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ヴィタリ・シュリコフ氏

◆9月16日

 アメリカのトランスフォーメーションと同じように、ロシアでも軍の改革が進められるようだ。アメリカは既にラムズフェルド前国防長官時代に開始されているが、ロシアは現在それが進められていると言う。
 大型の軍を保持する代わりに身軽だが充分な内容を持つ軍を目指し、大規模な侵略などに対しては戦術核で対処するとしている。そしてロシアで有名な軍内部でのいじめなどにも教育面からの改善を目指そうとしているようだ。

 ロシアが現代的な軍隊になることで、そして身軽な軍になることでその余力は経済に振り向けることもできるだろうから、更にロシアは強くなるとも言えそうだ。

 ただ、小型の軍隊にすることで、中国などが攻めてきたらどうするのか、という話があるのを見れば、やはりロシアにとっては中国という隣接するもう一つの大国、しかも共産主義の独裁政治の国に対する脅威を感じていることが分かる。今彼らは上海協力機構でまとまっているように見えるが、あるいは共同の軍事演習を毎年行って入るが、内心では潜在的な敵と見ているのだ、と言えそうだ。


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●ロシアは大軍隊を断念
【9月14日 RIA NOVOSTI】
 ロシア軍の専門家のヴィタリ・シュリコフ氏は、先週のヴァルダイ討論クラブの分科会で12月から開始されるロシア軍の改革について語った。そこで氏は、戦車数は2万から2千に、予備役兵は10万人に減少すると語った。シュリコフ氏はこの改革を革新というにふさわしいだろうと指摘した。ロシア政府が将来の軍備を削減をする際に、あるいはその構成に対し重要な影響を与えるだろう。

 国防省公共委員会の防衛政策委員長であるシュリコフ氏は前国防次官で国防軍諜報部の退役大佐である。氏は軍改革案の作成者の1人でもある。
 RIA NOVOSTIは軍改革についての話をシュリコフ氏から聞いた。

Q.ロシアで始まっている軍改革の意義ならびに内容はなにか?
A.大変広範囲に及んでいる。その要となる点は、過去200年で最大の改革となると参謀長が語ったことで、それはロシアは大軍を準備して行う大戦争は放棄した、ということだ。古いシステムは1874年にドゥミトリー・ミリューチン戦争大臣が導入したものだ。その目的は平時の比較的小規模の常備軍と常備軍の5から6倍の大規模な予備役兵を保有するというものだ。それがほぼ150年間保持された。それが多くの師団、多くの戦車が存在する理由だ。空(から)の師団と呼ばれる一部だ。ロシア師団の多くは数百人の将校、小規模の兵士、大量の装備を基地に抱えている。戦時には、徴収兵が召集され、師団は臨戦体勢に入るとされた。

Q.では代りに何がくるのか?
A.予備役兵を考慮すれば、代りにずっと小型の軍が来る。予備役兵はいなくなる。参謀部では10万の予備役兵で充分と考えている。常備兵は100万だ。

Q.とすると、基本的にはもう動員はない、ということか?
A.動員はない。大規模戦争もない。NATOからの脅威はない。なぜNATOからの脅威がないか?あれば、古いシステムを保持し、動員をし、彼らも自分たちは必要とされていると考えるだろうが、これらの師団の正規将校らは過去15年何もすることは無かった。軍事教練もなく、教育もされてこなかった。我々は2万の戦車を保有している。これからは2000台だけ残る。残りはスクラップにされる。

Q.ロシアの核兵器はどういう影響をうけるか?
A.軍は大規模な戦争を準備する必要が常にあるわけではないが、だからといってそれを計画から完全に除外すべきでもない。今のところは、核兵器は代替物であり、主に戦術核がその使命にあたる。戦略核は政治的な兵器だからだ。戦術核は何か有事という際に現実的には、数十のこの予備役兵の師団の代替だ。この戦術核は現在の時点では実際上の脅威とは思われていない。しかし、中国の拡大やNATOの拡大時には、なんの役にも立たないので無視する、というわけにはいかないはずだ。計画を作成する際、「大規模な中国の攻撃に対処できるのか?」と言う者がいる。勿論、この小さな3000から4000の旅団では中国軍に比較してたいしたことはない。そこで核で対処したらどうか?
 ヨーロッパで圧倒的な旧来の戦力を持っていた時のソ連に対するNATOの古い戦術だ。NATOは核に依存していた。それは新しいプロジェクトではない。NATOのやり方を踏襲したものだ。

Q.ソ連軍?
A.そう。日の下に新しきものなしだ・・・

Q.下士官はどうか?
A.多くの専門家が言うことは、この点では私は詳しいのだが、軍というものはプロの下士官がいなければ成り立たない、ということだ。下士官は兵士と義務の時間以外でも一緒に過ごす者だ。しかしロシアの下士官は徴集兵で同じ年頃の人々と一緒に兵役に就いている。それから、いじめがある、2年の兵役で2年兵は古兵と呼ばれ、自分たちのことを通常の下士官より偉いと考えている。それである軍では下士官無しでやっていた。将校が下士官の役割をやっていたのだ。それは大変なものだ。それでも20年間やってきた。
 それで今年の12月からは、我々は通常の下士官の教育を開始し、特殊な学校でその教育を行う。2年半から3年かける予定だ。教育を受けている期間も給料が支払われる。学校を卒業した後は、少なくとも3万5000ルーブルを受け取れる。これは月1000ドル以上だ。それで彼らは仕事に熱心に取り組んでくれる。
 これはある進歩だ。解決ではない。それは我々はどの国の軍にもあるような下士官の実際のヒエラルキーを持っていないからだ。しかしとにかく正しい方向に向かっての出発ではある。

Q.しかしここ15年から20年間、軍の改革についての話があった。しかし実現されそうなものは無かった。今回うまくやれると考えるのはなぜか?

A.それは本当の改革ではないからだ。2003年、当時のプーチン大統領が改革は終わったと言った事を覚えている者は少ない。改革はないだろうし、現代化もない、と彼は語った。改革と言う言葉は、違う国防大臣が使ってきたものだからだ。改革の名の下に競争相手となる部署に対する攻撃に利用してきたのだ。
 落下傘降下兵だったパベル・グラチョフ氏が大臣だった時、落下傘降下兵は歩兵を削減しだした。大臣が戦略ミサイル部隊出身のイゴル・セルゲイエフ大将の時、全ての核兵力を、潜水艦、戦略爆撃機、などを彼の司令の下に置こうとしたことがあった。こうしたことで皆嫌気が刺して衝突が起きた。本当のところ、部署の責任者らは、お互いに「改革」の名の下に潰し合っている。
それで改革というのは使用する言葉ではない。現在進行していることに適用されるものではない。実際はこれは革新だ。アナトリー・セルヂュコフ国防大臣が始めたのがこの革新だ。彼はこれは「新式」の軍だと言った。
 12月1日は戻ることのない日となるだろう。ロシアは、多くの観察者には知られていないが、新しい軍を持つようになる。100%の戦力を旅団に、師団に軍団に持たせるだろう。予備役兵の連隊は無くなる。これは確かに革新だ!そして多くの軍人はこれを受け止めることが難しいのだ。それで多くの将校らは今行われていることに対し不満である。
 しかし、これは私に言わせれば、5年、10年あるいは15年前にもなされるべきだったろう。今進められていることは遅すぎたことだ。しかしそれは辛いことだ。

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