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兄弟国の新たな関係を結ぶロシアのプーチン大統領とウクライナのヤヌコビッチ大統領

◆12月23日

 ウクライナでは一ヶ月以上に渡って騒動が続いたが、ウクライナ政府は土壇場でヨーロッパとの連合協定を蹴って、ロシアのオファーを受けることにした。実はそれがウクライナの為であるのだ。もしも連合協定に署名すれば、ウクライナ製品は西欧では通用しないから今までのようにロシアに売るしかなく、しかし協定に署名した瞬間に関税が上がり、その製品はロシアでさえも売れなくなるだろうからだ。

 今でさえウクライナの多くの若者が西欧の取るに足らない仕事をし、女性は売春をしているのが、更に多くの者たちが失業し多くの者たちが西欧の街に出稼ぎでながれて行けば、ウクライナ国家は根底からその存続さえ危ぶまれる状況に陥ることになろう。少なくとも今までのようにロシアと連携した工業を維持することで、貧乏でも国家は生き抜いていける。ヨーロッパは尻の毛まで抜いていくが、「兄弟国」のロシアは150億ユーロの国債を買い、ガスの価格を3分の1削減してくれた。これで、ウクライナのデフォルトはなくなり、職は維持でき、今年のクリスマスを暖かく迎えることができるのだ。

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●ウクライナ騒動で起きたこと (その1)
http://www.thetruthseeker.co.uk/?p=86819
【12月20日 By Israel Shamir  Truth Seeker】

 統計ではウクライナは破綻しており、人々はアフリカ人と同じくらい貧乏のはずだが、実際はそれほど悪くない生活をしているのは、財政の無分別さのお陰である。政府は借金をし住宅や暖房に自由に支出している。そしてIMFが提案した緊縮財政と通貨の平価切下げをずうずうしく避けてきた。この借金生活は今までのところは通用してきた:しかしウクライナは数ヶ月先にデフォルトの危険がある。そしてそれが現在の騒動の原因の一つである。 

 ウクライナの将来を巡る東と西の綱引きは1ヶ月以上続いたが、事実上のプーチンの顕著な勝利と言う形で幕を閉じた。これは彼のシリアとイランにおける勝利に続くものである。騒動は、ヤヌコビッチ大統領の政府がデフォルを避けるため新たな借入先を探し始めたことから始まった。しかし貸してくれる相手はいなかった。そこで彼等はECに援助を求めた;主にポーランドとドイツだ。彼等はウクライナが必死であり、尋常でない緊縮財政が要求される連合協定を受け入れる用意があることを見て取っていた。

 ECはラトヴィア、ルーマニア、ブルガリア、などの東欧の新メンバー国に対して極めて厳しい対応をしている:これらの国々は自国の産業と農業を滅ぼし、若者達は西欧で取るに足らない仕事をし、人口は第二次世界大戦の時より減少した。

 しかし連合協定はウクライナに更に厳しい要求を出している。それを飲めば、ウクライナは(EC内の労働と旅行の自由などの)怪しげな利益を供与されることさえなくECの貧乏な植民地となったことであろう。ヤヌコビッチは必死であったので、この協定に正式に署名することに合意したが、デフォルを避けるに充分必要な資金を獲得する願いは聞き届けられなかった。ECは供与するだけの資金が無いのだ-ギリシャ、イタリア、スペインに供与しなければならないからだ。そこでロシアの登場である。その当時は、ウクライナとロシアの関係は決していいものではなかった。ロシアはオイルマネーのため横柄であった。ウクライナは自分達の問題をロシアのせいだと非難したが、ロシアはウクライナ製品の最大の市場でもあった。

 ロシアにとって、連合協定は問題があった:今ウクライナは製品をロシアで非常に小さな関税で売ることが出来ている;国境は比較的自由に行き来できる;人々は自由に国境を越えている、パスポートも無しにだ。もしも連合協定が署名されれば、EC製品はウクライナを通ってロシアに流れ込む。それでプーチンはヤヌコビッチに対しルールを詳細に説明した:もしも署名すれば、ロシアの関税が上がる、と。これはウクライナ人40万人が直ちに職を失うことを意味する。ヤヌコビッチは土壇場になって連合協定の署名を躊躇し拒否したのだ。

 ECと背後にいたアメリカは極めて驚いた。潜在的な経済的利益を失ったばかりか、彼等はその他に重要な問題があった:彼等はロシアをヨーロッパから遠く離しておきたかった。そして彼等はロシアを弱いままにしておきたかった。ロシアはソビエト連邦ではないが、欧米の尊大な計画に対しての不服従の態度がロシアに未だ残っている:シリアでもエジプトでもヴェトナム、キューバ、アンゴラ、ヴェネズエラ、あるいはジンバブェでも、ロシアの熊が比較的強いと帝国側はやりたい事ができなくなるのだ。ウクライナのないロシアならばそれほど強力にはなれない:それは丁度中西部と太平洋側を切り落としたアメリカ合衆国みたいなものだ。欧米はウクライナが繁栄することや安定し強くなることは願わないので、ウクライナがロシアに付いて強くさせることはできない。弱く貧乏で不安定はウクライナ、欧米の半植民地でNATO基地があるウクライナというのが欧米の見るウクライナのベストな姿なのだ。

 ヤヌコビッチのドタキャンに怒った欧米はウクライナの加盟促進派の運動を活発化させた。一ヶ月以上に渡ってキエフはウクライナ中から集まった群集が包囲する所となり、アラブの春の局部ひずみ現象がはるか北方で起きたようだった。キエフのマイダン(広場)はウクライナのヨーロッパ戦略的未来のための紛争の象徴となった。ウクライナはアメリカが率いる同盟諸国と台頭するロシアとの間の戦場となった。ここがオバマがシリアで失敗したリベンジの場所になるのか、衰退するアメリカの覇権に対する新たなきつい一発になるのか?

 親・東と親・西の単純な分裂は、ウクライナの不均質性によってより一層複雑さを増した。緩やかに結ばれていたこの国はかつてのユーゴスラビアと似た感じだった。「ウクライナ」のある部分はロシアによって500年前に編入された。ウクライナ・プロバーは350年前にロシアと合併した。ウクライナ西部は(東部と呼ばれた)はスターリンによって1939年に取られ、クリミアは1954年にフルシチョフによって編入された。

 ウクライナは南フランスがフランス的であるように、またテキサスやカリフォルニアがアメリカ的であるように、ロシア的である。数百年前、プロバンスはパリから独立していたし自分達の言葉と芸術を持っていた;反面ニースとサヴォワは比較的最近フランス的になった。確かにカリフォルニアとテキサスもまた比較的最近、合衆国の一部になった。我々はそれでも、それらがこの大きな国家の一部であることを理解している。しかし、もしも彼等が強制的に分離されそうになれば、彼等は恐らくは、フランス南部のカタリ派改革運動におけるフランスの虐待的扱いを、あるいはカリフォルニア在住のスペイン人とロシア人の追放問題を強調して、新しい歴史物語を始めるかもしれない。

 従って、ウクライナの独立以来、当局はその4500万人の国民のため、公式言語を決め、新しい建国神話を生み出すなど国家建設に没頭してきた。マイダンに来たがる群衆は、大方がガリシア地方からの者たちだ。ポーランドとハンガリーと国境を接する山岳地帯で、キエフから500km離れている。キエフにずっと住んでいる者たちは、マイダンの集りを、「ガリシア人の占拠」と呼んでいる。

                                    -その2に続く-

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イエローストーン(左上赤丸)噴火の際、火山灰が落下する範囲(茶色)

◆10月10日

 アメリカ映画「2012」でも、イエローストーンの大噴火が描かれていた。ハリウッドの映画はオカルトの情報や知識を持つ者たちが時々情報をそれとなく流す際に利用される場合がある。この映画もそのような意味をもった映画だといわれている。つまり、地球規模の大変動が起きる可能性と、そこではイエローストーンの大噴火もありうる、ということだろう。

 しかしそれはあくまで可能性ということであり、起きるか起きないかは人間によって左右されると言われる。地球に住む人間の意識次第、という面があるのだ。災害は忘れた頃に、と言われることもあながち嘘ではなく、反対に災害に備えて警戒していると、やり過ごすという事がよくある。
 
 将来の災害を垣間見たオカルト能力を持った者たちがいたとしても、それがそのまま起きない場合は、起きるまでの間に人間の意識が高まり、それが自然を鎮めた際には起きなくなる、ということだろう。これの教訓的話が旧約聖書のヨナ書にあるニネベの町の破滅の予言とそれが起きなかった話である。

 これからの天変地異と世界動乱の時期をどう乗り越えていけるかは、人類の意識に大きく依存している。自然の驚異の前には人間的な作為は微々たるものである。自然に対する畏敬の念を忘れることなく、地球や太陽などに感謝する心を持つことが、最終的には天変地異を和らげることになるのだ。そのような自然に対する謙虚な姿勢を持つのが、大自然には八百万の神がおわします、ととらえる日本であるがゆえ、日本人の意識は大切になってくる

 そのような中、今回伊勢神宮での式年遷宮が10月2日内宮、5日外宮の遷御が行われ、新たな時代が始まったことに合わせて、地球全体も改まっていく過程に入っていくことだろう。日本に伊勢神宮があり各地に神社があり天皇陛下がおられる限り、日本は大自然から絶対的に守護され、その日本が見本となって、世界全体も大自然と協調して生きていく共生的思考が重要視されるようになっていくことだろう。反対にその日本を貶めようとする勢力の将来は暗くなるままであろう。

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●アメリカ一危険なイエローストーン火山が動き出している (その2最終章)
http://endoftheamericandream.com/archives/yellowstone-supervolcano-alert-the-most-dangerous-volcano-in-america-is-roaring-to-life
【10月2日  By Michael Snyder】

 イエローストーンの最近の地震群は9月10日に始まり、16日の11時30分くらいまで揺れが続いた。

 「合計130のマグニチュード0.6から3.6の地震がこの三つの地域で起きた。しかし、殆どは ロウアー・ガイザー・ベイスンで起きていた」と、ユタ大学の声明は記している。「イエローストーンの地震頻度分布は、地震群として起きている」

 では、最悪のシナリオは何か?
 デイリー・メールによれば、イエローストーンの全面的噴火は、アメリカの3分の2を住むに適さない場所に変えてしまうという・・・

 「その噴火は1980年のセント・へレンズの噴火の何千倍も強烈なものになるだろう。溶岩は空高く噴き上げ、植物を殺す火山灰は10フィートの深さに積りそれが1000マイルにまで広がっていくだろう。
 アメリカの3分の2は毒性の大気が覆うため住むことのできない状況になり、航空機は飛行できず、何百万人もの人々が移住せざるを得なくなるだろう」

 同じような災厄をもたらす他の災害を考えることができるだろうか?

 こういうことなので、現在イエローストーンで起きていることは重要なのだ。またアメリカ人は真実を知るべきであろう。以下のことはイエローストーンに関するその他の事実で以前報告できなかった内容である。

1.イエローストーンの全面的噴火は1980年のセント・へレンズ山噴火の1000倍も強烈なものになるかもしれない。

2.イエローストーンの全面的噴火は火山灰を25マイル上方に吹き上げるかもしれない

3.イエローストーンの次の噴火は毎年近づいているように思える。2004年以来、イエローストーン公園のいくつかの地域では10インチも盛り上がったところがある。

4.イエローストーン付近では一年に約3000回の地震がある。 

5.イエローストーンが全面的噴火をした際には、アメリカの北西部全体は完全に破壊されるであろう。

6.イエローストーンの大規模噴火は半径100マイルのエリアにある生物はすぐ絶滅させられるということを意味する。

7.イエローストーンの全面的噴火の火山灰は、少なくとも深さ10フィートで1000マイル遠方にまで降り注ぐ。

8.イエローストーンの全面的噴火はアメリカの中西部全体を火山灰で覆うことになる。アメリカの食料生産は殆ど壊滅状態になるかもしれない。

9.イエローストーンの大規模噴火による「火山の冬」は、地球を急速に冷やすことになるだろう。科学者の中には、地球の温度が20度(華氏で20度ならば摂氏では10度程となる:訳者)は下がる、と考えている人がいる。

10.アメリカはイエローストーンが大規模噴火したあとでは、同じアメリカではいられなくなるだろう。科学者の中にはアメリカの3分の2が人の住めない状態になるだろうと考えている者たちがいる。

11.科学者らはこれは、「もしも」ということではなく、「いつ」イエローストーンの噴火がおきるのか、という問題だと言う。


 更に恐ろしいことは、他の世界中の有名な火山が活動を開始していることだ。例えば、メキシコの最も危険な火山が非常に活発な活動を始めたと記事が7月に出た。

 「ポポカテペトル火山が活動を始めた。このメキシコ・シティー近郊にある活火山は今朝再度、噴火した。火山灰を大気中に吹き上げた。この火山は非常に活発な時期にある。インターナショナル・ビジネス・タイムズ誌によれば、この火山は過去24時間で39回、噴気を出したという。今月初旬の噴火ではメキシコ・シティーの離発着便のいくつかがキャンセルされた。
 BBCは、土曜日のポポカテペトルの噴火の後、政府職員等は警戒レベルを黄に上げたと報じた。黄は7段階のレベルで3番目に高いレベルだ」

 8月のNBCニュース記事は、日本の最も危険な火山の一つが今年500回の噴火をしている、と報じた。桜島の3マイル上方にまで火山灰は上昇し、2006年に記録をとり始めてから最も高く雲の柱が上がった。溶岩は裂け目から半マイル流れ出て、いくつかの巨大な火山弾が裾野に転がった。

 噴火は通常より規模が大きかったが、60万人の付近の住民は3664フィートある隣りにある山の唸りは聞きなれていた。鹿児島の市職員はその声明で、今年だけで桜島の500回目の噴火になると語った。

 こういったことは何を意味するのだろうか? 

 我々は火山の噴火が地球全体でずっと普通のことのような時代に入ろうとしているのだろうか?

 我々は、全く破壊的な火山の噴火が北アメリカをマヒさせるような日に、急速に近づいているのだろうか?

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シリア攻撃あれば、サウジアラビアを攻撃する(?)というロシアのプーチン大統領

◆8月29日
 
 ジャッカル(サウジアラビア)が黒龍(ロシア)の逆鱗に触れた。サウジアラビアのバンダル王子はこともあろうに、ロシアのプーチンに脅しを掛けたようなのだ。シリアのアサド政権への支援を止めれば、儲けを山分けにしよう、しかしあくまでアサド政権を支援するならば、来年のソチでの冬季オリンピックにサウジアラビア子飼いのチェチェンのイスラム過激派テロリストを差し向けて、大会を大混乱に落し入れる、と脅したのだ。

 これに怒ったプーチンは、ロシア軍に対してサウジアラビア攻撃の準備を指令した、という。もしも欧米諸国がシリアを攻撃すれば、ロシアはサウジアラビアを攻撃する、というのだ。無茶な話かも知れないが、やってもいない化学兵器による攻撃をネタに欧米がシリアを攻撃するというならば、ソチ五輪に対する脅迫を理由にロシアがサウジを攻撃することもできるだろう。このプーチンの話は確認はされていない。しかし、ありえることだ。相手が角取りにきたのだから、こちらは飛車取りというわけだ。ロシアは西洋将棋の強い国だ。

 どこにも真実の根拠がないまま国際法を無視して戦争が行われるとすれば、後は力の論理がまかり通るしかない。欧米が国連安保理決議を無視するのだから、ロシアが同じく安保理を無視しても仕方ない。ヤクザ同士の出入りと同じだ。サウジというチンピラがロシアという大親分を脅したのだから、大親分が黙っているわけはない。 

 これで本当に戦争が始まれば、ロシアはサウジの油田地帯の施設を狙うであろう。これで、サウジアラビアは原始時代に逆戻りである。また天幕の生活をすればいいだけではあるが。しかし、ペルシャ湾が戦場になるから、日本などに向けたタンカーはホルムズ海峡を通過できなくなり、石油の価格は青天井になるかもしれない。

 このような事態を避けるためにも、欧米世界の各指導者が馬鹿な真似はやめて、シリアに介入することのないよう願うばかりである。さもないと、元も子もなくす、という事態になりかねない。生きている生命体の地球が、馬鹿な人類が目を覚ますよう、大暴れする予兆がある現代ではなおさらである。

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●プーチン大統領:欧米がシリアを攻撃すれば、サウジを攻撃する?
http://english.farsnews.com/newstext.aspx?nn=13920606001493
【8月28日 FNA】

 昨日プーチン大統領府よりロシア連邦軍に対して発せられたある「緊急行動メモランダム」は、欧米がシリアを攻撃した際には、サウジアラビアに対する大規模攻撃を実施する命令内容となっている、とメディアが報じた。

 「この特別な『戦闘指令』について詳しいクレムリンの情報筋によれば、プーチンは8月始めのサウジアラビアのバンダル王子との会合後、怒りをあらわにしたという。このバンダル王子は、もしもロシアがシリアが敗北することを受け入れないのならば、サウジアラビアは2014年2月7日から23日まで予定されているロシアのソチの冬季オリンピック期間中に、自分達が仕切っているチェチェンのテロリストを差し向けて大量虐殺と混乱を惹き起こすと警告した」、とwhatdoesitmean.comからの記事を引用してEUタイムズ紙が報じた。

 レバノンの日刊紙アス・サフィール紙は、バンダル王子はもしもアサド政権が転覆されるのならば、シリアにあるロシアの海軍基地を保護すると誓約したが、「来年の冬季オリンピックは守られるとあなたに保証する。冬季オリンピックの安全保障を脅かすこのチェチェンのグループは我々が仕切っているのだ」と語ることで、受け入れなければロシアのソチでの冬季オリンピックに対するチェチェンのテロリストによる攻撃があることを示唆したと、この驚くべきロシアに対する脅迫があったことを確認した。
 
 バンダル王子は更に、シリアで行動しているチェチェン人たちは圧力を掛ける道具であり、いつでもオン・オフできる者たちだと語った。「これらのグループは我々を脅す事は無い。我々は彼らをシリア政権に対して投入しているが、彼らはシリアの政治的分野にはなんらの役割も持たないだろう」と語った。

 イギリスのテレグラフ紙は本日、サウジアラビアが秘密裏にロシアに対して、ロシアがアサド政権に対する支援を止めるという条件で、世界の石油市場を共に支配し、ロシアのガス契約を保護する全面的な方法を提示したと報じた。この提案に対し、プーチンは、「我々のシリアのアサドに対するスタンスには決して変更はないだろう。我々はシリア政権はシリア国民の声を最も良く反映しているものであり、肝臓を食う者たちの声ではないと考えている(ここでプーチンは反政府テロリスト達がシリア兵士の心臓や肝臓を食っている写真のことを語っている)と応えたので、バンダル王子は、もしもロシアがオリーブの枝(平和的解決)を拒否すれば、「軍事的選択肢を逃れることはできない」と警告した、と報じた。

 指摘されるべきは、whatdoesitmean.comサイトで2013年1月28日の記事「オバマの第三次世界大戦計画にロシアは驚愕す」で報じられたように、ロシアの連邦保安庁(FSB)は、イギリスの防衛会社のブリタム・ディフェンスの電子メールの信憑性を確認した、ということだ。その内容は、オバマ政権がシリアとイランに対する連続的な攻撃を計画しているという驚くべきもので、そのような事態となれば、第三次世界大戦を惹き起こしかねないとロシアの情報機関の専門家らが警告したというものである。

 このFSBの報告によれば、ブリタム・ディフェンスとは、世界で最大級の民間傭兵軍隊の一つで、今年の冬、「国籍不明国がスポンサーを務めている存在」によってそのコンピューター上のファイルが大規模なハッキングの標的となった会社であり、その存在によって、重大な内容を含む二人の最高重役である、創設者のフィリップ・ダフティーと開発部長のデイビッド・グルディングの間でやり取りされた電子メールが暴露されたことがあった。

 この二人の間の電子メールで重要な内容は、この報告では、オバマ政権はシリアで化学兵器を使用する「偽旗作戦(自作自演作戦)」に承認を与えたということと、ブリタムはイランに対する欧米の戦争に参加することを認めた、というものだ。以下がその電子メールの内容である。

電子メール1:フィリップ、我々はオファーを受け取りました。またシリアに関するものです。カタールが魅力的なやり方を提案して、このアイデアはアメリカによって承認されたと誓約しています。我々がCW(化学兵器)を提供することになってます。これはソ連のガス弾でリビヤにあったものでシリアにも似たものがあるはずです。彼らは我々にウクライナ人の人員を使うことを願っています。ロシア語を話す連中です。またビデオ撮影もやって欲しいということです。はっきり言っていいアイデアとは思いませんが、このための支払い金は大金です。あなたのお考えはどうでしょうか? よろしく、デイビッド

電子メール2:フィリップ、添付された詳細なイランに関する準備予測を見てください。この作戦にブリタムが参加することは、サウジアラビアによって確認されています。


 シリア情勢がコントロールできなくなりつつある中、ロンドンのインデペンデンツ紙は、バンダル王子が「戦争を推し進めている」と報じ、ロシアの外務省スポークスマンのアレクサンドル・ルカシェビッチは更に、欧米に対して本日、「この地域に対する軍事介入のための根拠の無い、作為的な正当性を作り出すため、国連安保理を迂回するやり方は、シリアに新たな苦悩をもたらすものであり、その他の中東・北アフリカ諸国に災厄的な結果をもたらすことになる」と警告した。

 ロシアの警告を無視し、イギリスのキャメロン首相は今朝、イギリス議会に対して、シリア攻撃に賛成するよう要請し、オバマ政権はシリアの和平への道を探る為の明日のロシアとの会合を突然キャンセルした。そして欧米は数日中にシリア攻撃計画を策定する準備を始めた。

 シリアは、もしも欧米から攻撃されれば、世界的な混乱になる、と警告したように、欧米の諸国民は、2013年5月17日、プーチンがロシア軍に対して、アメリカないしはEUがシリア内戦に介入すれば、直ちに局地戦から地域戦へとその戦域を拡大させ、大規模戦に拡大できるよう「準備完了」するよう命令を発した、という事実を知らされていない。

 このプーチンの命令で、またwhatdoesitmean.com.が5月17日の「ロシアはシリア問題で『全面戦争』警報を発した」、で報じているように、更にはこのサウジアラビアに対する大規模報復攻撃を命令したというニュースと一緒に考えれば、シリアに対するいかなる攻撃も、ロシアから見れば、自国が攻撃されたと見ていることが分かる。

 そしてwhatdoesitmean.comが以前説明したように、シリアに対する戦いはサウジアラビアとカタールと彼らの欧米同盟国によって進められているが、その狙いは一つである:シリアを通過するパイプラインで完成するロシアが抑えているヨーロッパ連合の天然ガス市場を打破することであり、以下のようにロンドンのフィナンシャル・タイムズ紙の6月の記事が報じた内容がある:

 「小さいがガスが豊富にあるカタールは過去2年間で30億ドルをシリアの反政府勢力のために支出した。これは他の国家をはるかにしのぐ額であるが、いまやサウジが反政府勢力に武器を供給する面では最大の支援国家になりカタールを越えた。

 カタールの介入のコストは、その国際的投資ポートフォリオのわずかな部分である。しかし醜い内戦へと変化したその革命に対する金融的支援は、反政府勢力に対する欧米諸国の支援を小さくみせるほどになった。

 カタールもまたペルシャ湾からトルコへのガス・パイプラインを提案してきたのは、カタールは液化天然ガス生産能力を倍増する野心的計画を達成した後に、世界最大のガス田からの輸出を更に拡大する事を狙っていることを示している」

 シリアから世界大戦が始まる予想を越える原因は、ロシアの外務省スポークスマンであるアレクサンドル・ルカシェビッチにより指摘されたことで、先週彼は、「この犯罪的行為は挑発的なものであるという新しい証拠を掴んでいる」と語ったことだ。「とりわけ、インターネット上を駆け巡っている情報がある。この事件の資料と政府軍への糾弾が、いわゆる攻撃の何時間も前に掲載された。つまりこれは、前もって準備されていた行動だったわけだ」と彼は語った。

 もう一つの「偽旗」攻撃を行うことで、戦争を正当化しようとして、化学兵器による攻撃のビデオを現実にそれが起きた丸一日前に掲載した欧米は、どれほど傲慢で侮辱的であろうか。しかし欧米の夢遊病患者の市民は、過去に何度もあったように騙されるのであろう。

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ロシアの駆逐艦アドミラル・パンテレイェフ

◆5月20日

 ロシアの太平洋艦隊が地中海に数十年ぶりに入ったようだ。キプロスに寄港するようだが、キプロスの直ぐ南にはシリアがある。当然今回のこのロシア艦隊の動きは、シリア問題を視野に入れた動きであることは論を待たない。

 このブログではつとに指摘してきたことであるが、プーチンがロシアの大統領である限り、ロシアがシリアを見捨てるようなことはないであろう。シリアの地上ではシリア政府軍が反政府武装ゲリラたちを駆逐しつつある情勢であるため、武装ゲリラたちが焦ってきて、誘拐を含むさまざまな動きをし始めており、またそれに応えるように、欧米・湾岸アラブ諸国、トルコやイスラエルなどが、動きを活発化させている。

 その欧米側の動きを牽制するのが、このロシアの太平洋艦隊の地中海入りである。シリアの事はシリア人に任せるべき、という明確なスタンスを持ってシリア問題に対処してきたロシアのプーチンは、このシリア問題に対して欧米諸国などが軍事的に介入のそぶりを示しただけで、即反応できる態勢を整えた、ということになるのであろう。
 
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●ロシア太平洋艦隊の艦船が初めて地中海へ
http://www.zerohedge.com/news/2013-05-16/russian-pacific-fleet-warships-enter-mediterranean-first-time-decades
【5月17日 Tyler Durden — Zero Hedge】

 先に我々はアメリカが公式にイスラエルに強襲艦を送り海兵隊を上陸させたということを報じた。この件では、アメリカ海軍は「いかなる世界の出来事と関連もなく、またはなんらかの反応からの動きでも無い」ということを明言した。

 このアメリカの言い訳のような内容を読んで疑惑の念を持つのは、我々だけではなさそうで、ロシアもまたそう捉える国である。そして、歴史的な出来事として、ロシア太平洋艦隊が、数十年振りにスエズ運河を通過し、地中海に入りキプロスのリマソル港に寄港しつつある。これはアメリカとイスラエルがシリア国境沿いに軍を集結させていることに対する十代な警告となる。ロシアは、イスラエル「国防」軍が標的訓練でシリアを使用したことに対して黙って見ている事はしないぞ、という姿勢を見せようとしている。「機動部隊は成功裏にスエズ運河を通過し、地中海に入った。太平洋艦隊がこの海域に入るのは数十年ぶりのことである」と、ロマン・マルトフ一等船長は語った。

 この部隊は駆逐艦アドミラル・パンテレイェフ、水陸両用戦闘艦ペレスベトとアドミラル・ネベルスコイ、タンカーのペチャンガ、それにサルベージ・救出タグボートのフォティイ・クリュロフが3月19日にウラジオストックを出港し地中海部隊に合流することになっている。

 この機動部隊は現在は、大型対潜水艦艦船のセベルモルスク、フリゲート艦のヤロスラーブ・ムドゥリ、サルベージ・救出タグボートのアルタイとSB-921、それに北海・バルチック艦隊のタンカーのレナ、更には黒海艦隊から参加しているロプチャ級上陸用艦船であるアゾフで編成されている。・・・以下略

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中朝国境で厳戒態勢に入った中国軍

◆4月4日

 朝鮮半島で緊張が高まっている。この事態に際し、中国も中朝国境に軍隊を展開し警戒を強めている。チキンレースの再演に一番戸惑っているのは中国かもしれない。中国の戦略問題研究家は、アメリカの戦略を、「究極的戦略目標は中国を包囲し封じ込めることにあり、中国を混乱させ発展を阻害することにある。アメリカが最も恐れる事は、中国が更に経済的・軍事的に発展することである」と認識している、という。

 この視点は案外正鵠を得ている可能性がある。ひょっとして北朝鮮とアメリカは暗黙の内か、あるいは水面下で協調して中国を追い詰めようとしているのかもしれない。理由は、北朝鮮の金王朝の生き残りは中国傘下よりアメリカ傘下での方により強い可能性があるからだ。

 アメリカは例えばサウジアラビアなどの王朝でもアメリカに従順であり資源の貿易などで協調的ならば、その政権を許容する姿勢を持っているが、中国は共産党という原理で国を維持している国家だから、王朝という国家体制はその原理に反する存在形態となり、金王朝の存在は原理的に許容しがたいものとなるからだ。

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●北朝鮮問題で中国軍、中朝国境で厳戒態勢に
http://rt.com/news/chinese-military-korea-alert-184/
【4月2日 Russia Today】

 中国は北朝鮮が韓国やアメリカにミサイル攻撃をするという脅しで緊張が高まった朝鮮半島周囲に軍の動員を開始した。

 アメリカの高官らによると、北朝鮮の「戦争状態」の宣言は、中国人民解放軍(PLA)に北朝鮮との国境地帯に対する軍のプレゼンスの強化に繋がったという。この高官らは中国のこの動きは3月中旬から始まっているという。また軍の移動のほかに戦闘機の準備も進められているという。PLAは現在、レベル1、すなわち最高の警戒態勢にあるという。

 戦車、装甲兵員輸送車を含む中国軍が中朝国境の町に見られる。国境地帯は航空機による偵察飛行が行われている。

 中国は黄海にて実弾射撃を伴う海軍の演習を行っており、8日に終了予定である。この動きは北朝鮮をおおっぴらに支援するためのものと見られている。北朝鮮は5月まで継続する米韓軍事演習に鋭く反発している。

 このニュースはF-22 戦闘機が軍事演習に参加した事に加え、アメリカがフィッツジェラルド駆逐艦を北朝鮮沖合いに展開した時に出てきた。このことのため朝鮮半島の緊張は更に高まった。

 一方、衛星からの映像の分析によれば北朝鮮は短距離・中距離ミサイルを動員している、と見られている。軍高官らは北朝鮮がKN-08中距離携帯ミサイルのテストをする準備ができているという;彼らは準備行動は過去に見られていたという。北朝鮮は3月26日以降、彼らの軍が最高の警戒態勢にあると主張している。

 高官たちは北朝鮮は演習の期間、韓国を挑発するようなことはしないと考えているが、同時に韓国は北朝鮮が最初にミサイルを発射すれば報復攻撃をすると宣言しているため韓国側の誤算で全面戦争になることを恐れている。

 北朝鮮と中国とは防衛条約を維持している。攻撃があった際には中国は北朝鮮を助ける事になっているものだ。このことが実施された最後の時は朝鮮戦争の時であった。この時中国の志願兵が何万人と朝鮮半島に入ってきた。この両国の関係はしばしば「唇歯の間柄」と言われている、と中国軍のスポークスマンは語った。

 高まる緊張が中国と北朝鮮との間の貿易を減少させているが、両国は既に未来の経済的連携を強める計画を作成している。3月27日、高速鉄道と特別旅客高速道路建設の発表があった。

 それでも、多くの中国の専門家らは北朝鮮の韓国・アメリカに対する攻撃的姿勢に不快感を抱いている。ある中国人高官は、匿名を条件にロイター通信に対して、予想不能な金正恩に対しアメリカのこの地域に対するプレゼンスはいい制約となっていると証言した。それが理由で、アメリカ軍がこの地域に増大することに中国は強く批判していないと多くの中国人は考えている。

 それに加えて、中国のウェブサイトとブログは時に、北朝鮮の指導者をバッシングしていることが散見される。慢性的な食料不足の只中で彼がこの地域の状況に対する対応の仕方で外交的ゲームをするなど過ちがある、としている。ある新聞は中国が北朝鮮を放棄するよう公に批判したために発刊停止処分を受けた。

 この地域の危機的状況が深まる中、中国の正確な位置に関する意見が専門家の間でも食い違いを見せている。
 
 アメリカ高官は、中国が主に恐れることは北朝鮮内における秩序の崩壊であり、これが中国領内への大量の避難民を生むことである、と主張している。その他の中国側の懸念は、コルベット・レポートを書いたジェームズ・コルベットによって提示されたもので、彼は、この地域に外国軍が存在することだけで中国も北朝鮮にとっても恐怖になる、という。

 「これは物事を徐々に追い詰めることとなり結果として緊張が破れるところまで行く可能性があると考えている。最近ではB-2核装備の爆撃機が韓国に来たが、これは北朝鮮が恐れるだけでなく、中国にとっても脅威である。中国はこのことを決して喜んではいないと思うので、事態はエスカレートしていると言える」と語った。

 他の者たちは、アメリカの戦略は北朝鮮を不安定化させる方向にむかっているのではなく、中国に向かっていると考えている。中国海軍研究所の専門家であるリ・ジーはロイターに、「究極的戦略目標は中国を包囲し封じ込めることにあり、中国を混乱させ発展を阻害することにある。アメリカが最も恐れる事は、中国が更に経済的・軍事的に発展することである」と語った。

 中国の主要な軍事的権威である退役したルオ・ユアン元少将は、「米韓軍事演習が終了し、金日成の誕生日祝賀行事が終われば、緊張の度合いは軽減していくだろう。そうすれば事態は以前の戦争でもなく統一でもない状態に戻るだろう」と考えている。

 この地域の安定が求められている中、北朝鮮が2月に三度目の核実験をしたことで、3月に国連安保理で北朝鮮に対する制裁決議を取る際、中国は非常に協調的であった。この地域では北朝鮮の最大の同盟国ではあるが、専門家の中には、これは中国のイライラが募っているサインだと考えている者たちがいる。ブッシュ政権下で北朝鮮の核施設の解体にむけた交渉を進めたクリストファー・R・ヒルは、中国の戦略は、「言葉によるものではなく、音感によるものだ」と言っている。

 この決議は、米韓軍事演習と国連の提案に怒り米韓の軍事基地に対する核の先制攻撃を北朝鮮がほのめかした数時間後に行われた。

 この最新の北朝鮮と米韓との間の行き詰まり状態は2月12日、北朝鮮が最後の地下核実験を行った時から始まったと言われている。先週末北朝鮮は、「統一国家の宝である核は何物にも変えがたい価値があり何十億ドルもの援助であっても、放棄することはできない、とし、核の開発を進めると誓約した。

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