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ロシアはイスラエルから世界を救うか?
◆5月27日
ユダヤ人の世界支配、ということが長らく言われてきている。結局それの達成は金の力で成されるという点から見れば、世界の中央銀行に持つユダヤ系銀行の影響力からすれば、世界支配も夢ではないであろう。
そのユダヤ人の野望に立ち向かう勢力にロシアとその精神を体現したヴラジミール・プーチンの存在がある。ロシアとユダヤ人との歴史はカスピ海沿岸にハザール帝国と言うものが存在していた頃からややこしいものになっていた。
このハザール帝国の住民が国家を挙げてユダヤ教に改宗して、しかも彼らの帝国が崩壊後にロシアに流れ込んできてからが問題となったのだ。あのピョートル大帝もこのハザール系ユダヤ人にほとほと手を焼いたようだ。
しかもロシアはあの1917年のロシア革命で優秀なギリシャ正教徒数千万人をユダヤ系ボルシェビーキに革命の名の下に虐殺された経験を持つ国であり、二度目は「民営化」という詐欺でロシア国家の半分の財産をやはりユダヤ系詐欺師にのっとられた経験から立ち直った国なのだ。それはプーチンが果たした。従ってユダヤ人にとってプーチンは今や天敵となっている。
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●我ら全員が今やロシア人だ
プーチンはイスラエルから世界を救うか? -その1-
http://www.darkmoon.me/2013/we-are-all-russians-now-by-an-unknown-author/
【5月25日 Montecristo+Lasha Darkmoon】
プーチンが2000年の大統領選挙で選出された少し後、暗殺されたニコライ2世の家族が列福された。つい最近までユダヤ権力中枢部の者たちは、血塗られたソビエトのシステムの理想化された記憶をロシア人の中に維持しようと願ったが、それが虚しいことであることがはっきりとした。
ボルシェヴィズムはその形成から実施までユダヤ人が行ったものなので、彼らの権力中枢部はクレムリン内部にユダヤ的なロビーの影響力を組み込み連結させようという儚い望みを持っていたのだ。こういった儚い望みはプーチンによって打ち砕かれた。
2008年の終わりまでに、ロシア人は二つのイデオロギー・システムのどちらかを選択するようになっていた:スターリンと彼の狂信的な血塗られたユダヤ・チェカによって代表される共産主義か、保守と伝統的価値の旧態的ツァーリズムのどちらかである。
つい最近まで、スターリンの人気はニコライ2世の人気より高かった。「しかし、ツァーは不思議にもその人気がスターリンより高まった」(ディー・ヴェルト2008年7月17日号)
その後、その選択は翻らないままだ。
ユダヤ系ロビーは勿論、ツァーへの信仰が再び蘇ることのないことを願っていた。ツァーはユダヤ系ボルシェヴィーキにとっては大いなる敵であったから、ユダヤ系ロビーはツァーの人気を貶める為にあらゆることを行った。しかし今となっては、ロシア人は、丁度キリストのように、ニコライ2世皇帝をユダヤ人を敵として殉教の道を行った、一種の救い主のように見ているのだ。
「十字架につけよ!十字架に付けよ!」(ルカ伝23章21節)
「彼の血を我らと我らの子孫に降りかからせよ」(マタイ伝27章25節)
これらの重要で不吉な語句を読んで、パウロ6世はそれらの語句を完全に無視し2000年にわたったキリスト教の教義を否認したのだ。1965年10月28日、ノストラ・アエタテ(我らの時代に)の発行で、法王はイエス・キリスト殺害の集団的罪からユダヤ人を解放したことで、多くの保守的信者の意見では、カトリック教会を、ユダヤ教会堂の従僕にしたのである。
このカトリック教会の神学的大転換の少し後になって、ユダヤ人のコメディアンであるサラ・シルバーマンは世界に向かって、法王の歴史的Uターンについて:「ユダヤ人がキリストを殺害することを望むわ!わたしは秒速でやっちゃうわよ!」と語ったのだ。
キリストが殺害された同じやり方で、そして後日非難の矛先をポンテオ・ピラトに向けたように、彼らユダヤ人はニコライ2世と彼の家族全員を殺害し、自分達は全く預かり知らぬ事、としたのだ。この件についてユダヤ人の罪を認めたものを発見する事はできないだろう。学校の歴史教科書でも、主流メディアでも。
幸いにも、我々はこの歴史的犯罪に関わった六人のユダヤ人暗殺者らの詳細を知っている。この作戦の請負人はユダヤ人のスベルドロフだ。彼には五人のユダヤ人の子分がいた。ユーロフスキー、ゴロシュチェキン、シロモロトフ、サファロフ、ヴォイコフだ。こいつは実際の殺害に加わっただけでなく、ツァーの四人の美しい娘達を性的に犯した者だ。文書化された証拠で我々が知っている大量殺人は、レーニンの命令で行われた。彼は少なくとも4分の1はユダヤ人だ。この事実は今まで注意深く隠されてきた。チャーチルでさえ言葉巧みに騙されて、レーニンは非ユダヤ人だと信じ込まされてきたのだ。 (その2に続く)
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イスラエルの軍用車両がシリアの反政府武装ゲリラたちの拠点で発見された
◆5月22日
昨日の記事で示したシリア軍の攻撃作戦で、イスラエル製の軍用車両が発見されたようだ。イスラエルがこのシリアの紛争に絡んでいる事は確かであるが、その証拠ともいえる物件が発見されたことになる。
以前では、イスラエル製砲弾が発見されている。いずれにしても、まだ武器の支援と言う段階であり、実際的なイスラエル軍の介入とは言いがたい。シリア軍の攻勢が続けば、武装ゲリラたちは更に追い込まれていくことになろう。そのままならば、全土が落ち着きを取り戻すのも時間の問題となるだろう。
シリア問題は、欧米・イスラエル・トルコ、湾岸アラブ諸国(サウジ、カタール)などが組んで、シリアのアサド政権を転覆させようとする陰謀であったが、アサド政権がシリア人一般大衆から相当の支持を集めてきていた為、挫折しようとしている。しかしこの陰謀で、多くの人が命を落とし、また更に多くの人が難民となって隣国へ逃れている。何の為の陰謀か、と鋭く問われるべき時がやってこなければならないであろう。
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●イスラエル軍がシリアの反政府勢力側に潜んでいる?
http://www.globalresearch.ca/covert-israeli-forces-inside-syria-within-rebel-ranks-israeli-military-vehicle-seized/5335769
【5月20日 Global Research】
メディアの報じるところでは、シリア領内のアル・クセイル付近で捕獲した軍用車両がイスラエルのものであることを確認したという。
この車両ライセンス・プレートはイスラエル軍のものであり、黒の背景にサディ文字がある。
アル・クサイルはレバノンとの国境沿いにある北方の戦略的都市である。ここは反政府側に占領されていたが19日、シリア軍によって奪還された。
アル・クサイルは、レバノン国境からホムスへいたる高速道路をコントロールすることができる場所である。この国境の町から武器や傭兵がシリア領内に入っていくのである。
SANA(シリア国営通信社)によれば、確認されて無いメディア情報として:「武装テロリストがアル・クサイルで使用していたイスラエルの軍用車両の捕獲は、イスラエルがシリアに対する侵略を正当化する根拠のない主張を論駁するものとなるし、イスラエルがシリアの紛争に軍と情報機関の両方で介入していることを証明するものとなる」、という。
「情報筋は、イスラエル軍の武装テロリストに対する支援は、カタール、トルコ、イスラエルがシリアに対する侵略をしていることを証明していること、またその介入は同じ作戦室を通してなされていることを示している。
この情報筋は、イスラエル軍のシリア領内のテロリズム支援は、イスラエルが組織立ったテロリズム政策を適用していることを示すものであると指摘し、世界はこのようなテロリズムと対峙すべきであるとを強調している
この情報筋は、イスラエルの軍用車両、偵察およびジャミング装置が捕獲されたことで問題となるべきは、さまざまな名称の武装テロ組織は、イスラエル、カタール、トルコが導く単一組織のための単なる出先グループである、ということだ、と語った」(SANA, May 20, 2013)
プレスTVによれば、レバノンのアル・マヤデエン・テレビは19日、捕獲した車両のビデオを放映した。
この報道では、軍服、盗聴装置、ジャミング装置などが車両内で発見されたというが、それらは放映しなかった。
シリア軍は外国が支援している民兵からホムスのアル・クサイルの50%を奪還した後、その町の治安を取り戻した。
政府軍は、この作戦の最中に二人の民兵を殺害したと語った。
シリア軍が作戦を続行しているので、いまだに激しい戦闘が継続しているが、多くの民兵らが武器を捨てて町から逃走している。
シリア軍は数週間の戦闘の後19日、全方角からこの戦略的な都市に突入した。
シリア軍は、イスラエル製ロケットを捕獲した武器の中に発見したと語った。
車両に関しては確認する必要があるだろう。イスラエルの軍用車両の捕獲それ自体がイスラエル軍の介入を証明するものとはならない。
イスラエルの登録された車両がイスラエル軍によって秘密作戦で使用されるということは通常はないことだ。
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シリア紛争で政府軍が攻勢
◆5月21日
5月9日号「シリア軍:南部の戦略的拠点都市の奪還に成功」で示したように、シリアでは政府軍が反政府武装勢力に対する攻勢を続けている。今回も、そのシリア政府軍の攻勢が続いていることを示す記事である。
地上ではこのようにシリア政府軍が攻勢を続け、反政府ゲリラの拠点を次々に攻撃、殲滅していっている。また海上にはロシアの太平洋艦隊も地中海入りし、暗黙の牽制を掛け、さらにロシアの供給した世界最高の対空ミサイルS-300が配備されるようになれば、外部からシリアを攻撃することも困難になってくる。
その結果、シリア問題はロシアのプーチン大統領が当初から強調してきたように、「対話」による解決を目指す方向に向かうことになるであろう。また、それが最善の方策なのだ。
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●シリア政府軍:反政府武装ゲリラに対する大規模攻勢
http://en.rian.ru/world/20130519/181238931/Syrian-Army-Opens-Offensive-Against-Rebels---Lebanese-TV.html
【5月19日 RIA Novosti】
シリア軍は19日、四ヵ所で反政府武装ゲリラに対する大掛かりな攻勢に打って出た、とレバノンのテレビ局であるアル・マヤディンが報じた。
シリア政府軍は、ホムス地区のアル・クサイル、ハマ地区、ダマスカス近郊、南部のレバノン国境地帯のデラアで攻撃を行った。この攻撃はレバノンのテレビ局の報道によれば、専門家によればかつて無い規模のものだった、という。
アル・クサイルに対する攻撃では、アサド政権の同盟勢力であるレバノンのヒズボラの民兵らも参加した、とアルジャジーラが報じた。アサド大統領はメディアのインタビューをあまり受けつけないが19日、シリア軍が外国の支援を受けているという点を否定した。
攻撃は大規模な砲撃で開始されたので、シリアの反政府武装ゲリラは数百人の規模で損害を出した、とシリアとレバノンのメディアが報じた。市民らは「安全回廊」を通って、町の西方へ避難した、とアル・マヤディンは報じた。
レバノンの国営通信社は、シリアからのロケット攻撃はレバノンの北方の町であるヘルメルに到達したと報じた。この町は国境のすぐ内側にある町だ。死傷者などは報告されていない。
シリア軍は反政府武装勢力に対する攻撃作戦をダマスカス東方および北方で続行中である。バースでは、政府軍は反政府武装ゲリラ50名を殺害、この地域を奪還したとアル・マヤディンは報じた。
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ロシアのS-300 対空ミサイル
◆5月16日
ロシアがシリアに対して最新鋭防空システムであるS-300を供給したようだ。これは世界最高の対空ミサイルともいえるミサイルであり、これがシリアに実戦配備されれば、欧米・イスラエルなどのシリア政権を転覆させようと陰謀を働いている勢力にとっては一大脅威となるであろう。
イスラエルはこれが実戦配備される前に叩きたくなるかもしれない。これを見ても、制空権を奪われたリビヤのカダフィ政権は倒されたとしても、シリアのアサド政権は、よほどの事が無い限り、陰謀側の思惑通りに転覆させられることは無いと考えられる。
同時にこれはアメリカの対中東、対シリア政策の変更というものが日程に上がってくると考える事ができるだろう。チュニジア、エジプトと続いたアラブ諸国のアラブの春運動を利用して、シリアのアサド政権を転覆させようとしてきたが、結局その陰謀は挫折したことを認め、ロシアが主張する「対話」を通じての、シリア問題の解決への道を選択する、ということだ。
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●最新鋭ロシア製対空ミサイルがシリアへ引き渡された
http://www.wnd.com/2013/05/game-changing-russian-missiles-already-in-syria/
【5月13日 Aaron Klein】
ゲームを変える、と言われているロシアのS-300ミサイルが先週、シリアに到着した、とアラブの情報筋がWMDに語った。
イスラエルの治安当局筋ではこのアラブ筋の主張を裏付ける情報はない、と述べた。
この情報はウォール・ストリート・ジャーナル紙とニューヨーク・タイムズ紙が、ロシアがシリアに最新鋭対空ミサイルを売却する取引が間近に迫っているとする、オバマ政権に向けたイスラエル経由のメッセージを報じる中に出てきたものである。
このS-300ミサイル・システムは航空機と誘導ミサイルを迎撃することができる。
ホワイト・ハウスのスポークスマンのジェイ・カーニーは、テキサスに向かうエアホースワん機上の記者団に対して、米政府はこの情報は把握しており、ロシアがシリアを支援し続けることに失望している、と語った。
「我々は常にロシアに対して、アサド政権に中東地域を不安定化させる防空システムも含め、ロシア製武器を供給することをやめるよう呼びかけてきた」とカーニーは語った。「我々はまたロシアはシリアにおいてもっと建設的役割を果たす事ができると語ってきた」と述べた。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙によれば、シリアは四基の発射台を購入する2010年の合意で決まった9億ドルの支払いを3ヶ月以内に実施することになっている、という。
ジャーナル紙は、S-300のパッケージには六基の発射機と200マイルの射程を持つ144発のミサイルが含まれると報じた。
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トルコのエルドアン首相
◆5月13日
シリアとの国境に近いトルコの町で車爆弾が2度爆発し、46人の死者が出た。これに対し、トルコのエルドアン首相は証拠を挙げないまま、シリアの情報機関が関わった、とシリアを非難した。
これは状況を知る者たちが見れば、全くの言いがかりであり、むしろ偽旗作戦(自作自演工作)の臭いさえあると言えるのである。もう何回もやられていることだが、シリアを非難されるべき状況に置く事で、「国際社会」の軍事的介入を誘う、という工作である。もう見え見えではないだろうか?
下記のインタビューでもトルコの中東専門の教授が、その点を指摘している。シリアでは政府軍がこのところ攻勢に出ており、反政府グループ側は多大な損害に苦しんでいるから、親分衆の助けが必要なので、欧米側、トルコなどの政府の直接軍事介入を引き出したい、と見られても仕方ない状況なのだ。
トルコ政府はシリアの情報機関が関わっているという証拠がある、と言っているようだが、それが何かは示されていない。それを早く示すべきであろう。また今週、エルドアン首相はオバマ大統領と会談を予定しているというから、そこからも何か動きが出てくるかもしれない。
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●アメリカの同意なければ、トルコはシリア攻撃はしない
http://rt.com/op-edge/turkey-syria-us-blessing-178/
【5月12日 Russia Today】
厳しい言論戦をしているトルコだが、シリアのアサド政権に対する攻撃は、アメリカの同意がなければ行わない、と中東専門家のジェレミー・ソルトがロシア・トゥデイ紙に語った。
トルコ当局は11日のシリア国境に近い町での車爆弾事件の容疑者として9人を拘束した。
二つの爆発で46人が死亡、100人以上が負傷したため、トルコはシリアの情報局が犯人であると非難したが、シリアはこれら一切の非難内容を否認した。
トルコのビルケント大学の中東の歴史と政治の教授であるジェレミー・ソルトは、シリア反政府勢力の中のイスラム主義者だけが、今回の攻撃による利益を得る者たちである、と語った。
ロシア・トゥデイ(RT):捜査さえまだ始まっていない状態で、トルコ政府はシリア政府が「いつもの連中」であると決め付けたのか?
ジェレミー・ソルト(JS):トルコ政府は9人を拘束したといっているのと、証拠があるといっている。シリアの情報機関と関係のある者たちだというのだ。しかし我々はその証拠というものをまだ見ていない。我々はそれが何を意味するのか、待つしかない。この段階では、シリアがあのようなことをすると考えるのは困難である。それが今シリアで何ガ起きているか見れば分かるだろう。現在シリア政府軍は反乱勢力を駆逐しつつある。反乱勢力側はこの数ヶ月で、膨大な損失を経験している。特に、ダマスカス近郊、レバノン国境付近、アレッポのハラブでさえそうだ。更には、アメリカ人はペースを落としてきていて、ロシアとこの問題を解決するため交渉をしようとしている。だから、シリアがこのようなことをする意味がないのだ。
RT:この数時間、シリアの情報相は、「アルカイダと一緒に危険なゲーム」を行うことで、トルコのエルドアン首相が今回の事件の責任を負うべき存在だ、と語ったが、どういう意味か?
JS:我々は事実としては、シリア内での主要なイスラム主義グループは、イラクのアルカイダとシリアのハブハト・アル・ヌスラは同じことだ、ということを知っている。そしてシリア内の戦闘集団は皆、イスラム主義者であり、彼らは戦術的にはジャブハト・アル・ヌスラと共にやっている。だから、シリアにはアルカイダがいることになる。我々はそのことは分かっている。それは既に立証されたことだ。しかし、そのことは初めから疑われていたことだったのだ。我々が目の前で見ていることは、この問題を誰のせいにするか、と言う点で見解がああだこうだと定まらない、ということだ。私の感じでは、今回のこの爆発の下手人は、反政府武装グループのどこかがやったということだ。それは、外部から介入してもらいたければ、事態を過熱させる必要性があるからで、それは彼らだからだ。彼らは現在、非常に深刻な状態にある。
RT:トルコの内務相は国際社会にシリアのアサド政権に対して立ち上がるよう要請している。こういったことはロシア、アメリカ、イギリスが提案している和平へ向けた努力に水をさすことにならないか?
JS:重要な事は、彼ら(国際社会)は2年以上にわたって深く関わってきていることで、彼らのシリア政権の転覆という目標は成就できていない、ということだ。だから、彼らは同じことを繰り返しているところがある。しかし、シリア政府を倒せるという見込みは、外国政府の直接的介入が無ければ、実際はありえない。アサド政権の強調している点は、シリア軍である。シリア軍は戦闘を進めているが、これは国家プロジェクトである。そしてシリア軍の兵士らは主流はスンニー派イスラム教徒なのだ。彼らは民族精神を持っている。そして、外国の政府がますますやっきになって武器を送り、飛行禁止空域を宣言したりすることは事態を悪化させるだけなのだ。
今必要なことは、解決を目指す交渉を進めることだ。オバマ政権が取った道はそれだ、何にもまして、化学兵器プロパガンダやイスラエルの攻撃などを最近数週間我々はみているが、オバマ政権はこの問題でこの紛争に介入させられるとは思わない。
RT:トルコは今回の事件に対するに、「全ての手段」を講じるだろう、と言っている。それは何であろうか?
JS:このことは深刻に捉えるべきであるが、エルドアン首相は今週、ワシントンを訪問する。そしてシリア問題が最重要事項として話し合われるであろう。そして私の感じでは、トルコはオバマが噛まない限り、自ら勝手に何かすることは無いだろう、ということだ。オバマがシリア問題でアメリカを介入させるようなことをしなければ、トルコが何かやるとは思わない。
問題は、どんな証拠がでてくるのか、ということだ。シリアの情報機関によって今回の事件が起きた、と納得できるようなことを示す証拠がでてくるのかどうか。だから、まだ分からないことが多すぎる。全てはこのワシントンでのオバマとエルドアンの会談の行方に掛かっているだろう。
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