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イランの開発したステルス無人攻撃機
◆10月30日
10月6日にイランの無人機がイスラエル上空でイスラエル空軍に撃墜されたが、イスラエルの領空内に無人機を侵入させたイランの無人機の性能が注目されている。
今回はイランがイスラエルを直接カバーできる、航続距離2000kmになる無人機を開発したということで、イスラエルに対する脅威の度合いが増した。これを大量に生産し、イランからばかりでなく、隣国レバノンのヒズボラもこの無人機をイスラエル向けに飛ばせば、どうなるか?しかもこの無人機はステルス性能を持っているのだ。
昔、イスラエルがバビロンに捕囚となっていた時、ペルシャのクロス大王が彼らを解放したことがあった。解放されたイスラエル民族はパレスチナに戻りそこで再び国家の建設をなしたのだ。つまり、イスラエル民族にとってペルシャ、すなわち今のイランは命の恩人でもあるのだ。そのイランをイスラエルは先制攻撃で破壊し石器時代にもどしてやる、というのだから、もし本当に攻撃したとすれば、完全な恩知らずとなり、そのような民族・国家が地上に留まることは困難になるというのが、国家存亡の原理原則である。簡単に言えば天地が許さない、ということ。
だから、イスラエルはイランを絶対攻撃するべきではないし、またイスラエルのイラン攻撃を擁護し、一緒になってイランを叩くといっているロムニーがアメリカの大統領になるべきではないのである。
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●イラン:射程2000km無人ステルス攻撃機開発
http://www.debka.com/article/22483/Iran-develops-Ababil-T-–-a-2-000-km-range-stealth-attack-drone
【10月29日 DEBKAfile】
イランのアハマド・ヴァヒディ国防大臣はテヘランで28日、「この無人機はイランの最新の技術というわけではない」と警告した。彼はイランとヒズボラがイスラエルの空域に10月6日に飛ばした無人機について語っているのだ。そして、それが無人機の在庫の最後のものではなく、更にはイスラエルの空域に対する侵入の最後でもないことを強調しているのだ。
我々の軍事情報筋によれば、9月半ば、イランは秘密裏にレバノンに向けて解体したアバビル無人機を発送した。もっともイランはイスラエルがそれを発見しないだろうという、あるいはイスラエル空軍がこの無人機の発射前に空爆しないという確信があったわけではない。シリア戦争はイランの発射チームがレバノンい常駐することを困難にしていた。
しかしながら、イランは無人機の製造において格段の進歩を遂げ、それは能力と射程に現れている。2006年のレバノン戦争の時、ヒズボラはアバビルの初期のモデルをテルアビブ空爆のために発射していた。それはイスラエル空軍によって撃墜された。以来、イラン人は改良型のアバビル-Tを開発、これは短・中距離の射程の攻撃用であり、アバビル-Bとアバビル-Sも製造した。
我々の軍事情報筋は、このアバビル-Tを、イランで最も進んだ無人機と定義している。それは電子戦、軍事情報収集とオンラインで伝送する能力を持つもので、前線での戦闘に適合したものだ。それは敵の電子システムを無能化するようデザインされており、とりわけ、アメリカとイスラエル向けに出来ている。
アバビルとはコーランに出てくるツバメで、アラーによって解放され敵を打ち負かした鳥だ。
このプロトタイプは最長航続距離150km、高度4.2kmを持ち、10時間浮かんでいることができる。イラン人技術者はその速度と航続距離を急速に改良した。しかし、最近までは、レバノンを経由しないでイスラエルまでカバーできる無人機をどう製造できるか、まだわかっていなかった。彼らはこのアバビル-Tがトルコあるいはイラクを通過することは避けた。それはこれらの国の駐留しているアメリカないしはNATO軍によって迎撃される危険性があるからだ。
この障害は最新の改良されたアバビルで乗り越えられたとヴァヒディ将軍は語る。
彼が語った一週間前の10月17日、イラン航空産業の会長であるマヌシェフル・マンテキは、イランはイスラエルをカバーできる航続距離2000kmの無人機を所有していると発表した。
イランはこの進化したモデルをレバノンのヒズボラが使用できるよう在庫を増やす計画をしている。
イランの情報筋は、最新式の無人機は2011年11月に戦闘状況の中でテストされたと主張している。一機の無人機がペルシャ湾のアメリカ第五艦隊の上に秘密裏に飛ばされ、更なる改良のための情報を収集し、価値ある経験をした。
彼らは今後、2011年12月4日に撃墜したアメリカのRQ-170センチネル無人機から盗んだ技術や、ロシアと中国から買ったもの、欧米から盗んだものを利用してステルス性能を持つスパイ無人機と大型爆撃用無人機の段階に進もうとしている。
彼らの無人機開発計画予算の殆どは無人機の航行、送信、その他のサイバー戦争システムの改良に費やされている。
過去5年間で成し遂げられたイランの大いなる進歩は、MITその他アメリカ、イギリス、ドイツの大学で勉強した学生らが帰国して成されたものだ。
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