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核安全保障サミットで演説するオバマ大統領

◆4月14日

 オバマ大統領が、公の場で改めてイスラエルに対し、NPTに加盟するよう要請するコメントを発した。
 オバマ政権が徐々にしかし確実に、イスラエル・ユダヤ勢力を追い詰めていっていることが分かる。記者会見での発言であり、指摘されて答えざるを得ない状況に追い込まれたから、という状況であるが、真相は、おそらくそのような質問がでることを想定していた、ということであろう。
 つまり、積極的にアメリカ側からその件を持ち出す形ではないが、記者からそのような質問がでることを想定し、答えを準備していたということであろう。
 核を世界から無くすという方向性は人類が進むべき方向性であるから、ロシアとの間で核戦力の削減を公約し、その土台の上に、今回の核拡散防止条約へのイスラエル招待のコメントである。

 こうしてイスラエルの核兵器問題が、改めてオバマ政権によって世界的問題として脚光を浴びる舞台となり、イスラエルとしては触れて欲しくないテーマであっただけに、アメリカのイスラエル離れという事態がより鮮明になったともいえる。

 このような状況であるから、イランの核施設をもしもイスラエルが核兵器などで攻撃する作戦を考えていたとしても、その実行は非常に困難な状況に追い込まれたと言えるだろう。

 
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オバマ大統領:イスラエルはNPTに署名すべきであると発言
http://news.antiwar.com/2010/04/13/obama-israel-should-sign-npt/
【4月13日 by Jason Ditz】

 オバマ大統領は、核安全保障サミットでほぼ全面的にイスラエルの核計画問題に触れることを避けてきたが、イスラエルが核拡散防止条約(NPT)に参加していない点を記者会見の席上指摘され、その質問に対しては答えざるを得ない状況に陥った。

 オバマ大統領の話しの大部分はカナダやチリなどの兵器級の核の備蓄を保証する問題に費やされたが、イスラエルの核の問題を追求され、結果的にイスラエルを含む全ての国がNPTに署名すべきである、と強調した。また彼はこの立場は何も新しいものではない、と述べた。

 しかし、昨年9月、オバマ政権はIAEAのメンバー国がイスラエルにNPTに加盟するよう要請する案に対し、イスラエルを名指しして強要するのはフェアーではない、として強く反対したのだった。

 この9月のIAEAの投票がなされると、イスラエルは公式に憤慨してみせた。昨年5月にアメリカの高官が、オバマ政権は公式に全ての国がNPTに加盟することを望むとコメントした時、イスラエル政府は怒り狂って、何人かの高官がNPTを公式に糾弾しイスラエルは決して署名はしないと断言した。イスラエルの外務大臣は、アメリカに対し、例のコメントの「説明」を求めた。

 現在まで、イスラエル政府はオバマ大統領の最近の呼びかけに返答する立場にあるが、予想される反応はネガティブなものだ。それもイスラエル政府は核兵器を所有していると認めることさえ嫌がっているくらいだから、まして国際的監視の下におかれることなどまっぴらなのだ。

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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