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帝国の支配に反抗するキャプテン・ソロと似ているロシアのプーチン大統領

◆12月24日

 ロシアは兄弟国のウクライナを援助するためその財政的支援を買って出た。欧米首脳は口ではいろいろ言うが、お金は出さない。ウクライナがヨーロッパ連合に加われば、逆にウクライナは膨大な損失を蒙ると専門家は算出している。やはりウクライナが組するのはロシアであってECではない。

 このウクライナの騒動とその結末を見ると、今の時代にロシアにプーチンが出てきたことは、やはりこの記事の著者である、イスラエル・シャミールが語っているように、時代の要請とでもいうものなのであろう。欧米社会に根付いた国際金融資本勢力が目指す地球単一政府の帝国独裁政体は、ロシアの存在でその実現が阻まれているし、そのままついには費え去っていくことになるであろう。

 もしもロシアにプーチンが現れなかったら、とっくの昔にこの勢力が世界を制覇していたに違いないのだ。それはソ連が崩壊した後のことだ。エリツィンの子分のような格好で現れたプーチンはたちまちその頭角を現し、ロシアの富の半分を強奪したユダヤ系オリガルヒと彼等の背後で操った欧米の国際金融資本勢力の陰謀を見事に打ち砕き、ロシアの富を彼等の手からロシア国民の手に戻した。ロシアはこの欧米ユダヤの金融勢力の奴隷にならずに済んだし、その後はロシアの巻き返しがプーチンを中心として始まって今に至る。

 そのプーチンは天皇誕生日に天皇陛下宛に祝電を送ってきた。オバマが祝電を送ったということは聞いていない。他の国の首脳に関しても聞いていない。プーチンだけが送ったのだろうか?とにかくその祝電の内容を見ても、プーチンが日本との関係を良くしたいと願っていることが分かる。日本もロシアとの関係をよくすることは、対中国政策上非常に重要な事になることを考慮し、プーチンが政権に留まっているこの期間に北方領土問題の解決と平和条約締結などを目指して努力すべきである

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●ウクライナ騒動で起きたこと (その3 最終回)
http://www.thetruthseeker.co.uk/?p=86819
【12月20日 By Israel Shamir-Truth Seeker】

 エコノミスト誌の編集長で、「新冷戦」の著者であるエドワード・ルーカスは、チャーチルとレーガンのタカ派を代表する人物である。彼にとってはツァーが支配していようがスターリンあるいはプーチンが支配していようが、ロシアは敵なのだ。彼は以下のように書いている:「ウクライナは旧ソ連全体の長期的未来を決定する。ウクライナがユーロ・アトランチック志向を採用すれば、プーチン政権とその影響圏は終わるだろう。しかしもしもウクライナがロシアの手中に陥れば、全体像は厳しいものとなり危険である・・・ヨーロッパ自体の安全保障もまた危機に瀕する。NATOは既にバルト諸国とポーランドを、統合され徐々に強大になっていくロシアとベラルーシの軍事力から保護することに困難を感じている。ウクライナがその同盟に加われば、頭痛は悪夢になってしまう」 

 この崖っぷちの状況で、プーチンは彼自身の先制攻撃を行った。クレムリンでの会議で、彼はウクライナの150億ユーロ相当のユーロボンドを購入することに合意し、天然ガス価格を三分の一カットした。これでデフォルトを避けることができる;大量解雇者を出さずに済む;スバボーダの親ナチスのチンピラの勧誘がなくなる;ドイツとポーランドでのウクライナ人の安い売春婦と使用人がいなくなる;ウクライナ人家庭は今年のクリスマスには温かく過ごせる、ということを意味した。更にいいことは、両大統領は両国の工業分野での提携を再形成することに合意したのだ。ロシアとウクライナとが一つの国家を形成した時、彼等は宇宙船を建造した;別々では、通常の船でさえ建造できたかどうか。しかし統一ということが予定にあるわけではないが、両国にとっては意味のあることだ。この人工的に分けられた国は統一できる、そして両国の民衆にとってはいい事がいろいろあり、アメリカの覇権から自由になることを求めている全ての人々にとっても同じである。

 行く手にはさまざまな困難が待っている:プーチンとヤヌコビッチは友達同士ではない。ウクライナの指導者は約束を破る傾向がある。アメリカとECは多くの方策を持っている。しかし反面、このことはこのクリスマスシーズンを祝う勝利である。そのような勝利でアメリカのイラン爆撃はないだろうし、日本人の沖縄基地返還要求を鼓舞し、グアンタナモ刑務所の閉鎖を求めている者達を鼓舞し、イスラエルの刑務所にいるパレスチナ人の囚人達を喜ばし、NSAとCIAを恐れさせ、フランスのカトリック教徒をしてオランド大統領の児童取引法に反対し行進させるであろう。

 プーチンの成功の秘訣は何か?エドワード・ルーカスは親欧米のエコー・モスクヴィー・ラジオのインタビューで以下のように語った;「プーチンにとっては今年は重要な年であった。スノーデン事件、シリア、ウクライナなど。彼はヨーロッパを追い詰めた。彼は大勝負師である:彼は我々欧米の弱みを知っているし、それを彼の勝利に結び付けられる。彼は外交的脅しに長けている。そして分裂し支配するゲームに長けている。彼はヨーロッパ人にアメリカは弱いと考えさせるし、アメリカにヨーロッパは役立たずであると言いくるめた」。

 別の説明をしてみよう。歴史の風と見えない流れは、行くべき方向を感じる者たちに応えるものだ。プーチンはスターウォーズの中のレイラ姫あるいはキャプテン・ソロに劣らず無頼の世界的反抗のリーダーである時が満ちてそのような人物が出てきたのだ。ソロとは違って彼は冒険家ではない。彼は慎重な男だ。彼は運に賭けるようなことはしない。彼は時を待ち、後まで延ばすことがある。2008年、ロシア軍は既にグルジアの首都であるトビリシの郊外に迫っていたが、彼はグルジアの政権交替をしようとしなかった。彼はキエフでも運に賭けることをしなかった。彼は個人的には嫌っているヤヌコビッチとの多くの会談で多くの時間を使った。キャプテン・ソロのように、プーチンは自分の行く道を一切自力で切り開く男だ。そのような政治家は稀である。「イギリス人から聞くことのできる最も自慢げな言葉とは何か、知っているか?」とジェームズ・ジョイスに尋ねられ、応えた:「彼の最も自慢げな言葉は、自腹を切った」だ。これは昔の時代のイギリス人のことで、ブレアーのような男の出るずっと前のことだが。

 マケインとヌーランド、メルケル、ビルツはウクライナのためのヨーロッパの選択を語るが、誰もその費用を負担する用意は無い。ロシアだけが世界大戦の時のように、現金であれ債券であれウクライナのために費用を負担する用意があるのだ。

 プーチンはまた度量の大きい男である。彼は自身のウクライナの勝利とやってくるクリスマスを、彼の個人的政敵である人物に恩赦を与え自由の身とすることで祝った:プッシー・ライオット・パンクら、凶悪なオリガルヒであるホドルコフスキー、暴徒らなどだ。

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