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アゼルバイジャンからのイラン攻撃の可能性

◆3月30日

 アメリカのパネッタ国防長官とイスラエルのエフード・バラク国防大臣が、イラン攻撃は取り止めで合意したという。要するにバラクがペンタゴンに招待されて説得された格好のようだ。またアメリカはイスラエルのイラン攻撃に関する機密情報を公開したと言う。そのため、イスラエルはますますイラン攻撃がしにくくなったようだ。

 このブログでは既に3月19日の「アメリカ・イスラエル:イランが核兵器開発を諦めたという認識で一致」で記したように、オバマ政権の意向はイラン攻撃はしない、ということであり、今回も、より明確にイスラエルとの間に、攻撃しない、という合意がなされたことになる。

 もっとも、11月のアメリカ大統領選挙で、オバマが負けて戦争屋の誰かが出てくれば話は別だ。だからこそこのROCKWAY EXPRESSでは、オバマが再選されることが必要だと言ってきている。

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●アメリカがイスラエルのイラン攻撃を阻止
http://www.roytov.com/articles/usathwarts.htm
【3月29日 Roy Tov】

 二つの良く協調した段取りでもって、アメリカはイスラエルのイラン攻撃の計画を阻止した。3月28日、イスラエルのエフード・バラク国防大臣はアメリカのレオン・パネッタ国防長官と自分自身のことを称賛した:「(攻撃を)取り止めると言う決断は、(イスラエルの)国防省とペンタゴンの折衝の結果だ」と語った。その時、アメリカ、イスラエル、イランのポーカーゲームは終わりを迎えた。勝者はないが、敗者が一人、イスラエルだ。

 1週間ほど前、ペルシャの新年を祝うナウルツの時、オバマ大統領がビデオでイランの人々にメッセージを出した後、私はオバマがネタニヤフを脅す、と書いた。彼は「アメリカとイランとが仲たがいする理由は何もない」と語った。これはアメリカとイスラエルの最近なされてきた好戦的な言動からのはっきりとした逸脱である。更には、これはアメリカをイラン攻撃に巻き込もうとするネタニヤフの目論見の終わりである

 「ネタニヤフはイランとの戦争を必要としている。ネタニヤフにとってアメリカとイランの関係を阻止することのできる唯一の方法は、合意書にサインする前にイランを攻撃すること、ないしはアメリカで自作自演攻撃をすることだ。オバマはネタニヤフに対して脅したのだ」。私は事態を総括して見た。一週間後、アメリカ政府が二度イスラエルを叩いた。最初のものは基本的には内部向けだ。ペンタゴンでなされた戦争シミュレーションだ。次のは、公的で厳しいものだ:アメリカは正式にイスラエルの計画についての機密情報を公開したのだ。イスラエルによるイラン空爆の可能性に実際上終止符を打つことになった。


■3月27日 ペンタゴン

 この日、イスラエルのバラク国防相は特別招待者として、レオン・パネッタ国防長官によりペンタゴンに招かれた。彼は地下壕に急いだ。深刻な顔をしたアメリカの将軍らが居並ぶ中、彼に数枚の紙が渡された。それは、アメリカ中央軍によってなされた、イスラエル・イラン戦争のシミュレーションの結果であった。

 ペンタゴンは、イスラエルの攻撃に対し、イランは一発のミサイルでアメリカ人を200人殺害することができる、という結論を出した。この数字は、イランの直ぐ近くに1万人以上のアメリカ人がいること、それにイランは一発以上のミサイルを保有していることを考えれば穏健なものだ。

 政治レベルでは、結果的に調査委員会が創られることを意味するだろう。そのような調査の結果として、アメリカ人の犠牲者の血の責任はイスラエルにある、となるだろう。イスラエルは攻撃に対するグリーンライトの代わりにアイアンドーム・ミサイル防衛システムのための資金提供を持ちかけられた。数分後バラク国防相は、上記の、イスラエルの戦争屋の正式な敗北の言葉を吐いたのだ。バラクはまた「イスラエルの安全保障に対する支援のため」と、オバマ政権に対する感謝を語った。イスラエルは少なくとも11月の大統領後まではイラン攻撃はしないであろう。


■3月28日 アメリカ議会

 数日前、世界はイスラエルの言葉の重みを思い知らされた。6隻目のドイツのドルフィン級潜水艦をイスラエルに供給すると言う契約に両国が署名したのだ。昨年11月ドイツは合意書に、パレシチナ当局に対する凍結した資金を条件にした。イスラエルはその要求に応じた。しかし、そのインクが乾く前に、イスラエルは3月25日に、パレスチナへの予算を再度凍結する計画を発表した。ドイツはこの侮辱的措置に対していまだに何も反応を示していない。オバマ大統領はこのイスラエルの 裏切りの姿勢が出てくるに任せるわけにはいかないだろう。とりわけ、彼の政治的将来に今や暗雲が立ち込めてきているのだから。この戦争の危機が緩和された翌日、アメリカはイスラエルにはイランは攻撃できないことを確認した。
 同時的に、アメリカ議会は新しくはないが公式的には初めて、ある事実を公開した。イスラエルによるイラン攻撃の結果に関する議会報告書が準備され、28日に配布された。この報告書はイスラエルもアメリカもイランの核施設の場所を全て知ってはいない、とある。各所に散在するので、攻撃は不成功に終わるだろう、とある。更には、たとえ破壊しても、イランはその遠心分離機を攻撃後六か月以内に再建できるだろう、とある。更に、報告書は、「イランが核兵器を保有しようとしていることに対して、攻撃の最終的な効果は何か、がハッキリしていない」、と指摘している。この報告書はイスラエルの攻撃は無駄なこととし、主に、プロパガンダ的性格がメインのことだ、としている。

 アメリカ議会は、同じ日に、イスラエルの攻撃準備に関する機密情報を公開した。フォーリン・ポリシー誌は、「アゼルバイジャンはイスラエルにイラン国境の空軍基地使用を許可した」と報じた。アメリカの高級官僚がマーク・ペリーに語ったこととして、「イスラエルは飛行場を購入し、それは、アゼルバイジャンと呼ばれている」 これは新しい情報ではないが、この情報筋は実際のデータを付けている。アゼルバイジャンはソ連時代の廃棄された飛行場を四つ持っている。イスラエルはそれを使用でき、自国の航空機のため、四つの基地を使用できる。
その一つはテヘランに近い。「もしもイスラエルの爆撃機が攻撃後にアゼルバイジャンに着陸したいと言ったらそうさせるだろう。イスラエルはアゼルバイジャンに深くかかわっていて、それはこの20年続いている」と、同じ、情報筋は語った。アメリカの高官らは、イスラエルは空軍基地の使用を許可されている、という。これらのことが公式の情報になったので、イスラエルにとっては、やりずらくなったであろう。


■3月29日 イスラエル

 今回のこのイスラエルの攻撃問題は誰かが言うように「コップの中の水の嵐」であろうか? 翌日、イェディホト・アハロノト紙のアナリストが、「情報の宝庫の洪水」だと怒りの記事を書いた。その中で彼は、メディアで言われていることの多くは、偽情報だと言って、アメリカは全ての選択肢を知っているわけではないと仄めかしている。彼は更に、議会報告書は不正確で、しかし、「それは問題ではない。というのも、イスラエルとアメリカの見出しが、その標的だからだ」と、書いている。彼の怒りは収まらず、「ダメージは、機密情報と分析の公開だ」と言う。「イラン人がこの議会報告書とフォーリン・ポリシーを読めば、そこが情報の宝庫だと知るだろう」と、そして、「これは国家が同盟国に対して取る行為ではない」と怒りに任せて書いている。

 9月11日同時多発テロの後、ショッキングなコメントを書いていた者たちがいた。一つは人口比で見ればイスラエルはアメリカよりもっと多くテロの被害に遭っている、というものだ。「すべての魂は全世界の価値がある」と言っている人々から発せられたのも、おかしなことだ。古参のアナリストは、「これはユダヤ人にとってはいいことだ」と言った。ロン・ベン・イェシャイ氏はこれを覚えているか? これは、国家が同盟国に対してとる行為ではないだろう。

 これらの出版物を通してイランは自国の核計画についてアメリカとイスラエルが何を知っているかを知るだろう。それ以上に、アゼルバイジャンからの攻撃の可能性なども、こうなっては、簡単にイランに阻止されるだろう。これらのことを考えれば、オバマがバラクに一発かましたことは確かだ。
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武装勢力が掃討され解放されたシリアのババアムルで市民に囲まれるアサド大統領

◆3月28日

 シリア政府と反政府武装勢力に対する国連とアラブ連盟合同のアナン特使の提案する停戦と対話の呼びかけに対して、シリアのアサド政権は、それを受け入れると表明したが、武装勢力側は、応じようとしていない。
 
 下のロイターの記事では、「弾圧死者は9000人超」などと、見出しにつけているが、まず9000人は大げさだということ。誰が数えたのか、示してほしいものである。それから死んだのは政府側の「弾圧」で死んだと言うより、武装勢力側の無差別テロ行為によるものが大半である。こういうのが、いわゆる主流メディアといわれるユダヤ系メディアの欺瞞性の現れた箇所である。

 いずれにしても、チュニジアやエジプトでの、大衆デモによる政権交代とは違い、シリアでの騒動は、1年経過してもシリア政府の基盤は、このROCKWAY EXPRESSが指摘してきたように、ほぼ磐石なままである。その理由はずっとこのブログで言ってきたように、アサド政権は、大半のシリア国民から、支持されてきているからである。それがまた、シリアでは、1年たっても、反政府デモなどの大衆運動が広まらない理由である

 ババアムルで大統領は、学校、病院、発電所の復旧をまずしなければならない、と言っているが、こういう建物や施設を、政府側がわざわざ破壊するはずはない。このような被害の責任と原因は、武装勢力側である。彼らはそのほかにも橋や、石油パイプライン、政府関連ビルなども破壊している。

 アサド大統領は、本来は医者だった人物で、父親の後継者だった兄が事故で死んだ為、急遽留学先のヨーロッパからシリアに帰って後継者となったのである。彼には、政治的な野心はなく、ただ、父親たちが作ってきた近代シリアを、アラブの大義を維持しながら発展させようとしている、極めて穏健で常識的な政治を行ってきている人間である。ただし、親の代からの軍人や、治安関係部署の者たちはまた彼とは違う観点や考え方をするものもいるから、そういう勢力との調整にも気を使っていることは確かだ。

 産経新聞では、「調停案受け入れ表明後も戦闘続く」とあるが、政府に楯突く側が武器を捨てない限り、政府側が撤退できるわけがない。それでは、国家の主権を維持し、国土と国民を保護し、防衛する責任と義務を放棄することになり、政府ではなくなる。なんで、シリア問題となると、こういう基本が無視されるのか、ということになる。

 シリアで、欧米の中東に対する企図は、挫折したと、見ていいかもしれない。ターニングポイントである。 
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●シリア:ホムスの治安を回復したアサド大統領
http://www.sana.sy/eng/337/2012/03/27/408709.htm
【3月27日 SANA】

 アサド大統領は27日、ホムス県のババ・アムル地区を視察した。アサド大統領は地区の住民らに会って、政府の国民を保護する義務と責任を遂行するにおいて、揺るぎない決意であることを確約した。

 「国家は正しい道を外れてしまった者たちに、武器を捨て帰順する機会を与えてきている;しかしながら、彼らはこういう機会を拒絶し更なるテロ行為に走った。それならば、なすべきをなし、治安と法秩序をを回復しなくてはならない」と大統領は語った。市民は、大統領を取り囲み、武装テロリストらの犯した凶悪な犯罪行為を訴えた。

 大統領は武装テロリストによって破壊された場所を視察し、力を結集し、とりわけ学校、病院、発電所の復旧に努めるよう呼びかけた。

 警察および軍関係者らとの会合で大統領は、国家の防衛と治安・安寧に尽力する面でなされた彼らの犠牲と努力を慰労した。

 ババアムル地区の住民らは、アサド大統領に対し忠誠と親愛のスローガンを叫び、武装テロリスト達の行為によって、住民の国家に対するコミットメントが逆に増大したことを強調し、この地域の治安を回復したシリア・アラブ軍を高く賞賛した。


●シリアがアナン特使の和平案受け入れ、弾圧死者は9000人超
 ロイター 3月28日(水)

●シリア、調停案受け入れ表明後も戦闘続く
 産経新聞 3月28日(水)

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トゥルーズの事件で武装警官が警備のため集結した

◆3月24日

 フランスのユダヤ人学校で起きたテロ事件の背後に何があるのか? テロ事件が世界のどこかで起きれば、その背後を考えてみなければならない。犯人がアルジェリア系フランス人でアルカイダとつながる存在、ということで、それを単純に、「またアルカイダかよ、やだねー」で終わってはいけない。

 そもそも、あの2001年9月11日ニューヨークでの同時多発テロ事件が、アメリカ政府絡みの壮大な自作自演劇であったことは明らかであり、次のロンドンの地下鉄爆破事件もそれに習った自作自演劇だった。これが世界情勢を見てきたROCKWAY EXPRESS の判断であり、今回のフランスのこの事件が起きた時も、既にその自作自演劇の「匂い」は感じていた。単純に言えばフランス大統領選挙間近、というこの時期と「ユダヤ人学校」が標的、という性質、からである。

 もっとも、歴史の背後に目をやれば、あのヒトラーが起こしたユダヤ人弾圧、いわゆるホロコーストと言われている事柄の背後には、これも自作自演、これはユダヤ人の起こした自作自演劇、ということがある。これが歴史というものの、悲惨な現実なのだ

 イスラエルの有名なモサドという情報・工作機関のモットーは、「By way of deception」つまり、「欺くことで」となっている。人々がまさか、と思うようなペテンを通じて物事を自分の都合のいい方向に引っ張っていく・・・それで、今回のように、ユダヤ人の学校が狙われたとか、ユダヤ人の墓が破壊されたとか、そういった事件が過去にも起きているが、そういう事件が実はユダヤ人自身が起こした、というのが真相であった。ようするにヨーロッパやアメリカのユダヤ人が「悲劇の人々」となることで、ホロコーストを経験したユダヤ人が、「また」ひどい仕打ちを受けて、「可哀そうだ」となる図式である。その結果は、ユダヤ人に都合のいい法律などがどんどん制定されていくことになる。

 それで、サルコジだ。この人物は以前からCIAのアセットつまり工作員と言われてきた人物で、しかも彼はハンガリーからの移民の子でユダヤ人である。そのユダヤ人大統領が「ユダヤ人学校」でのテロ事件となれば、しかも、大統領選挙前であり、人気にいまいち陰りが出ていた、となれば、この事件で、「誰が利益を得るのか?」という推理小説の常道から考えてみても、答えは明らかだ。
 
 政治状況と推理小説と一緒にするな、と言われる方もおられようが、物事はずっと詳しく見て来た者が見れば、まさに「事実は小説より奇なり」であり、まさに上記のごとくが、真相に近いのである。

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●フランスのテロ事件:情報機関による自作自演の状況証拠
http://www.infowars.com/french-terror-attack-all-the-hallmarks-of-an-intelligence-psy-op-and-false-flag/
【3月21日 by Kurt Nimmo】

 フランスのトゥルーズにあるユダヤ人学校で7名を殺害したモハメド・メラは、アルカイダ系情報工作員の兆候がある。BBCによれば、彼がアフガンと、「過激派の拠点」であるパキスタンのワジリスタンを訪問しているため、フランス当局からマークされていた人物であったという。
 
 更には、内務大臣のクロード・ゲアンによれば、メラはフランスのDCRI(内務中央情報局)情報機関により「何年も」使われてきた人物だという。
 
 アルジェリア系フランス人のメラは、2007年12月19日アフガンのカンダハール地方で爆弾攻撃計画の罪で3年間の有罪判決を受けているのだ。2011年4月、アメリカはアフガンで秘密軍事刑務所を運営していたことを認めた。そこではテロ容疑者らが令状なしで拘留され尋問を受けていた。

 悪名高いバグラム空軍基地拘留センターは、米統合特殊作戦軍と米国国防情報局(DIA)の防諜対人情報センター(DCHC)によって運営されていた。

 このDCHCは「米軍に対抗する外国の情報活動に浸透しそれを欺き不能にする”攻撃的防諜作戦”を発展させた存在だ」と、2008年に政府がこのDCHCの創立を発表した後に、シークレシー・ニュースが報じた。

 ペンタゴンとCIAは第二次世界大戦後に始まる、隠密・非正規戦争方式と言われる戦略の一部として、テロリストを育成する専門集団である。 

 主流メディアでは殆ど無視されていることだが、アフガンのソ連軍と戦っていたムジャヒディン戦士らを、CIAとパキスタン情報機関が今はアルカイダとして知られている存在に作り変えたということは揺るがすことのできない事実である。、

 アフガンでのでっち上げのCIAの戦争の戦前・戦中に広く喧伝された国際テロリズムの脅威を深めたのが、CIAとフランス、エジプト、サウジアラビア、モロッコ、シャー政権下のイランが組織した、いわゆる”サファリ・クラブ”と言われたものであった。

 情報機関は隠密作戦の専門家であり、またそれほど隠密ではないが、テロリストの育成の専門家でもある。これは外国への軍事介入を正当化するためであり、また国内の監視警察国家態勢を作り拡大させるために使用される。

 このプロセスのテキストブックの模範は、2009年のクリスマスに起きた下着爆弾事件である。これは、結局自作自演ということが暴露されたのだが、アメリカの空港で危険な放射線を使用するボディ・スキャナー設置を推進する目的で行われたものだった。

 モハメド・メラがアフガンの米統合特殊作戦軍で拘留されていたという事実は、そしてタリバンによって仕組まれたと言われている彼のサルポーザ刑務所からの脱獄いうことが、選挙間近いフランスでの事件に疑惑を投げかけるのである。


トゥルーズに警戒令施行

 テレグラフ紙は、アルカイダと接触のあるメラによる事件は、大統領に選出されるとは考えられないが、国民戦線のマリーヌ・ル・ペン候補の人気につながる可能性がある、と報じている。

 しかしながら、これはサルコジ大統領がフランス南部に警戒令を敷き、他の大統領候補者らに選挙キャンペーン活動を停止させる口実を生み出した。サルコジはこの事件で国家の危機の時の強いリーダーとしての役割を演じるという利益を得た。

 サルコジ大統領は短期的にみれば、利益を得ることだろう。彼はすぐさま暴走しだした。彼は素早く現場に駆け付けた。彼はキャンペーンを中止した。彼は共和国大統領として語った、とガバン・エウィットはBBCに書いている。

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イスラエルのドルフィン級潜水艦

◆3月23日

 イスラエルはドルフィン級潜水艦の6隻目購入の契約をドイツと交わしたという。この潜水艦は核弾頭を搭載できるものだということで、イランとの戦争に対する準備か、と言われている。知られているようにイスラエルは400発以上の核を保有している。

 ドイツはUボートなどで知られるように潜水艦製造技術で優秀なようで、ホロコーストを起こしたナチス政権の本拠地だったドイツから購入する、というのも因果なものだ。昔も今もドイツは相変わらずユダヤ人が勢力を揮う国だからか。

 これに対抗するイランには小型潜水艦があるが、今後はこのイスラエルの潜水艦に対抗できるような本格的な潜水艦の必要性がでてくるだろう。このような軍拡を続けることは、今起きている地球規模の大変動から言えば無駄なことなのだが、当事者らにはまだ、何も見えていない。

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●イスラエルはドイツから6隻目の核搭載可能潜水艦を購入
http://english.ahram.org.eg/NewsContent/2/8/37385/World/Region/Israel-to-receive-th-nuclearcapable-submarine-from.aspx
【3月21日 Ahram Online】

 イスラエルのエフード・バラク国防大臣は21日、6隻目となるドルフィン級潜水艦購入の契約書をドイツと交わした。ラジオ・イスラエルは、この潜水艦は核弾頭付き巡航ミサイルを搭載することができると報じている。

 イスラエル軍は3隻のドルフィン級潜水艦を保有しているが、2隻は1991年に購入し、別に2隻が2006年に合意した契約の一部として引き渡されるだろう。いつ6隻目のドルフィンが引き渡されるかは分からない。

 間もなく到着することになっている2隻の潜水艦は核弾頭を搭載できると考えられている。その射程は4500㎞ある。この潜水艦は将来のイランとの戦争に使用されるかもしれないと考えている者たちがいる。

 ドイツのトーマス・マイツィアーレ国防大臣はバラクとの会談後、ドイツは潜水艦の価格面で貢献したことを強調しつつ、この取引について追認した。

 ジューイッシュ・テレグラフィック・エージェンシー(JTA)によれば、「我々はこの取引を適切と判断した」とマイツィアーレ大臣が語ったという。

 このJTAは、バラク大臣は、この取引は、「イスラエルの安全保障に対するドイツ政府ののコミットメントとして、イスラエルとドイツとの深い関係を現している」と語ったと報じた。

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シリアの反政府武装勢力

◆3月21日

 シリアからの情報でよく人権団体によると、などといってはアサド政権が虐殺をしているような情報が世界中に流されてきたが、今回、ヒューマンん・ライツ・ウォッチという身元のはっきりしたNGOが、シリアの反政府武装勢力が、親アサド政権の人々に対し、誘拐、拷問、拘禁など虐待行為をしてきている、と指摘する公開書簡を出した、という。

 既にこのブログでは、その「人権団体」なるものの正体をはっきりさせよ、としてきたが、今回そのはっきりした「人権団体」が出てきたら、そのもたらす情報は、見事にこのブログが指摘してきた内容と合致するものだったのだ。

 これで多少はシリアに対する主流メディアの報道姿勢も正されることを願うものだ。シリアに関しては相当頻繁に記事を書いてきているから、もう繰り返しはしないが、「隠されたもので、明かされないものはない」と2000年前にあの中東でイエス・キリストが語ったが、今は特に嘘が長続きしない時代に入りつつある、と認識すべきである。

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●シリアの反政府武装勢力拷問、処刑を繰り返している
http://www.prisonplanet.com/hrw-syrian-protesters-carrying-out-torture-executions.html
【3月20日 Paul Joseph Watson】

独立人権監視団体のレポートでは、主流メディアから「プロテスター」と言われているシリアの反政府勢力が誘拐、処刑、拷問などを親アサド政権のシリア人に対して行ってきている、とある。

 シリアは内乱で、政府側と反政府側両者の無差別的な暴力で厳しい情勢にあるとしている。この事実を主流メディアはあらゆる方法でもって隠してきた。 

 「武装勢力側は深刻な人権侵害行為を行っている、とヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は20日、シリア国民評議会およびその他の反政府勢力グループ宛の公開書簡で指摘した。虐待行為は、治安部隊員、政府支持者、シャビーハと呼ばれる親政府民兵要員らに対する誘拐、拘禁、拷問などである。ニューマン・ライツ・ウォッチは更に、治安部隊員や一般市民に対する武装勢力グループによる処刑の報告も受けている」

 このレポートは、その実態を見たかなりの証言者を挙げている。ある話では、武装した男たちが隣人宅に押し入り男性の年老いた両親を誘拐したと話している。これらのギャングたちはそのマルワンという男性に、両親を無事に帰してもらいたければ金を払えと言ったが、彼は後になって両親は殺されたと告げられたのだ。

 「それから我々はユーチューブのビデオでその死体を見た。我々は何回も頼んだが、遺体を返してもらっていない」とマルワンは語った。

 イラン自体が紛争に巻き込まれているという神話を作るため、イラン人も誘拐され拷問を受け自分たちはイラン人の武装組織だと告白させられている。

 「ヒューマン・ライツ・ウォッチは、25のユーチューブのビデオを見たが、シリア治安部隊ないしは彼らの支持者であると言う者たちが、強迫的環境下で犯していない罪を認める声明を出したと思われるものがある。少なくとも18のこういったビデオでは拘禁されている者たちには疵(きず)があり、血を流すかその他肉体的に虐待されている痕がある者たちだ」とこのレポートでは記している。

 武装勢力グループが拷問、処刑などをやってきているということは驚くべきことではない。というのも、彼らの多くはアルカイダイの姉妹グループの者たちに率いられている者たちだからだ。

 カダフィ政権を転覆させるため欧米側について活動した同じテロリストらが、NATOの代理戦争をアサド政権に仕掛けるためにシリアに飛んできたのである。ヒラリー・クリントンは、BBCニュースでのインタビューで、アメリカとアルカイダはシリア内では同じ側に立っていると認めている。

 シリアの”反政府”勢力はリビアでやったようにアルカイダの旗の下集まっている。このビデオは、「活動家たち」が、シリア北方のビンニッシュ村で反アサド運動の最中にアルカイダの旗を振っていることを示している。別のビデオは、武装勢力要員がアルカイダの黒い旗で覆われたテーブルの後ろでカメラに向かって語っているところを示している。

 これらのテロリストたちは既にシリア内で数多くの爆弾騒ぎを起こしてきた。その中には、つい最近、土曜日(17日)に27人の死者を出したダマスカスでのツイン爆弾がある。

 このHRWのレポートは、両者が無差別的な暴力行為に責任があるとする、全面的に企業メディアに無視されたアラブ連盟の調査結果と一致する。アサド政権側のみが虐殺行為を行っているとすることで、欧米の軍事介入を正当化できるのだ。

 企業メディア網は、アサド政権側はただ無垢な人々を標的にしているという神話を信じ込ませるようなプロパガンダを行ったことがわかったダニー・ダイェムのような怪しげな”活動家”を重用してきたのである。

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