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スウェーデン大使館前で「臓器販売」をして抗議するイスラエル人

◆8月28日

 スウェーデンの新聞記事に、イスラエル兵がパレスチナ人の臓器を奪い取った、というものが8月17日に掲載され、イスラエル内でもその話題で沸騰しているようだ。そして急進的な人々がスウェーデン製品のボイコットを訴えているのだが、あまり効果はないようだ。

 この臓器売買とか臓器強奪、という問題は実はまだまだ奥が深いようなのだ。すでにこのブログの7月27日号の「アメリカのユダヤ教教師:腎臓を16万ドルで販売」にも示されているように、彼らは臓器取得を熱心にあらゆる方法で行っている、と考えられる。このブログでは取り上げなかったが、例えば、モルドバからだまされてやってきたモルドバ人が脅されて、腎臓一つ手術で奪われたという話などがある。貧乏な東欧の人々などが彼らの甘い誘いで連れられてきてこういうひどい目に遭う、というのだ。どこかの国のやくざが東南アジアの女性を甘言で釣って、日本で売春行為などを強制するのと、ちょっとまた次元の違う犯罪である。

 このイスラエルの臓器強奪問題を新聞紙上に掲載したのは、大変勇気のいる行為だ。ヨーロッパではアメリカ同様、各種のメディアはユダヤ系に握られているか、その強い影響下にある。このスウェーデンの問題の新聞はそのような範疇に入らないメディアの一つのようだ。
 またこの新聞記事に噛み付いたシオニストらの非難に対し、スウェーデン政府が傍観の姿勢を取っていることも評価できる。これはあくまでこの私的な新聞社の問題であり、パレスチナ人が語っている、ということを報じたものだから、あくまでニュース記事なのだ。語った、という事実というものは否定できない。それをどうこういってもどうしようもない。では証拠を見せろ、と迫ればいいのだ。その結果、証拠を示せねば、読者はあまり根拠のある話ではなさそうだ、と判断するまでのことだ。

 しかしユダヤ人はこういう時にすぐ、ボイコットという手段を使いたがる。要するに経済的に締め上げよう、ということだ。つまり金の力でこの新聞社やスウェーデン政府を追い詰めよう、ということだ。これは言論には言論で、とい原則を逸脱した卑怯なやり方である。
 かつて、マルコポーロという文芸春秋社の雑誌が、ガス室はなかった、という記事を掲載しただけで、ユダヤ系の銀行やら企業から広告を一切掲げないぞと脅されて、たちまちその金の力の前に屈服し、文芸春秋社はマルコポーロを廃刊にしてしまった。このように彼らは都合の悪い出版行為などにはあらゆる方法で圧力をかけてそれを潰しにかかる。

 しかし、時は移り行く。

 いまや静かではあるが、イスラエル・ユダヤの嘘と脅しで進めてきたやり方に公然とあるいは隠然と、反旗を翻す動きが確実に高まってきている。今回のスウェーデンの動きはその一つだ。


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●1万人がイケア、ボルボのボイコットを扇動
http://www.jpost.com/servlet/Satellite?cid=1251145107187&pagename=JPost%2FJPArticle%2FShowFull
【8月24日 Jerusalem Post】
 イスラエル軍がパレスチナ人の臓器を奪い取ったと報じたスウェーデンの新聞記事に怒ったイスラエル人が呼びかけたボイコットの対象の製品には、イケアとボルボが含まれている。
 1万人以上のイスラエル人が過去2日間でオンラインの不服申し立てにサインをした。これは8月17日付けのアフトンブラデット紙が発行されてイスラエルが問題の記事をスウェーデン政府が公式に非難するよう要請したことを拒否したことを受けて行われたものだ。

 イスラエルのネタニヤフ首相が22日、この記事は“血の侮辱”だ、と述べ、スウェーデン政府がこれを非難することを期待している、と語った後、このボイコット問題は両国間の緊張状態を更に悪化させた。
 「私は発行されたものがどうあれ、あるいは自分がそれに対しどう思おうと、その記事の掲載を決定し新聞を発行したことに対し、政府の各大臣らがなんらの権力を持ち合わせていないように自分も何の権力も持っていない」とカール・ビルツ・スウェーデン外相は21日自身のウェブサイトに書いた。
 「何を最も心配するかと言えば、この決定がもたらしたある種の反応である」と、この記事の掲載を決定したことについて語った。
 このボイコットの要請は、イスラエル予備兵のモラン・ハジビ氏により要請された。彼はYnetニュースに、「スウェーデンのこの血に対する侮辱に対し、イスラエル市民として何もしないではいられなかった」と語った。

 ドナルド・ボストロム記者によって書かれたこの記事では、1992年にイスラエル兵士がパレスチナ人を殺し、臓器を奪い取った、というもの。ボストラム氏は、アフトンブラデット紙の中で、インタビューしたパレスチナ人がそのような証言をしたのだ、と語った。

 イケアはイスラエルに一つの店を持っている。これはニューヨークを本拠地とするビジネスマンのマシュー・ブロンフマン氏が率いる投資グループのフランチャイズ店となっている。
 イケア・イスラエルのCEOであるシュロミ・ガバイ氏は、このボイコットに対し反対し、「イスラエル人としては他の国がイスラエル製品をボイコットすることには頭にくる。だから、スウェーデンの記事をイケアと結びつけることには許せない思いだ。ビジネスと政治を結びつけることに反対する。イケアは商業的なものだし今後もそうだ。イスラエル店はイスラエルの人々に誠実な商売を何年もしてきている。500人の従業員がいるし彼らの家族がいる。もしリション・レジオンが開店するならば、1000人を養うだろう。私はそれを誇りに思う」と語った。
 店の商売に被害は出ていない。ガバイ氏は、22日の売り上げは記録的によく、月曜日にも人がたくさん来た、と報告している。
 「政治をなんにでも持ち込む必要なない」と語った客の一人は車のトランクを商品で一杯にして、去っていった。「我々は新しいアパートのための家具に4000シュケルも使った。私はこれを政治的声明とは思わない」と語った。
 ボルボ社は、フォード・モーターズの所有だ。毎年1100台をイスラエルで売っている、とマリア・ボーリン・スポークスウーマンはスウェーデンから電話で答えてくれた。「我々はいまのところ変化はありません。しかし状況は注視しています」と応えた。
 スウェーデンからのイスラエルに向けての輸出は2007年から2008年にかけて39%増加した。去年は総額4億8300万ドルになると、スウェーデン大使館のウェブサイトでの情報だ。
 「このボイコットは必要ないし、愚かなことだ」とユガル・パルモー・外務省スポークスマンは電話インタビューで語った。パルモー氏は、もしイスラエル政府が記事についてなんらの非難をしなかった場合には、来週イスラエルにビルツ氏が訪問する際の中心課題にするだろう」と付け加えた。
 その間、24日には、何人かのデモ隊がテルアビブにあるスウェーデン大使館前で集会を行い、スウェーデン政府を非難するデモを行った。
 これらのデモ参加者らは、イム・ティルツとハチクバのシオニズム社会運動の代表者らで、テオドール・ヘルツルとジョセフ・トランペルドールの写真のT-シャツを着て、イスラエル国旗を掲げ、「自由な発言に隠れての反ユダヤ主義」と書かれた横断幕を掲げた。彼らはこれを、彼らより多いメディア関係者の前に掲げた。
 抗議するこれらの者たちは、赤いペンキのなべを屋台の上に置き、赤ペンキにパン(マツォ)を漬けて、「パレスチナ人の臓器売ります」と書いたサインボードを掲げた。この屋台は、ユダヤ人がクリスチャンの子供を殺した中世期の「血の侮辱」を赤らさまにもじったもので、この子供の血でマツァを作ったのだ。

 一人のデモンストレーターは、大使館ビルの前で、スウェーデンの国旗を下げた。「我々はスウェーデン大使館前にいるのは、ユダヤ人に対する新たな2009年版の血の侮辱に反対するためだ」と語った。イム・ティルツのスポークスマンであるアミト・バラク氏は、「イスラエル軍に対するこの醜い非難は、古いいつもの反ユダヤ主義の新たな始まりの何ものでもない。我々はスウェーデン外相とスウェーデン政府が厳しい対応をすることを期待している」と語った。
 バラク氏は、自分ならびに彼のグループはイスラエル政府のこのスウェーデンとの間の危機的状態に対し取った姿勢に満足している、と語った。
 「最終的には、外務省はイスラエルとイスラエル軍のためにしっかり対応してくれた」と彼は語った。「もし、私が担当大臣だったら、イスラエル大使を召還するだろう。しばらくここで休息をとってもらおうではないか」

 イム・ティルツは大学を本拠地とする組織で、彼らの主要目的は「シオニストの価値観を拡大せよ」というもの。「私はスウェーデンの新聞に掲載された嘘とイスラエルの組織であるシュブリム・シュティカのような組織の臆病で根拠のない非難との間に直接的な関係を見る」とバラク氏は語った。この組織は予備役兵の組織で、イスラエル軍のガザでの戦争犯罪を糾弾している組織だ。
 「イスラエルに、イスラエル兵は人殺しだ、と呼ぶ何らかの組織があるとすれば、外国の組織に同様の非難を行わせる温床を提供することになる」

 公の高官として出てきたのはリクード党のカルメル・シャマ氏だけだ。抗議者達には見つけられることなく、抗議運動がすでに始まった頃彼は現れた。
 「私はこれらの若い人々のやっていることを支持する」とシャマ氏は語った。「スウェーデン政府は口実としての言論の自由というものを悪用することを中止すべきだ。そしてこの記事に対する明確な非難声明をだすべきだ。我々は謝罪を要求しているのではなく、全面的な非難声明であり、それこそふさわしいものだ」


●シオニスト、パレスチナ人の臓器売買の公表を阻止
http://japanese.irib.ir/index.php?option=com_content&task=view&id=8672
2009/08/25 Tuesday 14:09:27 IRDT
パレスチナの政治グループの代表者が、シオニストが、パレスチナ人の臓器売買に関する詳細な情報の公開を阻止しようとしていることを明らかにしました。
この代表者は、24日月曜夜、アルアーラムチャンネルのインタビューで、「我々は、シオニスト政権イスラエルが、パレスチナ人の臓器売買を行なっていると予想していたが、同政権の関係者は、我々がこれに関する調査を行なうのを拒否している」と語りました。
また人権団体の関係者も、アルアーラムチャンネルに対し、「イスラエルのメディアは、2002年から2003年にかけて、パレスチナ人の臓器売買にイスラエルの法医学センターの所長が関与していることを明らかにしていた」と語りました。
パレスチナ人の家族も、殉教者の臓器売買に関する調査を求めています。
スウェーデンの新聞アフトン・ブラーデットも、最近、報告の中で、イスラエル軍がパレスチナ人の殉教者の臓器を売買しているとして非難しています。


●「軍が臓器を略奪」報道、イスラエル政府が記者証剥奪
【8月24日 CNN】
「イスラエル軍がパレスチナの若者を殺害して臓器を摘出した」とスウェーデンの新聞が報じたことを受け、イスラエル政府は23日、パレスチナ自治区での取材に必要な記者証をこの新聞から剥奪した。
 問題の記事は、スウェーデンのタブロイド紙アフトンブラーデッドが18日付で掲載した。1992年にヨルダン川西岸でイスラエル軍に撃たれたとされる19歳のパレスチナ人男性が、まだ生きているうちに連れ去られ、5日後に戻ってきた遺体には縫合された跡があったとする内容で、男性の家族は「息子は臓器を奪われた」と主張しているという。
 記事を執筆したフリーランス記者はCNNの取材に対し、このほかにも1990年代にガザとヨルダン川西岸でイスラエル軍がパレスチナ人の臓器を摘出したという訴えが多数あると主張。証拠はないが、調査を促すために記事を書いたと話している。
 イスラエル政府はこの記事について、ユダヤ人差別に根ざすものだと反発。「出所がネオナチであろうと有力紙であろうと、スウェーデン政府がユダヤ人差別を容認してはならない」(シュタイニッツ財務省)として正式抗議する構えだ。
 これに対してスウェーデン大使館は、言論の自由を理由に静観の姿勢を取っている。

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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