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レバノンの宗教者らを迎えるシリアのアサド大統領


◆1月2日

 現代世界において、イスラム過激派、あるいはイスラム原理主義と言われる存在が各地でテロ活動を展開し、世界を血なまぐさいものにしている。このイスラム原理主義の源泉となるのが、ワッハーブ派の思想であり、その思想で国家を成り立たせてきたのがサウジアラビアである。

 9・11同時多発テロ事件がサウジ出身のオサマ・ビン・ラディンによるものとされてきたが、当時全米を飛行中の航空機が強制的に着陸を余儀なくされた時、サウジアラビア関係者の搭乗した航空機だけは、当局の許可の下、アメリカの地を飛び去っていった。これもサウジとアメリカの連携によるテロというものを示唆している。

 全てのイスラム教徒のテロがこのワッハーブ派の者によるとは限らないが、彼等が原理主義者であり、聖戦を呼びかけ自爆テロを奨励している限り、多くのイスラム教徒がこれからも、さまざまな情勢下でテロ活動をしていくことであろう。

 したがって、3年になろうとするシリアにおける戦争でも、今や反政府勢力の主導権を握った立場にある、このワッハーブ派の過激派テロリストに対し、シリア政府が断固その打倒を目指すことは当然である。宗教的な寛容こそ、世界平和に向けて絶対的に必要な要素であり、このワッハーブ派の非寛容で相手を「背教者」と断罪する姿勢と行動からは、平和な世界は未来永劫見出すことはできない。

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●シリア大統領:サウジアラビアのワッハービズムに対する戦いを呼びかける
http://en.alalam.ir/news/1549826
【12月30日 ALALAM】

 シリアのアサド大統領はサウジアラビア政権の政治・宗教的バックボーンであるワッハービズムに対する戦いを呼びかけた、と国営通信SANAが報じた。

 「アサド大統領は、過激派とワッハーブ派の思想が寛容を説く真実のイスラムを歪曲している、と指摘した」、また「大統領は、我々の社会には受け入れられていないワッハーブ派の思想に対する戦いにおける宗教家の役割を強調した」と12月29日、SANAが報じた。

 アサド大統領は29日、集団の理事会議長であるシェイフ・ハッサン・アブドゥラに率いられたレバノンのムスリム学者集団の代表団の訪問を受けた。
 
 この会合では、この中東とりわけシリアとレバノンでの動き、および中東の歴史、将来、共存を標的とするタクフィリ(背教者だと非難する者)精神の及ぼす脅威について話し合いが行われた。

 アルカイダ系のグループはシリア政府に対する戦いに参加している。サウジ政権はこのワッハーブ派テロリストの主なる支援者であり、シリアを破壊せんとするテロリストらに資金を供給している。


●映画「砂漠の王」でワッハーブ派の源泉が示されている
http://en.alalam.ir/news/1545409
【12月17日 ALALAM】

 サウジアラビアの高官が上映を阻止せんと試みたナジダド・アンズール監督の映画「砂漠の王」は現在シリアの映画館で上映されている。

 この映画はサウジアラビア王家の創設者であるアブドゥル・アジズ・イブン・サウドの伝記映画であり、その類の映画はサウジアラビアではタブーとなっているため、この映画が初めての映画となる。

 監督は、全世界に拡散しているワッハーブ派のテロリズム現象の源泉は、サウジ王朝の始まりにまで遡ることが出来ると指摘している。

 監督は、この映画は100年前におきたことが、現在のアラブ世界における混乱を説明するとして、「歴史の修正」に役立つものだと語っている。

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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