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ジェブ・ブッシュで次の米大統領は決まり?

◆2月26日

 2月9日号の「イランとシリア防衛のためにロシアは軍事力を使用する用意」で、以下のようにアメリカの大統領選の共和党の候補者として、ジェブ・ブッシュが出てくる可能性について指摘した:「この時期、大切なことはロシアではプーチンが大統領になることであり、アメリカでは共和党の大統領候補としてジェブ・ブッシュがたとえ出てきても、オバマが再選されることであり、日本では、石原新党がキャスティング・ボードを握れる政党を形成できるか、と言う点にある」

 それは、ある筋では、既に次のアメリカ大統領はジェブ・ブッシュに決まっている、ということが言われているからだ選挙をする前から、決まっている? そうである。実は現在のオバマ大統領も、既にずっと以前から大統領になることが決められていた、と言われていたらしいのだ

 このブログでは2009年の3月15日号の「1992年には既にオバマ氏が米大統領になることが分かっていたロシア人 」のタイトルで、あるロシア人女性があるアメリカ人に将来アメリカ大統領になる人物に以下のような男性がいる、と告げていた話を紹介している。

 その「男性」は、

1.ブラック・アメリカ人で共産主義者だろう
2.大統領になるための最良の学校に行った
3.IVY・リーグの大学に行った
4.名前は Barack.
5.彼の母は白人で、父親はアフリカ人
6.頭が良い
7.無神論で共産主義者として育てられる
8.人生のすべての段階で導かれる
9.ハワイから来て、カリフォルニアの学校へ行き、シカゴに住む
10.まもなく議員になる

 
 この話の通り、現在のアメリカ大統領は「Barack Hussein Obama」である。これらの話すべてがその通りだとすれば、アメリカの大統領選挙とは、壮大な「でき芝居」であり、アメリカ人はただこのお祭りのお囃子(はやし)のために駆り出されたエキストラを演じさせられているだけであり、アメリカは強力な影響力を持った者たちが「民主主義」の形だけを取りながら、独裁的に世界最強の国家を牛耳って操作している、ということになりそうだ。

 上記の、ジェブ・ブッシュが次のアメリカの大統領になる、という話は、キッシンジャーが中国の李克強副総理に語った、と言われているものだ。このキッシンジャーはロックフェラーにつながる人物であるから、そしてロックフェラーはアメリカを牛耳るファミリーの一つであるから、本当の話ならば、実際、次のアメリカ大統領はジェブ・ブッシュになるかもしれない。

 ただし、未来はあくまで未定である。強力な影響力を持つものがある意図を持ってアメリカを動かそうとしても、常に彼らの思惑通りになるとは限らないはずだ。

 上記に記したように、「アメリカでは共和党の大統領候補としてジェブ・ブッシュがたとえ出てきても、オバマが再選されること」がアメリカのためにも、人類のためにも良いと考える。それはブッシュ家はキリスト教原理主義に繋がり、この勢力は世界大戦を推進する勢力であるからだ。要するに、ジェブ・ブッシュがアメリカ大統領になれば、兄のジョージ・ブッシュが大統領時代に進めたような、9・11同時多発テロ事件やその後のアフガンやイラクへの侵略戦争などが、もっと大規模な形で起こりかねない状況になるからである。

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●ジェブ・ブッシュが共和党の最後の白馬の騎士になるのか?
http://www.guardian.co.uk/world/2012/feb/24/jeb-bush-latest-white-knight-republican?newsfeed=true
【2月26日 guardian.co.uk】

 元フロリダ州知事のジェブ・ブッシュが現在の共和党の大統領候補者選挙戦について苦言を呈したことで、彼自身が候補に出馬するのでは、と言われだしている

 前大統領のジョージ・W・ブッシュの弟で、元大統領のジョージ・H・W・ブッシュの息子であるジェブ・ブッシュは、保守派の多くの者たちの中で強くてカリスマ性があるリーダーと目されていて、フロリダでは絶大な人気がある。

 これは、ミット・ロムニーと彼の主なる挑戦者であるリック・サントラムとニュート・ギングリッチとの間の戦いに見られる辛辣さのために、多くの共和党の指導層とグラスルートの活動家らの間で広まっているイライラ感とコントラストをなしている。

 23日ダラスでの演説の後に聴衆からの質問に答えてブッシュは、あまりに右寄りの流れと、オバマ大統領を11月の選挙で打破するに必要な独立的な投票者のことをほったらかしにしていると警告を発した。

 「候補者にとって大事なことは、支援者にアピールすることは必要だが、勝利の同盟者の一部となりうる独立した投票者らを無視してはならない、と思う」と述べたとCBSニュースは伝えた。

 ブッシュはまた、最近の共和党の議論について参加者らが恐怖を扇動していると非難した。「私はずっと保守派であったし、この議論を見て、自分が変わったとは思わないが、時々人々の恐怖と感情に訴えるようなことをするばかりで、より広い角度から将来を見るように促すことをしないことに対して、それはいかがなものかという感じを持ってきた」と語ったとフォックスニュースが伝えた。

 ミット・ロムニーはノミネーションを得るまでに至っていないが、彼を打倒するような際立った挑戦者も現れておらず、共和党の多くの専門家らは、フロリダのタンパでこの8月に行われる指名選挙で十分な支持者を獲得できる人物はいないのでは、と考えている。

 確かなことではないが、可能性としての「白馬の騎士」になりそうだと言われる名前が上がってきている。その名前の中には、ブッシュ、クリス・クリスティー(ニュージャージー州知事)、ミッチ・ダニエル(インディアナ州知事)、ポール・リャン下院議員(ウィスコンシン州)がいる。

 この内の誰も選挙戦に出馬するとは表明していないし、何人かは否定しているが、ブッシュの発言は、こういった噂を更に掻き立てることになりそうだ。・・・以下略

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シリアのホムス市内で反乱勢力が使用しているミラン対戦車ミサイル

◆2月25日

 シリアのホムスの一画に陣取る反乱勢力は、その拠点に通じるすべての道路沿いに最新兵器のミラン対戦車ミサイルを設置し、接近するシリア政府軍の装甲車を破壊するので、シリア政府軍はそのミラン発射地点攻撃に多連装ロケット砲を使用したという。

 これが最近のニュースにある、シリアで犠牲者が多くでている、ということの真相のようだ。

 さて、これで、シリアの実態は、「平和的改革を求めるデモ」に政府が無慈悲な血の弾圧をしている、という世界の大手主流メディアが言ってきた内容とは大きく異なり、シリア政府軍が対峙しているのは、対戦車ミサイルを装備している準軍事組織であることがより一層明瞭になったと思われる。

 そして、このような最新兵器を装備できる、ということはそのような兵器や資金を供給している存在がある、ということであり、いままでこのブログで指摘したきたこと、つまり外国勢力がシリアの現体制に不満を持つ分子らに武器と資金を供給してきている、と指摘してきたことがますます真実であることがはっきりしてきたことになる。

 彼らが去年の3月あたりから、まず武装テロ活動を行い、多くの警察官や国境警備隊員、一般市民が殺害され、その鎮圧のためにシリア軍が出動し治安活動を進めてきたのであるが、世界の大手メディアは、これをアサド政権が平和的デモに対して血の弾圧をしてきた、とこの一年近く喧伝してきたのである。日本のメディアはそれを鵜呑みにして繰り返してきただけである。

 これに対してロシアはこのブログで何回も指摘したように、断固としてそのような理不尽な言いがかりによるシリアに対する「国際社会」からの制裁に反対し、かつ、もしもその「国際社会」がシリアに対する軍事介入をするならば、軍事的にシリアを防衛する、と明言している。

 そもそももしもシリアで起きているのが、あのチュニジアやエジプトのような真に大衆による民主化を求めるデモによる運動であるならば、チュニジアやエジプトが数か月で政権交代したように、シリアでもそうなっておかしくないはずであるが、一年近くたって今も、わずかにホムス市の一画であるバブアムル地区にのみ、反乱の動きがあるだけで、シリア全土は単発的な爆弾テロとかゲリラ的攻撃による犠牲者が時に出ても、総じて穏やかなままなのは、どういうわけか、となるのである。

 ようするにシリアで起きていることは、一部の過激派の反政府分子が外国からの援助を受けて反乱を起こしている、ということであり、一般のシリア人は全般的には現政府を支持し、アサド政権の掲げる改革を外国の干渉なしに進めたい、と考えているのである。

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●シリアの反政府武装勢力の拠点は「ミラン」対戦車ミサイルで武装
http://www.voltairenet.org/Free-Syrian-Army-stronghold
【2月16日 Voltaire Network】

 シリアのホムスにおける戦闘は政府軍と反乱勢力の両方に、そして一般市民に多くの死傷者を出している。最初の三日間で、シリア軍は隣り町からの道路を全て封鎖している反乱勢力によって攻撃をかわされてしまった。彼ら反乱勢力は接近するすべての装甲車をミラン対戦車ミサイルを使って破壊した。結局シリア軍はミランの発射地点を攻撃するために、一般市民の犠牲者が出る恐れのある多連装ロケット砲に頼らざるを得なくなった

 ホムスのバブアムル地区に通じる全ての道路にあるミランの発射機は10万ユーロ(約1000万円)し、ミサイル弾は一発12万ユーロする。このミサイルは1分間に2~3発撃つことができる。この装置はノース・アビエーション(フランス)とMBB(ドイツ)で製造されている。反乱勢力である「自由シリア軍」にはイギリスとドイツから供給されたと見られている。

 2011年4月、ドーハの高官は、カタールがミラン・ミサイルをベンガジからリビアの反乱勢力に供給したことを認めていた。これは、国連安保理での決議により「防衛的兵器」を供給することが許可されたことで、リビア政権転覆の支援のためになされたのだ。

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アフガン・パキスタン・イランの首脳会談

◆2月19日

 長いことアメリカと一緒にアフガンのタリバン攻撃を進めてきたパキスタンが、昨年11月の24名のパキスタンン兵士の死者を出した事件以来アメリカと距離を置き始めており、その関係は最悪状態になりつつためか、アメリカのイラン攻撃の際には、アメリカと連携しない、と明言した。

 パキスタンは核を保有する国家でもあり、そのパキスタンの動向はこの地域の地政学的構図を変えてしまう意味を持つ。

 トルコも自国内にあるNATOのレーダー情報をイスラエルが利用することを拒否しているのを見ても、いわゆるイスラム教徒が大半の地域・国家では、アメリカ・イスラエルによるイスラム国家であるイランに対する攻撃に対しては、国民全般が嫌悪感を持っている点が無視できなくなってきていると言えよう。

 もちろん、スンニー派とシーア派という観点から、シーア派の雄であるイランをスンニー国家が快く思わないと言う面はあるが、それでも同じイスラム教徒という観点からは、やはりユダヤ・キリスト教の欧米・イスラエルに対する感情とは異なるものがある。為政者はどうあれ、民衆の声はそうなっている

 特に昨年始めから起きているアラブ・イスラム諸国内での民衆の蜂起現象がある。民衆の声、というものが、アラブ・イスラム諸国でも無視できない状況が現出し始めているわけだ。従って為政者らはこの民衆の声、というものを無視できなくなってきている。これには現代の、ツィッターとか、フェイスブックなどのツールが今までにない民衆運動の可能性を大きくしているためだ。

 そして最終的には、この民衆の声というものが、直截的に影響する社会へと世界は変貌していくだろう。つまり、欧米社会を引っ張ってきたユダヤ系資本によるメディアの力が今までのようには効果を発揮できない時代へと変わっていく、ということだ。

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●対アメリカで、イランと同盟を組むパキスタン
http://rt.com/news/pakistan-support-iran-us-attack-593/
【2月19日 Russia Today】

 パキスタンはもしもアメリカがイランに対する軍事攻撃を行う際には、イランを支援すると確約した。パキスタン大統領は、イランの大統領に対して、パキスタンがイラン攻撃の基地になることはない、と確約した。

 もしも、アメリカがイランを攻撃すると決断すれば、パキスタンはその動きを支援することはなく、またアメリカにパキスタン内の空軍基地を軍事作戦に使用させることはない、とザルダリ大統領は17日に語った。

 彼のこの支援についての確約は、パキスタン、イラン、アフガニスタンの首脳会議の時に出てきたものである。この会談は、アメリカに挑戦するパキスタン側のメッセージ発信の方法と見られている。
 
 その間、トルコは自国にあるNATOレーダー・システムからの情報をイスラエルが使用する権利を否定した。最近のアメリカ・イスラエル合同ミサイル発射実験ならびにトルコとイスラエル間の緊張状態が継続する中、トルコのダブトグル外相は17日、NATOの施設で収集されたいかなる情報も、第三国によってシェアーされるべきではない、とりわけその国がイスラエルである場合には、と語った。

 パキスタンとアメリカの間の関係は、パキスタン国境検問所でタリバンと間違われてアメリカによる空爆で死者24名を出した事件後は、かつてないほどに悪化している。この問題でアメリカ国防総省は、自分たちの非をいやいや認め謝罪を表明した。

 しかしパキスタン国内の軍事施設を使用できなくとも、アメリカとその同盟国は既に、イランに対する全面的戦争を仕掛けることのできるだけの十分な兵力を集結させている。

 アメリカの空母エイブラハム・リンカーンは、14日にホルムズ海峡を通過し、空母カール・ビンソンに率いられている別の戦闘部隊に合流することになっている。また、空母エンタープライズがこの攻撃部隊に3月に合流する予定である。

 アメリカとその同盟国の軍事力の強化はペルシャ湾を兵器壺に変貌させている、とイランのアハマド・バヒディ国防相は14日語った。

 欧米側は、イランの問題の核計画は、少なくとも一部分は軍事的なものであり、脅威であると非難している。しかし、経済制裁も、イラン人の核科学者らの暗殺も、イラン側で主張している民生用の核計画の進捗を停止させるに至ってはいない。

 多くの者たちは、核の探究を停止することをイランが拒否するため、イランに対する軍事作戦が起きる、と考えている。国連事務総長の潘基文は、外交的努力に代わる選択肢としてイランの核施設に対する軍事的な攻撃を行うことはないと、その可能性を否定した。

 「この問題に関しての平和的解決以外の選択肢はない」と事務総長は17日語った。

 イスラエルのエフード・バラク国防相は、「核武装したイランはどのように対処するか一層困難な存在であり、より危険であり、今それを停止するより以上に血の代価が大きくなる」と考えている。「後ほど、と言う者は誰でも、その時には遅すぎたことが分かるかもしれない」とバラクは語った。

 2月初旬、アメリカのレオン・パネッタ国防長官は、イランに対するイスラエルの攻撃が「大いなる可能性」として、イランがいわゆる「イミュニティー・ゾーン(免疫圏)」に到達するまえの、4月、5月ないしは6月になるのではないか、と指摘した、とワシントン・ポスト紙が報じた。このイミュニティー・ゾーンとは、イランが核施設に対する防護を強化することで、攻撃に対する耐性を持つようになることである。

 イランへの攻撃は、しかしながら、自殺をするようなものである、と在ロシア・イラン大使のマフムド・レザ・サジャディは先週語った。
 「アメリカによるイランへの軍事的攻撃問題は何年にもわたってアジェンダに上っている」とサジャディは語った。「もし攻撃すれば、我々にはいくつもの反撃方法がある」と言うのである。

 自信に満ちてはいるが、アメリカないしはイスラエルによって挑発されることなくば、イランが攻撃を始めるということは考えにくい、とアメリカ国防情報局のロナルド・バージェス長官は語る。

 「イランはホルムズ海峡を一時的であれば封鎖することができるし、攻撃された場合、この領域に存在するアメリカ軍や同盟国へミサイル攻撃をすることができるだろう」とバージェス長官は語った。

 イランは何回もホルムズ海峡封鎖をすると脅しているが、イランに対する何らかの軍事的攻撃がなされた場合は、アラビア海の湾岸原油輸出国に影響を与えることになる。

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オバマ大統領の太平洋重視戦略を支持するペンタゴン

◆2月18日

 オバマ大統領の提出したアメリカの新国防戦略がアジア重視である、と言われている。要するに対中国戦略重視となっているということだ。

 ソ連崩壊後、以下にあるようにアメリカに対抗しうる軍事的大国としては、勿論ロシアも入るであろうが、ロシアは経済的に力を付ける段階であり、実際上は経済成長著しい中国の方が脅威となりつつある。特に中国は未だに中国共産党の一党独裁体制であるため、政策が極端なものになりやすい環境がある。例えば、不動産バブルの崩壊とかが激しくなった場合の国内の騒乱を国外の戦争に振り向ける、といったことだ。

 国家の力が増せば、その力を内外で誇示し、力に見合った動きをする、というのが人間の常であるから、眠りから覚めた獅子気取りの今の中国が、辺りを睥睨(へいげい)し、やくざまがいの動きを強めることが考えられるし、実際既にそうなってきているのが現状である。

 これに対して、世界戦略上黙って見ているわけにはいかないアメリカが、弱体化しつつある経済力を見ながらこの新興やくざ国家の中国に対応しなければならないため、力の配分を考慮しつつ、守るべき権益を守るべく、新戦略を立てて対応しようとしている。
 
 TPPはその新戦略の一環として見れば、日本としての戦略は、この新興やくざ国家の中国につくのか、以前からのやくざの大親分であるアメリカについたまま忠義を押し通すのか、という選択になる。その場合、一党独裁体制の新興やくざ国家より、とりあえずは「民主主義体制」のアメリカの大親分につくと言うのが日本の選択肢であるべき、という結論となるだろう。

 ただしその日本は、アメリカの大親分もほれぼれする美人で金もあるのだから、アメリカの大親分の言いなりになりっぱなしでいる必要もなく、むしろこれからは、矢野竜子こと緋牡丹のお竜のように、度胸を持って親分衆と対峙することも必要となってくるのである。特にこれからは、日本の動きが世界の興廃を決定していく時代に入っていくから、なおさらである。

この落とし前、どぎゃんつけなはっとです?」(緋牡丹のお竜

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●中国包囲同盟を形成するアメリカの戦略
http://www.presstv.ir/detail/226873.html
【2月16日 PressTV】

 アメリカのレオン・パネッタ国防長官は、上院軍事委員会で、オーストラリアとフィリッピンでの巡回的軍事プレゼンスを継続すると発言した。

 アメリカと中国との間には既に、中国の現在の政策やアメリカ企業やアメリカ政府官庁へのサイバー攻撃問題で緊張が高まっている。

 マーチン・デンプシー・アメリカ統合参謀本部議長は最近、アメリカのインフラのハッキングに係われば、それを「犯罪」行為と認定すると警告している。

 多くの人々は、新しい戦略をこの領域で影響力を伸長させている中国に対するアメリカ側からの牽制の一部として見ている。

 プレスTVは、エキュゼクティブ・インテリジェンス・レビュー編集者のジェフ・ステインバーグとこの点に関するインタビューを行った。

 以下はそのインタビューの内容である。

プレスTV:最初にこのデンプシー議長の、中国と北朝鮮の近海が軍事的に強化されてきているという発言をどう思うか? どのような脅威を感じるか?

ステインバーグ:これはかなり以前から進められてきている長期的政策の一つであり、中国がソ連崩壊の後、経済的インフラ、人口面でみてこの惑星上で唯一、アメリカと対峙するようになるかもしれないい軍事的能力を開発するであろう大国である、という認識があるからだ。

 これは、果たして中国がそのような意図を持っているとか行っているとかいうこととは関係ない。これは純軍事的想定である。

 ペンタゴンの戦略家である、アンドリュー・マーシャル博士によって2002年2月に書かれたメモがある。その時、ドナルド・ラムズフェルドが国防長官だった。アジア・太平洋領域におけるアメリカの軍事的プレゼンスを強化するためにどのような方法がとられるべきか、という彼の要請に応えたものだ。

 この三ページのメモを見ると、マーシャルによって推奨されている方法は、その多くがエアー・シー・バトルと言われるこの新しい国防戦略の中に組み込まれているか、組み込まれつつあることが分かるだろう。これは特に、中国の脅威に対して、空軍力と海軍力を統合することが強調されている。

プレスTV:正にそうでしょうが、より大きな視点から見ると、アメリカとイギリスは軍事的な面では同盟国家同士だというアナリストがいます。2003年のイラク戦争ではそうでしたし、マルビナス諸島(フォークランド諸島)をイギリスは軍事基地化しようとしています。これらとの関係があるのか?

ステインバーグ:オバマ大統領の下では、米英の軍事・国家安全保障政策面では、ブッシュとブレアーの関係よりも拡大された統合形態を見てきた。 

 昨年の5月のことだが、アメリカの国家安全保障会議議長とイギリスのカウンターパートによって積極的に新世代艦艇をペルシャ湾でのアメリカの展開中の艦隊に組み込むようにしている。

 従ってイギリスの頭脳とアメリカの腕力がマルビナス諸島とペルシャ湾のの問題で全面的に協調しているから、アジア方面でも同様であろうと考えられる。

 ワシントンには中国に対する封じ込め政策のために、日本、韓国、ベトナム、オーストラリア、マレーシア、インドネシアを含むNATOのアジア太平洋版の同盟関係構築を提案するネオコンの者たちがいる。

プレスTV:想定される近未来に、この全体的な軍事化プロセスはどのあたりまで進むとみているか?

ステインバーグ:予算の削減、厳しい経済状況があるが、オバマによって13日に提出された新しい国防予算は、空軍と海軍の強化に集中することが狙いとなっている。アメリカは11隻の空母艦隊を保持し続けるし、これらの一群がアジア太平洋とインド洋海域用である。 

 我々は、この領域に支配的なプレゼンスを持っているし、中国に対しては、経済的な成長とGDPにおける軍事費の拡大が続いても、今後更に10年間は対峙する用意があるということを知るべきである。

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テロの犠牲者となったシリアの軍医

◆2月14日

 シリアでは外国からの資金や武器供給で、多くの武装テロリスト・グループが活動してきたのだが、それを欧米のメディアは、「平和デモ」グループの活動だ、としてきた。

 しかし、この記事にあるように、病院の院長などが殺害される事件、いわゆる暗殺事件などを、あるいは作家連盟のメンバーの自宅放火のような事件をどのように報じるのであろうか?

 いい加減に、シリアには武装テロリスト・グループが存在することを認めたらどうなのか?

 その武装テロリスト・グループが存在することが分かり、かつ認めたら、そのような存在が何時からシリア内に存在していたのか、を語るべきである。そしてそれが分かったら、そのような存在に対してシリア政府がどのように対処してきたか、を語るべきである。そのような作業をすることで、結局、シリア内で何がこの一年間あったのか、という全体像の片りんを垣間見ることができるであろう。

 「外国のジャーナリスト」の活動に制限を課している、と言ってシリア政府を非難しているが、それは、その「外国ジャーナリスト」が、事実を報道しないから仕方ないのだ。事実を報道しないどころか、反対のことを、つまり嘘を報道しているのだから、どうしようもない。

 いま、サウジアラビアとカタールが先導するアラブ連盟は、国連と一緒になって「平和維持軍」を作ってシリアに送り込もうという陰謀を図っている。公然とシリアに対する武力干渉をしよう、というわけだ。

 当然、こういったサウジやカタールの息のかかった戦力(平和維持軍)がシリア内に入れば、反アサド・グループと同調した動きをすることになるのであろうから、シリア内の内戦は更に激化する羽目に陥るし、「イラク化・アフガン化」ともいうべき情勢になっていくだろう。従って、断固としてそのような動きは阻止しなければならない。

 そしてそのような阻止する力は、恐らくはロシアからしか出てこないだろう。従ってロシアが先に、シリア防衛のためならば、ロシアは軍事力を使用する用意がある、というロシアの元統合参謀本部メンバーであるイバショフ上級大将のロシア・トゥデイでのインタビュー内容があったが、それが意味を持ち出すのだ。

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●ダマスカス市でシリア軍軍医が暗殺の犠牲者に
http://www.dp-news.com/en/detail.aspx?articleid=111407
【2月14日 DP-News】

 「高級軍医が紛争における犠牲者の中で最高位の将校の一人となる。アサド政府は武装テロリスト・グループを非難した」と12日、シリアのプレスが報じた。
 
 イサ・コーリ准将は自宅を出たところを三人のテロリストに襲撃され死亡したと、シリア・アラブ通信社が報じた。

 シリアの公式メディアである、シリアTVとSANA通信は、「武装テロリスト・グループ」が11日(土)の朝、イサ・コーリ准将を暗殺した、と報じた。准将は軍医であり、ハメシュ病院院長であった。

 この殺害事件は「シリアのインテリ層、医療と技術面での指導層を標的とする計画の中で」起きた、とSANA通信は報じた。

 SANAは更に、「犠牲者となったコーリ准将は、ルーマニア大学の関節炎の学士号を持っている。パリの病院で研修を重ね、その他の大学で専門知識を習得した。2004年には、ティシュリーン陸軍病院で関節炎部門の部長を勤めていた。ついで彼はアハマド・ハメシュ殉死者病院の院長となった。

 この殉死者は1957年ジャブレフ市で生まれ、4人の子供がいる。

 「多くの力量のある専門知識を持った人々が武装テロリスト・グループによって暗殺されている」とSANA通信は報じている。教授、核の専門家、教師、技術者らが暗殺の対象となっていると報じている。

 SANAは更に、その他の襲撃事件も報じている。「北方のイドレブでは、武装したテロリスト・グループが、アラブ作家連盟イドレブ支部メンバーのモハマド・カレド・アル・クドル氏の自宅に放火した。別のテロリスト・グループはレバノンのアル・ジャディードTVの特派員であるニダル・フメイディ氏と彼の兄弟の自宅に放火した」と報じた。

 ほぼ一年前から発生しているアサド大統領追放を求める紛争で、国連高官は6000人が死亡したと推計している。反対派の別のグループでは、7000名を超えている、と言っている。、

 外国通信社などはシリアについては、「シリア内での紛争の詳細を客観的に確認することはできない。それは政府が厳しく各国のジャーナリストの動きを制限しているから」だ、と示唆している。

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