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イギリス特殊部隊員
◆6月28日
ロシアのプーチン大統領がイスラエルにいた時期、イギリスの特殊部隊がシリア領内に侵入していた、という。これをイスラエルの情報関連サイトのデブカファイルが報じた(http://www.debka.com/article/22133/British-forces-in-Syria-Assad-presidential-compound-said-under-attack)。
またこの日(26日)、シリアの首都であるダマスカス近郊で反政府武装勢力側と首都防衛部隊の共和国防衛隊が激しく衝突した。中東歴訪で和平を推進し対話を強調するプーチンの鼻先で、それをあざ笑うがごとき欧米側のやり方に、ついにプーチンも切れるかもしれない。
この世界の法則は、自分のしたことの「落とし前」は、必ず自分で付けることになる、ということである。これは個人でも民族でも、国家でも言えることだ。昔はそれがはっきりしていなかったのは、それが「この世」で落とし前をつけることになるのか、「あの世」でか、という問題があったからだ。あの世の事は我々凡人は分からないから、ついこの世は不公平だと思ってしまう。
マヤの暦が2012年の12月の冬至で一旦終了する、とあるのも、そのような時代が終了する、ということであり、それ以降になれば、自分のしたことの落とし前を、時間を隔つことなく、つけるようになっていくのだ。フランスのサルコジが落選したのがいい兆候である。イギリスもこんなことをしていれば、そのうち撃たれる時がくるのだ。2013年以降の世界は今までの有史以来6000年とは一味違う世界となる。天地が裁く時代となるからだ。
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●イギリス特殊部隊がシリアで作戦遂行中
http://www.thetruthseeker.co.uk/?p=51385
【6月27日 truthseeker】
欧米の情報機関とのつながりで知られているイスラエルのメディアであるデブカファイルは未確認情報として、イギリスの特殊部隊がシリア領内に潜んでいると報じた。
この特殊部隊はトルコの国境から10kmほどシリア領内に入ったところに潜んでいる、と言う。デブカファイルの情報筋は、イギリスは反アサド勢力が作戦を行えるよう、「安全地帯」を設置しようとしている、と主張している。
更に、この情報筋は、もしこの作戦が成功したら、更なる「安全地帯」がシリア北方地帯に設置されるだろう、と主張している。
しかしながら、デブカファイルのサイトでは、これ以上の侵入は、「作戦の初期段階に対するシリア、ロシア、イラン(+ヒズボラ)の反応」によって決められるだろう、ということをこの情報筋は認めている、という。
もしもこのイギリス特殊部隊の話が本当ならば、それはシリアを超えた、より大きい紛争の種を持つことになる。
シリアの紛争にイギリスが関わっているという話は、これが最初ではない。今年2月、イギリスの特殊部隊と情報工作員がシリアのホムスで情報と兵站面での支援をしていたと報じられていた。
26日、ロシアのプーチン大統領は、シリアに対する欧米側の軍事的介入を容赦する事はないだろうと述べ、それが起きればロシアは断固とした措置を取ると警告した。
このイギリスのシリア領内侵入は、もしも事実と判明すれば、26日に行われたプーチンのイスラエル訪問の終わりの時期に起きた事になる。またそれは、シリアに対する欧米側の軍事的介入にはロシアは容赦しないと繰り返し警告したプーチンに対する直接的な挑戦となる。似たような警告はイランも発してきている。
その間、シリアの共和国防衛隊は26日、ダマスカス北方で反政府勢力と衝突した。ダマスカス中心から8km北の共和国防衛隊基地と宿舎付近で、シリア特殊部隊が反政府勢力と今までで最も激しい戦闘を繰り広げた、とイギリスに本拠を置くシリア人権監視団は語った。
この団体は、少なくとも6人がこの戦闘で死亡したと言っている。共和国防衛隊は、アサド大統領の弟が率いており、シリアの首都であるダマスカスを防衛する任務を負っている、という。
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ネタニヤフ首相との会談後記者会見に臨むプーチン・ロシア大統領
◆6月27日
ロシアのプーチン大統領がイスラエルのネタニヤフ首相との会談の後の記者会見で語ったことは、イスラエルには100万人もの旧ロシア国籍の人々が住んでいて、ロシアはその人々が安全に平和の中で暮らせることを願っている、ということだった。
これはそう語ることで、イランその他の周辺国との戦争などを起こして、その旧ロシア国籍人の平和な生活が脅かされることは、ロシアとして受け入れがたい、というニュアンスを示したわけだ。一種の脅しになる。しかし実際はそれは正しい指摘なのだ。イスラエルがイラン攻撃をすれば、イランからの反撃があるが、当然旧ロシア国籍人もイランの反撃の脅威に曝される。長年同国人としてその人々を養ってきたロシアとして、その人々が脅威に曝されることを黙って見ているわけにはいかない、となるわけだ。
イランはこの300年間他国を自分から攻撃したことのない民族だ。イスラエルとは違う。イランを攻撃しなければイスラエルも攻撃されることはない。それで済む話なのだ。そう思えないのは、自分がそういう国(300年間他国を侵略しなかった民族)ではないからだ。自分の測りで相手を測るから、相手も自分と同じように他国を攻撃するだろう、と考える被害妄想である。
ロシアはまた今回のシリアによるトルコ軍用機撃墜事件でも、それをシリアの挑発だとか計画的だったと見ないことが重要だと指摘している。これも正しい。シリアがトルコを挑発しても何の特にもなりはせぬ。ただ、リビヤのように飛行禁止空域などを外国勢力から押し付けられないよう、自国の領海・領空を必死に防御しようとしているだけである。
今の世界では、なにかあるとすぐ、制裁だとか軍事介入をしようとする欧米側よりロシア側の方が平和の使徒の動きをしている。そのロシアのトップであるプーチン大統領の動きは重要である。今回のイスラエル訪問での指摘も、強硬派のネタニヤフに対する牽制として意味がある。
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●トルコはシリア国境に戦車を展開
http://www.haaretz.com/news/middle-east/report-turkey-deploys-tanks-on-syrian-border-assad-says-country-in-a-real-state-of-war-1.444201
【6月26日 By Reuters and Haaretz】
トルコの地方紙によれば、トルコ戦闘機が撃墜されて以来、少なくとも15台の戦車が国境に展開されている、と言う。
シリアのアサド大統領は26日、シリアは戦争状態にあると語り、新しく改造した内閣に勝利に向けてあらゆる政治の力を投入するよう命令する事を通して、反乱勢力に対する厳しい姿勢を貫くことを示した。
トルコの戦闘機が撃墜された騒ぎの中で、トルコは少なくとも15台の戦車と装甲車をシリアとの国境に展開している、と地方紙が伝えた。
「我々はあらゆる面から見て、戦争状態にある」とアサド大統領は26日、閣僚たちに語った。「戦争をしているのであるから、あらゆる政策、あらゆる分野はこの戦争に勝利することに向けられねばならない」と語った。
アサドは彼に辞任を勧める国々に対し、欧米は「取っていくだけで与えようとは決してしないことがあらゆる面で証明されている」と冷たくあしらった。
26日の早朝、ロシアはシリアがトルコの軍用機を撃墜したことは、挑発行為ととらえるべきではないと述べ、この事件をシリアに対する、より強硬な行動を進めることに利用すべきでない、と警告した。
悪化しているシリアの紛争を国際的次元に押し上げる、この事件が起きた際のロシアの最初の反応であった。
トルコのNATO同盟国はシリアの行動を受け入れられないと非難したが、軍事的対応を行うという脅しは行わなかった。トルコもまた国連安保理にかけることを計画している。
「起きたことをシリアの挑発行為とか、計画的行為と見ない事が重要である」とロシアの外務省はホームページで声明を出した。
ロシアは繰り返し自制を呼びかけ、政治的にこの問題をエスカレートさせることは「非常に危険」であり、国連とアラブ連盟特使であるコフィ・アナンの作成した、消滅しかけているシリアの6カ条の和平計画をなんとか救援しようとする国際的な努力を脅威にさらすことになる、と警告してきた。
「再度、我々はあらゆる方面に対してもっぱら和平計画が生かされるよう、そしてその限界を超えるようなことはしないよう呼びかけるものだ」とロシア外務省の声明は語っている。
「最良の取るべき行動は自制することであり、トルコとシリアの間で建設的にこの事件の状況を明らかにするよう折衝することである」という。
シリアはロシアに中東での足場を提供し、ロシアから数十億ドルの武器を購入し、旧ソ連以外で海軍の不凍港を提供している国である。
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陸軍参謀本部東方外国軍課の課長を務めたラインハルト・ゲーレン
◆6月23日
ナチス・ドイツの軍人が、欧米の諜報機関やNATOの中枢に組み込まれたため、ソ連に対抗する動きをナチスから継承して、ソ連を崩壊にまで追い込んだまでは良かったが、その後のロシアをも追い込み、最終的にはナチス的な少数の支配者が大衆に幻想を抱かせながら独裁制を敷くような世界を目指していることが明らかになりつつある昨今の情勢は看過できない。
アメリカのネオコン・グループのイデオローグであるレオ・シュトラウスの理論についてカルガリー大学のドルーリー教授は、「シュトラウスの見解によれば、権力者は大衆を永久にだまし続けることが重要である。それは、大衆は指導されることを必要としていて、何が善で何が悪であるかを彼らに告げる強力な指導者を必要としているからだ」と述べている。
また、教授は、「シュトラウス式支配体制の安泰は、人民に敵の存在を信じこませられるかどうかに掛かっている」と解説しているが、リビヤのカダフィやシリアのアサド政権、そしてイランのアハマディネジャドなどに対する欧米メディアや為政者の姿勢は、まさに「敵」の存在を大衆に信じ込ませようとする姿であろう。
「嘘も百篇繰り返せば本当になる」というナチスの宣伝相の戦術を継承した欧米NATOの情報戦・心理戦の餌食になっているばかりでは、ついに彼らの独裁的支配を可能にさせてしまうだろう。
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●出自がナチスのNATO:欧米はどうヒトラーの計画を実行したか? -2-
http://www.voltairenet.org/NATO-s-Nazi-Beginnings-How-the
【6月21日 by Robert S. Rodvik】
マイケル・マクリントックは以下のように書いている:国連創設直後、アメリカのリーダーたちは公式に称賛したこの新しい規則を破ることが必要だと分かった。それをするため、隠密作戦のための巨大な機関を含む、規則破りに対する責任を逃れることができるようにできる新しいシステムを開発した。また非常な努力を注いで、アメリカの行動は、それがどのような性質のものであれ、国際法にかなっているかのように装うようにさせたのである。
同時に欧米は第二次世界大戦の同盟国に敵対する秘密の活動を計画していたので、NATOとして知られるテログループを形成した。これはほとんどそっくりそのままナチスの事業団である。例えばナチスのラインハルト・ゲーレンはOKW(国防軍最高司令部)でロシア課(東方外国軍課)の課長で、「ユダヤ人問題の最終的解決」におけるコンサルタントであったが、秘密裡にアメリカに連れて行かれ、ソ連に関する大量の秘密情報を渡すとともに、将来CIAとなる機関の対ロシア組織を作った。
ゲーレンはその後戦後のドイツに戻り、ドイツの諜報機関であるBND(ドイツ連邦情報局)の長官に任命された。要するに、二つの対ロシア諜報機関が活動していたわけで、両者とも同じ目的を持っていた:ソ連と共産主義の撲滅である。
数千でなければ数百人のかつてのナチス要員が冷戦勃発のため、米英、そしてカナダのための仕事の新しい人生を手にしたのであり、今や大量殺戮者がヒトラーが台頭するよう支援した同じ領主のための政策決定のために用いられるようになった。かつてのナチスの要員がまた活動を始めたことで、奴隷化のための命令を出す世界的資本家の権利に挑戦するソ連を抑え込むために、あらゆる汚い手段が使用されるようになった。
西ドイツでは元ナチス要員だったアデナウアー首相が国政を担当するようになり、1954年にNATOに参加した。ゲーレンは後でCIA長官となる親ナチだったアレン・ダラスと国務長官のジョン・フォスター・ダレスと連絡を取っていた。まもなくNATOはかつてのナチス要員らをこのNATOの役職に就かせ始めたのである。
例えばハンス・スパイデルは1957年、中央ヨーロッパ陸軍(AFCENT)総司令官になった。フリードリヒ・グッゲンベルガーは重要なワシントンのNATO軍事委員会に加わり、アドルフ・ホイジンガー(ヒトラーのOKWのゲーレンの上司)はその議長になった。欧州連合軍最高司令部(SHAPE)では、ゲーレンはナチの協力者の何人かを重要ポストに就かせた。その中には、ヘンニッヒ・シュトリュンペル大佐がいる。彼はSHAPEの副参謀長のイギリス人のチャールズ・トラバー少将の副官となった。ハインツ・コラークラウス大佐は、スパイデルのAFCENTの兵站局長になった。ゲーレンの多くの部下がしばらくするとNATOに加わり、その政策を決定していくようになった。
同じナチスがNATOとCIAに組み込まれることで、ゲーレンのかつてのナチの諜報機関の拡大版になり、新(世界)秩序はベルリンの国会議事堂からペンタゴンとCIAのあるヴァージニア州ラングレーに移されたのだ。
対ソ連戦計画でアメリカはゲッベルスの宣伝省の価値を理解し、そこでの教訓を世界最高の洗練されたプロパガンダ・ネットワークに生かした。あらゆる欧米の戦争は、「民主主義のための戦争」、「平和のための戦争」、「大義のための戦争」、「人道のための戦争」などの幻想的タイトルが付けられた。イギリスとカナダを運営するエリートが作った組織は同じ重要な部分をすぐ採用した。
米・英・ナチスの新(世界)秩序のためのこれらのプロパガンダ戦の要素の中の二つは、ラジオ自由ヨーロッパと、ラジオ・リバティーである。両方ともゲーレンのかつてのナチス要員がスタッフとして入りCIAの資金で設立された。
これらのナチの大量殺戮者らは、ハンガリー局を作り、ハンガリー内の親ナチ地下グループにCIAと共に武器と支援を供給し、ハンガリー動乱を引き起こした。これはソ連が鎮圧した。このエピソードの主要な問題は死傷者ではなく、「悪の帝国」は倒されるべきであるというプロパガンダの価値の問題なのだ。エバーハルト・タウベルトはナチ党に1931年に入り、まもなくシュトルム・フューラーの階級に昇進しゲッベルスの宣伝省に入った。戦後、タウベルトは南アフリカへ渡り、人種差別主義のシステム作りに忙しくしているヨハネスブルクで力を持っていたネオ・ナチの中にあって安らぐ時間を持てた。1950年、彼はドイツに帰国し、昔のナチ時代の友人であるラインハルト・ゲーレンにくっついてBND(ドイツ連邦情報局)のメンバーになった。彼の新しいBND・CIAポストで、タウベルトはCIAが支援する「平和と自由のための全国協会」の議長となり、国防相である元ナチ党員のフランツ・ヨセフ・シュトラウスのアドバイザーになり、それからシュトラウスによってNATOに配属され、「心理戦局」のアドバイザーになった。
NATOは1980年代、ファシストの右翼勢力を権力の座に就かせ、「安定」を国家にもたらすための「緊張戦略」を生み出すために、イタリアで起きたテロリスト爆弾事件に深く関与していた。この計画は、オルディネ・ヌオヴォのステファノ・デレ・チアイエのような極右のテロリストを利用して、公共の場所に爆弾を仕掛け数百人を殺したのである。これにゲーレンのNATO・ナチのテロリストが実行時に支援したのである。ヨーロッパではメディアが共謀したので、うまく隠されてきたが、アメリカではそのようなことは殆どなかった。
これらの者たちとその追従者らは、NATOを運営している人々であり、欧米の傀儡的なリーダーたちのおかげで人類の守護者のように装いながら、今や世界中でやりたい放題にやっているのである。
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ウィンザー公夫妻をドイツで迎えるヒトラー
◆6月22日
表向きヒトラーとナチスは欧米勢力とソ連によって打ち負かされたが、欧米勢力はもともとナチスとの深い関係を持つ者たちが多く、ナチス関係者を救済し、逆にナチスのさまざまな遺産を継承していると言われてきた。ヒットラーでさえ、実は生きて南米で余生を送ったと言われている。
例えばアメリカの前大統領のジョージ・W・ブッシュの祖父であるプレスコット・ブッシュはヒトラー政権との関係が深く、ドイツに投資していたユニオン・バンキングの役員であった。
この欧米のエリートたちはNATOを作ったが、これは対ソ連という意味合いが強かったが、今やそのソ連は崩壊しソ連中心のワルシャワ条約軍も存在しないが、NATOは健在で、しかもリビヤ空爆などその作戦範囲を世界的な規模に拡大する兆候をみせている。
つまり、欧米NATO勢力はヒトラーのナチスの掲げた目標を継承し発展させようとしている、と見れるのだ。これが、6月14日・15日号の「シリア問題に対するロシアの警告」で、示したプーチンの警告につながるのである。
これはまた伊勢白山道が引用した、「ヒトラーの予言」に関する記事内容からもうかがえる内容となる(2011年4月11日号)。ヒトラーは「たとえ表面はデモクラシーや社会主義の世であろうとも、実質はナチズムが支配していよう。デモクラシーの国も社会主義の国も、われわれナチスの兵器を競って使い、殺し合い、社会は私の望むとおり、強く支配する者と支配される多数者に分かれていよう」と側近に語っているというが、ドイツの第三帝国はなくなってもナチスを欧米が継承していると見れば、ヒトラーの上記の予言は、ほぼ実現していることになろう。
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●出自がナチスのNATO:欧米はどうヒトラーの計画を実現したか? -1-
http://www.voltairenet.org/NATO-s-Nazi-Beginnings-How-the
【6月21日 by Robert S. Rodvik】
誰がNATOに世界統治の権利を授けたのか? 著者は多くがヒトラーの支援者である欧米のエリートたちが、膨大な数のナチスの構成員たちを救出し、ロシアとの長年の戦いを継続させるべく、しかるべき位置を与えてきた点を明らかにしている。
多くの作家がヒトラーが権力を握るための資金を米英のエリートたちが出資したことを、また彼らはヒトラーがその力を西方に向けるまではヒトラーに対する防衛的動きを始めることはなかったことを、証拠書類で証明している。イギリスでは、しばしば政府と結託しているライト・クラブのエリートメンバーが、秘密裡にユダヤや共産主義・社会主義に対するヒトラーの活動を支援していた。ウィンザー公爵は反ユダヤで有名でライトクラブのメンバーで、”背信王”として知られ、ヒトラーの友人であった。彼は王位を剥奪されたが、それはシンプソン夫人の問題のためではなく、イギリスの作戦書類をナチスに流していたことが分かったからだ。
貴族階級というものは結局のところ下層階級と富を分かち合うということには決して同意しなかったし、ヒトラーも同様であり、ヨーロッパとロシアの征服戦略のプランAでの主要な目標は劣等民族の破壊であった。
国際決済銀行はニューヨークの連邦準備銀行を含む欧米の中央銀行が1930年に共同で作ったものである。イングランド銀行のモンタギュー・ノーマン総裁は全面的にヒトラーを支援し、1938年にナチスドイツがオーストリアを併合した時、オーストリアの殆どの金(ゴールド)は国際決済銀行が管理する地下金庫に納められた。
翌日にはナチスはプラハに入りチェコ国営銀行の理事らを人質(ひとじち)として捕え、4800万ドルに相当する準備金の管理を譲渡するよう要請した。しかし既に金はロンドンの地下金庫に移されたと知らされて、ナチスはモンタギュー・ノーマンに連絡を取ると、彼はすぐさまドイツの戦争マシーンに必要な資金を送ったのである。
アメリカはまだ世界の帝国主義勢力の指導的地位には至ってなかったが、エリートの多くはイギリスのエリートたちと意識を同じくしていた。ヒトラーとナチス党の台頭に大きく寄与した者の一人はほかでもない、ジョージ・W・ブッシュの祖父であり、ジョージ・ハーバート・ウォーカー・ブッシュの父であるプレスコット・ブッシュであった。
これらの戦争犯罪人はアメリカの右翼の間では人気を保持しているが、これは迎合的なメディアが彼らの親ナチス的だった歴史を大部分の大衆から隠しているからだ。
ヒトラーが台頭するに際して支援した者たちの中には、有名なユダヤ嫌いのヘンリー・フォードがいる。アメリカの産業界の中でナチスとつながる者たちのリストはここには列記できないほど多いが、チャールズ・ハイアムの「敵勢力と貿易:ナチ・アメリカン・プロット1933-1949」に詳しい。
欧米の主要金融勢力はヒトラーの側であり、ヒトラーの軍事力の育成に資金を供与していたのであり、ヒトラーが裏切ってイギリスを攻撃するまで連合国が一体となってナチスを打つことはなかった。この目標のために、聖ならざる同盟が結成された;欧米勢力とソ連との同盟だ。しかし、戦争が終結するずっと前に、イギリスとアメリカはその勢力をソ連に向ける計画をしていた。このためにイギリスとアメリカは、同じくイギリスとアメリカ両政府の捜査官が探していたナチスの最も凶悪な戦争犯罪人らを救済し、彼らをイギリスとアメリカのテロ機関に組み入れたのである。 -(2)に続く-
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ロシアのBSF大型上陸用艦艇
◆6月18日
G20の会合でプーチンとオバマ両大統領がシリア・イラン問題を話し合う予定である。その結果次第で、シリアの問題が激化するか沈静化するか、が決まるようだ、とイスラエルの軍事情報機関関連サイトのデブカファイルが伝えている。
合意失敗の際のシリアの防衛力強化の必要性からか、ロシアは黒海艦隊を使って最新防衛兵器をシリアに供給しているようだ。またその兵器の操作の為の要員もシリアに送っている、という。
このように、イスラエルの情報関連筋では、シリアの問題を、欧米・湾岸アラブ諸国のシリアに対する軍事介入問題として既に扱っている事を見ても、彼らの狙いが、シリア内でのゲリラ的テロ行為の増大から内戦状態に持って行き、「人道的観点」からと称する欧米・湾岸アラブ諸国によるシリアに対する軍事介入、アサド政権の転覆、親欧米政権の樹立、という筋書きを持っている事が分かる。
ここで断固プーチンが譲らねば、オハマの方が譲歩するだろう。そしてプーチンが譲る事は考えられないので、結局シリア問題は、オバマの譲歩を契機として、収束に向かうものと期待したい。そうなった場合、事態は逆に反転した方向に向かうかもしれない。つまり、湾岸アラブ諸国内での「アラブの春」の再燃である。天に唾したものが、その結果を身に受けるようになる、ということだ。
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●ロシア艦隊:対空・対艦ミサイルをシリアに供給
http://www.debka.com/article/22090/Russia-flies-anti-air-anti-ship-missiles-to-Assad-as-its-fleet-heads-to-Tartus
【6月17日 DEBKAfile】
ロシアはG20でオバマ大統領とプーチン大統領が会談に入る前に、シリアに飛行禁止空域が設定されぬよう、あるいは地中海沿岸にあるタルトス港に他国の軍艦が入らぬよう、シリアに最新式兵器を送ろうとしている。
アメリカ国防総省筋は15日、ロシアの小艦隊がタルトス港に向かっている事を明かしたが、デブカファイルの軍事・情報筋は、タルトス港に向かっているのは、ロシアの海兵隊を運ぶ上陸用舟艇艦隊であることを見出した。一隻の上陸用舟艇は250名の海兵隊員と500トンの装甲車を運べる。
またシリアの空港にはロシアの貨物機がシリア軍用の最新鋭の兵器を運んでいる。パンツィールS1対空ミサイル:高度1万2000メートルを飛行する戦闘爆撃機や巡航ミサイルを撃つことができる:バクM2-自己推進中距離対空ミサイル(NATOコードネームはSA-11);高度1万4000メートルを飛行する航空機を撃つ事ができる:沿岸設置型の対艦ミサイルシステム;300km沖合いの艦船を撃つ事ができる。
ロシアは欧米とアラブ諸国がシリアに飛行禁止空域を設定しようとする事を阻止し、地中海からの海上攻撃を撃退する為に必要な武器を、アサドと彼の政権、軍に与えている。
シリアの部隊はこれらの最新兵器の取り扱いの訓練は受けてきていない為、これらの兵器にはロシア人の技術チームが操作のために一緒にやってきているだろう。もっとも彼らは「教官」とされるであろうが。
ロシアはアサド政権の支援のための軍事介入を隠そうとはしていない。
ロソボロネクスポート(ロシア兵器輸出局)局長のアナトリ・P・イサイキンは16日、「これらの兵器は防衛兵器としては本当に優秀なもので、空海からの攻撃に対し信頼に値する防衛力を発揮する。これは脅しではないが、攻撃を考えている者はよく考えるべきである」と語った。
17日、ロシア参謀本部内の情報筋はイタール・タス通信に対し、「海兵隊を乗せた大型上陸用艦艇を含むロシアの黒海艦隊のいくつかの艦船は、この艦隊の受け持つ範囲にあるロシアの兵站基地であるシリアのタルトス港の防衛が必要になる場合に備えて、いつでも出航できる態勢にある」と語った。
ワシントンの情報筋は、ロシアと湾岸諸国は、G20の会合で欧米とアラブの同盟国家がシリアに対する軍事介入をするかどうかで、米ロ両大統領がうまく解決してくれる事を期待している。
シリアとイランの問題で両大統領の間に合意ができれば、この軍事介入の計画は頓挫するし、合意に失敗すれば軍事介入へのペースは速まるだろう、と言う。
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