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国連安保理で、ヤヌコビッチのロシア軍介入要請の手紙を披露するチュルキン国連大使
◆3月4日
国連安保理でロシアの国連大使が、ウクライナのヤヌコビッチ大統領からプーチン大統領宛に、ロシア軍の介入を要請する書簡があったと語ったという。キエフから逃亡してクリミアに来たヤヌコビッチは、選挙で選出された正当な大統領であり、危険から身を守る為にクリミアに来たに過ぎない。
現在のキエフにいる自称大統領は、選挙で選出された大統領ではないから、正当性は無い。だから偽大統領だ。これは例えば、中国が日本の「反日日本人」などを扇動して大規模デモを全国で起こし、首相官邸を襲うなどした時、首相が北海道に逃げて、そこから米軍に協力を要請したような事態と思えばいいだろう。東京には自称の偽首相が居座っている構図だ。
この時、東北から北海道の日本国民も東京を占拠した反日勢力には反対を表明し、東北と北海道で反旗を翻しているようなものである。東北と北海道の自衛隊も米軍と協力している事態だ。つまり、正当性はどっちにあるかと言えば、東京を占拠した暴徒にあるのではなく、選挙で選出された首相の側にあり、その首相を支持している東北と北海道の勢力にある。民主国家の日本では、選挙で政権の交代を行わねばいけないのだ。これはウクライナでも同じである。
民主国家で革命は無い。革命を起こそうとすれば、その者たちは暴徒となり、警察の取り締まりの対象となる。ヤヌコビッチがひどい奴ならば、次の選挙で選ばなければいいだけの話である。民主主義を標榜する欧米がこぞって、民主国家のウクライナの「革命」を支持するとは、異様な光景である。つまり、この場合、欧米諸国(NATO諸国)にも正当性は無いことになる。
ウクライナでは西側は欧米側に付き、親ロシアであるヤヌコビッチ政権を追い落としたつもりであろうが、ウクライナの東と南は親ロシアであるから、キエフの「新政府」がウクライナの「革命」は成就した、と考えるのは早計である。たまたま首都キエフが西側にあるから、地政学的にキエフは欧米勢力側の手に落ちたが、ウクライナの半分は反革命であるから、これからどうなるか分からないというのが真相だ。ヤヌコビッチはクリミアに政府を移して政府の再編を試みることもできるだろう。そうなれば、ウクライナに二つの政府が出現する。
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●ヤヌコビッチはプーチンにロシア軍のウクライナ展開を書簡で要請
http://rt.com/news/churkin-unsc-russia-ukraine-683/
【3月3日 Russia Today】
ロシア国連大使のヴィターリ・チュルキンは、追放されたウクライナ大統領のヴィクトール・ヤヌコビッチがプーチン大統領に、法と秩序を回復するためにロシア軍を使用して欲しい、という要請の書簡を送ったと語った。
「欧米諸国の影響で、テロと暴力がおおっぴらになされている」とチュルキン国連大使は国連安保理第3回緊急会合でヤヌコビッチからプーチンに宛てた手紙の内容を引用して語った。
「人々は言語と政治的な理由から迫害を受けている」とチュルキンは手紙を読んだ。「そのためこの状況に鑑みて、正当性、平和、法と秩序、安定を回復するため、そしてウクライナの人々を保護するために、私はロシア大統領であるプーチン氏に対し、ロシア連邦の軍事力を使用することを要請するであろう」と引用して語った。
この手紙を読んだ後、チュルキンはヤヌコビッチからプーチンに宛てた手紙の原書のコピーを理事会メンバーの閲覧のために取った。
チュルキンは更に、安保理に対し、ロシア語を語る人々の権利を保護するためのものである、と語った。
ロシアはヤヌコビッチと反対派との間の合意が成されたということが保証されることが必要である、と考えている、とチュルキンは安保理に語った。
チュルキンは、2月21日に発表された、ウクライナ全土からの参加と貢献をもってしての、全政治勢力と地域の利益に適う正当なる国家統合政府の樹立と国民投票による承認を必要とする憲法改正のプロセスを開始することの合意が成されることが重要であると語った。、
チュルキンは安保理で、ロシアのゴールは追放されたヤヌコビッチを権力の座に戻すことではなく、彼が未だにウクライナの正当なる大統領である事を確認し、彼の運命はウクライナ国民によって決定されるべきである、ということだとした。
彼は、ウクライナの「過激派を統制する」必要性を強調し、ウクライナの反対派指導部がこの過激派との関係を絶つよう要請した。
チュルキンは、ロシア黒海艦隊に対する挑発的行為が更に続いているという情報があることを付け加えた。
極右国粋主義者の脅迫と強制的行動が、ロシア人とロシア語を語る人々の生命を危険に晒している状況下で、人民自衛部隊が形成された。これらの部隊は既に、過激派が官庁ビルを占拠したり、大量の火器と爆発物を盗み出すことを阻止している。
治安維持活動を行うクリミアのウクライナ軍
アメリカの国連大使のサマンサ・パワーはチュルキンのコメントに続いて、ロシアの行動は「国際法違反である」と語った。
「本日、ロシアのジェット機がウクライナの領空に侵入したのは事実です」とパワーは語った。「ロシア軍の行動は国際法違反です。ウクライナ領内のロシア軍基地は確保されている。ロシアの動員は想像上の脅威に反応したものです。起きていない、ないしは実行されていない脅威を根拠とした軍事行動は正当化されません。ロシアはウクライナの政府と直接交渉する必要があります」と彼女は語った。
パワーはウクライナに人権監視員を派遣するようまた、ロシアに対しては展開している軍を「即座に撤退」させるよう呼びかけた。
「ロシアは事態が異なる方向に動く事をいくらでも願う権利はある。ロシアは軍事力を使用してそれを表現する権利は持っていない」とパワーは語った。
国連ウクライナ大使のユーリー・セルゲイェフは、ウクライナはクリミアに入るロシアの発表された理由について、「納得させうる回答」を受取っていない、と語った。
「あなた方はこれをクーデターと呼ぶ。我々はこれを尊厳のある革命と呼ぶ」とセルゲイェフは語った。
「我々ウクライナはロシアとは違った人権に対する見解を持っている」とセルゲイェフは語った。
中国の国連代表のリウ・ジエイは、ウクライナの最近の過激な暴力沙汰を非難する、と語った。
「我々は法的枠組みを通しての相違の解決をするよう」、また全ての人々の権利を保護するよう全ての勢力に督促すると語った。
キエフのウクライナ国会は、東部と南部地域のロシア語を話す人々の住んでいる地域の人々に、ロシア語の地位が与えられていた法律を廃止することで混乱を与えた。これを新政府の差別的姿勢の表れと見て、いくつかの地方ではキエフ政府を非難、自分達は新しい政府の命令を受け入れないだろうと宣言した。
クリミア当局は国会がこの法律を廃止した後、ロシアの支援を要請した。
クリミアの半分以上の人口はロシア人で、ロシア語だけを使用している。住民らは、3月10日にウクライナの自治共和国の運命を決める国民投票を行うと発表した。
クリミア当局は、キエフの自称政府を弾劾し、クリミア半島に展開しているウクライナの法実施機関と軍はクリミア当局の命令を受けるべきと宣言した。クリミアの大多数の部隊はクリミア政府側についた。
事態が悪化する中、ウクライナの自称大統領である、アレクサンドル・トゥルチノフは言語の投票には反対であると語った。彼は3日夕刻、言語法を廃止する決定には署名しないであろう、と語った。代わりに、彼は作業グループがウクライナであらゆる言語の使用を許可するという新しい法律の原案を作成するまで待つであろうと語った。
1990年代、セバストーポリの地位はロシアとウクライナの間の際限のない議論の的だった。交渉の後、この都市とその周辺はウクライナの中の「重要州」の地位という特別な地位を獲得し、少なくとも2047年までロシアの黒海艦隊用にいくつかの海軍用施設が貸し出された。合意に従って、ロシアはクリミアには2万5000人以下の戦力を保持することができる、とRIAノーボスチは報じた。
自薦の政府による脅威を感じ、多くの地方政府がそれに反対して立ち上がった。東部と南部の何千人もの人々が大都市の通りに溢れ出し、地方政府に対し、キエフの新政府の命令に対し不従順を貫くよう促した。地方の人々はキエフの新政府を正当性がないと見做してきたので、その命令を拒否するよう地方政府に要求している。
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