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東ウクライナに向かうウクライナ軍

◆7月30日

 ロシアに東ウクライナに侵攻させたいアメリカはウクライナ軍を使って盛んに挑発的行為をしてきているが、プーチンはその罠に嵌らない。西側はプーチンを新たなヒトラーに仕立てたいが、プーチンはその西側の意図が分かっているから、決して尻尾を掴まれるようなへまはしない。

 こうして事態が進めば、やがてマレーシア航空機のブラックボックスの中味が明らかにされ、親ロシア派武装勢力ではなくウクライナ軍が発射したミサイルでMH17便は撃墜された、という事実が明らかになるだろう。そうなった場合、事態は一挙に急展開する。少なくとも、プーチンはこのブラックボックスが解明されることを待っている。

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●マレーシア航空MH17便についてプーチンは何を知っているのか?-その2-
http://www.marketoracle.co.uk/Article46568.html
【7月23日 By: Mike Whitney】


 今や政治家とメディアは再びそのことを行っている;大衆に新たな血塗られた軍事介入へ向かわせるべく戦争の熱を煽っている。ただし今回の標的となる大衆はアメリカ人ではなくヨーロッパ人である。その実際の目的は、経済制裁追加に対する支持とロシアの西側へのNATO軍の展開である。アメリカはEUとロシアとの経済的結びつきを損なうことを狙っている。そうすることで、アメリカは重要なEU向け資源を支配でき、ロシア経済を崩壊させこの両大陸の間に料金所を作ろうとしている。これがアメリカの”軸脚”戦略の全貌で、21世紀を通じて世界的覇権を維持するに必須なのだ。以下はニューヨーク・タイムズ紙の記事である:「マレーシア航空機が、それを軍用機と誤って判断した親ロシア派の発射した地対空ミサイルによって撃墜されたのではないかという疑惑が調査団によって立証されたら、この悲劇はロシアはウクライナの主権を無視してきたという彼等の申し立てを後押しすることになる。オバマがロシアに対して新しい制裁を課す一日前、ヨーロッパは自分達の経済的結びつきに影響が出ることを恐れて、それが厳しいということで拒否した。

 オバマ政権は既に追加制裁を準備していて、オバマが望めば直ぐにも実施されるものとなっている。「問題は、それがヨーロッパに最終的にその敷居をまたがせることができるかようになるのか」だと、高官の一人が匿名として語った。「分からないが、なると思う」と語った。

 ヨーロッパの高官たちは最初の反応では慎重で、なんらかの結論に飛びつく前に時間を掛け情報を集めようとしたし、非難はしたがらなかった。しかし、この航空機の殆どの乗客はヨーロッパ人である。過半数となる154名はオランダ人で、そのオランダから離陸した。それでヨーロッパの各国政府に対する圧力が強まるかもしれないのだ。アナリストの中には、この悲劇は必ずヨーロッパのロシアに対する関係のあり方を再評価するよう促すだろうと語った者がいる。

 「最終的にはこれは既にずっと以前になされていなければならなかったことをするようヨーロッパに圧力を掛けることになるだろう」と、ワシントンのアトランチック評議会で元駐ウクライナ・アメリカ大使のジョン・E・ヘルブストは語った。「厳しい措置を取るよう促す反対派の力は以前強いし、そのまま消えることはない。彼等の立場は深刻な打撃を受けたのだということであり、だからヨーロッパのより強力な制裁ということになるだろう」・・・

 オバマはそのような姿勢をはっきり示しはしなかったが、彼の以前の国務長官のヒラリー・ロダム・クリントンは、国務省の高官らが私的に語っていたことを公的に語った・・・「ヨーロッパ人がこの問題では率先して動くべきだ。アムステルダムからクアラルンプールへのヨーロッパの空域を飛ぶフライトだった。ヨーロッパの都市では怒りが渦巻いているはずだ」

 何が起きているかお分かりだろうか?アメリカは事実はどうでもいいのだ。オバマとそのグループにとっての問題は、ヨーロッパを同じ流れに乗せることで制裁を強化できるようにし、ロシアのガスを停止させ、プーチンから歳入の重要な源を取り上げ、ユーラシアの中に店(NATO基地)を出すことなのだ。アメリカの情報機関がこのミサイル攻撃に絡んでいるかどうかは、この悲劇からアメリカが利益を獲得するという事実を変えることは無い。

 プーチンが東ウクライナにおける暴力沙汰を停止させるためにロシア軍を投入することをしない理由は、EUが彼の最大の貿易相手であり、自分達のビジネスに愚かなことをしたがらないからである。ロシアはヨーロッパを、正にヨーロッパがロシアを必要としているように必要としている。彼等は完璧に相互扶助的なのだ。それがアメリカが作業のど真ん中にレンチを投げ入れるという、このとんまな計画をでっち上げた理由だ。つまりアメリカはユーラシアで大立者になりたいのであり、大陸の資源と地域の経済を支配したいのだ。その目的達成のために、彼等はプーチンが信頼できない向こう見ずな侵略者であると、EUの指導者と国民を納得させる必要があるのだ。そのため正当なウクライナ政府が今年2月に追放され、アメリカが支援する臨時政府が取って代わって以来、その政府は次々と挑発行為を繰り出している。

 スラビャンスクで6月12日に”亜リン酸”焼夷弾を使用したり、幼稚園を爆撃したり、病院に爆弾を落したり、あるいは記者を殺害したり、ロシアに向けて迫撃砲を撃ったり、親政府の暴徒とネオナチの連中が労働組合会館ビルで42人の人々を焼き殺したり、通常的に国際法に違反し人道に反する行為を行っていても、殆どの挑発行為は欧米メディアでは報じられていない。これらのどれ一つとして西側では報道されていない。そこでは全体主義国家のアジェンダを進めようとする報道が流されている

 全てのこういった出来事は一つのゴールをもってなされている;プーチンを挑発し戦車で東ウクライナに侵攻させることであり、それをもってメディアに彼のことを新ヒトラーとして悪者に仕立て上げることにある。プーチンは賢くもその罠をさけて、EUのリーダーであるメルケルとオランデと協調的に動いてウクライナの大統領のペトロ・ポロシェンコに東ウクライナを爆撃することをやめさせようと努力し、停戦に合意するよう働きかけているのだ。

                       その3に続く

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