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3重カーブ

◆10月9日

 去年の9月以来の世界的金融危機はまだ収まりを付けていないばかりか、むしろ深化している。このままではアメリカは破綻する、と見られている。それが起きればアメリカのみならず、世界全体が連鎖反応的は崩壊現象に見舞われる、という危険が迫ってきている。
 それは貿易の自由化やグローバリゼーションといわれる経済的な世界化が進んだ結果から推測できることだ。
 
 この問題の解決には、破綻しているシステムを保護することをしないで破綻させ、新しいクレジット・システムを創出する必要がある、とリンドン・ラルーシュ・ジュニアが語っている。
 そしてその核となるのが、金融デリバティブ製品とその関連仮想価値の商品類を切除することにある、と言う。ようするにデリバティブ商品をなかったことにする、ということだ。

 そのような大手術をしないと、アメリカの崩壊を止めることはできず、アメリカの崩壊は世界全体の崩壊を意味する。
 このブログでも、世界は様変わりする、と何回か指摘してきたが、それはこのアメリカの崩壊という大事象が迫ってきているからだ。


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●崩壊する帝国:このバブル(無駄口)の塔
http://www.larouchepub.com/lar/2009/3639tower_babble.html
【10月9日 by Lyndon H. LaRouche, Jr.】
 破産清算システムをすぐ発動せねば、国民国家の世界システム全体に連鎖反応が起きばらばらとなる。それは早ければこの10月にもやってくるかもしれない。もしそれを起きるに任せれば、それはハイパーインフレーション的な崩壊という結果となって現れるだろう。丁度1923年のワイマール共和国のような、ただし一国だけではなく、今回は世界全体が巻き込まれ、国家というものをばらばらにしていくことだろう。我々の提案する「破産の中の再編成」が何カ国かの指導国家を現在の国際通貨制度から、米国憲法にしたためられている型のクレジット・システムに転向させることができれば、今ならそれを阻止することができる。それがなされねば、既に運命は避けられないところにまで来ている。

 全体の世界システムに対する現在の脅威の原因を理解するためには、考慮されるべき重要な事実が2点ある。最初に考慮すべきは私が言う「3重カーブ」だ。この3重カーブとは、早ければこの10月にもアメリカで崩壊の条件が煮詰まる理由を科学的に説明するものだ。
 なぜそのようなアメリカの崩壊がすぐさま世界全体への連鎖反応を引き起こすかを発見するためには、二つの要素が結合した問題の40年間の影響を考慮することが必要である。
 この連結要素の最初のものは、「貿易の自由化」の拡大だ。2番目のものは、非常に問題が大きくなっている「グローバリゼーション」と呼ばれる政策である。この二つの連結要素は、実際、現代の主権国民国家の経済に本来備わっているバリアーを破壊してしまっている。それが世界全体の経済の崩壊の連鎖反応の影響が拡大するのを防ぐファイヤーブレーキのような働きをしていたのだ。
 この世界的な文明を脅威にさらすものを「モンサント効果」と呼べるかもしれない。それはあらゆる道理に適った法に逆らって、モンサント社が穀物畑で行うことを許可された、独占的手法の影響の仕方と似ているからだ。
 「グローバリセーション」のプロセスの影響は、次の典型的な事柄に現れている。


◆現代のグローバリゼーション

 今日グローバリゼーションと呼ばれているものは、1940年代から50年代にいわゆる「逃亡企業」と共に始まっている。例えば、比較的優れている文化内容を持つ地域に発達した産業は、安い労働賃金の地域に移行していった。このトレンドは、知的生活で低いレベルにある安い労働市場へ雇用が移っていったアメリカで始まり、国家経済を通して生活水準の低下につながった。このことで、文化の発達と生産性から利益はやってこずに、安い労働からやってくることになり、低い生産性の地域へ生産は移っていってしまう。
 
 全体的な世界経済の退化プロセスは、現在グローバリゼーションと言われるものになっている。「グローバリゼーション」とは自国で消費する製品を国家が製造することを止めるという傾向であり、他の国にその製造を移してしまうことで、その国の、例えば食糧安保を破壊するところにまで行ってしまう。
 製造と消費のコントロールは、国際金融カルテルの手の内にある。このカルテルが、誰が生存し誰が死ぬべきかを彼らが価格マージンと賃金をコントロールすることで決めている。
 このプロセスが収束する中で現れてくる影響は、聖書にあるバベルの塔のコピーである。この中で知的には有効な言語文化だったものが退化し、奴隷の大群の中で文化的な愚かさの相対的条件になってしまった。
 既に確立された現代世界の条件下での付随する影響は、重要な国家でのいかなる金融崩壊も旱魃でやられた森林の野火のように世界経済全体に広がるということだ。
 中国のケースはいい例だ。中国は他の国の、主にアメリカの経済で生産されていた商品の生産工場のごみ溜めとして使用された。中国はまたドイツなどの進んだテクノロジーに依存していた。そのテクノロジーでドイツは自国の消費のための生産をすることが許されなくなった。中国製商品の外国市場が崩壊する時、中国はたちまち二つの主要な影響にさらされる。自国の経済が成り立っていた市場を失うことと、そのために社会的な危機に直面する、ということだ。
 アメリカ経済の破滅とブッシュ政権の無能さにより、別の2重の苦境が中国に生じる。アメリカは中国に対し2兆ドルの負債を抱えていた。これは返済の意思がないものだ。
 
 主権国家間の健全な関係の下で、各国は保護主義的な方法で国内経済を保護するよう促されている。特に主要な消費全体のほぼ80%にまで自給自足率を高めることと、他の国で生じた問題が引き起こす厳しい衝撃から自国を守る、他国との間の関税合意によって自国経済の保護を行っている。基幹的な経済の自給自足と有効な国家主権とは正常な世界秩序の核心である。しかしグローバリゼーションと関連する方策は、殆どこういった保護要素を破壊してしまった。これらは地球のどこかで生じる重大な混乱に対し自国を防衛するものとして主権国家が確保していたものだ。

 そういうわけで、アメリカのドルの崩壊は即、地球全体に連鎖反応的崩壊が広がることを意味する。

 そのような偶発事象に我々はこの10月、直面している。それに対する処方は、爆発的でハイパーインフレ的な通貨の混乱の主要な原因となっているものの封鎖である。これは、経済をグラス・スティーガル法の基本的概念を基礎とする破綻の手続きに進めることで行う。
 金融デリバティブと関連する仮想的価値の類のものは破産規則の下、切除するだけである。その間、グラス・スティーガル法の下で機能している銀行制度は“救済に値する”内容がある場合、破産防止策の下、そのまま継続するだろう。
 これは私が提案してきた、2007自宅所有者・銀行保護法案だ。バーニー・フランクその他の者たちによって阻止されていなければ、今日、我々は危機の森林から抜け出していたことだろう。

 今日、要請されていることはもっとある。アメリカ、ロシア、中国、インド間の、この影響に対する先行的合意により通貨制度に替わる新しいクレジット・システムの創出なしに、上記の4カ国を含んでいかなる国家も立ち行けないだろう。世界の人口67億人は急速に減少しつつあり、イギリスのフィリップ殿下が彼の望む数字だとして語った数に向かうかもしれない。

 時間は無くなりつつある。アメリカがこの10月を乗り切ることができるかどうか、既に厳しい状況である。

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