ」と新たに命名されるかもしれない。この国はシオニスト・アメリカの新たなユダヤ植民地となった。

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路上に横たわる餓死者

◆6月3日

 ロシア革命とはユダヤ革命なのだ。この革命でキリスト教会は破壊されたが、ユダヤ教の会堂は破壊を免れた事を見ても理解できるだろう。無神論者のユダヤ人ボリシェビーキはロシア正教徒を何千万も殺戮した。そしてウクライナでは農民等を集団的農業化のために、餓死させてまで従わせた。

 ウクライナで恨まれているのはユダヤ人であるが、そのユダヤ人が今回の選挙で大統領になった。ユダヤ人がどれほど狡猾であるかが理解できよう。ウクライナ人は自分達で自分達の運命を切り開くことは出来ないのかも知れない。最後の救済はロシア正教徒のプーチンからやってくるのかも知れない。

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●ウクライナ:シオニスト・アメリカの新ユダヤ植民地 -その2-
http://www.darkmoon.me/2014/ukraine-zionist-americas-new-jewish-colony-by-lasha-darkmoon/
【5月31日 By Dr Lasha Darkmoon】

 カガノヴィッチはこの件では同じユダヤ人でソ連の秘密警察(NKVD)の創設者であるゲングリッチ・ヤゴダに支援され、そそのかされた。このヤゴダもまた、どういうわけか性的倒錯者であった。ユーリー・スレツキンは。「ユダヤの世紀」の中で、「秘密警察はソ連の機関の中では最もユダヤ的なものだった」と書いている。アルノ・J・マイヤーは、「何故天国は暮れないのか?」の中で、「20世紀後半には、異常な数のユダヤ人が秘密警察内で高い位置を占めるようになり、軍内でコミッサーとして働いた。彼等は高い位置を与えられ、目立つ地位を得ていた」

 プリンストン大学の歴史学名誉教授のマイヤー自身も、スレツキン同様、ユダヤ人かもしれない。もう一人のボルシェビキであるニコライ・イェツォフはナタネアル・カプナーによってユダヤ人と指摘されたが、ユダヤ人ではないかもしれないが、彼はユダヤ人を妻とし、ユダヤ化されたスターリンがそうであったように常にユダヤ人と共にあった。ラザール・カガノヴィッチは彼のパトロンであった。「小人」として知られるイェゾフ(身長151cm)もまたウクライナの農民の大量餓死において主要な役割を演じた。

 カガノヴィッチ以外にも、ウクライナとソ連ののキリスト教徒の虐殺に貢献したユダヤ人がいる。イリヤ・エレンブルグ、ナタルフィ・フレンケル、マチアス・バーマン、ゲンリーフ・ヤゴダ、そして最後の大物である、ラブレンチ・ベリア、彼は「隠れユダヤ」という噂がある。

 ベリアは単に大量虐殺者というばかりでなく、血に飢えたセックスマニアで小児性愛者で何十人も拷問し自宅地下に(生きながらに?)埋めた人物だ。

 絶対的な権力が絶対的な悪と出会えば、そこで何が生まれるのか?悪魔の支配だ。

 ロバート・コンケストの「悲哀の収穫」からの引用文がある。ウクライナがボリシェヴィク政権下でどう生きたのか、ということが記されている。当時の記憶に苛まれる多くのウクライナ人が今日でも生きている。彼等もまた「ホロコーストの生き残り」であるが、この人々が忌み嫌うのはナチスではなくユダヤ人である。

 「農業人口の4分の1、男、女、子供らが4千万の住民の広大な土地で、死んでいるか死につつある・・・まるで巨大なベルセン(収容所)のように・・・残りは、いろいろな段階にある衰弱した者たちで、自分達の家族や隣人を埋葬する力さえ残っていない人々であった・・・そのベルセンでは、たらふく食っている警察や党の役人が犠牲者を監督していた。

 「歩く屍」の人々は、馬の排泄物でさえ、中にある種粒のため食した・・・人間同士の共食いが頻繁に生じたため、地方の当局は「死亡した子供を食する事は野蛮である」というポスターを何百となく発行した」

 彼等はよろめきながら町に入り広場で倒れこんだ・・・駅をうろつきながら、これらの「膨れあがった人影、廃物の群れ、虱と共に生きている者たち」は、声にならない訴えをしながら乗客の後を追った・・・彼等は身を引きずりながらパンをねだり、あるいは凍った汚い残飯のゴミ捨ての山に食べ残しを求めてさまよった。毎朝、荷馬車が死体を拾って通り行ぎて行った・・・中にはまだ死なないうちに拾われていく者もいた。そして広大な穴に埋められたので、それは砂丘のようだった。死骸は浅く埋められていたので、狼が掘り起こし食べられた」

                            その3に続く

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皆がユダヤ人

◆6月2日

 5月25日のウクライナの大統領選で、ペトロ・ポロシェンコが選出されたが、彼がユダヤ人だということで、結局このブログの5月15日号「ドイツの電話世論調査でプーチン支持が89%」の中で、「ウクライナの大統領選挙も、不正が行われない、という保証はない。結局、都合の良い結果を今の暫定政権がこしらえて世界に発表することになるのだろう」と指摘したが、ユダヤ人のポロシェンコとユダヤ人のティモシェンコとの戦いなのだから、初めからユダヤ人が勝利することは間違いなかったのだ。

 今後このブログでは記事掲載を今までどおりには出来ない事情が出てきているため、あらかじめお断りしておく。

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●ウクライナ:シオニスト・アメリカの新ユダヤ植民地 -その1-
http://www.darkmoon.me/2014/ukraine-zionist-americas-new-jewish-colony-by-lasha-darkmoon/
【5月31日 By Dr Lasha Darkmoon】

 これらの4人の政治家は二つの共通点を持っている。
1.彼等全員、とてつもない影響力を新ユダヤ支配ウクライナに与えている
2.彼等全員がユダヤ人である。

 右端には新首相のアルセニイ・ヤツェーニュク(ユダヤ人)、隣のアメリカ国務長官のジョン・ケリーは最近自分の「ユダヤ人祖先」を発見したという。彼の左にいるウクライナの新大統領であるペトロ・ポロシェンコ(ユダヤ人)、左端にはヴィターリ・クリチコ(ユダヤ人ボクサー・彼の父親はソ連の赤軍兵士だった)

 ウクライナの新大統領であるペトロ・ポロシェンコがクーデターで成り上がった首相のアルセニイ・ヤツェニュークと同様、ユダヤ人であるという事実は、多くのウクライナ人にとってはボディー・ブローのような影響を与えている。

 それは、ウクライナは世界でも反ユダヤの最も強い国家であったからであり、それには理由もあるからだ。ウクライナ、ロシアそしてポーランドの一部ではユダヤ人の高利貸しは疫病神であり、農民はユダヤ人のグループが通り過ぎる際にはしばしば十字を切るサインをしたものだ。ユダヤ人は悪魔の
省略的表現となった。ルーマニアの一部では、吸血鬼が略奪を事とする吸血的ユダヤ人を象徴するようになった。

 何世紀もウクライナではたのヨーロッパ諸国に比べて、先鋭的なユダヤ人問題があった。これは部分的にはウクライナにはおおくのユダヤ人がしたからであり、彼等は農民の容赦ない搾取者として見られていた。

 ウクライナの反ユダヤ主義はその頂点を1030年代に迎えた。それは一つの言葉で言い表せられる:ホロドモール

 ホロドモールとは、ウクライナ語で「飢餓ジェノサイド」という意味で、1932年から33年にかけてウクライナで700万から1000万人が人工的に殺害されたことを指している。これは極悪非道の残虐な虐殺計画で、スターリンのユダヤ的ボルシェヴィキ政権によって実行されたものだ。ウクライナ人は、ユダヤ人コミッサー、とりわけユダヤ人の大量殺戮者であるラザール・カガノヴィッチがウクライナ人が飢餓で死んでいくのを傍に立ちながら満足そうに見ていたことを余りにも強く覚えている。

 スターリンの親密な友人であるカガノヴィッチは、共産党の政策である「集団農場化」を進めるために、飢餓を通して家族農業経営を破壊することに乗り出したのである。この集団農場化では、農民は土地を失い、国家のために強制的に働かさせられることになり、実質的な奴隷状態に陥った。
                                  その2に続く

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オーストラリアの西方海上での捜索


◆5月22日

 3月17日号「マレーシア航空機行方不明事件と9・11事件の相似点」で、このブログでは、「地上からリモートコントロールで操作され、ある地点に飛行させられたのでは、という見解が示されている」とし、また「一節にはこの航空機はインド洋のディエゴ・ガルシアにある米軍基地にまで飛行したというものがある。真相はまだまだ分からないし、分かるようになるのかも分からない」と書いたが、事態は全くその通りの展開を示している。

 このミステリーについて、マレーシアの元首相のマハティール博士が、当ブログと似た見解を表明したようだ。つまり、この事件はアメリカのCIAが何か隠しているとし、遠隔操作で操縦をされた可能性について語っている。これだと乗客も乗務員も生存している可能性があるが、生存していても、一生もとの生活には戻れないのかもしれない。

 これには中国とアメリカとの関係が絡まっている可能性がある。今も南シナ海では中国のごり押しにベトナムやフィリッピンなどが憤慨し、アメリカの協力の下に対抗しようとする姿勢が見える。いつかは中国とアメリカは衝突するのであろうか?当ブログが示したように、インド洋のディエゴ・ガルシアにある米軍基地にこの航空機は存在するのであろうか?

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●マハティール元マレーシア首相:CIAはMH370便の情報を持っている
http://www.smh.com.au/world/cia-withholding-information-on-flight-mh370-says-former-malaysian-pm-mahathir-mohamad-20140519-zrh0a.html
【5月19日 Lyndsey Murdoch — Sydney Morning Herald】

 マレーシアの与党の最も影響力のある人物の一人は、マレーシア航空370便(MH370)に関する情報は隠されてきていて、オーストラリアの捜索は時間と金の浪費だと語った。

 マハティール・モハマド元首相は、この航空機の3月8日の失踪は、「最もありうることとして、燃料切れによる普通の墜落という問題ではない」と語った。

 「航空機は、どこかマレーシア航空がマークしていない場所に存在する」と彼は語った。「破片や水面の油膜などを探す事は、あるいはブラックボックスから音を聴いても時間と金の浪費であ」と言う。

 1981年から22年間首相を務めたマハティール博士(88歳)は、自身のブログで、「パイロットが荒海に軟着陸し、それから静かに機体と共に沈んでいった」とは到底考えられない、と書いた。

 「何かが隠されている。MASやマレーシアが非難されるのはフェアーではない」とある。

 マハティール博士はアメリカのCIAが乗客239人を乗せた航空機の失踪の知識を持っているが、マレーシアには知らせていない、と示唆した。

 更に彼は、航空機製造会社のボーイング社と、ある国の政府の情報機関は、行方不明の777機のような民間航空機の制御を遠隔操作で奪う能力を持っている、と主張した。

 「何らかの理由で、メディアはボーイングとCIAに関しては何も報道しないであろう」と彼は語った。

 マレーシアの与党内で黒幕として影響力を維持しているマハティール博士は、他のブログで先月、この航空機が南インド洋に墜落したのかどうか、と疑問を呈し、ボーイングに対しその失踪に対して非難した。

 彼が首相であった時、ニューヨークの世界貿易センタービルに対する攻撃を、イスラム世界に対する攻撃をするための口実として行われたと示唆することで、マハティール博士はアメリカなど欧米諸国に対ししばしば批判的であった。

 失踪から2ヶ月以上経って、ナジブ・ラzク首相が、機内で何が起きたのか、あるいは航空機の正確な存在場所など誰も分からない、と先週語ったにもかかわらず、博士のMH370についてのコメントは、マレーシア国内での深刻な疑惑を表している。

 ナジブは、多くの議論と目撃情報などを無視して、MH370は捜索が集中的に行われている南インド洋で墜落したことを専門家らが突き止めたと語った。

 しかしマハティール博士は最近のブログで、航空機は「ただ失踪したのではなく・・・今日のように、無線、衛星トラッキング、デジカメなど、殆ど無期限で作動する強力な交信システムがあり、広い貯蔵スペースのある航空機では」と書いている。

 「MH370のパイロットは、誰かが直接か遠隔かで装置を動かし、航空機の制御を奪った後に自分の航空機のコントロールを失った、ということは考えられないであろうか?」と彼は書いた。

 一方、航空機の12人の乗務員の親族らは、マレーシア航空に対し、アメリカのリベック・ロー・チャータードに法的支援で協定を結んだ事を発見した後に、マレーシア航空は彼等を見捨てたと主張している。

 MH370のインフライト・スーパーバイザーのパトリック・ゴメスの妻は、マレーシア航空は親族達に16日に電子メールを送信、家族のケアーのために派遣されていた介添え人を停止するとあったと語った。

 航空会社は今月初め、家族支援を停止し北京の宿泊施設を閉鎖した。

 「最初の日から彼等(マレーシア航空)は、我々は皆家族です、皆様の願いがあれば何でも言ってきてください、お力になりますので、と言ってきた。それで介添え人が派遣されたのだ」と、ゴンザレス(51歳)は語った。「しかし、介添え人を取り上げるなんて、我々とMASを結ぶライフラインなのに、こういうことは・・・介添え人は法的な事を助言するためにいるのではないのだから、それは良くないです」と彼は語った。

 ゴンザレスは、航空会社は親族等に、会社に対しては弁護士を介して取り次いでくださいと言ったと語った。

 「私に関して言えば、夫はまだMASの従業員で・・・私にとっては、夫はまだ北京行きのMH370にいて、北京からまだ帰ってきていないのです」と、彼女は語った。

 マレーシア航空は親族に対するコメントは発していない。

 一方、MH370に触発された2本の映画が、カンヌ映画祭でバイヤーにしつこく売り込みをされていた。拳銃が現れ、パニックに陥る乗客などが示される90秒のバニッシング・アクトの予告編が、インドで6日間放映された。

 このミステリーについて何冊か本も書かれている。

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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