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イラン海軍用の巡航ミサイルシステム

◆1月5日(水)

 イランが新型の巡航ミサイルシステムを海軍用に開発し展開するという。
 既に何回かにわたって指摘してきたように、イスラエル・イランの相克において、時間はイスラエルに不利に働いている。時間の経過と共にイランはその「核計画」をますます進展させるであろうし、また国防力も増強されていく。

 今回イランが海軍に装備した巡航ミサイルがどのような能力を持っているものなのか定かには分からないが、当然のことながら、ペルシャ湾に展開するアメリカ艦隊やその他の艦船に対するある程度の脅威となることは間違いない。

 艦船はミサイルを一発でも食らえば、多くの場合戦闘不能に陥り、戦列から離脱せざるを得なくなる。別に沈没させなくとも、戦果としては充分である。

 今年はさまざまな分野で過去の懸案事項が最終局面を迎える年になるかもしれない。イスラエルとイランの相克もその一つである。また世界経済の動向もその一つであろう。日本近辺では、尖閣諸島問題や北朝鮮の動向などが、中国のバブルの破裂などと絡んで問題となるであろう。

 これらが互いに連携しながら事態は進んでいくが、願わくは、相克は相克どまりでつまり戦争にはならないで昇華されていくことを、また経済は小規模な動揺は仕方ないとしても、何とか大パニックは避ける方向で、日本近辺の問題も緩やかな変化の中にいつの間にか事態の危機を乗り越えたというような形で進んでほしいものである。


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●イラン海軍に新型ミサイルシステムが追加
http://www.presstv.ir/detail/158408.html
【1月3日 Press TV】

 イランの国防大臣は、同国の国防力増強の一環として新型の巡航ミサイルシステムを海軍に追加した。
 「このシステムは海上の複数の異なる標的を補足・破壊する能力を持っている」と、国防大臣のアハマド・ヴァヒディ准将が3日、このシステムの引渡し式の席上で語った。

 ヴァヒディ准将は、このシステムは発射台と共にミサイル補足・誘導システムが含まれることを指摘した。

 全てのシステムがイランの技術者らによってデザインされ生産されたと、大臣は説明した。ヴァヒディ大臣によれば、イランの海岸線へこのミサイルシステムを展開することは、国防力強化に繋がるだけでなく、この地域の安全と安定を確保する役割を担うことになる、と指摘した。

 イランは国防分野ではいくつかの革新的発展を成し遂げている。そして軍事的装備とシステムのいくつかを国産品で賄うようになってきている。

 イランは最近、防空システムの大量生産をしてそれを輸出するところまで来ていると発表した。
 「防空分野では我々は全てのニーズに国産品で対応することができる」と、国防大臣は語った。「我々がデザインし開発した兵器は、大量生産されるようになるだろう。また必要ならば他の国に輸出もするようになるだろう」と大臣は続けて語った。
 
 しかしイランはずっと、その軍事力は、イランの国防ドクトリンが抑止のみを基礎にしているので、他の国に対してはなんらの脅威にはならないと言ってきている。

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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