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親ロシアの青年らが親EUグループから守る為、民衛隊を組織している

◆2月27日

 ウクライナで親ロシアのヤヌコビッチが追われ、政権が崩壊した。この運動を引っ張った者たちは、かつてソ連がナチスと戦ったとき、ナチス側について戦った西ウクライナの人々だ。しかしウクライナには親ロシアの人々も存在している。特に一時期ロシア領であったクリミアは親ロシア勢力が強い。彼等は今回の革命運動を認めていない。

 欧米マスコミは例によって、今回のウクライナの革命を極右国粋主義者でナチス礼賛者たちによる運動と言う事は全く報じていない。ヤヌコビッチの失策や浪費的な側面ばかりを強調し、新政権の危険性には全く言及しない。ナチスを敗北に追いやったのは、実際はソ連であったから、親ナチス勢力がウクライナを支配する構図はロシアにとっては受け入れがたいものとなる。

 もしも新政権がウクライナ在住のロシア人ないしは、親ロシアのウクライナ人を弾圧するようなことをすれば、ウクライナの地はロシア軍の介入を避けられないだろう。一触即発の段階が迫りつつある情勢である。

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●クリミア:ウクライナの反ロシア革命に反対
http://www.irishtimes.com/news/world/europe/crimea-vows-to-resist-ukraine-s-anti-russian-revolution-1.1704466
【2月26日 THE IRISH TIMES】

 「ここにはメイダン(広場)なない」とヴィターリは言った。彼はクリミアの首府であるシムフェロポリのレストランの若いウェーターだ。「それを作ろうとした者たちがいたが、出来なかった」と語った。

 「メイダン」はウクライナの名前で、キエフの独立広場という意味と、そこでの抵抗運動の両方を意味している。この運動でヤヌコビッチの政府は崩壊した。

 メイダンとその他の中・西ウクライナの広場は何ヶ月もヴィターリのような若者が占拠してきた。彼等はヤヌコビッチが体現したような腐敗、貪欲、暴力に飽き飽きしていた者たちだ。いまや、彼等は自分達の国を変えてくれるものと今回の革命を祝っている。

 「これはそういうことではない」とヴィターリは説明した。「私はメイダンには反対でありロシアが好きだ。クリミアの殆どの人々は私と同じだ」と彼は語った。

 北アイルランドより倍大きい黒海に面したこの半島の多くの人々は、ロシアが、ウクライナの革命運動家らは暴力的でロシア語をしゃべる人々の権利を奪い、クリミアのロシアとのつながりを弱める意図を持つ欧米の支援する極右国粋主義者たちだ、というロシアの説明に納得している。

 この自治共和国と反抗的なロシア人が多数を占める地域はウクライナの新しい支配者たちの主要な懸念材料である。彼等はロシアがこの地の人々を「保護」するために、そしてセバストポリ港のロシアの黒海艦隊を自由にするため、軍事介入するのでは、と恐れている。昨日、二台の兵員輸送装甲車が基地近くに駐車した。

 ヤヌコビッチが逃亡したのはこのクリミアである。高官らは、彼を最後に見たのは23日の夜で、セバストポリから20kmも離れていないバラクラバ近くだったという。

 
■行動の要請

 今日、クリミアのシンフェロポリにある議会はウクライナ危機を議論する特別集会を計画している。また、何百人もの人々が、彼等の指導者らがラジカルな行動を取るよう要請するために議会の外で集会を持った。ロシアとクリミアの国旗を振って、ある者たちは独立のための国民投票を呼びかけたり、またある者たちはロシアとの統合を叫んだ。

 群集が「ロシア、ロシア」、そして「クリミアよ立ち上がれ」と叫ぶ中、議会の演説者のウラジミール・コンスタンチノフは、彼等に向かって語りだした。

 「あなた方のクリミアの運命に対する警告と心配を共有するものだ・・・我々は最後まで、自治共和国のために戦うだろう」と彼は語った。

 「現在、キエフは我々の問題を解決しようとはしない、従って我々は団結し決意を持って行動しなければならない。クリミアの人々は十分力強い。ネオ・ナチはクリミアでは広がらない。我々はクリミアを裏切らない」と彼は語った。

 多くの抗議デモ者らはオレンジ・黒のリボンを身につけている。これはメイダン運動に反対を表すシンボルカラーである。彼等はロシア軍のセント・ジョージ・リボンにヒントを得た。第二次世界大戦でナチスと戦って勝利した赤軍に関連したものだ。

 「我々はロシア人であり、我々は我々の歴史的な故郷であるロシアと一緒になるべきなのだ」と、若い抗議デモ参加者が語った。「我々はウクライナの本当の一部となったことは無かったし、キエフの新しい指導部は、我々を代表する者たちではない。と言うより、彼等は我々にとっては危険な存在だ」と彼は語った。

 ここでの多くの人々のように、彼は今日の革命家らを独立国を目指してナチスと共に戦った西ウクライナのゲリラ達の末裔と見ている。 

 多くのクリミア人がキエフの新しい政府についての恐れは、ウクライナの中で広く語られているロシア語の地位を強化した2012年法を、先週末に国会が破棄したことで、強まった。


■一つの言語

 18世紀から1954年まではロシアの一部であったクリミアのことを語りながら、「何故人々にウクライナ語という一つの言語だけしゃべるよう強制するのか?」と、シムフェロポリで教師をしているオルガは語った。「それは私達の文化と伝統を無視していることを示している」と彼女は語った。

 多くのロシア語を語る人々は、ウクライナの新政府が、抗議運動の中で主要な働きをした極右国粋主義者によって右寄りにされるのでは、と心配している。

 ロシア人の高官らはウクライナの政治的混乱がウクライナの中のロシア人市民に対する脅威となっていると警告している。多くのロシア人がクリミアに住んでいる。ロシア政府は、ロシア国籍の者たちを保護するために2008年にグルジアと戦争をした、と言っている。

 「もしも我々の仲間の生命と健康が危険に晒されるのならば・・・我々は一方の側に留まることはしない」と、国会の旧ソ連邦連携委員会を率いるレオニド・スルツキーは昨日、シムフェロポールで語った。

 この町は今日、引火点になろうとしている、反メイダン運動の者たちが国会の外で集会を計画しているし、親革命派のクリミア・タタールの者たちはそれに対抗することを計画しているからだ。タタール人はソビエト時代には弾圧を受けて苦労し、それでロシアとの近い関係に反対している。

 「我々はずっと反対派だった。仲間がキエフで傷ついた」と、何十人ものタタール人がシムフェロポリの自分達の本部の外に集まる中、活動家のザイル・スメドリャエフは語った。

 「キエフで人々を襲い殺した警備隊はここでは保護され称賛されている」と彼は語った。

 「我々は一人の独裁者を追い出したが、今やクリミアの指導者らは我々の祖国をロシアの独裁者の方に引っ張ろうとしている。そうさせてはならない」と彼は語った。

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