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安保理に、反政府側が化学兵器を使用した証拠を提出をすると語るロシアのラブロフ外相
◆9月19日
ロシアのラブロフ外相が国連安保理に、シリアの反政府勢力側が化学兵器を使用した、という証拠を提出する、という。これは朝のNHKのニュースでもやっていたが、国連常任理事国であるロシアの重要な行動であるから、無視できなかったのであろう。
シリアの反政府勢力は敗走しつつあることは、このブログでも何回も指摘した。この2年半以上、シリア軍はよく戦ってきたし、現在も必死で戦っている。アサド政権は団結し、軍と一体となって反政府勢力のテロリスト達を追撃している。テロリストらは世界中からシリアに密入国し、それを援助してきたのが、隣国のトルコやヨルダンであり、あるいはイラクからも流入している。
彼らはイスラム主義過激派と言われる連中である。ジハーディストとも呼ばれる。要するに聖戦主義者とでも訳せる者たちだ。聖戦(ジハード)の戦いで死ねば、楽園に入れると信じているから、死ぬ事もいとわない者たちだ。要するに狂気の集団に近い。それに対し、アサド政権は世俗政権と言われ、イスラム教徒ではあるが、宗教を政治の上にもってくることはしないし、その宗教的信条も過激派とは大いに異なる。
シリアは多宗派国家といっていい国だ。そんな国家を治めるためにはアサド大統領は一宗派に偏った政策をするわけにはいかない。キリスト教徒やドゥルーズ派の者たち、クルド人も平和に暮らせる、穏健な世俗国家で無ければならない。そんなシリアにイスラム主義過激派の狂気じみた集団が主権を握り、イスラム法を憲法にして、国家を作り始めれば、シリア国民の全てが後悔することになるだろう。
彼らがどれほど狂気じみているかは、ロシアのプーチン大統領がイギリス首相の前で、敵の心臓や肝臓を食べる者たちに何故、武器の支援をするのだ、と迫ったような存在である。女性、子供と言えども容赦はしない。頭部を子供達の目の前で見せしめとして切断したり、女の子の手足をのこぎりで生きたまま切断したり、筆舌に尽くしがたい事を平気でやってのける者たちである。そんな者たちだからこそ、化学兵器である毒ガス攻撃も平気で行う事ができたのである。だから今のシリアの惨状を前にして、シリア国民はアサド政権とシリア軍に一切の望みを託している。またこのシリアを不退転の姿勢で支援するロシアを頼りにしている。
したがって国際社会は今すぐ、このイスラム主義過激派を初めとするシリアの反政府勢力に対する、武器や資金の支援を停止し、ロシアの推奨する、「関係者が参加する話し合いの場」で、シリアの運命を決めていくプロセスを始めるべきなのだ。
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●国連の化学兵器報告を捻じ曲げる5つの嘘 (その2 最終章)
http://www.globalresearch.ca/five-lies-invented-to-spin-un-report-on-syrian-chemical-weapons-attack/5350111
【9月17日 By Tony Cartalucci】
3.化学アナリストはサリンは監視されている貯蔵庫にあったもののようだ:ワシントン・ポストは以下のように主張する。
「国連の調査では、分析された30のサンプルについて、サリンだけでなく「安定剤など関連化学物質」も含有されていたことを発見した。これは、この化学兵器は監視されている貯蔵庫から取り出されたということを示唆している。そこでそれらの化学剤は訓練された軍によって爆弾として調合されたと考えられる」
どんな準備された攻撃でも安定化された化学兵器を使用する必要があるし、それらの取り扱いに習熟した要員が必要だ。リビヤで強奪された化学兵器から、米英あるいはイスラエルからサウジアラビアないしはカタールを通って秘密裏に移送された化学兵器にいたるまで、化学剤が入手できないところはない。
「反乱勢力」について、化学兵器の取り扱いに必要な訓練が不足しているのか?アメリカの政策は、反乱勢力に必要な訓練を受けさせただけでなく、欧米の防衛面の契約者で化学兵器の専門家らが、シリアの反乱勢力の戦士らと一緒にいたという報告がある。CNNは2012年の記事で、「情報筋:アメリカはシリアの反乱勢力側に化学兵器の取り扱いについての訓練を行うという保証をする」、とあり、以下のように書いてある:
アメリカといくつかのヨーロッパの同盟国は、シリアに貯蔵されている化学兵器をどう取り扱いについて、防衛面での契約者を使って訓練を行っている、とアメリカの高官と何人かの外交官がCNNサンデーに語った。
ヨルダンとトルコで行われているこの訓練は、情報筋によれば、貯蔵庫をどう監視し管理下に置くか、また貯蔵庫と資材をどう扱うか、と言うことが含まれる、という。一人の高官は、いくつかの契約者はシリアに密入国しており、反乱勢力側と一緒にいくつかの貯蔵庫のモニターを一緒にしている、という。
4.砲弾に書かれていたキリル文字:ワシントン・ポストは以下にように主張する:
「砲弾に書かれたロシア語は、これらがロシア製であることを示している。ロシアはシリア政府に対する主要な武器の供給元であるが、より重要な点は、反乱勢力側に対しての直接的、ないしは間接的な武器供給者ではない、ということだ」
このワシントン・ポストのロジックはそのままで間違っている。シリア内部で活動しているテロリストは、盗んだものか、あるいは紛争を永続させるため中東の同盟国かないしはNATOによって作られた不正武器供給網を通して手に入れた、ロシア製のライフル銃や戦車までも所有している。
更には、化学兵器攻撃がテロリストによって実行されたか、あるいは彼らの欧米の支持者らによって実行されたとすれば、特に、欧米側にとって有利になる地政学的変化を引き出すことを狙った化学兵器攻撃がそうならば、それは、シリア政府側が行ったかのように細工が行われた可能性があると考える事ができる。反政府勢力側のいる場所に対する反政府勢力側による化学兵器の使用は「偽旗作戦」攻撃となる。それは当然誰が下手人なのかが分かるような、なんらかの印や証拠を使用された兵器につけることが要求されるものだ。
5.国連事務総長のレポートに対するコメント:ワシントン・ポスト自体、最後の部分が曖昧な内容であることを認め、以下のように書いている:
「これは恐らくは非常に状況的な証拠に基づく事案であるが、事務総長の潘基文の記者会見でのレポートについての話で、明らかに示唆された内容を無視するわけにはいかない・・・」
ワシントン・ポスト、そして編集委員会を動かす利権が、国連レポートはなんとなくシリア政府を指弾している、とする理由として、理論的に納得させるような五つの議論を生み出す事もできなかったということは、化学兵器攻撃がアサド大統領の指令であったことを示すという「技術的に詳細な問題」に関する主張に疑惑を投げかけるものである。
国連は化学兵器が使用されたことを確認はしたが、この点では紛争当事者は言い争っているわけではない。今欧米がやろうとしていることは、このレポートの示唆することはこうだ、と決め付け、再度シリアに対する好戦的態度をとることの根拠の無い正当化を、秘密裏に、また正式に外交政策でもってやろうということである。
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