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ウクライナの富が集積しているクリミア
◆3月6日
欧米諸国は、リビヤやシリアという中東でその謀略の触手を伸ばしていたが、ここに来てカラー革命の再燃とばかり、再びヨーロッパ、旧ソ連領であるウクライナに対する謀略を始めた。最終目的は、以前も指摘したが、新世界秩序勢力の不倶戴天の敵となっているロシアを攻略するためである。
それを良く理解しているロシアのプーチンは四の五の言わずに、成すべきを成す、という姿勢で動いている。ロシアは広大である。核戦争になってもヨーロッパやアメリカよりその耐性はずっと大きい。欧米がロシアとプーチンを甘くみていれば、最後に泣く事になるのは彼等だ。またロシアが日本に核攻撃をすることは、無い。
日本は安倍総理が冬季オリンピック開会式に参加したりして、プーチンと良い関係を築いてきているが、ここに来て彼のロシア・プーチン重視の姿勢が生きて来る。欧米と歩調を合わせて今回のウクライナ情勢に対しロシアを非難することに明け暮れるような事をしてはいけない。正義はロシア側にあるのだから、堂々として「両者の自重を促す」、というようなことを言っていればいいのだ。
プーチンは日本を中国や欧米より信用できる国として見ているから、北方領土問題を解決したがっているし、平和条約も結びたがっているのだから、欧米の受けを狙ってそのプーチンを裏切るようなことをしては、絶対に、いけない。欧米からなんだかんだ言われたとしても、なに構うものか、という気概で、適当にお茶を濁していれば良い。そうすれば、一番いい形でことは収まっていくだろう。
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●ウクライナ危機は第三次世界大戦勃発の契機になりかねない(その1)
http://www.darkmoon.me/2014/ukraine-crisis-could-spark-world-war-three-by-lasha-darkmoon/
【3月5日 Posted by Montecristo】
ウクライナでの緊張が高まる中、世界は混沌に向かってよろめきだしている。誤った動き一つで世界は滅亡の淵に陥るかもしれない・・・
ソ連のリーダーであったフルシチョフは1954年、ウクライナに贈り物をした:黒海の北に突き出た半島で戦略的要衝であるクリミアだ。
何日か前に長文の記事がデイリー・テレグラフのオンライン版に掲載された。それはウクライナの情勢に関する興味深い発言と奇妙な事実のコラージュだ。これは私の悲観的見方を強化した。つまり、世界はいくつかの例外はあれど、大まかに言えば、政治家という一連の殺し屋たちによって支配されている、ということだ。
実際、多くの有名な歴史的人物たちは殺人と政治の世界でのキャリアをうまく統合した者たちだ。ネロ、カリグラ、ハンガリーのバートリー伯爵夫人、イワン雷帝、ボルジア家、ラヴレンチー・ベリヤ
この記事は、上記の記事自身のコラージュであり、私自身のコメントを挿入させてもらっている。
NATO事務総長のアンダース・フォー・ラスムセンは、ロシアのウクライナ介入でヨーロッパが崖っぷちに立っていると警告した。アメリカの国務長官のジョン・ケリーはロシアを、「侵略の信じがたい行為」と非難した。
アメリカの共和党上院議員のジョン・マケインは、アメリカはプーチンの行動に対してどう反応すべきかを語った。
デイリー・ビーストとのインタビューで、彼はオバマの脅しは「笑うべきもの」と言って、ヒラリー・クリントンはロシアのことを完璧に見誤っている、と述べた。
「勿論彼女はそれを見誤った」と、自身も物事を正しく見ることは稀であると言われているマケインは言った。「彼女はロシア帝国を復活させようと野望を抱いているKGB大佐だった男とどこかでリセットできるだろうと考えていた。そういうことだ」
こういうたわごとを読むと、ただただ驚くばかりだ。
キエフではネオナチのごろつき共によって脅され殺されもしたロシア人をクリミアで救出せんとするプーチンの全く正当な動きは、「ロシア帝国を復活させる」願いと決め付けられた。このネオナチのごろつき共にマケインは会っているし積極的に支援したのだ。これ以上狂ったことはないだろう。
極右国粋主義ネオナチのオレ・チャフニボクはキエフでマケイン上院議員と会っている
プーチンのスポークスマンのドゥミトリー・ペスコフはジョン・ケリーがロシアの「侵略行為」とロシアの「19世紀的行動」を弾劾することをどう考えるか、と問われ、「今のところ、ノーコメント」とそっけなく回答していた。
ジョン・ケリーは2日、CBSの「フェイス・ザ・ネーション」の政治番組に出演した。彼は:「21世紀には19世紀の時のように完璧に捏造した口実で他国を侵略することなど出来ない」と語った。
これが「完璧に捏造した口実」でイラクを侵略し、ウィリアム・ブラムの「キリング・ホープ」という暴露本によれば、1953年民主的に選出されたイラン政府を皮切りに、77の合法的政府を転覆させた国家の代表者から出た言葉である。
アメリカは更に、チョムスキーによれば、1945年以来5500万人を殺害してきた国家ということになる。
「これは信じがたい侵略だ」とケリーはダブルスタンダードを決め込んで偽善的に指摘した。「プーチンが他国を侵略するとは、全く唖然とさせられる意欲的選択である。ロシアはウクライナの主権を侵害している。ロシアは国際的義務に違反している」と語った。、
ケリーはG8諸国とその他のいくつかの国は「ロシアを徹底的に孤立化させる準備ができている」と語った。彼は通商禁止、査証禁止、資産凍結をすると脅した。確かに、アメリカはいつでも、ピンチに陥ったと感じ、巨大な赤字を心配しだすと、経済的にアメリカより成功している国のドル預金を差し押さえることを企(たくら)むようである。
中国、ロシア、イランなどが苦労して得た外貨を、アメリカの銀行や、強欲なユダヤ銀行の外で保管しているには、それなりの理由がある。
ニューヨーカー誌の編集者のデイビッド・レムニックは最近、ウクライナとプーチンの計算に関する刺激的な論考を書いた。「プーチンの反応は我々の期待で最悪のものだ」と彼は怒った。「ウクライナのこれからの期間は恐ろしいことになりそうだ」
彼はまたロシアの政治家のヴラジミール・リャズコフの言葉を引用している。この人物は、状況はウクライナにとって危険というだけでなくロシアにとっても危険だ、と指摘した。「これはウクライナ政権にとっては決定的であり、ロシアにとっても災厄的である。正常な感覚を失っているのだ」と言っている。
フォーブスによれば150億ドルの資産家であるウクライナの富豪のリナト・アフメトフは、ウクライナに対するロシアの侵入を非難した。彼は、ロシアの「外部からの力に頼るやり方は受け入れられない」と怒った。
このウクライナのオリガルヒ(新興財閥)は、ウクライナのユダヤ人社会と親密な関係にあり、犯罪組織、恐らくユダヤ系ロシア・マフィアと共謀していることで知られている人物なので、プーチンを恐れ嫌う立派な理由がある。
7人の犯罪を犯したロシアのオリガルヒ、内6人はユダヤ人だが、を叱り飛ばしたのは結局プーチンであった;そして1991年にソ連が解体した後、これらの金融プレデターが強奪した富の多くをロシアに取り戻したのもやはりプーチンだった。
このような腐敗付けの者たちがプーチンに対する謀略を占領したウクライナで諮り、もしもウクライナがユダヤが支配するIMFの優しい慈悲の手に委ねられたら、ぼろい儲けをしようと期待しているのだ。
「私は全ての市民に統一した不分離のウクライナのために団結を呼びかける」とアフメトフは調子よく甘ったるい言葉を吐いた。「我々は頭を冷静にし挑発には乗らないようにしなければならない」と叫んだ。
その通りで、ウクライナはなんとしてでも分断されてはならない。もしもその一部、豊かで戦略的に重要なクリミア地区がロシア領になったら、オリガルヒと欧米のプレデターにとっては強奪するものが余りにも少なくなってしまうのだ。
だからアフメトフのような億万長者のオリガルヒと、ユダヤ系ロシア・マフィアの頭目のセミョン・モグリビッチと一緒になってユリア・ティモシェンコのような腐敗した政治家がやっている不誠実なビジネスの利益のため、ウクライナの豊かな地区であるクリミアは、将来彼等がその富を強奪できるためにウクライナ領として留まらねばならないのだ。
-その2に続く-
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