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26日シリア全土で国民投票が行われた

◆2月27日

 シリアでは2月26日(日)に新憲法草案に対する国民投票が1万4185カ所で行われて、殆どの地域で投票が無事に行われた。反乱勢力が一部の区画で陣取るホムスでも581カ所に設けられた投票所で無事に行われた。

 重要なのは、この憲法では複数政党制を定めていることだ。今まではバアス党(アラブ社会主義復興党)を「国家を指導する政党」と定めていたのを改めたことになることだ。この憲法草案をシリア国民は歓迎し、ここから新生シリアが出発することができると、一様に期待している。


投票するアサド大統領(後ろはアスマー・アサド夫人)

 アサド大統領はアラウィ派というシーア派の一派の出であるが、このアラウィ派は人口の15%前後しか占めておらず、スンニー派が75%ほど、その他にキリスト教の人口が10%ほどある。シリアはキリスト教の拡大に貢献したパウロが改心した場所で、その伝統が今に続いているのだ。その他にもクルド人とかアルメニア人、その他の少数民族がいて、少数派のアラウィ派から出ているアサド大統領が国内をうまくまとめてきている歴史がある。アサド夫人は反対にスンニー派である。これをみても、シーア派とスンニー派とが共生できないなどということは無く、シリアはこの各派、各民族の共生がうまくいっている例である。

 ただし、どの国家にもその成り立ち上、弾圧や圧制の時期が無かった国はないほど国家を作り維持することは簡単ではない。シリアにもそのような歴史があったし、その影響が今に続いている面はある。それが昨年から始まっているシリア内の騒乱の原因でもある。

 この騒乱に対してイスラムの過激派のアルカイダの指導者であるザワヒリが、シリア反政府勢力を支持する声明を発表しており、ホムスなどの反政府勢力内にもその分子が浸透しているようだ。

 そもそもシリアでの騒乱は人口の0.1~0.5%ほどの者たちが反乱ないしは反政府デモに参加している程度であり、シリア国民全体はほぼアサド大統領支持派であろう。反乱勢力が一区画に陣取るホムス市でも500カ所以上で投票が穏やかに行われたのをみても分かる。

 この反政府分子に対して欧米とアラブの特に湾岸諸国が支援行動をしてきているが、この部分をついて、ロシアのプリマコフ前首相が、アメリカはテロリストと自ら規定したアルカイダと一緒になってシリア政府の転覆を図っている、と指摘している。

 アサド大統領は26日の投票後、「シリアはメディア空間からの攻撃を受けているが、地面の上では揺るがない強さを維持している。これからは地面だけでなく、メディア空間でも勝利を目指す」と語っている。

 アメリカの国務長官のヒラリーはユダヤ人であるし、フランスのサルコジもユダヤ人だ。そしてこのサルコジのフランスがあのリビアのカダフィ政権転覆を強烈に押し進めた張本人であり、今回のシリア政権転覆にはアメリカのヒラリーが大いに張り切っている。

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●プリマコフ前ロシア首相:アメリカは中東でアルカイダと組んでいる
http://www.sana.sy/eng/22/2012/02/26/402868.htm
【2月26日 SANA】


アメリカとアルカイダは同じ舟に乗っている:プリマコフ前ロシア首相

 ロシアの前首相であるイェブゲニー・プリマコフは26日、アメリカは、中東に力でもって「民主主義」を拡大しようとしてアルカイダと同じ舟に乗っていることに気が付いた、と語った。

 ロシア・トゥデイTVとのインタビューでプリマコフは、アメリカはイスラム主義者が台頭したエジプトでの経験から何も学んでいないようだと語った。

 アルカイダの指導者であるアイマン・アル・ザワヒリがシリアの「反政府派」への支持を発表したことで、プリマコフはアメリカがアルカイダと同じ舟に乗っていることを指摘し、「もしもシリアで政権交代がなされた場合に、民主主義的システムが取って代わるとまじめに信じている者がいるのだろうか?」と語った。


●アルカイダ指導者ザワヒリ容疑者、シリア反体制派を支持
http://jp.reuters.com/article/jpAntigovernment/idJPTYE81K3A820120213
 【2月12日 ロイター】
 国際武装組織アルカイダの指導者、ザワヒリ容疑者が12日、イスラム系ウェブサイトに掲載されたビデオ映像を通じ、シリアの反体制派への支持を表明した。
 ザワヒリ容疑者は8分間のビデオで、「傷ついたシリアは毎日流血しているが、殺りく者バッシャール・ハフェズ(前大統領)の息子である殺りく者(アサド大統領)は(弾圧を)停止しない」と指摘。その上で「シリア国民の抵抗は、あらゆる痛みや犠牲、流血にもかかわらずエスカレートする」と述べた。

 また、シリア国民に対しては「西側や米国、アラブ連盟やトルコに頼るな」と呼び掛け、トルコ、イラク、レバノン、ヨルダンのイスラム教徒にはシリア反体制派を支援するよう求めている。


●アルカイダがシリア反体制派に潜入、生物化学兵器流出に懸念
http://www.cnn.co.jp/world/30005654.html
【2月18日 CNN】
 反政府デモの武力弾圧が続くシリア情勢で、クラッパー米国家情報長官は18日までに、イラクのアルカイダ系組織の工作員がシリアの反体制派内に浸透を図っているとし、騒乱がさらに悪化した場合、同国内にある生物化学兵器が流出することに懸念を抱いていると述べた。

 米上院の軍事委員会の公聴会で表明した。長官は、シリアの反体制派の活動家らはアルカイダ系「イラク・イスラム国」の工作員が内部に潜入していることを知らない可能性があるとも述べた。

 国内の活動家や国外への逃亡者らで組織される反体制派はまとまっておらず、国民運動の体をなしていないと指摘。軍の離脱兵が集まる反体制派「自由シリア軍」も内部抗争が起きて指揮系統は一本化されておらず、アルカイダがこれに便乗して食い込みを図っているとした。

 シリアのアレッポや首都ダマスカスでは最近、治安や情報機関関連施設を狙った爆弾テロがあったが、いずれもアルカイダ特有の手口の形跡があったと説明。その上でアルカイダ工作員による反体制派への接近は、米国による反体制派への物資支援に関する議論に影響を与えると述べた。

 米国防情報局(DIA)のバージェス局長も同委員会で過激派分子がシリアに既に侵入しているとみられると説明した。

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