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たった1隻残っているロシアの空母

◆12月16日

 ロシアには現在たったの1隻しか空母がない。反対に中国が空母を新たに建造しようとしている。彼らはロシアから買い取ったお古の空母を研究して自前の空母建造を始めそうだ。それでロシアでも新型空母を2020年までに建造しよう、という動きがあるようだ。ただしセルジュコフ国防大臣はその噂を否定したという。

 中国はアメリカの予測では、2015年から5年ほどの間に、6万トンから7万トンの空母を最大6隻建造する可能性があると見ている。しかし空母には潜水艦からなどの攻撃から防衛する護衛が必要だ。空母だけで運用することはない。しかし大型空母が存在するというだけで他国に対しては相当の圧力にはなるだろう。

 かつて清帝国の北洋艦隊が東洋一の戦艦であった定遠と鎮遠を引っさげて日本に来たことがあった。日本人はその威容に相当の圧力と敵愾心を持ったようだが、その清は日清戦争で日本に負けている。艦船の運用は連係プレーなので、大きければ強いと言うわけではない。しかも狭い艦内で規律を保って行動できなければ、実戦には役立たないだろう。

 従って中国が空母を持ったとして、その運用に習熟するには年数が掛かるはずである。それに現代は空母が活躍する時代を通りすごしていると見てもおかしくはない時代である。大型の空母も優秀なミサイル1発で沈められることもありうる時代だからだ。あるいは潜水艦からの攻撃も可能である。ちなみに日本は世界的にも優秀な潜水艦運用技術を持っている。

 ようするに空母の保有は費用ばかりが掛かってあまり効率的でなくなってきているのだ。空母は攻撃用兵器である。海の上に飛行場を持ち、敵国近くから敵陣ないしは敵国艦隊を攻撃するために必要である。防衛のためならば、自国領土から発信する航空機やミサイルで対処するだろう。日本はそのため航空母艦を持たない。その代わり、防衛向きのヘリコプターを艦載機とするヘリコプター搭載護衛艦を持っている。

 ロシアが今すぐ新しい空母の建造に着手することはない、ということは賢い判断かもしれない。上記のように費用対効果であまり魅力的ではない空母建造に国防大臣が否定的なのは頷ける。そのような軍事力を拡大することより、もっとほかにやることがありそうだ、ということなのかもしれない。

 恐らく世界的経済崩壊によって、空母建造が却ってあだになる可能性が高い。日本は周辺諸国の軍事的脅威の高まりに適度の緊張感を持っていくことは必要だが、極度に神経質になる必要はない。そして相手からの攻撃が功を奏しない防衛的手段・方法の工夫を更に凝らす方向での努力が望まれる。
 

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ロシア:10年間は空母を建造しない
http://english.pravda.ru/russia/economics/14-12-2010/116193-aircraft_carriers-0/
【12月16日 Vladimir Shabanov】

 2020年前にロシアは空母の建造を開始する・・・このような情報が12月10日メディアに流された。現在プロジェクトの文章化が進められている。他方、セルジュコフ国防大臣はこれらの噂を否定した。ロシアは先ずそのような船舶の建造に掛かる費用、戦闘能力、生産能力を決定しなければならない
 以前、クロイェドフ元海軍司令官は艦隊司令官らの計画では、2016年から17年に北方艦隊に新型空母が加わるだろうということだった。その新型空母の図案が2010年までには作成されることになっていた。

 何人かの軍事専門家によれば、新しい空母は原子力推進で排水量6万トンだという。そのような仕様は統合造船会社(USC)の国防部長のアナトリー・シュレモフ海軍中将によってRIAノーボスチ社にもたらされた。

 現在ロシア海軍は一隻の空母を持っているだけだ。アドミラル・クズネツォフで1985年に就航している。もっと建造されることになっていた空母だが、ソ連崩壊でこの軍事計画は永久に葬られてしまった。

 大型空母のミンスクはスクラップとして中国に売却された。彼らはそれを研究したあと海軍博物館に作り変えた。中国はまたアドミラル・クズネツォフに似ている巡洋艦ヴァリャーグを手に入れた。この空母もスクラップ用として中国に買われたのだが、彼らはスクラップにはしなかった。

 ソ連の最初の原子力空母ウリヤノフスクは静かに破壊された。この空母は黒海のニコライエフにある造船所にあったが、1991年建造プロセスからはずされ、海軍の船舶リストからはずされ、やがてスクラップにされた。

 現在のところ、空母数で世界を引っ張っているのはアメリカだ。彼らは12隻保有している。イギリスは3隻、フランス、イタリア、インドがそれぞれ1隻ずつ持っている。

 今現在、ロシアは空母建造の適切な造船所、スリップウェイ、それに関連技術や設計能力など持っていない。以前はこれらの船舶はニコラエフで建造されていたが、最近は外国籍の4万5000トン級のタンカー建造部隊が使用している。

 恐らくロシアはこの航空母艦建造のための適切な乾ドックを建設するだろう。とりわけ、大型船舶建造の必要性は、連邦政府の「ロシアの運輸システムの現代化」プログラムと関連している。

 ガズプロム社が排水量15万トン級の自前のタンカー艦隊を作ることを考えていることを思い起こすべきだろう。

 しかしながら、各空母を護衛する艦船グループのことを保証することが要求される。巡洋艦、フリゲート艦、コルベット艦、支援艇などなどだ。しかしロシアにはこういった艦船にも不足している有様である。そして艦隊を新型艦と置き換える作業は遅々としたものだ。

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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