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ギリシャで緊縮財政に抗議するデモ

◆11月6日

 ヨーロッパの国債危機の解決にはまだまだ時間が必要のようで、ユーロ圏最大の経済規模を誇るドイツでも製造業部門などに収縮現象が出てきているという。ドイツのメルケル首相はこの危機の回復には最低5年はかかる、と言っている。

 ヨーロッパががたがたしているので、そのヨーロッパに輸出している中国や韓国などもその影響をもろに受け、同時に中国などは自国のバブルの崩壊があるから、2013年は世界全体が経済・金融問題で2008年のリーマンショック以上の問題を抱える可能性が高まっている。

 わずかな望みは、ギリシャでも自国周辺の石油や天然ガスなどの資源開発に積極的になり出していることと、アメリカもシェールガス革命で新しいブームの広がりが期待されていることだ。ただしこのシェールガスも環境破壊問題が絡んでいるため、長期的な展望がどこまで可能か、議論の分かれるところだ。日本では日本海側のメタンハイドレードや希少金属、あるいは新たな油田の発見などが期待されている。

 しかし全体的に見れば、その影響はまだまだわずかであり、ヨーロッパでは今後スペインやイタリア、フランスなども問題が顕在化し、世界全体では2013年は、今年以上の混乱が予想されると考えるべきだろう。

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●ヨーロッパ連合の景気後退は悪化している
http://www.examiner.com/article/eu-recession
【11月3日 Examiner.com】

ヨーロッパで最大の経済規模のドイツは製造部門で8ヶ月連続の収縮を見せた。フランスの指数は1ヶ月を除く15ヶ月間ですべての分野で減少を示した。

 キャピタル・エコノミクスのエコノミストであるベン・メイはユーロ圏のコア・エコノミーの状況は悪化していると語った。

 「コア・エコノミーの中ではペリフェリを景気後退から引っ張り出すというよりか、コアがペリフェリの後を追って景気後退に陥りそうに見える」と彼は語った。

 スペインは、ヨーロッパ連合によって救済される次の国家になりそうで、下降のペースは速まりだしている。イタリアでも事情は同じである。ユーロ圏内の失業率は新記録を打ち立てつつある。スペインでもギリシャでも4人に1人以上が失業状態にある。 

 17ヶ国で1849万人が失業状態にあり、先月は14万6000人がそれに加わったと10月31日、 Eurostat(ヨーロッパ統計)が語った。

 青年層の失業率は、25歳以下で23.3%で一年前の21%より上昇している。

 青年層におけるこの高く上昇し続ける失業率は、ヨーロッパ中央銀行が現行の記録的な0.75%から金利を下げるよう働くことと思われる。第三4半期には恐らくは景気後退に陥っているだろう、アナリストは語った。 

 しかしヨーロッパ中央銀行による刺激の希望に対して、ブリュッセルその他のユーロ圏の政府は、雇用創出の計画の前に、今後暫くは状況は悪化するという予想にも関わらず、経費削減を行った。

 ユーロ圏の最大の経済国の収縮する成長状況はヨーロッパ中央銀行に今後数ヶ月で更なる金融緩和政策を促し金利を0.5%に削減すことになりそうだと、11月1日のロイターの調査は示した。

 第四4半期には17カ国のブロックの経済は殆ど間違いなく景気後退に陥っているであろうし、今年の減少を取り戻すのには、来年も弱々しい成長しか期待できないため、2014年まで待たねばならないであろう。

 ヨーロッパはその国債危機問題を来年も引きずるため、世界経済でも最大の重荷として留まると思われる。先月、ユーロ圏は、製造業とサービス業部門共に2009年6月以来、最速で下落し、減少傾向に拍車が掛かった。

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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