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イスラエル兵士

◆9月5日

 アメリカ軍の戦闘部隊がイラクから撤退することで、イスラエルは一方ではパレスチナ暫定政府との和平交渉に臨んでいるが、同時にイランの同盟勢力となるレバノンのヒズボラやシリアを叩くため、北方の国境地帯に軍を集結させている。

 イスラエルは治安と称しているが実際は、丁度第2次レバノン戦争(2006年7月)の時のように、あるいはガザ侵攻作戦(2008年12月)のように、治安問題を口実として敵とみなしている勢力を先制攻撃している。

 それを見越して、ヒズボラもシリアも軍事力を強化しそれに備えている。それにトルコが反イスラエル・親イラン・シリアとなってきているから、イスラエルは「敵」を侮ってはならない。もう一度他国領内への侵攻作戦を発動するようなことがあれば、それがイスラエルの国家としての終焉の始まりとなろう。

 それはもう時代が変化してきているからであり、アメリカの覇権は今後弱体化するばかりの中、イスラエルを擁護する国は世界に一つも存在しなくなるからである。

 その時、今まで隠されてきたイスラエル・ユダヤの非道が今まで以上に暴露され、非難され、結果として国際社会でイスラエルは身の置き所を失うことになるからだ。そのような国は最終的には解体されていくしかなくなるであろう。


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●イスラエルのレバノン国境での動き:来年に本格的な戦争か
http://www.almanar.com.lb/NewsSite/NewsDetails.aspx?id=152359&language=en
【8月31日 Mohamad Shmaysani】

 イスラエルの日刊紙「マアリブ」は8月30日、イスラエル軍がクフィール歩兵旅団を北方のレバノン国境に展開すると報じた。

 マアリブ紙は、過去20年間この旅団が活動していた西岸の治安状況が改善されたため、他の旅団が代わってはいることになるので、クフィールは北方に行くと報じている。

 マアリブ紙は、この旅団の能力を生かすための、中央地区司令官のアビ・ミズラヒ将軍の戦略観に沿った動きであるとしている。将軍はこのクフィール旅団に対して、北方で予想される「本格的戦争」に参加するため、来年には西岸を離脱する、とマアリブ紙は報じている。

 歩兵旅団はレバノンとシリアを想定した条件での演習を持つことになりそうだとも報じた。この演習には機甲および火砲部隊が含まれるという。
 「戦闘員は来年の北方国境地帯での作戦活動に参加するだろう」とマアリブ紙は報じた。

 このクフィール旅団は最初1990年代初期に創設された、西岸の機甲部隊を支援する6つの歩兵派遣部隊から構成されている。第2次インティファーダの期間中、彼らはパレスチナ人街で戦闘部隊に再編された。
 2005年、この派遣部隊は統合された独立の旅団の下に入った。これは暴力的に西岸のパレスチナ人を制圧することで悪名高い旅団である。

 治安関係筋とメディアの報告では、イスラエルの北方の国境地帯での変化を指摘している。それには占領中のシリアのゴランとレバノンのシェバ農場での大機甲部隊の展開が挙げられる。

 クウェートのアル・ライ紙は8月30日、「イスラエルはゴラン高原とシェバ農場に展開中の既存の機甲部隊を支援するために新たな部隊を展開している。この動きはイスラエルの無人飛行機の飛行が拡大しているのと同時になされている」と報じている。

 8月30日、レバノン軍は声明で、イスラエルの偵察機がレバノンの領空を8月29日(日)17時間継続して侵犯したと、発表した。

 北の国境地帯におけるこのイスラエルの来年の「本格的戦争」のための旅団展開と準備の動きを示すレポートは、イラクからアメリカの戦闘部隊が撤退している中に出てきたものだ。

 最近は戦争に対する展望は宜しくないのだが、イランのブシェール原子力発電所の操業開始を前にして論戦は最高潮に達している。
 イランのウランによる核施設を攻撃することは、放射能災害などで湾岸やイラクに残っている5万人の軍を含むアメリカの利益に損害を与えるなど想定外の結果を引き起こす可能性があるため無謀なことになりそうだ。それでイスラエルとアメリカはイランの主要な中東での同盟勢力であるシリアとヒズボラを攻撃し、イランを弱体化、孤立化させ、イラン政府をして国際社会の意思に従わせ、その核計画を放棄させることを狙っている。

 イスラエル・アメリカ関係の専門家で元在米大使のヨラム・エッチンガー氏は、イェディオト・アロノス紙で、「イラクからの撤退は、想定しがたい、不安定で暴力的で動揺が激しい地帯と政権が存在(レバノン)しているために、特別に治安が問題視される地帯へ目を転じさせることになる。アメリカ軍の撤退が更に進めば、より大きい脅威と不確実性が高まる。従ってエルサレム、テルアビブ、そして地中海沿いのイスラエルの細長い地帯を保護しているジュディア・ソマリア山岳地帯にあるゴラン高原の治安上の重要性が高まるのだ。・・・アメリカ軍の勢力が低減すれば、中東は一層動揺するようになる。またアメリカの同盟国として、信頼でき、戦闘で鍛えられている民主主義国家としてイスラエルの存在価値に対する評価は高まることになる」と語った。

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