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ジョセフ・リーバーマン上院議員

◆8月7日

 昨日は元共和党の大統領候補にもなったブキャナン氏の論考を紹介したが、今日はオバマ大統領と同じ民主党からのジョセフ・リーバーマン上院議員の意見を見る。
 ここで彼は、交渉とか制裁が失敗したら、あとに残された、「唯一の選択肢は軍事行動だ」と勇ましいことを言っている。

 実はこの上院議員はユダヤ系アメリカ人だということで、やはりという感は否めなかった。アメリカのユダヤ系政治家は、ほぼ間違いなくイスラエル寄りであろう。だから、彼らの結論は分かっている。どうせ戦争を具体的に行うのは自分でもないし、おそらくは自分の親族もあまりかかわっていないのであろう。

 昨日のブキャナン氏の論考は、戦争のもたらす大いなる悲惨な状況を想定し、狂気の沙汰であり、攻撃したがるイスラエルに対し「頭を冷やせ」と言っているが、これはそのままこのリーバーマン議員にも言うべき言葉であろう。
 ブキャナン氏はソ連と対峙した冷戦時代、封じ込めという戦略でしのいだ、と言っていたが、今日の論説内でも、ブッシュ大統領政権で国務次官を務めたニコラス・バーンズ氏の意見として、制裁が失敗した際の取りうる選択肢として、なにもしない、軍事行動、封じ込め、の可能性に言及している。

 このような考え方が重要だ。唯一の残された選択肢、などと大仰なものの言い方をして、大統領の選択肢の幅を狭まるような言い方は、殆ど謀略といってもよかろう。こういう者たちが国を危うくする元凶である。こういうのは「戦争屋」という。
 
 イラン攻撃については専門家である軍人たち、それも司令官などの上級将校らが、もしアメリカがイラン攻撃するならば、自分は辞職する、という者たちも一人や二人人ではない。だから今までもイラン攻撃の選択肢は取れなかったし、取ってはならないのだ。

 アメリカをイランやイスラム世界との戦争に引きずり込もうとするのが、このようなユダヤ系アメリカ人であるという点を忘れてはならないであろう。


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●リーバーマン上院議員:イラン攻撃は唯一の選択肢だ
【8月3日 News Max】
 ジョセフ・リーマーマン上院議員によれば、イラン政府に核爆弾製造を止めさせる圧力としての新しい経済制裁が失敗すれば、イランの核施設に対する軍事攻撃が、アメリカに残された「唯一の選択肢だ」という。
 唯一「壊滅的な制裁を加えることで、イランに核兵器計画を中止させるチャンスがある」というのが、コネチカット州からの独立的民主党員のリーバーマン議員の考えである、と住宅都市問題委員会のバンキング上院議員は語った。。
 「核のイランに対して何もしないで軍事行動を選択する」という、もっとも困難な決定をせざるを得なくなる事情にある「我々を救うため」にも、より一層厳しい制裁が必要だ、という。
 「それは、これが我々が直面することになる選択であり、私としては、その場合には残された選択肢は一つしかないが、今その決定をする必要はないのであり、それゆえこの制裁提案は非常に重要である」と、ワシントンTVが報じた先週のコメントでリーバーマン議員は言い足した。
 リーバーマン議員は、議会に4月提議されたイラン燃料制裁法案を特に意識して語っている。この法案は精製された石油製品をイランに売却しているを外国のエネルギー会社とイランに製品を運ぶタンカーの保険を請け負っている保険会社に制裁を加えるものだ、とテレビでの放送内容であった。
 委員会でリーバーマン議員は、イランの核施設に対する軍事行動の必要性を決定する要素は時間であると警告した。
 「時間は我々にとっては不利に動いている。建設的な方法でこの問題に決着をつける平和的な選択肢は殆ど残されていない。だからこそオバマ大統領のイランと対話するという姿勢を支持しているのだ」と語った。「我々はそれをテストしに取り掛かっているが、制限時間があることを前提にテストをしている。ヨーロッパでやったように長引かせるわけには行かないのだ」
 ロイター伝によれば、オバマ大統領は議員らの要請した「恣意的なデッドライン」を設定することは避けた。 イランとの会談では彼は5月に、政府はいかなる交渉でも年末までには進展状況を再検討するだろうと語った。
 上院委員会は、「イランの潜在的脅威を最小化する:経済制裁とその他の政策選択の評価」のタイトルの下で、他の4人の専門家の証言を聴いている。その証言者の中には、ブッシュ大統領政権で国務次官を務めたニコラス・バーンズ氏も含まれている。
 バーンズ氏はリーバーマン議員の査定に不同意で、制裁が失敗した場合のとりうる選択肢は、何もしないか、軍事行動を取るか、のいずれかであり、また「封じ込め」という方法も研究されていないが、可能性として考えられるという。
 「交渉や制裁が失敗した際の大統領の選択を限定することは良くないと考える」とバーンズ氏は語った。
 「たった一つの選択肢しか残されていないですと? 選択が我々にとって困難なこの時、中東と南アジアでの10年にわたる第3の戦争というのは、国として選択するのは非常に愚かであろうと考える」とバーンズ氏は説明し、「従って封じ込めという方法を考えるべきだ」と述べた。
 バーンズ氏は、現在の状況を、ソ連と中国による冷戦時代、アメリカが直面した脅威と比較している。あの時代のソ連と中国は現在のイランの軍事力と比較し、はるかに強大な軍事力を保持していた。
 封じ込めは、従って、「軍事力を行使するのとは別の選択肢としてあるべきだ。だからこの件では注意深く考察しなければならない」とバーンズ氏は語った。
www.newsmax.com/headlines/lieberman_iran_nuclear/2009/08/03/243208.html
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