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ゴールドマン・サックス本社
◆10月8日
日銀が介入しても、結局数週間も持たず、ドルは再び円に対し82円台となった。この間、ゴールドはすごい勢いで上昇し、一時1オンス1360ドルを突破した。
既にこのブログでは、今年後半から来年にかけてアメリカ経済が崩壊に向けた動きを強めると予想を示していたわけだが、正にその展開となっている。
ゴールドマン・サックスが今後6ヶ月から9ヶ月の展望で、かなり悪い、ないしは非常に悪い、という予想を出しているのを見ても、それが投資銀行の予想という点を踏まえれば、かなり控えめなもの、と捉えた方がいいだろう。
マティアス・チャン氏が語っているように(9月3日号、7月1日号など)、アメリカ経済はにっちもさっちも行かない袋小路に追い込まれているのだから、時間の経過とともに、事態は更に一層悪化すると認識し、むしろそれにいかに備えるか、という点に重点を絞った考え方をした方がよいのだ。
金融津波の第2波がくることは、このブログでは、何回も示してきたとおりである。それがそろそろ水平線上に見えてきた、ということになるだろう。
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●米経済展望:「かなり悪い」または「非常に悪い」-ゴールドマン・サックス
http://www.guardian.co.uk/business/2010/oct/06/goldman-sachs-fairly-bad-very-bad
【10月6日 Edward Helmore】
ゴールドマン・サックスのエコノミストはアメリカ経済の成長と就業率について新しい、しかも厳しいシナリオを示した。
アメリカ経済に関する暗い予想は、本日更に強まった。ウォール街のゴールドマン・サックスが、アメリカ経済は今後6ヶ月から9ヶ月では「かなり悪くなる」ないしは、「非常に悪くなる」と発表したからだ。
この銀行のチーフ・エコノミストのジャン・ハッチウス氏は、二つのシナリオを投資家たちへの書簡で示した。「かなり悪い」というシナリオでは、来年の経済成長は1.5%から2%で、失業率は上昇し10%となる、というものだが、「非常に悪い」シナリオでは、経済は完全に不景気となる、というもの。
ハッチウス氏の見解は、ニューヨーク、ボストン、シカゴの各連銀の責任者が先週行った、連邦準備制度理事会に対する新しい刺激策の導入を11月2日に行われる会合で示すべきだという要望に更なる重みを付け加えることになった。
本日、民間セクターのペイロール・レポートは、アメリカが数ヶ月の成長後、解雇を始めていることを示している。この数字は9月の失業率は9.7%に上昇したことを示す労働省の月次レポートに先駆けて示されたものだ。
経済復興は横ばい、ないしは下落傾向であるというサインは円に対するドルを記録的なレベルにまで押し下げているし、ゴールドは上昇を続けている。先週、ヘッジファンド・マネージャーのジョン・ポールソン氏は、ゴールドは1オンス1100ドルから2400ドル、もしくは4000ドルにまで上昇するかもしれない、と予想した。
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