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12月9日、政府軍が奪還した都市でアサド大統領の写真のある国旗をふるシリア人女性

◆12月19日

 シリア問題でアメリカの姿勢が変化している。シリアの反政府勢力の中にアルカイダ系過激派が多数存在していることで、アメリカ政府はアサド政権の存続ないしは、少なくともアラウィ派の者たちが将来の暫定政権内に多く留まることを受容する考えのようだ。

 こういう愚かなことを大国が行うのである。このブログでは2011年3月にこの反アサド・テロ事件が頻発して以来、一貫してそれが「民主化デモ」ではなく、国家転覆のテロ事件であることを指摘してきており、シリア国民の支持はアサド大統領とその政権側にあることを指摘してきた。

 今ようやくアメリカがその対シリア、対アサド政権の姿勢を変化させることで、欧米マスコミもそのような方向で報道するのであろう。初めから、その姿勢であれば、多くの死者を出す事もなく、また何百万人の難民も出ることもなかったであろう。

 それでも自らの過ちに気がついて、それを改めるのならば、それが遅すぎるという事は無いから、気合を入れて、シリア情勢を復旧していくべきである。そして問題は、過激派のテロリストを生み出しそれに資金と武器の援助をするサウジアラビアの存在であり、とりわけ大きな権力を持っているバンダル王子の処遇である

 サウジアラビアの運命はこの人物を除去するか否かに懸かっていると言ってもいいであろう。欧米と敵対し、アルカイダ系テロリストを支援することで、サウジアラビアは全世界から見放されることになるのだから、早急に方向転換をすべきであり、その際、このバンダル王子の処遇が問題となろう

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●アメリカ:アサド大統領は政権に留まるべし
http://rt.com/news/assad-stay-us-opposition-407/
【12月18日 Russia Today】

 欧米は、シリアの反政府勢力に対し、シリアでの紛争でイスラム主義過激派が優勢となりシリアをジハード(聖戦)の世界的センターにすることを阻止するために、アサド大統領が政権に留まるべしと考えている「明確なシグナル」を送っている。

 来年1月22日にジュネーブで開催される和平交渉の新しい段階で、アメリカはアサド大統領とアラウィ派政権に対する姿勢で劇的な転換をしている。

 ロイター通信は、アサド大統領が即刻辞任するならば和平交渉会談に参加すると表明していたシリアの反政府勢力は、アサドが政権に留まること、また次の大統領選挙に出馬することに合意すべく強要されている、と報じている。

 アメリカが率いる反アサド同盟は、アサドがいないシリアはやがてイスラム主義過激派の中心地になり、イスラエルと国境を接するこの国を中東全体にアルカイダの影響力を拡散する国として利用するようになる、という結論にいやいやながら達した。

 イギリスで12月13日に持たれた、「シリアの友人」の中核グループとシリア国民連合の指導部との会合で、シリアの反政府勢力は欧米はアサドを必要としている、という既成事実に直面した。

 「我々の欧米の友人等はロンドンで、アサドを去らせるわけには行かない、その理由は、彼等が考えるには、混乱とイスラム主義者の民兵の占領が継続すると考えられるから、だという」と、シリア国民連合のメンバーで、サウジアラビア高官らと親しい人物がロイターに語った。

 同じ情報筋は、欧米の反政府勢力のスポンサー達は、2014年に任期満了となった後に、アサド大統領が次の大統領選に出馬しても構わない、と考えていると明言した。

 「何人かはアサドが来年出馬することは問題ではないと考えているようだ」と、アサドが自国民を毒ガスで攻撃したことを忘れたのだろうかといぶかりながら、この情報筋はロイターに語った。 

 シリアの友人を構成する11カ国のグループはシリアに流入する聖戦主義者(過激派テロリスト)と共に現在の状況の責任があるバシャール・アサド大統領を非難する前に、ある宣言を発した。しかしながら、この宣言書は、過激派イスラム主義者に対する議論を変化させ、過激派は「ジュネーブ会議を損なおうとし、シリアの領土的一体性と、国際的、地域的治安を損なう脅威となっている」と主張した。

 シリア危機を解決する為の次の交渉は1月22日にジュネーブで開催される。アメリカはシリアの反政府勢力に非常に厳しい譲歩を要求しているようだ。

 反政府側のリーダー達は、ジュネーブで「もっと建設的」であるべきで、将来の暫定政府の重職にアサド政権のアラウィ派の高官らが残ることを認める必要性がある、と中東の外交官がロイターに語った。

 「ジュネーブ会議でアメリカとロシアが受け入れられる合意を引き出すために、反政府側はアラウィ派の者たちが暫定政府内にかなり残留することを認めるべきであろう」とこの外交官は語った。少なくともアサドは、大統領としてかそうでないとしても、権力を弱めることになるだろう、と彼は語った。

 この外交官は更に、反政府側は、「もしもその方式に反対すれば、欧米の支援を失い、残るはサウジアラビア、リビヤ、トルコだけになる」と警告した。

 反政府勢力側の別の者は、現在のシリア当局が軍と治安を司ることで、反政府勢力側の穏健派と後で合同してシリアに溢れているアルカイダ系グループに対処できるよう、ロシアとアメリカは「協力して」いる、と語った。

 反政府勢力側の代表は、反アサドのスンニー派が暫定政府を率いることに反対を表明したが、それはそのような人物はシリアのアルカイダ系グループと戦うことはできないからだ。これに米ロは興味を示している。
 
 「アサドが脇に追いやられ、スンニー派が暫定政府を率いるようになったとしても、アメリカもロシアもアラウィ派が軍と治安機関に対する統制を終わらせることを願ってはいないから、その人物はなんらの力も持てないだろう」と彼は語った。

 欧米の高官の一人がロイター通信に、ロシアとアメリカは既にシリアの将来の暫定政府の候補者について議論をしているが、まだ何も決まってはいない、と語った。

 アサドに対する欧米の見解の逆転は、トルコを経由して穏健派の反政府グループに米英の非致死性支援を供給するチャネルを、聖戦主義過激派が奪取しようとして失敗した後に起きている。

 一週間もしない前、アル・ヌスラ戦線の聖戦主義過激派戦士はダマスカス北方20kmにあるアドラ市で、市民を拉致し残忍な虐殺を行った。

 アドラの80人以上の人々が、一家族全員というケースも含めて、残虐な殺戮にあった。


■シリア問題で米ロは接近

 8月、シリアでの化学兵器による攻撃の後、アメリカのオバマ大統領は、このような化学兵器をアサド政権が使用したことが証明されたらシリアに軍事介入をすることを約束したために、困った状態に陥った。

 しかし、サンクトペテルブルグでのG20会議におけるロシアのシリア問題の平和的解決を目指す強固な姿勢は他の多くの諸国から賛同を得たため、オバマ政権はシリア紛争に対する戦略を見直すことを余儀なくされた。

 ロシアのプーチン大統領がこの化学兵器攻撃は、反政府側によって「演じられた」と指摘した後、オバマ政権はロシアが提案したシリアの化学兵器貯蔵所を空にするという提案を受け入れた。

 オバマ政権がアサド政権に対する爆撃を「自国民のガス抜き」のため取りやめた後、中東の親しかったアメリカの同盟国であり、スンニー派の反政府勢力を支援しているサウジアラビアとトルコとアメリカの間の亀裂が拡大した。

 10月になって、サウジアラビア王家のメンバーが、シリアとイランに対するサウジアラビアの計画を支援することに消極的なアメリカの姿勢のため、戦略的パートナーシップを再考すると脅した。

 そしてサウジアラビアとイスラエルとが反イランにおいて協力するようになったと報じられた。

 ロイターによれば、トルコはイスラム主義過激派戦士に対し、武器を直接供給する決定をした、という。

 アメリカと伝統的な中東の同盟国との間の亀裂が拡大する中、サウジアラビア、リビヤ、トルコが支援するシリアの反政府勢力は、イラン、ロシア、中国に支援されているシリア政権に対しうまい攻撃を行いえるとは思えない、と専門家は考えている。

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