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トルコのダウトオール外相(左)はイラクのシーア派指導者のムクタダ師を訪問

◆12月9日

 トルコがシリア政権を転覆させるよう、トルコ・シリア国境から外国人テロリストに武器を持たせてシリアに密入国させてテロ行為を煽ってきたが、結局それが失敗し、このブログではこのまま行けばトルコ自体がその「反射」を受けて混乱に見舞われると指摘したが、ようやく自分達の過ちに気がついたのか、反アサドの姿勢を改め、外国人テロリストを「テロリスト」である、と宣言した。

 これはこの中東の未来を占う上で、重要な出来事であり、中東の一方の雄としてのトルコが、もう一方の雄であるイランと繋がるシリアへの敵性を改め、イラクを介してシーア派に対する融和策に転じたことで、中東の緊張は緩和する方向に動き出したことになる。

 もう一方の中東の雄であるサウジも実は12月5日号「プーチン大統領:シリア・イラン問題でサウジ情報局長官と会談」で紹介したように、シリアを支援していたロシアと関係改善をはかり、それを通じてイランとの関係改善も模索しようとしている様子なのだ。
(参照:http://www.defensenews.com/article/20131127/DEFREG04/311260035/Experts-Predict-Saudi-Arabia-Will-Reach-Out-Iran-Soon?odyssey=mod_sectionstories)

 そうなれば、後はシリアに流入している外国人テロリスト等に対する支援国は無くなるか、イスラエルなど極わずかなものとなり、彼等はシリア内ではシリア政府軍の猛追を受けて後退を余儀なくされ、やがては一掃されていくはずだ。

 このように、このブログでこの期間、一貫してシリアの正当性を示し、トルコやサウジアラビアの非道性を指摘してきたが、それが2年半、3年になろうとする今、ようやく誰の目にも明らかなものとなってきたのである。

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●希望的なトルコの外交政策の変更
http://en.alalam.ir/news/1542347
【12月7日 By: Zafar Bangash-ALALAM】

 シリア、イラク、エジプトにおいて繰り返しなされた政策の失敗の後、トルコは外交政策を変更し始めた。それが真実なものであり、この地域においてトルコが分裂より平和と正義のために働くことを願わざるを得ない。トルコはイスラム世界では重要な役割を演じている。トルコの政策はこの地域全体での発展に影響を与えるものだ。トルコで公正発展党(AKP)が政権を握ってから、イスラム世界ではエルドアン首相がウンマ(イスラム共同体)の統一を促進するだろうと大いなる期待が持ち上がった。今日、これこそが願われていることなのだ。

 こういった希望はトルコのダウトオール外相が、隣国との「ゼロ・プロブレム」政策を強調したことで深まった。彼の呼びかけはイスラム世界で広く歓迎された。これは地域の諸国間と貿易の増大と国民の旅行の緩和という形ですぐさま示された。荒野に(世俗主義の強要の後で)数十年間取り残された後、イスラム世界はトルコが戻ってきている感じを受けている。

 トルコはその後、最初はリビヤで、次はシリアで進むべき道を失った。リビヤでの失敗は、リビヤ人にとってはそのトラウマは決して小さくは無いが短期間ではあった。シリアは全く破滅的である。トルコ政府はアサド政権に対する帝国主義的・シオニスト・ワハビ主義十字軍に参加したのだ。

 「ゼロ・プロブレム」から、トルコは「ゼロ・フレンドシップ」状態で終わった。トルコの政策はそれに伴う否定的な反動で宗派的緊張を増幅した。しかしながら、最近の動きは、トルコは自身の否定的な結果に気がつき、政策の変更を始めたということだ。

 これは歓迎すべきニュースだ。トルコによる最近の三つの動きは、その方向の変更を示している。

 最初は、トルコはアル・ヌスラ戦線はテロリスト・グループであると宣言したことだ。二番目は、この11月1日、イランのザリフ外相がトルコのアンカラでダウトオール外相と会ったことだ。この会談は建設的な雰囲気を生み出したことで歓迎され、シリアに対する政策の違いから生じていた相手に対する厳しい見方を緩和した。両国の外相がテロリズムを非難した。

 三つ目で恐らくは最も重要な動きは、11月10日・11日のダウトオール外相のイラク訪問であろう。これは11日、シーア派の聖地であるアル・ナジャフとカルバラへ訪問したことで意義深いものとなった。この訪問は歴史的なもので、近代トルコの歴史でトルコの重要高官が二つの聖地を訪れた最初のことだからだ。

 ダウトオール外相は別の象徴的な動きを示した。シーア派のイスラム教徒のイマム・フサインの殉教を記念する月であったので、ダウトオールは尊敬を表す黒のシャツを着たのだ。多くのスンニー教徒もこの日は多少の違いはあれで尊崇の念で迎える。 

 アル・ナジャフでは、ダウトオールの行動として、アヤトラ・セイド・アリ・アル・シスタニに会い、彼の知恵と賢明さを称賛したことは見逃せないものだ。このイマム・フサインの殉教とアル・ムハラム記念式に関してダウトオールは、アル・ナジャフとカルバラはトルコの全てのイスラム教徒の心の中にあり、自分の生命を捧げたその原則は、全てのムスリムだけでなく、全ての人類に属するものである、と語った。

 彼は更に、カルバラで起きたような悲劇は二度と繰り返すことのないことを希望すると語った。アヤトラ・シスタニはダウトオールの心情を評価した。このトルコの外相はカルバラに向かう前にイマム・アリ・とイマム・フサインの廟を訪れた。

 彼の二日間にわたる訪問で、ダウトオールはイラクの多くの高官とその他の宗教指導者らと会談した。これは重要なことで、彼等宗教指導者らは政治的ポストは持っていなくてもイラク社会においては重要な役割を果たしている人物たちだからだ。

 セイド・ムクタダとはダウトオールはこの地域で問題となっている宗派間の問題を議論し、両国はテロリズムに対して一緒に行動するべきであると強調した。宗派主義はサウジアラビアのような政権によって計画的に煽られている問題だ。この問題はシリアでは特に深刻で、トルコはサウジと近いやり方であったが、最近では、トルコはこのやり方から離脱しつつある。

 ダウトオールのイラク訪問がサウジアラビアによってどう見られるかは、想像に難くない。トルコとサウジはエジプトにおける軍事クーデターで仲たがいした。トルコのエルドアン首相は追放されたモハメド・ムルシ大統領を支援したが、サウジはシオニストの率いる軍事政権を支持した。トルコとエジプトは11月23日、相互に大使を追放した。

 トルコは反アサドの政策が失敗し、隣国との関係が敵対的なものになっててから政策を変更するようになった。トルコの政策の変更は良いニュースであり、それが定着するようになれば、イスラム世界を分裂させようとする者たちの陰謀を頓挫させるという良い結果を生み出す事だろう。

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