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イランのアハマディネジャド大統領

◆4月12日

 とうとうロシアがイランにS-300 ミサイルを引き渡すことに決めたようだ。記事にあるように、それでもって一番困るのが、イランを国際社会の中で孤立化させようとしたが、それに失敗したイスラエルであろう。このままS-300 がイランに引き渡されれば、イラン攻撃が難しくなるから、前に書いたように、もしもイスラエルがどうしてもイラン攻撃をするというのならば、それはこのS-300がイランに実戦配備される前になるのではないだろうか?



ロシアがイランにミサイル・システム売却で憤慨する欧米諸国
【4月12日 By Chris Hughes】

 イランは自国の核施設を防衛するため、最新型のミサイル・システムをロシアから購入する手続きを進めている。
 T-300地対空ミサイルは、侵入してくる巡航ミサイルを含む多くの標的を一度に攻撃することができるため、欧米諸国やイスラエルなどがイランを攻撃することが困難になる。

 ロシアのこの何十億ポンドもするこの取引のニュースは、イランが核兵器を開発することをなんとしても阻止したい欧米諸国の間に憤慨と恐れを引き起こした。

 ある情報筋はザ・ミラー紙に対し、「脅しと脅し返しのゲームの進む中で、これはイスラエルと欧米諸国にとって悪いニュースだ」と語った。
 
 「この新しいミサイル・システムは既に軍事的にも防衛的にもその能力を相当に増大させているイランを更に強化することになる」
 「これは皆を心配させている-特にイスラエルはアメリカが最近、イラン攻撃に積極的ではないことで、またアメリカはイランが優位に立っていることを知っているからだ」

 イランは100マイル離れた場所にある標的を攻撃できるこのS-300を2005年から購入しようとしてきたが、数ヵ月後にはイラン側に引き渡されることになるだろう。

 これはイスラエルの国防大臣にとっては大きな痛手となる。彼はイランのアハマディネジャド大統領が核能力を増大させているのを恐れている。
 国防総省の幹部らは、イランの核施設を破壊しなければならないとなれば、100ヶ所ほどの標的を攻撃する計画を既に策定している。
 バンカーバスター爆弾は地下複合施設を攻撃するであろう。またヘルファイアー・ミサイルはイランのトップの科学者らを殺害すべく照準を合わせている。
 軍事協力庁のトップであるミハイル・ドゥミトリエーブ氏は、S-300の引渡しはまもなく行われると確約した。
 ロシアの国営通信社のRIAノーボスチは、「契約は署名された」と語った。

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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