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イランのオミッド衛星打ち上げ

◆12月27日

 イランが来年3月頃、偵察衛星を打ちあげると言う。かつては第三世界と言われた諸国も急速に力をつけてきていて、軍事力に関しても同じことが言える。中国が衛星を打ち上げ、空母を建造するような時代であるから、イランが自前の衛星を打ち上げるようになってもおかしくない。

 衛星打ち上げにはロケット技術が必要だが、イランは既にその技術をも保有している。その昔、バビロンに捕囚となったユダヤ人を解放したのが、ペルシャであった。かつては世界帝国であった国である。その遺風は残っている。しかしユダヤ・イスラエルはその恩を忘れてか、イスラエルは難癖をつけて、イランを攻撃する意図を隠さない。

 イスラエルは公式的には表明していないが、核爆弾を保有している。またそれを使用する意図も持っている。ユダヤ人は自分たちが神の「選民」である、と認識している。しかも自分たち以外の人類は「ゴイム」と称して家畜並みの人間たち、と認識している。家畜を殺しても殺人とはならない。だから、イスラエルは核を使用しても本質的には罪とならない、と認識している。

 この狂った病理的思考をするイスラエル・シオニストに対して、防衛的手段を講じざるを得ないのがイランの立場であろう。偵察衛星打ち上げも、対空ミサイル防衛システム配備も、全てはこの狂った病理的精神の持ち主であるイスラエルのシオニストに対抗するための止むを得ざる選択である。

 しかし、攻撃こそ最大の防御という思想も存在する。あまりにイスラエルが好戦的であり、その狂った思考を是正せずに核使用を実行するということになれば、イランはその存続のために自らも核兵器保有を目指すであろう。イランとイスラエルが核戦争を始めれば、両国はもとより、周辺諸国ひいては世界全体が破滅に瀕することになる。
 
 イスラエルは今の武断的・好戦的思考から実際的な持続可能な生存への道を探るべきである。それは、パレスチナ人との共存・共栄の道である。それは同時に、他民族を「ゴイム=家畜」、とみなすタルムードの呪縛から自らを解放することを意味する。


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●イラン:偵察衛星打ち上げを計画
http://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5iq1HlxBrALzSL2PbvMX4stgO761Q?docId=CNG.81282d483c9208446f7bbcd961623561.5c1
【12月25日 AFP】

 イランは「ファジル」と名づけられた偵察衛星を数ヶ月以内に打ち上げると26日、アハマド・ヴァヒディ国防相が発表したとIRNA通信社が伝えた。

 ヴァヒディ国防相は、ラサドⅠという別の衛生をも打ち上げると語った。この衛生は今年8月に打ち上げが予定されたいたものだ。

 イランは、「異なる衛星を製作しており、イランでの暦の年末(2011年3月)に、ファジルとラサド衛星が打ち上げられるであろう」と国防相が語ったと伝えた。

 IRNA通信社はファジルは「偵察衛星」であり、太陽光発電で動作するという。

 「これらの衛星は以前の型とは異なる。これらの衛星は改良された燃料システムを持っていて、より長期にわたって宇宙空間に留まれる」と国防相は語った。

 国防相は、ラサドⅠは情報省に引き渡され、1979年のイスラム革命32周年記念となる2011年2月に打ち上げられる予定だと語った。

 2009年2月にイランは最初の自前の衛星であるオミッド(希望)を打ち上げている。


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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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