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ウクライナの「革命家」に紛れ込んでいる過激派の極右国粋主義テロリスト
◆3月5日
ウクライナの「革命」騒ぎで、各地に混乱が波及しているが、特に西側では「革命家」等の勢力が実験を握っていて、相当な混乱があるという。既存の秩序体系が崩壊し、革命家等の勢力が統制を敷くから、無法者のそういった者たちが権力を握った後に陥る傍若無人な振る舞いが目立つ。
昨晩のテレビ朝日の「ニュース・ステーション」では、キエフの特派員が、過激派というのは、ちょっと石などを投げた者たちのことを言っているのでしょう、などと寝ぼけたことを言っていたのが、笑わせた。事態の重大さを全く理解していないお坊ちゃんである。これからのウクライナは混沌状態が続き、流血の事態が増大していくことであろう。
これから、キエフの「新政府」がこういったギャング達の影響力をどう除去するのか?と言う問題がある。治安部隊などが「消滅」させられた後のウクライナは無政府状態の中、こういった無法者たちの天下になり出している。これはあのフランス革命時にも、更にはロシア革命時にも見られたことで、21世紀のウクライナの「革命」は歴史の轍のあとを辿るのか?
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●ウクライナ:ショック、無政府状態、カオス
http://english.pravda.ru/world/ussr/03-03-2014/126991-ukraine_shock_chaos-0/
【3月3日 Alexei Kovalev-Pravda.Ru】
検察官に乱暴狼藉を働く「革命家」気取りの無法者のごろつき野郎
ウクライナではEUの代表者らによって「穏健な抗議者」と言われている無法者らが、略奪、乱暴狼藉、強姦、ゆすりなどを「革命のため」と称して行っている。「マイダンの司令官」であるアンドレイ・パルビでさえ、「何かがおかしい」ことを認めている。彼は以前は、「キエフはかつてないほどの秩序を見ることになるだろう」と約束していたのだ。プラウダの特派員はこれらのことを以下のように報じた。
2月26日の朝、ウクライナのメディアと国際的なメディアは、特別警察部隊である「ベルクト」の解散がなされたことを報じた。とりわけ、ロシアBBCは臨時内務大臣のアーセン・アバコフが特別警察部隊「ベルクト」の消滅に対する制令に署名したこと、それを彼が自身のフェイスブックに書いたことを報じた。
キエフの大量のデモ抗議者の解散に貢献したベルクトの消滅は、議会派の「自由」の議員らが提案した。この部隊の消滅の法案は2月23日に登録された。
今は、新しく宣言された「臨時」の大臣と革命的ウクライナの省庁の責任者らの正当性に対する疑問を後回しにしよう。その代わり、この国の状況の全体的な雰囲気を知ろうと思う。
2月22日の早朝、「マイダンの司令官」であるアンドレイ・パルビは、「マイダン自衛団」が官公庁を完全に支配している、と宣言した。「第7隊は議会内に『右セクター』の部隊と共にある。閣僚らは保護されている。第19隊と第3隊は大統領行政府を警備している。第15隊は内務省を警備している」とアンドレイ・パルビは語った。
彼は更に、今からマイダンは全キエフを支配下に置くことを保証した。「キエフがマイダンの支配下に入れば、キエフはかつてないほどの秩序を見ることになる、ということを示すことは重要だ」とパルビは説明した。
中心部を革命家らが支配することは、2月21日の午後に内務省の部隊の最後のバスがキエフを去ることで可能になった。ウクライナ国会によって前の晩に決定されていたので、治安部隊は去ったのだ。議員らは内閣と州当局が治安部隊、内務省、軍その他の機関が対テロの措置を取ることを、それが憲法と矛盾するという理由で停止する指示を出すことに投票した。
この決定は停戦を命令している、また治安部隊は通常の展開地点に戻らねばならなかった。それは実施され、こうしてキエフは革命家とその他の「平和的な抗議者たち」の思うがままの場所になったのだ。
ブロッガーのアーセン・アヴァコフ(ウクライナの臨時内務大臣として知られている)は、キエフで、「かつてなかったほどの」秩序が出来上がっていることを認めた。キエフとその郊外は、マスクやヘルメット、棒と武器、火器で武装した人々のグループがいた。彼らは自分たちのことを、「右セクター」「左翼」、「自由党」「マイダン自衛団」の代表だと呼んでいる。彼らは自分たちなりに行動している、つまり、「疑わしい」者を誰彼なく停止させチェックし、革命のご都合主義に従って決定をしている。その結果、家を焼いたり、略奪、強盗が起きている。官庁街に加えて、このグループはボリスポリ空港付近、ズリアニー空港付近、大きな高速道路、首都郊外で行動していた。
警察はやる気をなくしているが、これは理解できる。誰だってマスクを被って武装している者に呼びかけようとして命を危険に晒したくはない。とりわけ、「平和的抗議者」等に向かっていって平和的抗議に対する権利を剥奪することは危険である。状況はキエフとその周辺地域では特に緊張している。西部地域で何が起きているのかを語ることは困難である。中心と接する南西部のドゥニプロペトロフスク地区の状況に関する情報がある。
ドゥニプロペトロフスク地区では過激派は党本部を焼いたり、ポグロム(ユダヤ人迫害)ではもはや満足できなくなっている。彼等は党メンバーと活動家等に対する全面的な攻撃を始めた。これはドゥニプロペトロフスク地区のメディアによって2月25日に報じられた。以下はその一つの例である:
「8人のマスクをした自動小銃を持った男達がアポストロヴォ地区行政府議長のアンドレイ・レオノフの自宅に侵入した。彼等はレオノフに辞任を強要し党から去るよう要求し、更に、30万フリブニア支払うよう要求した。「我々はマイダンで苦労したのだが、あなたはお金を盗んでいた」と彼等は叫び、武器を振り回したのだ。アンドレイ・レオノフは警察を呼ぶことが出来た。警察が到着すると、 アポストロヴォの中心で銃撃戦が始まった。何人かが負傷し、何人かの犯罪者らは逃亡した。
マイダンに反対する者たちは革命家らを貶め事態を大げさに言いふらしていると思うかもしれない。しかし2月26日の午後、何かがまずいのではないか、という疑惑は「マイダンの司令官」によって確認されたのだ。キエフでは、「自衛団」のフリをして、ギャング達が略奪をしていた。これはアンドレイ・パルビによって、「ベルクト」の解散に関するアヴァコフの声明の数時間後に「チャネル5」の放映中に指摘された。「我々は何十もの対象物を保護しなければならず、モラルを越えて乱暴狼藉を働く者たちに対処しなければならなかった」とアンドレイ・パルビは説明した。しかし同じ日の午後、「マイダンの司令官」は仲間の「祖国」党メンバーのゲナディ・モスカルによって足元をすくわれた。彼は「自衛団」と自らを呼ぶ武装したグループが略奪を働いていると語ったのだ。
「火器で武装した人々がギャング団を形成し、前の政府の代表者らの自宅や財産に対する攻撃や略奪をしている」と、プレスサービスによって発表された声明を読み上げた。
ゲナディ・モスカルによれば、こういった人々は放棄された家を略奪し、貴重品を盗み、強姦までしているケースがあるという。更に、マスクをし武器を持っているグループが自動車を停止させ、乗員を侮辱し、革命を支援する為と称して金を要求している。
「特に傍若無人なのが犯罪者のギャング団で、彼等はマイダン自衛団の第31隊と33隊の一部を形成する者たちである。31隊はサーシャ・ブンケルが指揮している、また33隊は10丁のカラシニコフ銃で武装している。更に、良く分からないUPA「SWAT」という組織があり、20丁ほどのショットガンと9丁のカラシニコフ銃で武装している」と、ゲナディ・モスカルは語った。
彼によれば、31隊と33隊の活動要員はナンバプレートAAOO19BPの議会の車で移送されたという。
議員はマイダンの指導者のアンドレイ・パルビに、状況を支配するよう要請した。
「もしもパルビ氏が31隊と33隊の責任者ならば、彼は彼等を部署に就かせ、マスクを禁止しなければならない。あるいはこういったとんでもない行為の責任を取ることを承諾しなければならない」と議員は語った。
ゲナディ・モスカルは内務大臣のアーセン・アヴァコフに、市民を守るための行動を即座に取るよう要請した。「我々はユーロマイダンの理想を貶めるのを避ける為、こういったギャングらが勝手なことをすることをやめさせねばならない」と議員は語った。
ゲナディ・モスカルは彼の声明の影響に満足していないようで、2月27日新たな声明を発表した。
マイダンの部隊の代表者らは、ヤヌコビッチ大統領の官邸から車を盗みだした、と「祖国」議員のゲナディ・モスカルがRBCウクライナ特派員に語った。
「キエフには更に多くの部隊が到着している。彼等はヤヌコビッチの官邸を略奪し、車を盗んでいる。財産を破壊し、アパート内に侵入している。私はこういった者たちを支援しないし、尊敬も払わない。我々はマイダンをギャングにしてはならないし、美術品や酒類を盗んだりするべきではない。部隊がなんで20丁のショットガンと10丁の自動小銃を持てるんだ?」とモスカルは語った。
最近なされた決定、とりわけ議会によって成されたものは、マイダン自衛団によって政府が守られているならば合法なのか?
無法者の人質はみんな官庁街の住民だろう。彼等は、地域の代表者だけでなく、共産主義者も含んでいる。議会の会合は放送され、大型スクリーンで示され、議会の出口はマイダン自衛団によって「警備」されているから、理解できる。反対派三人組(ヤツェヌーク、クリチコ、チャフニボク)もまた人質にされているので、一般市民は全く何も出来ない。
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