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雪に覆われたチューリッヒ空港

◆12月22日

 今年の夏は極端に暑かったため、地球温暖化がますます強まっている、と思われたのだが、既にこのブログの10月23日号の「シベリア白鳥が極寒の冬の到来を告げる」で示したように、ヨーロッパでは正に「極寒の冬の到来」が起きている。

 このため、「地球温暖化は一体どうなっているのだ」、という素朴な疑問が生じてきている。ドイツの気象メディアサービスのトーマス・グロビッグは小氷河期に突入しているのかも、とまで言っているのだ。

 しかし、昨日のニュースでは世界の気温はやはり上昇しているとうい観測結果である。

 「温暖化!?今年は世界も暑かった 年平均気温は過去2番目の高さ 気象庁  2010年の世界の年平均気温(1~11月、速報値)は平年を0.36度上回り、1891年(明治24年)以降、過去2番目に高い値に上る見込みになることが21日、気象庁のまとめで分かった。」
<産経新聞>2010.12.21 16:55


 この極端な暑さと寒さの繰り返し・・・ここであの伊勢白山道氏の説明を見れば、正に的中していることが分かる。
 
 彼はこう言っている。

 「太陽からの霊的波動が、今週から一段と強くなってます。
 表面的には、電磁波と称されるものですが、実態は地球全体の組成を根本から変える  霊的なものです。 それは、
 地球の自然環境、地質 天候 気温・・・・・などに大きな変革を起こして行きます。太陽からの電磁波動は、地球内部から温度上昇をもたらしてます。
 電子レンジの食品が、内部から温まり始めるのと同じです。
 北極、南極の氷は内部の深層から溶け始めてます。 地球の温室効果による表面からでは無いです。 これは、海面の上昇を予測を凌駕する勢いで引き起こし、氷が溶けた低温海水は、冷夏を呼ぶでしょう。また、夏場の最高気温が記録的なものに成る日もあります。1年を通じて、季節感を無視した極端な高温と低温を繰り返し始めることでしょう
 地球内部からの温度上昇は火山活動も活性化させて行きます。」
 http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20070517

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●ドイツの気象観測チームは「最も暑い年」をどう見ているか?
http://wattsupwiththat.com/2010/12/18/how-germanys-weather-team-views-the-hottest-year-ever/
【12月21日 Wattsupwiththat.com】

 人々は地球温暖化を語っているが、ドイツその他の世界の多くの国々では今、猛烈な寒さと戦っている。そして実際:「2010年はドイツではここ10年で一番寒い年になりそうだ
」と、気象メディアサービスのトーマス・グロビッグは語る。そしてこれは更に酷くなるかもしれないのだ:「我々は小氷河期に入り掛かっているのかもしれない」と、言っている。北極の氷は南に更に広がるかもしれない。

 これは既に明らかとなっている:ドイツの今年の平均気温(8.1度)は長期の平均気温の8.3度に比べ、0.2度低い。「年末には更にかなり気温低下があるのでは、と心配している」とグロビッグは語った。長期平均気温は1961年から1990年までの全てのドイツの観測所での平均のことだ。

◆100年でもっとも寒い12月

 ベルリンでは、12月はじめに最低気温を記録した、「12月初旬の気温はここ100年なかった寒さだった」と、グロビッグは語った。これは他の地域でも同様だ。しかしなんでそんなに寒いのだろうか? これは気候変動と何らかのかかわりがあるのだろうか? 「私はそれはどうか、と思う」と彼は答えた。数年前、温暖な冬を体験した時、多くの気象科学者は、ドイツのウィンタースポーツは地球温暖化のため山の低地では出来なくなるかもしれないと警告した。「今や、彼らはこう言っている:寒い冬は地球温暖化のせいだ・・・その見解はいかがなものか」とグロビッグは言っている。

◆「信じがたいほどの降雪」がベルリンで(EUで800便が欠航)

 グロビッグは、猛烈に寒かった1960年代と70年代の冬の期間を思い出している。1970年3月にベルリンでは50cmもの雪が降った。ポツダムでは70cmだ。「今から見れば、この量は信じがたいほどだ」と述べる。

 それから、温暖な年が続いた、そして、本格的な冬はもはやドイツにはやってこないだろうといった雰囲気が蔓延した、とグロビッグは言う。「あれは間違った判断だった」 人々は無頓着となり、その結果去年と今年、当局はすぐさまグリット(撒き砂)がなくなり空港整備当局は航空機用の解氷剤が不足する事態になった。

 ベルリンでは、鉄道は寒さのために運休となり高速鉄道も同様に運休した。「我々の近代的な、ハイテク世界は完全にこの冬の状況の前で用をなさなくなってしまった」とグロビッグは語った。

◆昨年の冬も猛烈に厳しかった

 多くの人々は過去10年間の温暖な冬がそのまま続くだろうという幻想に陥っていた。しかし、2009年・10年の冬の霜と雪に閉ざされた期間が春まで長く続いたことは、多くの者たちにとっては注目すべき出来事だった。「この冬は更により強烈に騒がれるだろう」とグロビッグは予想する。

 グロビッグはこの寒さの原因として二つの理由があるという:「先ず、大西洋上での空気の流れの循環的変化のため、次に、太陽活動の変化である。
 「みんな、アゾレス諸島では高気圧であり、アイスランド付近では低気圧であると知っている」と彼は言う。もっとも気象予測でもっとも重要な点は:「この二つの地域の大気の圧力の違いはどれほどで、それが引き起こす天候不良がどの程度か、そして大西洋からヨーロッパ大陸への温暖な大気の流れがどれほど継続的になされるか?」だという。
 「両方の気圧は現在存在していない」とグロビッツは説明する。反対に、アゾレス諸島付近には低気圧が存在し、アイスランド付近では高気圧がある。「大西洋上の気候は逆さになっている」という。極地からの冷たい空気がヨーロッパに流れ込むことのできる空間が多くある-これが起きていることなのだ。

◆大気の大きな流れを伴う「通常」の変動

 「これらの所謂『大西洋変動』と呼ばれるものは全く普通のことである。ただ詳細に予測することが困難なだけである」とグロビッグは説明する。2007年の「キリル」嵐は大西洋からヨーロッパへの流れのピークだった。「それ以来、大西洋上の気候は静かになったという。大西洋上の低気圧はますます弱くなっている。

 この効果は数年前に起きていたが、不規則な間隔で起きていた。その理由はまだ科学は突き止めてはいないが、季節の移り変わりを理解する鍵がここにある、とグロービッグは語った。

 低い気温というのはこれから数年は続くかもしれない、或いは十年以上も。今以上に寒いこともありうるだろう。「以前起きたことであり、自然の気候変動で説明できる」とグロビッグは語る。我々は小氷河期の初めにあるのかもしれないし、「その可能性はすくなくともあるだろう」と彼は言う。

 これは現在の太陽活動の変化によっても支持される議論である。太陽活動は200年間の活性期を過ぎ、次の数十年間は活動は低下する。2040年・50年頃には所謂、最小活動期(ソラー・ミニマム)に入ると予測している。この時は、太陽エネルギーの地球への放射は大変小さくなる。

◆極氷の拡大が?

 「極氷がこれからの数年間、かなり拡大するということさえ考えられる」とグロビッグは語った。気候に対する太陽活動のインパクトは、長期にわたって犯罪的に過小評価されてきたのだ。

 この二週間、イギリスは最後から二番目の数百年前のソラーミニマム以来もっとも寒い気温であった。「何が起きるかは、次の5年から10年で決まる」とグロビッグは考えている。しかしながら、気候専門家にとってありうると考えられることが一つある、「気象予報のいくつかはあきらめねばならないだろう」ということのようだ。

Wetter T-Online, 14 December 2010 (translation by Philipp Mueller)

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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