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7月17日、3機の民間航空機がほぼ同じ空域を飛行
◆7月24日
ウクライナの戦闘機がマレーシア航空機に接近したのは、地上からのミサイル攻撃が失敗した際に、戦闘機自身が攻撃するためだったのではないだろうか。これはこの航空機をなんとしても撃墜したかったというウクライナないしは欧米側の強い意思を感じさせられるものとなる。
ウクライナ政府は航空機撃墜直後に、親ロシア派の交わしたとされる会話を公開したり、ブク・ミサイルが親ロシア派の手に渡ったということを主張する映像を公開したりしているが、それら全てが、インチキないしは出来ゲームというか、あらかじめ準備されたいたもの、という感じになっている。
そしてアメリカは証拠の衛星写真がある、と主張したが、アメリカ側は今に至るも、その衛星写真とやらを公開していない。今、一生懸命その「衛星写真」を創作しているのかも知れないが・・・
欧米側の主張している、「親ロシア派が誤射した」、という声明を擁護する証拠となるものは、この通り結局何も無い、というのが実情であり、逆にウクライナ軍が撃墜した、ということを示す資料、状況証拠の方が充実しているのである。欧米側が示すものは却って、自分達が真の下手人であることを示すものになっている。そういう状況を日本のメディアは何も示さない。
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●ロシア軍:ウクライナ・アメリカへの10の質問 -その2 最終章-
http://rt.com/news/174496-malaysia-crash-russia-questions/
【7月21日 Russia Today】
6.民間航空機用のルートで軍用機は何をしていたのか?
「この空域には当時3機の民間航空機が通常の飛行をしていた。17時17分、コペンハーゲンからシンガポールへのフライト、17時24分、パリから台北へのフライト、そして同時刻、アムステルダムからクアラルンプールへのフライトだ」
「更に、ロシアのモニタリング・システムはウクライナ空軍ジェット機、恐らくはSu-25が上昇しマレーシアのボーイング機に接近してくるのを記録している」
「このSu-25はマレーシア航空機から3-5kmほど離れていた。Su-25は短時間で高度1万メートルに到達できる能力がある。その標準装備はR60空対空ミサイルを含み、これは12km先の標的をロックし打撃することができる。これは5kmの距離の標的を確実に打撃できる」
7.なぜ軍のジェット戦闘機は民間航空機にそれほどまでに接近したのか?
「17時21分35秒、ボーイング機のスピードは毎時200kmまで落ちた時、新しい飛行物体を探知するマークがボーイング機の破壊の点に現れた。この新しい飛行物体は4分間に渡ってドネツクとブツリンスカヤのレーダー基地で継続して探知されていた。管制官の一人はこの新しい飛行物体の正体が何か尋ねていたが、そのパラメーターに関する解釈を得ることは出来なかった。恐らくはこの新しい航空機は第二監視レーダトランスポンダを装備していなかったためで、これは軍用機の特徴である」とマクシェフは語った。
「新しい航空機の探知はその航空機が上昇し始めたので可能となった。この飛行物体の位置の変化はボーイング機の墜落現場をホバリングし、偵察していたことを示している」
「ウクライナ高官は先に、ウクライナ軍用機は墜落空域には存在しなかったと主張したが、見ての通り、それは真実ではない」
8.ミサイル発射台はどこからきたのか?欧米メディアによってブク・システムはウクライナからロシアに移動したことを示すというビデオが出回った。このビデオはキエフ当局が支配する地域で撮影されたのだから、発射台はどこから輸送されたのか?
https://www.youtube.com/watch?v=L4HJmev5xg0&feature=player_detailpage
「ここに紹介してきたこの情報は客観的かつ信頼できるデータを元にしたもので、ロシアに対する根拠の無い非難とは違う」とパルとポロフは語った。
「例えば、ブク・システムがウクライナからロシアへ移動したことを示すというビデオを欧米メディアは流した。これは明らかなインチキである。このビデオはクラスノアルメイスク町で撮影されたものだ。背景に見える自動車特約店の広告板の住所がドネプロペトロフスク通り34番地である事を示している。クラスノアルメイスクは5月11日以降はウクライナ軍が支配している地域だ」
9.今それはどこにあるのか?なぜ、いくつかのミサイルは発射台からなくなっているのか?ミサイルが最後に発射されたのはいつか?
ウクライナの内務省のビデオからの映像は、ウクライナから移動されたと思われるブク・ミサイルシステムが3発の内の2発のミサイルと共にあることを示している。
2発のミサイルが見える、3発目、4発目は? MH17便の撃墜に使用された?
10.アメリカは、反政府民兵によって発射されたミサイルでMH17便が撃たれたと主張する内容を示す証拠となるものを、何故示さないのか?
「アメリカ高官らは彼等はマレーシア航空機が反政府民兵によって発射されたミサイルによって撃墜されたことを示す衛星写真を持っている、と主張した。しかし、今のところ誰もそれを見た者はいない。我々が知る限り、確かにアメリカの衛星がモスクワ時間で7月17日17時06分から17時21分までウクライナ南東上空にあった。
「この衛星はさまざまな射程のミサイルの発射をモニターし追跡するようデザインされた実験システムの一部である。もしも我等のアメリカの仲間が衛星からの映像を持っているのならば、詳細な検証のために国際社会に向けてそれを公開するべきだ。マレーシア航空機が墜落した丁度その時、アメリカの衛星がウクライナ上空にあったというのは、偶然であろう。
ザロシンスコエのブク・ミサイル防空システム
この航空機墜落問題において疑問点を持ち出したのはこれが初めてではない。ロシアが攻撃の黒幕にいる確かな証拠を持っていると主張するキエフ当局がテープを公開しただけで、なんらの説明もなされていない。
自衛勢力(反政府民兵勢力)を非難しているアメリカは、情報関係資料を公開することを拒否している。21日国務省副スポークス・パーソンのマリー・ハーフはロシアの声明を「プロパガンダと偽情報」であると表現したが、記者らがアメリカ政府は情報と衛星からのデータを公開するのか、と尋ねられ、ハーフは「するかもね」としか回答しなかった。今までのところ、アメリカは自分達の主張をソーシャル・メディアと「コモンセンス」で擁護しているだけだ。
- 了 -
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