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スラビャンスク市で親ロシア派に投降した部隊の装甲車に花を捧げる市民

◆4月17日

 昨日の記事で、「軍の一部に自国民弾圧の動員を拒否する部隊が出たからだ、という。ウクライナの軍内にも亀裂が入っている、ということになる」と書いたが、以下の記事では、制圧現場に向かった部隊が装甲車ごと投降した、という記事である。

 給料の未払いとか食糧配給がなされていないなど、以前からウクライナ軍の問題が指摘されていたが、ここに来てク0-でターで成り上がった暫定政府の命令に従って、同胞に銃を向け、従わなければ攻撃せよ、と言われても、そんな気にならないというのも理解できる。

 このようにウクライナの暫定政府は問答無用で軍を投入してでも、自国民を弾圧しようとしている権力の濫用者であり、正にナチス的であり、民衆の側に立った真の民主的政権ではないことが分かる。ヤヌコビッチは軍は投入しなかった。外国からの侵略に対する軍を自国民の弾圧に使用するというのは、邪道であり、権力志向者がよく行う所業である。

 この事態は直ぐ各都市に伝わることであろうし、政府の命令を最初から拒否した部隊に続いて、その他の部隊でも暫定政府の姿勢に拒否反応を示す部隊が出てくる可能性が高まった。そうなれば、暫定政府はにっちもさっちも行かなくなるであろう。結局、ウクライナは東西に分裂することになっていく趨勢が強まったと言えよう。

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●装甲車ごと親ロシア派に投降したウクライナ部隊
http://www.abc.net.au/news/2014-04-16/ukrainian-soldiers-surrender-apcs-to-pro-russian-separatists/5396014
【4月16日 ABCReuters】


(BBCのユーチューブ映像使用:ブログ主)

 ウクライナ軍の装甲兵員輸送車(APC)群はウクライナ兵が投降した後に、現在は親ロシア分離主義者たちの管理下にあると思われる。

 ロシアとウクライナの論戦のさなか、この出来事は親ロシア分離主義者の挑戦的態度に勢いをつけ、東ウクライナの10あまりの都市における政府庁舎占拠を終息させようとするウクライナ政府の思惑に打撃を与えた。

 ウクライナ軍は15日、クラマトルスク市近郊の飛行場を制圧した後、このAPCを駆ってウクライナ国旗をたなびかせて市中に入っていった。この件ではロシアのプーチン大統領がウクライナは内戦の危機にある、と指摘したばかりであった。

 しかし、このAPCは後になって、スラビャンスクの中心で親ロシア分離主義者の手中にあることが目撃された。

 これらのAPCは、疲れた迷彩服の兵士を乗せて、ロシアからわずか15kmしか離れていないスラビャンスクにロシア国旗と分離主義者たちの旗をはためかせて入っていったのだ。

 彼等は分離主義者に占拠されている市庁舎の外に停止した。彼等が手を振りながら入っていくと、何人かの人々が手を振り叫んだ:「よくやったぞ、同士!」そして、「ロシア、ロシア!」

 上空ではウクライナのジェット機が数分間、脅しを掛けるように曲芸的飛行を行っていた。 

 一人の兵士は、ドゥニプロペトロフスクの第25空挺師団の者だと、クラマトルスクのジャーナリストに語った。彼と彼の仲間は基地では三日間、食糧の配給が無かったと語った。

 「全ての兵士と将校らがここにいる。我々全員、自国民に銃を向けるつもりはない」とこの兵士は語った。彼のユニフォームには所属を示す標章は何も無かった。

 「彼等は我々に食糧を配っている。誰に向かって我々は闘うというのだ?」と彼は語った。クラマトルスク市の人々がお茶や食糧をウクライナの兵士に配っていた。この兵士らは汚い身なりで疲れて見えたが、彼等は四日間の演習をしていた、と語った。

 フェリックスと名乗るクラマトルスク市の市民の一人は、ウクライナ軍が親ロシア分離主義者らに自分達の車両を差し出すのを見た、と語った。

 ウクライナ軍であることを示す標章のある車両が武装した親ロシア分離主義者らに平和裏に彼等の車両を明け渡す様子がユーチューブで見られる。

 武装した親ロシア活動家でバルと名乗る男は、ウクライナ兵士等は我々の側についた、と語った。

 「スラビャンスクの制圧に向かっていたウクライナ軍の車両は、クラマトルスクで人々に停止させられた。彼等は阻止された」と彼は語った。

 「彼等は我々に来るように要求した。我々が着てみると、彼等空挺旅団は我々の側についたのだ」と彼は語った。

 スラビャンスクの親ロシア分離主義者のスポークスマンは、ウクライナは話し合いの後、投降した。力による脅迫があったかどうかは分からない、と語った。

 ウクライナの国防大臣のミハイロ・コバルは、何が起きているのか知る為にドネツク州に向かっている、とキエフで副首相のヴィターリ・ヤレマが記者団に語った。

 「始めは、装甲兵員輸送車は反テロリスト作戦のため市に入ったという情報があったが、その後どうなったか・・・」と、言葉を濁しながらヤレマは語った。

 一方、NATOは、ウクライナの危機のために、東ヨーロッパにおける軍事力を強化する段取りをすぐに取る決定をしたと語った。

 「海、空、陸上で直ぐ軍の展開があるだろう。数日以内にある」とNATO事務局長のアンダース・フォグ・ラスムッセンは語った。

 NATOの戦闘機のバルチック空域での出動は増加し、同盟国の艦船はバルチック海、東地中海その他に展開し、同盟国の陸軍参謀らはNATOの準備態勢、訓練、演習の改善を目指して派遣されることになるだろう、と彼は語った。

 NATOの最高司令官のフィリップ・ブリードラブ将軍は、この動員は純粋に防衛的なものである、と語った。

 「我々は同盟国に対する第5項集団的自衛権の完全なコミットメントを保証するための方策を取るのであり、そのための動員である」と彼は語った。

 アメリカ、EU,ウクライナ、ロシアの代表者らが状況の収拾を話し合う為に今、ジュネーブに向かっている。

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ウクライナは内戦の危機にある、と憂慮するロシアのプーチン大統領

◆4月16日

 とうとうウクライナ政府は軍を投入し、東ウクライナの反政府デモの弾圧に乗り出した。既に死傷者が出ているという。ロシアのプーチン大統領はこのウクライナ政府の行動を非難し、ウクライナが内戦の危機にある、と指摘している。それでも今の段階では、ロシアはロシア軍をウクライナ領内に入れるようなことはせず、明日に予定されているジュネーブでの会議に一縷の望みを抱いて臨む姿勢である。

 クリミアは自治共和国であったから、住民の意思でロシア編入ということが法的には問題なくできたが、その他の東ウクライナは州ないしは県という事情なので、簡単にロシア編入は出来ない。だから連邦制を民衆も要求している。連邦制となれば、それぞれの州ないしは県が自分達の政府を持つ事ができ、住民投票でロシア編入を決めれば、ロシアとしても編入が可能となる。そのような法的に問題ない形で事態を収めたいのがプーチンの思惑であろう。

 だから、今の段階ではプーチンは17日のジュネーブでのロシア、ウクライナ、EU、アメリカの会談に期待を繋いでいる。しかしその間にも、弾圧が激しくなれば、そして会談がなんらの進展を見せなければ、つまり欧米側の時間稼ぎということが明確になれば、ロシアも実力行使に打って出る可能性が高まるだろう。

 東ウクライナ諸都市の制圧に向かう勢力は、特殊部隊(内務省管轄)や軍の他に、国防隊という勢力、それに極右勢力のライト・セクター要員も含まれているという。これは、軍の一部に自国民弾圧の動員を拒否する部隊が出たからだ、という。ウクライナの軍内にも亀裂が入っている、ということになる。だから、内戦の危機というのは本当だ。

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●プーチン大統領:ウクライナは内戦の危機にある
http://rt.com/news/putin-ukraine-military-operation-740/
【4月15日 Russia Today】


東ウクライナのイジウム市に向かう完全武装の特殊部隊

 急激に緊迫化したウクライナは内戦の危機にある、とロシアのプーチン大統領がドイツのメルケル首相に電話会談で語った。

 プーチンは、来る16日にロシア、ウクライナ、EU、アメリカが参加するジュネーブでのウクライナ危機についての会談についてメルケルと語り合った。

 メルケルのプレス・オフィスは、意見の相違はあれども16日の会談に冠する事が電話会談の主な内容であった、と語った。

 「現在起きている事柄の認識の仕方には違いがあるが、予定されているジュネーブの会談の準備についての事柄が電話会談の焦点であった」と、メルケルのオフィスは声明の中で語った。

 プーチンは一方でジュネーブ会談が状況を緩和させ、平和的な協力体制に戻す事に対する期待を表明した。

 プーチンは更に、ウクライナの経済を安定化させることの必要性を繰り返し指摘し、ロシアの天然ガスのヨーロッパへの供給を保証した。

 15日、ロシア政府は世界各国に対して、ウクライナ政府の最近の南東ウクライナでの「反憲法的」行動を非難するよう促した。ロシア政府はこのウクライナ政府の行動は壊滅的な結果に繋がりかねないと見ている。

 「軍の支援を受けたウクライナ特殊部隊による軍事作戦に我々は深い懸念を持っている。既に犠牲者が出ている」と、ロシア外務省は声明の中で語った。

 ロシア外務省は、法的な権利が保証されることを要求する自国民に対する戦闘行為は犯罪的攻撃であるとした。「現在の状況は、キエフ当局がウクライナの各州と対話を行う事に対し意欲的でないことを示している。だが、それは必要なことである」とこの声明では指摘している。

 一方、ポーランドの外務大臣であるラドスラヴ・シコルスキーは、ポーランドは東ウクライナでの軍事作戦に完全に同意すると語った、とRIAノーボスチ通信が報じた。シコルスキーは、「空港を占拠している」「武装した民衆」に対するクラマトルスクでの行動は、法に触れるものではない、と考えている。

 15日朝、プーチンはイスラエルのネタニヤフ首相とも話し合った。その話し合いの中で、プーチンはウクライナ危機の激化は、ウクライナ政府がロシア語を話すウクライナ国民の正当な権利を無視する無責任な政策の結果である、ことを強調した。

 両者は更に、相互協力その他の問題について語り合ったが、その中にはイランの核問題も含まれていた。



●弾圧開始で軍隊、装甲車、ヘリ、ジェット機が東ウクライナに殺到
http://rt.com/news/kiev-tanks-amass-east-668/
【4月15日 Russia Today】


東ウクライナへの動員にはヘリコプターも含まれている

 クーデターで出来たウクライナ政府は政府の統治を拒否し、連邦制を求め集会を続ける東ウクライナの各都市に向けて軍を動員した。 


装甲車も動員された

 臨時大統領であるトゥルチノフの15日の「反テロリスト作戦」の発表後、装甲車が東ウクライナの都市であるスラビャンスクから数キロの場所にやってきた。このスラビャンスクでは活動家らが武装した自衛団の協力でいくつかの政府庁舎を占拠している。・・・・以下略



ドネツクで政府庁舎のバリケードの外側からロシア国旗を振るドネツク市民

◆4月14日

 このブログでは、4月9日号・10日号で、「キエフの政府は民間警備会社が雇い入れた傭兵を送って、暴力沙汰を扇動している、という。これは後で、軍を投入し弾圧するための口実であろう」、「政府側がこの極右勢力や欧米の民間警備会社の傭兵を使って紛争を荒立て、それを口実に軍を動員し弾圧しようとしている」と指摘したが、まさにその展開となっている。

 このウクライナの騒動のそもそもの発端は、ヤヌコビッチ大統領を暴力的な手法で追放することで、民主的手続きを無視して「臨時大統領」とか「新政府」を作って、勝手にウクライナの統治をしだした、極右ネオナチ勢力を主軸とする者たちのクーデターが起きたことによる。

 民主主義国家では、権力の移動は「選挙」という民主的手続きを踏まねばならない。それを無視して成り上がった新政府とか新大統領が不当な存在であることは論を待たない。しかし、欧米側がこの「新政府」勢力側についているから、欧米の国際的メディアも、この不当性を突かない。欧米の国際的メディアが突かないから、日本のメディアもNHKを始めとして突かない。皆、右へ習え、なのだ。皆、根性が腐っている。マスコミ人、ジャーナリストの名に値しない輩ばかりである。

 これはシリア紛争でも似た現象であり、もっと前には、リビヤの紛争時も同様であった。ようするに欧米は、資金を投入し活動家をリクルートし扇動し、彼等が倒したい政府当局に反対する勢力を支援し、それを欧米ユダヤ系マスメディアが側面から支援することで、時にはリビヤのように軍事介入をすることで最終的に倒したい政権を倒し、欧米の傀儡政権を立てる、ということをし続けている。

 その一部始終を目にしているロシアは、ウクライナの特にロシア系住民を見捨てることはしない。しかもウクライナは遠いリビヤとかシリアと違い隣国であり、国境を接している。ウクライナのこの不当成り上がり政権が軍を投入し、ロシア系住民の弾圧を本格化させれば、ロシアもためらうことなく軍を投入するであろう。ロシアは国際的な欧米メディアの非難など無視し、実質的で必要な行動を取る。欧米側が力によるクーデター新政府を認めるのならば、ロシアも「力でもって反新政府運動」を支援する

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●東ウクライナでの大規模抗議運動の弾圧にキエフ暫定政府は軍を投入
http://rt.com/news/donetsk-kharkov-protest-ukraine-280/
【4月13日 Russia Today】


ドネツクでマスクを被って見張りに立つ、親ロシアの抗議者

 自治を要求する数千人のデモ隊が東ウクライナ全般で集会を持ったことで、キエフの暫定政府は月曜日朝までに占拠した政府庁舎を明け渡さなければ軍隊を投入すると脅した。

 1万人以上の人々がドネツク地方の市町村でこのデモに参加した、と地方政府では語っている。

 この州の首府のドネツクでは、政府庁舎は反マイダン活動家が占拠している。13日、最近宣言されたドネツク人民共和国の指導者の一人である、デニス・プシリンは、「住民投票を準備する活動家をドネツクの各市町村に送ること」が緊急に必要だと強調した。

 抗議デモ隊に対する「反テロリスト作戦」がウクライナ保安部隊によって実行されているスラビャンスクその他の東ウクライナに喜んで赴く志願者のリクルートが、各都市で集会がもたれた時になされた。13日に昼過ぎには100名以上の志願者が名乗りを上げた。彼等を各都市に向かわせるバスは既に準備が出来ていた。

 ドゥルーゾフカ、デバルツェヴォ、ドンバスのその他の市町村で連邦政府制を支持するデモ集会がもたれた。

 ウクライナのメディアによれば、ザダノフスク市とキロフスク市当局は、ドネツク人民共和国の正当性を認める件での会談を始める用意があることを表明した、という。 

 ウクライナの南東にあるマリウポリでの集会では、親ロシア勢力によって市議会の建物が占拠された、とイタル・タス通信が報じた。「スラビャンスクよ、我等は君等と一緒だ!」「住民投票」と叫ぶ千人以上の人々が建物を守っていた警察に迫り警察は撤退した。

 抗議者らによって何日も占拠されているルガンスクの保安部隊(SBU)オフィスの前の広場には、1500人から2000人の人々が集まった。ロシアの24チャンネルによれば、市の警察の大多数は連邦制を叫ぶデモ隊側に組するようになったという。


■ハリコフは緊迫化

 一方、ウクライナで第二の都市であるハリコフでは、マイダン活動家と連邦制支持デモ隊の衝突で、何十人もの人々が負傷し応急手当が必要になった。二つの敵対する勢力の集会が同時に市内で行われ、あわせて3000人ほどが集まった。警察は衝突を阻止できないでいる。

 「50人が手当てを受けた。その内の10人は市の病院に移送された。医者たちは軽症だと語っている。負傷者の中には一人の警察官がいる」と、警察当局が語った。

 野球バット、杖、石、閃光弾などが両者で使用された、とモスコフスキー・コムソモレッツ紙が報じた。

 ザポロジィエでは、連邦制支持者とマイダン活動家との衝突を阻止するため、警察は催涙弾を使用せざるを得なくなったと、UNIAN通信は報じた。


■キエフ暫定政府は新しい最後通牒を出す


国民から選出されたわけではない、自称「大統領」のトゥルチノフ

 キエフでは、スラビャンスクの出来事の後、ウクライナの安全保障委員会の緊急会議が持たれた。そこでは、軍隊投入による「大掛かりな」作戦を行うという決定がなされた、とテレビ放映の中で、クーデターでなりあがった大統領であるアレクサンドル・トゥルチノフが語った。

 後になって彼は、東ウクライナでの作戦は、350人の予備兵からなる連隊が動員されるだろうと語った。

 トゥルチノフによれば、訴追を免れたければ反マイダン活動家らは、武器を捨て占拠している庁舎を14日朝9時までに明け渡さねばならないという。

 トゥルチノフは更に、キエフの新政府は、より一層多くの権力を地方に与えることを考慮中である、と語った。議会が任命した首相であるアルセニー・ヤツェニュークはウクライナでの地方での住民投票を可能にする法律を作るよう努力することを誓うと言った。

 ロシアの外務省は声明で、東ウクライナの連邦制を支持する抗議者らに対し軍隊投入の命令を、クーデターで成り上がった大統領であるアレクサンドル・トゥルチノフが下すこと自体が、「犯罪的」である、と語った。

 臨時内務大臣のアルセン・アバコフは、分離主義者らの動きに対抗するため、市民からなる内務省の特別部隊をウクライナ全土に設立する、と発表した。

 キエフの政府は、この新しい部隊に1万2000名を集める用意がある、必要な武器、装備、管理を受けるようになる、と内務大臣が自身のフェイス・ブックに書いた。

 ルガンスク地方に「鎮圧」部隊を設置するという命令は既に署名され、最初に東ウクライナにこの部隊が投入されるであろうと、とアバコフは書いた。

 13日早朝、スラビャンスク市郊外に抗議者らによって設置された検問所付近で銃撃が起きたという。

 死傷者に関するニュースは一日中報道されたが、客観的に確認はされなかった。暫定内務大臣のアバコフによれば、キエフから派遣された軍の兵士一人が殺害され、5人が負傷したという。

 スラビャンスクの抗議者らは、自分達の仲間の一人が死亡、二人が負傷し、またキエフ政府の軍隊の二人が死亡したと語った。

 キエフでは親欧米の抗議者らが2月にヤヌコビッチ大統領を追放した後、ロシア語を話す住民らの多い東ウクライナでは紛争が起きている。

 クリミア共和国のロシア編入に続いて、ドネツク、ハリコフ、ルガンスク、その他の都市では住民投票を持って自分達の将来を決めようとする要求が起きている。

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5日、ドネツク庁舎前に集まり国民投票を呼びかける親ロシアデモ隊

◆4月7日

 3月26日号「米支援のウクライナのティモシェンコ元首相はロシア殲滅を呼びかけた」で、「このティモシェンコの「殲滅」の言葉を聞いて、ウクライナ東部に住むロシア人が激高するのは間違いないし、殲滅される前に新政府を打倒、ないしはクリミアのようにロシアへの編入を願って、反乱を起こすのではないだろうか?誰だって殺されると分かっていて、黙ってそれを待つ者はいない。従って、ウクライナは東西に分裂、という未来の姿がより一層、濃厚になったと言えよう」と書いた。

 やはりこの予測のように、ウクライナの東に位置する地域では独立に向けた住民投票を呼びかける動きが出てきたようだ。クリミアに続け、ということだ。

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●東ウクライナのドネツク等の各都市で親ロシア勢力が政府庁舎を占拠
http://rt.com/news/ukraine-donetsk-protest-russia-733/
【4月6日 Russia Today】

 東ウクライナの各都市で6日、何千人もの市民がロシア国旗を振って通りに溢れ出た。ドネツク、ルガンスク、ハルコフの各都市ではデモ隊が政府庁舎を占拠、更にドネツクでは独立を掛けた住民投票を実施することを要求した。

 ドネツクの中心にあるレーニン広場に2000人以上の人々が、キエフのマイダン(広場)で暴徒に対して火器を使用したという間違った内容で起訴されたと考えるベルクト(特殊警察)署員らのための嘆願のために、集まった。

 デモ参加者らは「キエフでの不法な政権」が、抑圧政策と反対派に対する迫害を終わらせるよう呼びかけた、とイタールタス通信が報じた。

 彼等は自己決定権を尊重するよう要請し、ウクライナから独立するためのクリミア式の住民投票を要請している。

 抗議者らはロシア国旗を持ち、「ロシア!ロシア!」と叫び、キエフ政府からドネツク知事に新しく任命されたセルゲイ・タルタに対し「出て行け」と叫んでいた。

 抗議者らによって「ファシズムの根絶行動」としてナチ熱狂者の人形が焼かれた。これはウクライナの2月のクーデターで重要な役割を果たしたネオ・ナチ過激派の存在に関連してなされたものだ。

 人々はそれから巨大なロシア国旗を掲げながら、政府庁舎の中心地域に移動していった。政府庁舎の玄関前で親ロシアデモ隊が警官の楯を奪ったりして警察との衝突が起きた。

 デモ隊は庁舎の主要玄関に通じる通路を奪い取った楯で作り、バルコニーを占拠した。庁舎に掲げられていたウクライナ国旗はロシア国旗に付け替えられた。そこで警察は中のデモ隊を追い出した。

 ドネツクの騒擾についてはライフ・ニュースは、政府庁舎に掲げられた「ロシアよさようなら」という横断幕によって挑発されたのかもしれない、と報じた。

 政府庁舎の本庁は日曜日で役人は仕事がないため、警備員がいるだけであった。

 「状況はかなり緊迫している。デモ隊は市議会の建物を占拠しているし、ドネツクの将来を決めるための独立をかけた住民投票を実施することを要求している」と、活動家のアレクサンドル・ボロディンはロシア・トゥデイに語った。

 「デモ抗議者らは住民投票に関する特別会議を呼びかけている。それがなされねば、彼等はその問題を処理するグループを組織するだろう、という。デモ抗議者らはキエフ政府が任命した当局者らを認めないとし、最近選出した”公的知事”を認めるよう要求している」とボロディンは語った。


■ルガンスク

 ルガンスクでも似たような状況で、数千人のデモ抗議者らがウクライナ保安庁(SBU)前に集まった。彼等は逮捕された活動家であるアレクサンドル・ハリトノフと、その他の15人の親ロシア活動家の釈放を要求して、ロシア国旗を翻し、「SBUは恥を知れ!」を叫んだ。

 ウクライナ保安庁に突入するこのデモで8人の人々が負傷した、とウクライナのチャンネル5は報じた。ロシアの春ウェブサイトによれば、一人の警官が負傷、病院に運ばれたという。

 ルガンスクの知事とウクライナ保安庁の長官はデモ隊と話し合う為に外に出たが、その結果、反マイダン活動家6人が釈放された。


■ハリコフ

 ハリコフでも親ロシアのデモ抗議者らが、極右ライトセクターの活動家らと衝突した。

 乱闘の間中、爆竹が武器として使用され、何度か爆発音が聞こえたた。しかしながら負傷者は報告されてない。これは警察が両者を速やかに分けたからだ。

 この出来事に続いて、群集が物を投げ出したため、マイダンの活動家らは警察が作った通路を通って逃げていった。

 この集会に続いて、約1500人の親ロシアの活動家らがハリコフの政府庁舎に向かっていったとUNIAN通信社が報じた。

 庁舎は戦闘服によって身を固めた警官によって防御されていたが、抗議者の一団は建物の中に突入することに成功した。

 抗議デモのオーガナイザーがデモ参加者らに、「今朝早く、政府庁舎を占拠したドネツクとルガンスクを支援しよう」と呼びかけたので、大騒ぎになった。

 反マイダン活動家によれば、1万人ほどの人々が6日のハリコフの抗議デモに参加した、と言う。

 極右のクーデターでヤヌコビッチ大統領が追放された2月下旬以来、親ロシアの集会はウクライナのロシア語を話す地域では殆ど毎週末に起きている。

 新政府が廃止した新しい法律の一つが、ロシア語の地位に関するものであった。これはウクライナの東部に住む人々にとっては看過できないものだった。

 クリミア自治共和国はキエフにおける権力の変更を認めることを拒絶し、ウクライナからの独立を宣言した。これは3月16日の住民投票に続いておきた事で、この投票では投票者の96.77%の人々がロシア編入に賛成であった。

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ウクライナ海軍の兵士ら

◆3月25日

 クリミアではわずか11%のウクライナ兵が、ウクライナに入りたい意向を示したという。しかし現在、クリミアとウクライナとの間の国境はキエフ当局によって一方的に閉鎖されてしまったため、これら兵士はウクライナに入ることが出来ないでいるようだ。

 つまりウクライナ当局は、クリミアに残っている自国の兵士の自由を奪い、自国に入国することを拒んでいる、と言うことになる。これに対する申し開きが、彼等にできるのであろうか?

 また11%のウクライナ兵しかクリミアを去るという意向を示さなかったということは、人種的にもウクライナ人であっても、ロシアに編入されたクリミアに留まり、ロシア国籍を与えられロシア人になることを選択した、ということだ。

 これからウクライナの極右政権が暴力的な全体主義的政策を進めていくようになれば、西のロシア系ウクライナ人であっても、あるいは生粋のウクライナ人であっても、クリミアに、あるいはその他の外国に逃亡しだす者たちも出てくることになろう。その時、欧米NATOはどうするのか?やはり国境を一方的に閉鎖するのであろうか?かつてのナチスが行ったように?
 
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●ウクライナ兵の11%のみクリミアを去る選択
http://rt.com/news/ukrainian-soldiers-leave-crimea-577/
【3月22日 Russia Today】

 ウクライナ兵の9人に1人がクリミアを去る決意をした、と23日ロシア国防省が発表した。

 「3月21日付けで、1万8000人のウクライナ軍兵士の内2000人弱がクリミアを去りウクライナに向かいたい意向を示した」と、国防省の声明は語っている。

 ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相はウクライナへ向かいたい意向を示したこれらの兵士に対し、黒海艦隊に無害通航させる命令を下した。

 20日、プーチン大統領はクリミア軍にロシア軍内で今までのランクを維持したままで任務を遂行することを許す制令に署名した。

 クリミアのウクライナ兵は実際は三つの選択肢を示された:ロシアに忠誠を誓う、市民としてロシアのパスポートをもらいクリミアに留まる、クリミアを去る、である。

 しかしながら、ロシアのクリミアへの大統領特使であるオレグ・ベラベンツェフは、ウクライナ兵は、キエフのクーデターで作られた政府のためにクリミアを去ることが出来ないでいる、と語った。

 特使によれば、ウクライナ国境警備兵はクリミアとウクライナの間の国境を23日午後2時に、両側からの往来を一方的に閉鎖したという。

 「現キエフ当局によるこの挑発行為の狙いは、人々を強制的に国外に出させないことでクリミア当局を非難するためと、国境に意図的に緊張を作り出すためである」とベラベンツェフは語ったと、ロシア通信社が報じた。

 国境を閉鎖することで、キエフ当局は実際には、クリミアを去りたいだけの自国市民に「拷問」を強いていることになる、と彼は強調した。

 21日、クリミアとウクライナの一部であったセバストポリは、プーチン大統領が署名をすることで法令の完結をもって正式にロシアに編入された。

 これ以前に、ロシアの議員らは、クレムリンで18日に各関係者が署名することで、クリミアとセバストポリ市との間の国際条約を批准した。

 クリミアのロシアへの再編入は民主的に選出されたヤヌコビッチ大統領を追放した、キエフでの武装クーデターによって惹き起こされた。

 ロシア語を話す人々が大多数のクリミアの反抗は、新しい自称当局がロシア語の地位を無効にする法を作った後で始まった。

 そのためクリミアで83%のクリミア国民が参加した国民投票が行われた。そして96%の圧倒的多数がクリミアのロシア再編入に投票した。

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