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イラクではISILの攻勢に対抗するため200万人の志願兵が出ているという

◆6月17日

 アメリカの中東政策も、イスラエルの視点からみれば、スンニー派の過激派がシリアやイラクのシーア派政権に攻撃を仕掛け、不安定化させることは、イスラエルの利益になるから、よし、とするであろう。どうせ殺しあっているのはアラブ人同士であり、イスラエルにとってはいくらでもやればいい、とほくそ笑んでいることであろう

 だからアラブ人がもう少し世界戦略的視点から物事を見れるようにならねば、何時までたっても彼等は欧米・イスラエルの手玉に取られっぱなしのままであろう。ただしこれで本当にこの過激派が力を持って、中東に占領地域を広げていけば、やがては彼等が言っていたように、欧米諸国へとそのテロ活動は拡大していくことになるであろう。
 

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●アメリカのイラク「勝利」 -その2 最終章-
http://www.paulcraigroberts.org/2014/06/14/washingtons-iraq-victory-paul-craig-roberts/
【6月14日 By Paul Craig Roberts】

議会もメディアもアメリカ政府のイラクに対する姿勢の変化について知ろうとする意欲は見られなかったので、「イラクの脅威」というものはアメリカ人にとってはミステリーとして残ることになるだろう。 

 しかしイラクを恒常的な戦争地帯にしたアメリカの誘導した暴力沙汰がなければ、イラクを纏めていた政府であった世俗政権だったサダム・フセインの政府の破壊の結果は、アメリカがイラクを占領する際の規模あるいはそれ以上の暴力沙汰が何年も継続するものとなった。

 アメリカ政府は人道的配慮に欠けている。覇権こそがアメリカが唯一考えていることだ。アフガニスタン、リビヤ、ソマリア、パキスタン、イェメン、ウクライナ、シリア、そしてイラクと、アメリカは死をもたらすだけであり、この死がイラクで継続中だ。

 6月12日、イラクの第2の都市である人口50万人のモスル、アメリカの「自由と民主主義」的解放の恩恵を受けた都市から、アメリカが訓練をした軍がアルカイダの攻撃の下で崩壊したため人々が逃げ出した。アメリカが樹立させた政府はバグダッドが次ぎの攻撃対象ではと恐れる中、アメリカに対しアルカイダの部隊に対する空爆を要請した。

 ティクリートとキルクークも落城した。イランは革命防衛隊の2旅団をアメリカが樹立したイラク政府の援護のために派遣した。(この記事が出た後で、イランのロウハニ大統領が、イランがイラク政府を支援するため軍を派遣したということは無いと否定した。欧米メディアは再度、間違った事を間違って報道する過ちをおかした)

 アメリカが「自由と民主主義、女性の権利のため」サダム・フセイン政権を転覆させたプロパガンダを覚えている人はいるだろうか? 我々は当時イラクには存在しなかった、「ここに来る前にはあちらにいた」アルカイダを倒さねばならなかった。ネオコンの約束である、数週間で終わる「朝飯前の戦争」だというのを覚えている者はいるだろうか? イラクの石油収入で賄える700億ドルしかかからないというのは?ブッシュの経済アドバイザーが2000億ドルはかかると言って解雇されたのはどうか? 実際のイラク戦争の経費はエコノミストのジョセフ・スティグリッツとハーバード大学教授のリンダ・ビルメスが3兆ドルという数字を出している。

 アメリカ政府が、イラクはアメリカによって自分の足で立つ事ができるようになり、民主主義国家として誰もが安全に、そして女性にはその権利が与えられると約束したのを覚えているであろうか? 今の状況はどうであろうか?

 イラクで二番目の大都市であるモスルはアルカイダの勢力によって占領されてしまった。これらの勢力はアメリカ政府が何べんも、完全に一掃したといってきた勢力である。これらの「一掃された」勢力が、イラクの第二の都市を支配下におき、その他の地域をも治めているのだ。

 アメリカ政府がイラクのことを任せた人物はアメリカ政府に対し軍事援助を要請し、空爆をこれらの勢力に向けてやって欲しいと膝を折って頼んでいる。これらの勢力は不能なブッシュ政権がイスラム世界に放った者たちである。

 イラクとリビヤでアメリカ政府が成し遂げたことは、またシリアでなそうとしていることは、聖戦主義の過激派を抑えていた政府を破壊する、ということだ。この聖戦主義過激派政府がイラクとシリアを飲み込むという展望にアメリカ政府は直面している。中東のネオコンによる征服ということが、アルカイダの征服になりつつある。

 アメリカ政府はパンドラの箱を開いてしまったのだ。これこそがアメリカの中東において成し遂げたことである。イラクがアルカイダの手に落ちるとしても、アメリカ政府はこのアルカイダ勢力に対し、シリアでは重火器の支援をしている。アメリカ政府が樹立したイラクのバクダッドの政府を防衛するため、軍を送ったのは悪者にされているイランである。

 アメリカ政府のこの状態より愚かに見える国がありうるであろうか?

 我々が導きだせる一つの結論は、アメリカ政府を定義する高慢と思い上がりがアメリカ政府をして国家的で論理的な決定をする事をできなくさせてきた、ということだ。誇大妄想がアメリカ政府を支配している。
 
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ISILと戦うため志願したイラクの志願兵たち

◆6月17日

 シリアで行動していた「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」がシリア攻略が困難と見たのか、その矛先をイラクに向け首都バクダッドに向けて進撃中だ。イラク戦争(2003年)が始まる前、違うブログで筆者はイラク戦争は20年戦争になると指摘したことがあった。サダム・フセインという国家を纏めていた箍を外したのだから、当然の結論であったが、2003年当時から既に10年以上経過し、「イラク戦争」は正に継続中である。

 アメリカの中東における外交政策が迷走している。嘘八百を並べてイラク戦争を開始し、イラクという国家を荒廃に導き、その落とし前はつけていない。今イラクを攻撃しているISILに対して、シリアではアメリカは彼等に武器を供給してきている。彼等の矛先がシリアからイラクに変わったとして、アメリカは自分達が樹立したイラク政権を支援するのであろうか?シリアのアサド大統領は対ISIL戦でイラク政府を支援する用意があると言っている。アメリカも空母をペルシャ湾に移動させ支援の姿勢を見せている。イランもまたイラク政府を支援する用意がある。イラクのISILを叩く為、アメリカは今まで敵対していたシリアとイランと共同戦線を組むのであろうか?

 もしイラク政権を支援するとすれば、シリアではISILを支援し、イラクではISILの破壊に手を貸す、という矛盾した政策となる。アメリカの中東における政策はイスラエルの利益が中心だから、このような矛盾した政策になるのである。しかもこのISILはアルカイダの分派という立場上、アメリカのテロ集団のカテゴリーに含まれる存在であり、論理的にもアメリカはISIL打倒に立つべきなのだ。どうするつもりであろうか?

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●アメリカのイラク「勝利」
http://www.paulcraigroberts.org/2014/06/14/washingtons-iraq-victory-paul-craig-roberts/
【6月14日 By Paul Craig Roberts】

 アメリカの市民は彼等の政府がなぜイラクを破壊したのか、分かっていない。「国家安全保障(省)」は知る事を阻止している。「国家安全保障(省)」は、アメリカ政府の犯罪をその背後に隠しているマントである。

 ジョージ・H・W・ブッシュ、元CIA長官でロナルド・レーガンによって副大統領に抜擢されたこの人物だが、最後の抑制の効いたアメリカ大統領であった。このブッシュがイラクを攻撃した時は限定的な作戦で、その目的はサダム・フセインがクウェートを併合することを阻止することにあった。

 クウェートはイラクの一部であったが、欧米の植民地主義勢力は新しい政治的国境線を作り出した。イラクからクウェートは独立した石油王国として台頭してきた。レポートによれば、クウェートはイラクとクウェートの国境を貫く角度でイラクの油田の掘削をしていたという。

 1990年7月25日、フセインはクウェートとの国境沿いに軍を集結させ、このブッシュ大統領の大使であるエイプリル・グラスピー女史に、ブッシュ政権がこの状況に対し何か意見があるか、と尋ねた。以下がグラスピー大使の回答である:

 「我々はアラブ対アラブの紛争については何の意見も無い。ベーカー国務長官も、1960年代にイラクに与えた、クウェート問題はアメリカとは関係がない、という指示を強調するように指導してくれた」。

 この文章によれば、サダム・フセインはアメリカの高官によって、アメリカは彼の邪魔はしない点について保証されたことになる:

 「翌日開かれた記者会見で、国務省スポークスパーソンのマーガレット・タットワイラーは記者に尋ねられた:

 「アメリカはイラクがクウェート国境に3万名の軍隊を集結させていることで外交的なメッセージを送ったのか?アメリカ政府から抗議的交信がなされたか? これに対し彼女は:そのような抗議については全く何も知らない」

 「7月31日、イラクがクウェートに侵略する2日前、近東問題担当のジョン・ケリー国務次官は議会に対し、’アメリカはクウェートを防衛する点についてはなんらのコミットメントもしていない。また、アメリカはイラクに攻撃された際、クウェートを防衛する意図は持っていない」

 これは意図的にサダム・フセインを罠にかけたということか、あるいは、イラクがクウェートを奪取することでブッシュ家の中東ビジネス関係者らからの慌てふためいた声が上がったのだろうか?

 この劇的で突然の完璧なアメリカの姿勢の変更を説明するのが何であろうと、それがイラク戦争という軍事行動を起こす理由には不足だった。

 1990年から2003年までイラクはアメリカ政府に対しては受容できる存在だった。突然2003年、イラクは受容できかねる存在となった。我々はその理由を知らない。我々は嘘八百を聞かされた:サダム・フセインは大量破壊兵器を持っている。「アメリカの都市の上空のきのこ雲」という異様な光景が国家安全保障アドバイザーによって語られた。国務長官は国連に出向き、嘘の情報でイラクに対するアメリカの侵略を正当化しようとした。際立っていたのが、サダム・フセインの世俗政府が、「アルカイダと関係している」というものだった。9月11日同時多発テロの首謀者という非難を受けている彼等だ。

                      その2に続く

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大統領選の勝利後に「恩赦」を発表するシリアのアサド大統領

◆6月10日

 シリアはレバノンと同様、さまざまな宗教を信じる人々が平和裏に生きてきた国であった。決してアサド大統領が属するシーア派の分派であるアラウィ派だけがいい目を見るような国家であったわけではない。少数派にも多数派にも、先ずシリアという国家とその国民という意識が強い国であった。アサド大統領はアラウィ派でも彼の妻はスンニー派出身である。彼がスンニー派に対し、弾圧的な行動を執ることは妻に対しそれをする事に繋がる。

 この中東でも珍しいモザイク国家でありながら、紛争の少なかったシリアに紛争をもたらしたのは、欧米、トルコ、イスラエル、アラブ湾岸諸国などであり、簡単に言えば、欧米側勢力に頭を下げないイランと同類であると見做された為、イラン攻略の前哨戦としてシリア攻略が計画されたのだ。

 欧米は民主的に選出されたアサド大統領の体制を転覆させようとすることで、アラブの専制君主体制と一緒になってシリアの反体制派を支援している。「アラブの春」とは「アラブの民主化」のことである。そうだとすれば、欧米はシリアやイランなど民主的選挙が行われている国よりも、サウジアラビアやアラブ首長国連邦などの専制国家を民主化せんとする勢力を支援すべきであろう。

 このシリア攻略作戦は現在進行中のウクライナの紛争とも繋がっている。欧米に頭を下げないロシアからウクライナを引き抜くことで、ロシアの弱体化を狙う作戦である。これら一連の作戦の到達目標は、新世界秩序である。これこそ世界単一政府の地球規模の独裁体制のことであり、反民主的体制の頂点となるものである。しかし彼等の目論見は失敗しつつある。

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●シリアの大統領選:アサド支持は本物であることを証明 -その2 最終章-
http://en.alalam.ir/news/1600326

 ある者たちは、政府は教育、医療、その他の分野における支援が厚いので支援する、と言っている。内戦の前には、シリアは世界でも最も安全な国家としてしばしば称賛されていた。

 多くの者たちは、この48歳になるイギリスで訓練をつんだ眼科医が経済を復興させたことを認めている。自由市場改革の下、ダマスカスやその他の都市ではモール、レストラン、消費財、観光産業の興隆がなされている。

 彼のダイハード的な支援者にとって、彼は欧米の帝国主義と戦い、セクト間での戦争によって荒廃した地域で規律を取り戻し、安定をもたらしている愛国的英雄なのだ。

 「アサドに投票することは義務だと思う」と、45歳の公務員であるアルファン・ジュムラは語る。「我々は彼が国家にしてくれたことを知っている:学校、教育、電気」と彼は語った。「私は貧民地区に住んでいるが、我々に与えられたものを見てきている。これは重要なことだ」と彼は語った。

 シリアは複数の宗教と少数民族を受け入れている、寛容でオープンな国だということを誇りにしていた。しかしその状態は紛争によって引き裂かれ、戦闘で過激派が勃興した。不穏な状況は内乱に発展し、武装反政府勢力内で、完全に支配的になる前に、外国人戦士とテロリスト・グループは反政府勢力内で力を増していた。

 このグループが占領したシリアの一部では、アルカイダから分岐したイラクとレバンテのイスラム国家というグループが厳しい規律を設け、敵を公開処刑し、音楽を禁止し、キリスト教徒には保護を与える為の税を取り立てている。この民兵らは毎日のように自爆テロ作戦を行っている。 

 これが多くのシリア人の紛争に対する見方を厳しくした、彼等は戦いはこれら外国の過激派民兵に対するものだと見ている。

 弁護士のサレによれば、こういった超保守の戦士らに対する恐怖が、ある面アサドに対する支援になっている、と語った。
 「過激派は誰にとっても危険である」と、彼女は語った。彼女はアサドの顔、シリア国旗、「ハイ、我々はあなたを愛する」と描かれているTシャツを着ていた。

 紛争が起きる前は、「彼等の宗教はなにかと誰かに尋ねることに戸惑っていた。シリアではそういうことは持ち出さなかった」とサレは語った。シリアでは、我々は信仰のモザイクのようである」と彼女は語る。

 それから彼女は選挙管理委員会を差した:投票を監督している、一人は頭巾を被って机の背後に座っている三人の女性がいる。「選挙管理委員会を見てください。彼等は過半数を占めているスンニー派の人々です」と彼女は語った。

 一人のマハという女性公務員は、もしも反政府派が権力を握ったらシリアにおける生活はどうなるだろうか、というサレの懸念に共鳴した。髪はきれいにカットされ頬紅を塗っているマハは、もしもアサドが負けたら女性の自由がどうなるか心配だと語った。

 「アサドは女性の権利を擁護し自由を与えた」とマハは語った。「反対派はこの国を後戻りさせた」と語った。

 このような感情は多くの外国にいるシリア人も共有しているし、投票のために帰国した者たちもいる。

 ダマスカスからきた23歳のズーハは、ベイルートで修士号を持って仕事をしているが、彼女はもしもシリア政府が崩壊すれば、穏健派の反対派は「権力を握るチャンスは無く、大規模な混乱状態に陥るだろう」と語った。

 ベイルートでインタビューして、アサドの「ビッグ・ファン」ではないけれど、彼女はアサドに投票したと語った。

 多くのシリア人とアナリストは、今や4年目に入ったシリアにおける流血沙汰に疲れてしまったことが重要なポイントになるという。、

 「3年間だよ、もううんざりだ」と、ダマスカス・ホテルの改築工事で働いている技術士の40歳になるモアタツは語った。他の反対派の誰かでも国を引っ張っていけるかと聞くと、彼はアサドだけが思い切った行動を執ったと語った。彼は、自分の親族の誰も紛争で死んでいないが、それでも彼は「我々は国を失った」と嘆いたと語った。

                                    (了)
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国民からの圧倒的支持を得て、アサド大統領が再選された

◆6月9日

 先週火曜日(3日)にシリアで大統領選挙が行われ、現職のアサド大統領が再選を果たした。88.7%の圧倒的な得票率であった。3年以上にわたる「内戦」を戦い続けながら、これだけの支持を得たということは、彼の治世がシリア国民の支持を広範な形で受けていたことを示している。

 このブログでは内戦の最初から、ずっと一貫してシリアのアサド政権の正当性を指摘してきたが、その正しさが証明されたとも言えよう。以下の記事もアメリカのAP通信が行ったインタビュー内容も含め、客観的にみてもアサド政権の正当性が認められる内容となっている。

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●シリアの大統領選:アサド支持は本物であることを証明 -その1-
http://en.alalam.ir/news/1600326

シリアの大統領選挙では、アサド大統領が過半数を占めるスンニー派からの支援も含めて、国民的支持を集めたことを示した。

 シリアのキリスト教徒とイスラム教少数派のアラウィ派もアサドを支持した。このアラウィ派が権力を握っているのだが、アサドが失敗すれば彼等の運命がどうなるかという懸念を持っていた。

 スンニー派の支援が無ければ、アサドの支配はずっと以前に内戦の最中に崩壊していたことだろう、と活動家は言う。この内戦では16万人が死亡、人口の3分の1になる2300万人が移住を余儀なくされ、国土の多くが破壊された。

 6月3日、シリア人がに圧倒的にアサドに次の7年間の任期を与える様子を示した。彼は88.7%の投票を獲得した、とその夜に議会議長が発表した。

 この選挙は戦闘が続く、反政府勢力の支配するところではボイコットされ無視された。アメリカのケリー国務長官は欧米人の中で、選挙を「壮大なるゼロだ」と呼び、否定した者たちの一人である。

 アサド大統領の一番手ごわい相手も、アサドが2000年より国家を率いて、実質的な支援を得ていたと認めた。「もしも少数派だけがアサドを支持していたとすれば、反政府勢力が国家を乗っ取っていたであろう」と、35歳の弁護士でスンニー派であることをいやいや認めたウィド・サレは語った。

 「しかし過半数を占めるスンニー派が彼を支持したので、彼等はシリアを今まで堅持できたのだ」と彼女は語った。

 サレのコメントはスンニー派で中流クラスが支配的な地区でAP通信がインタビューした人々の声に共通するものである。これはレバノンに難民として逃れた人々も含む、さまざまな政治的背景の人々とも共通のものであった。ダマスカスにおけるこのインタビューは政府の役人がいないところで行われたものである。

 アサドの支持者は、彼等がアサドを支持する深い理由を示している。それは紛争に対する疲弊問題、反政府側勢力のお互いの不信、テロリスト・グループの勢力増大などが絡んでいることを示している。

                              (その2に続く)

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ユダヤ系ボルチェビキによりウクライナの人工的飢饉が生じた

◆6月3日

 3月26日号の「米支援のウクライナのティモシェンコ元首相はロシア殲滅を呼びかけた」で、「要するに彼は、ウクライナを暴力的クーデターで権力を握るまでの、”ヒットラーの突撃隊”の役割をさせられたのであり利用されたのであり、それが終われば、危険人物としてお払い箱となったのだ。そして狡猾なユダヤ系が徐々にウクライナを占領していく筋立てであろう」と指摘したが、結局はユダヤ系がやはりというか、権力を握る事になった。

 ウクライナ人はこれから、自分達が選んだ権力者達によって、骨の髄までしゃぶられていくことになるだろう。そしてユダヤ人たちは再び、ウクライナ人を搾取することで、ますますその富を増大させていくことになるだろう。それがいやなウクライナ人は、再びやってくる次の選挙で、親ロシアの人物を大統領に選ぶしか方法は無い。

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●ウクライナ:シオニスト・アメリカの新ユダヤ植民地 -その3 最終章-
http://www.darkmoon.me/2014/ukraine-zionist-americas-new-jewish-colony-by-lasha-darkmoon/
【5月31日 By Dr Lasha Darkmoon】

 ポロシェンコとヤツェニュークの両者とも自分達がユダヤ系であることを最大限に隠そうと努力したことを指摘するのは興味深いことであるが、更に言えば、彼等の「秘密としていた」ユダヤ系だという事実を暴露したのが、興味深いことだがユダヤ系のデイリー・フォワード紙であり、イスラエルのハアレツ紙であることを指摘しておく。

 ユダヤ系ボルシェビキの手による人工的な虐殺的な飢饉で苦悩した国家のウクライナでは、ジド(ユダヤ人)という言葉は最も忌み嫌われる言葉となっているので、ポロシェンコとヤツェニュークの両者が自分達がユダヤ系であることを隠そうとしたことは驚きには値しない。

 ジューイッシュ・デイリー・フォワードの記事によれば、ポロシェンコのスポークスマンはフォーブス・イスラエルに対して、彼女のボスの名前を世界的ユダヤ富豪のリストから削除するよう要請したという。

 同じ卑劣な振る舞いは首相のヤツェニュークにも当てはまる。彼はユダヤ系アメリカ人と傀儡的女流名人のヴィクトリア・ヌーランドには「ヤッツ」として知られている。

 オックスフォード大学に基盤を持つオックスフォード・アナリチカという独立系戦略的サルティング企業によれば、自分は純粋はウクライナ人だというふりをしていたヤツェニュークは「1974年にチェルニフツィでユダヤ・ウクライナの両親から生また」、という。

 2009年10月、イスラエルのハアレツ紙は、ヤツェニュークに恥知らずにも異邦人として通そうとするよりも、自分がユダヤ系であることを高らかに宣言するよう促す記事を掲載した。この新聞はウクライナのユダヤ人指導者らによるヤツェニュークをユダヤ人であることを知らしめるための努力を描写している。

 「イランのアハマディネジャド大統領はユダヤ人ではないが、2010年のウクライナの大統領選挙の候補者であるアルセニ・ペトロヴィッチ・ヤツェニュークは、結局ユダヤ人である」と、この新聞は指摘した。

 3週間前、ユーリー・ドゥビンスキーが黒い帽子を被りテレビに出演し、自分はハリコフのユダヤ人共同体議長であると自己紹介した。これは明らかに議論を呼ぶものではあるが、ドゥビンスキーはハリコフの全てのユダヤ人の名において語っているだけでなく、またウクライナの全てのユダヤ人の名においてだけでなく、全てのユダヤ人のために語っていると宣言した。

 彼はいかなる政党にも属していないが、ユダヤ系ということでヤツェニュークを支援すると語った。ユダヤ人の名において、恥ずかしく感じるためではなく、誇り高きユダヤ人として自らを宣言するよう、候補者に要請した。彼の母親はメンバーがタルムードを書いた古い家柄の子孫であるが、彼の妻であるテレザはイスラエルの外務大臣を含むグル王朝の子孫である。ルバヴィッチャー・レベの信奉者たちは自分のことをユダヤ人であることを否定するヤツェニュークを非難する長い手紙を公開した。

 ホロドモール虐殺の記憶がまだ新しいユダヤ人嫌いの根深い地であるウクライナで、ユダヤ人の大統領とユダヤ人の首相を抱え込むことになろうとは、信じがたいことだ。傷口に塩を塗る為、ユダヤ人のヴィクトリア・ヌーランドはポロシェンコとヤツェニュークを権力の座に据えるため、アメリカ人納税者の金である50億ドルで彼等を支援した。

 アメリカとNATO諸国から多く成り立っているハゲワシ団体は、今やウクライナの死骸の周囲に集まり、それをついばむ準備をしている。民営化というのが、再びゲームの名称だ。ユダヤ系オリガルヒはエリツィン時代のソ連に対して行ったやり方を繰り返すため準備運動をしている。
 ポロシェンコとヤツェニューク両者ともウクライナをIMFの慈悲深い手に渡そうとしている。緊縮財政、失業、そして貧困の増大だ。おおくの人々が苦しむようになり、わずかな者たちが栄えるだろう。そしてこの国家の新しい略奪劇から最高の利益を引き出す者たちはユダヤ人であろう。

 ウクライナは「ジュークライナ」と新たに命名されるかもしれない。この国はシオニスト・アメリカの新たなユダヤ植民地となった。

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