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催涙弾を一斉射撃するトルコの機動隊

◆6月12日

 トルコでのデモ騒ぎは収まる気配がない。エルドアン首相は強硬手段に打って出て一時はタクシム広場からデモ隊を一掃したようだが、彼らは再びこの広場の奪還を目指して、警察の機動隊らと衝突している。

 この様子はまさしく、「アラブの春」のそれと同じである。トルコ人はアラブ人ではないから、アラブの春とは言えないが、トルコの春とは言えるだろう。大衆が立ち上がり、素手で政権に抗議運動を展開し、政権の打倒を目指す運動である。

 エルドアン政権がタクシム広場を強硬手段で開放しようとしていることで、却って民衆の反発を買っているから、この抗議運動は収まるどころか益々その勢力を強めて、本格的な政権打倒運動へと拡大していくことになるだろう

 シリアのアサド政権を陰謀で打倒しようとしたトルコのエルドアン政権が、今度は自らが、「本物」の大衆運動による政権打倒の運動で、窮地に立たされることなるのである。このことをこのブログでは早くに指摘し、予言してきたのである。それは、時代がそのような時代に入ってきているからである。つまり、己の行為の反射を時間の経過を大きく取らず、直ぐにも受ける時代にはいっているからである。

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●イスタンブール戦闘区域:デモ隊はタクシム広場奪還を図る
http://rt.com/news/protesters-reclaim-taksim-clashes-549/
【6月11日 Russia Today】

 タクシム広場から追い出された数千人のデモ隊が奪還を図ってきたので機動隊は催涙弾を一斉に発射した。厚い煙が広場を覆った。

 ロイターは目撃者の話とし、トルコの機動隊は放水車を広場中央に進めることで数千人のデモ隊を狭い路地に押し込んだ、と報じた。群集を散らそうと、機動隊はタクシム広場から去ることができない身障者であるデモ隊員に放水を浴びせた。その前に、デモ隊は警察と対峙し、警察が現場を去るよう馬鹿にして叫んでいた。

 デモ隊の人々の中には色鮮やかな発火信号と花火に点火する者もいた。火は広場の各方向からも見ることができた。

スローガンを叫び花火を投げながら数万人の人々は広場から逃げ出し、目撃者によればゲジ公園へ向かったという。そこでも催涙ガス弾が発射されたが、イスタンブールのムツル知事が、タクシム広場からデモ隊は一掃されたと語った直後、機動隊とデモ隊はタクシム広場に戻り以前より激しく催涙弾と放水が使用された。

 「我々は我々のやり方で何処までも、昼夜問わず、一握りの者たちが一掃されるまで、そして広場が人々に開放されるまでやり続けるだろう」と、知事はテレビ放送で語った。

 11日早く、警察とデモ隊は広場の新しいバリケード付近で衝突した。数百人の警察官が催涙弾と放水車で朝から陣取っていた新しいデモ隊を追い出すことで、タクシム広場を制圧した。 



 この襲撃でバリケードと横断幕は取り除かれた。エルドアン首相は革命のシンボルと見做す「ボロ布」を警察が取り除いたことを称賛した。

 11日の衝突で骨折や頭部の負傷があったとし、少なくとも18人が負傷した、と医療関係の高官が語ったとAFPが報じた。

 ロシア・トゥデイのスペイン駐在員はこの騒動の渦中で生放送を行い、催涙弾の一斉射撃に遭い、直撃弾を受けた。

 一斉逮捕に遭って、デモ隊参加者らはエルドアンとの対話に対する展望に信頼を無くしたと語った。エルドアンは13日にデモ隊の指導者らと対話をすると数時間前に語っていたのだ。

 12日にはデモ隊の扱いに抗議する30人から70人の弁護士らが、イスタンブールの法廷の前で拘束されたと言われている。

 今回のデモ隊のニュースは、アンカラの通りでも抗議運動が続いているので、どんどん入ってきている。11日の夜、警察は戦術面で催涙ガス使用に踏み切った。ツナリ・ヒルミ通りに突入した際、店主、レストランオーナーらは客らと一緒になって店を閉めて催涙ガスから逃れた。首都では衝突の目撃談が継続して入ってきている。

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トルコの反政府デモは激化している

◆6月4日

 トルコでの反政府デモが止まない。エルドアン首相は「独裁者」と呼ばれ始めている。死人も出ている。このようにして、シリアのアサド政権に対する、偽の反政府デモを支援してきたトルコのエルドアン首相と彼の政府が、逆に「独裁者」とののしられ、激しい反政府デモの洗礼を受けているのである。

 今回は記事は短く、多くの写真を掲げる事にする。これを観ると、トルコの女性が意外にデモの前線で体を張って頑張っている姿を見ることができる。またデモ隊はトルコ国旗を掲げて抗議運動をしている。かつて日本の左翼の学生が赤旗などを掲げたのとはわけが違う、本物の愛国的運動なのだ。

 このようにして、他国への言われない侵略的攻撃を影から支援してきたエルドアンの政府が、自らの国民の猛抗議を受けて、その政権が揺らいでいるのである。天の法則を思い知ったであろう。このブログでつとに指摘してきたように、不正の手段で他国を貶めようと工作すれば、その同じやり方で、自らがやられるのである。

 これは日本についても同様である。日本を貶めようとする国があるが、あること無いこと嘘八百を並べて非難し、日本を悪者にしようと画策する国は、自らが発したその悪意の故、それが自らに反射してきて、近い内にとんでもないことが起きるようになるのである。恩を仇で返す国家の未来に繁栄はなく、逆に哀れむべき結果になっていくのである。見ていれば分かることだ

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●トルコ:拡大する反政府デモ
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2334989/Turkey-protests-Twenty-year-old-protester-KILLED-Turkey-taxi-mows-demonstrators-fourth-day-violence-growing-Islamic-influence.html
【6月2日 Mail Online】

 タクシム広場で比較的静かな夜が過ぎた昨日、数万人のデモ隊がイスタンブールに集まった。このタクシム広場はデモ隊が装甲車とヘリコプターで支援された機動隊と二日間にわたって衝突した場所である。

 現場の雰囲気は多少穏やかで、エルドアン首相の退陣を要求する歌を歌ったり、他の者たちの中にはダンスをする者たちもいた。。警官は余り目だ立たないところにいる程度である。

 それでもアンカラのキズレイ地区では警察は数千人のデモ隊が反政府のスローガンを唱え交通を遮断したため催涙ガスを使用した。

 昨日の雨でタクシム広場に集まる人の数は最初は少なかったが、人々の抗議への熱を冷ますことは無く、後になって数は膨れ上がった。

 「我々は最後まで闘う」とアキンは語った。彼は車の貿易に携わっているが、この4日間はタクシム広場に留まっている。「我々はここを去らない。唯一の解決は政府が瓦解することだ。我々は常に締め付けをするこの抑圧的な政府にほとほと嫌気が差しているのだ」と彼は語った。

 トルコ全土で5月31日と6月1日で、おおよそ90もの別々の抗議運動が発生した、と高官が語った。医療関係者によれば、1000人以上がイスタンブールで負傷し、アンカラでは1000人に更に数百人くわえた数の人々が負傷したという。











 

反政府デモで揺れるトルコ

◆6月3日
 
 トルコで反政府デモが起き、千人弱の人々が拘束され負傷した。導火線となったのはイスタンブール市中央にあるタクシム広場の再開発計画であるが、デモ騒ぎが拡大しているのは、エルドアン首相と彼の公正発展党のやり方に対する不満があるためだ。

 その核となる問題は、5月14日号「爆弾事件でエルドアン政権に抗議運動勃発」で既に示されているように、トルコが隣国シリアを欧米・イスラエルと一緒になって攻撃し、アサド政権の転覆を図っているからだ。

 3月4日号「フランス・トルコ:アサド大統領暗殺計画」で以下のように指摘した。「アサド政権の大統領を含む重鎮らが暗殺の犠牲者にならず、このまま紛争が継続すれば、反政府勢力は徐々にシリアから駆逐されていくはずである。反対にトルコ、サウジアラビア、カタールなどに反政府運動が活発化し、対シリア工作も力を失っていくであろう」

 今、まさにその事が起きているのだ。人を呪わば穴二つである。複雑な宗教的・民族的構造を持つシリアでアサド政権が、その均衡を巧みに取りながら、徐々に改革を推し進めてきているが、そのアサド政権を言われもなく非難し攻撃するトルコ自身が、内部から(外部からではない)の真正の反政府デモによって政権が揺らぎだしているのである。このブログで予言したとおりである。

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●トルコ:反政府デモで1000人弱の負傷者
http://www.independent.co.uk/news/world/europe/turkey-almost-1000-hurt-as-istanbul-antiregime-protests-continue-8640814.html
【6月2日 REUTERS】

 トルコではここ何年も無かった最大の反政府デモが起き、イスタンブールではデモ隊に対して警察は催涙ガスと放水車で対抗した。

 エルドアン首相は権威主義的になってきたとして批判されてきたためか、テレビで急いで沈静化を呼びかけ、警察に対しても行き過ぎがあったことを認めるそぶりを示した。

 しかし彼は市中心部のタクシム広場の再開発の計画は進めることを宣言し、この問題が緊張を高める口実に利用されていると語った。しかし後になって、この高まった緊張状態を沈静化するため、警察はイスタンブールの広場から撤退し、バリケードを撤去し、数万人のデモ隊が占拠するのに任せた。

 このタクシム・ゲジ公園での抗議デモは再開発計画のため木々が伐採された27日の夜遅くから始まったが、それがエルドアン首相と彼のイスラム教的色彩の強い公正発展党(AKP)に対する抗議のデモへと拡大した。

 権力を握ってきたこの10年間、エルドアンはトルコの経済をヨーロッパで最も早い成長するものとしたし、彼自身もトルコで最も人気のある政治家である。しかし、批評家らは彼の権威主義的姿勢と、彼らが言う、私生活と政府の公務との混同があると指摘している。 

 ここ数週間での酒類販売制限の強化と公的場所での愛情表現に対する警告とが抗議デモを惹き起こした。多くのトルコ人は更に、政府の政策でシリアでの扮装にトルコが欧米によって巻き込まれることになることを懸念している。

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ゴラン高原でのイスラエルの軍事演習(5月5日)

◆5月23日

 シリアの紛争で、隣国イスラエルにも飛ばっちりが行っているようで、シリアとイスラエルの間で国境を越えた砲撃などが散発的にあるようだ。これが本格的な紛争になどに発展しなければいいのだが、と思わざるを得ない。

 シリアもイスラエルがシリアの内乱に絡んでいることを知っているから、イスラエルに対する敵意は以前に比べても高まっているはずだ。それにヒズボラ向けの武器だと主張しシリア領内の軍事拠点を空爆し、多くの兵士を殺していることもあるから、イスラエルに対して、理由があれば、砲弾を撃ち込んでもみたくなるであろう。

 イスラエルはしかし、シリアにはロシアのプーチンがしっかりと付いていることを知っているから、シリアと本格的な戦争をする気は無いであろう。あくまで、黒幕に徹し武装ゲリラに対する武器の支援や軍事顧問を送るなどの間接的支援だけで済まそうとするはずだ。

 唯一困るのは、現場での砲撃の応酬がエスカレートしていくことだ。両国の首脳が事態を掌握し、これ以上事態が悪化しないよう、コントロールすることに徹底するべきであろう。

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●イスラエル・シリア:国境沿いで撃ち合い
http://rt.com/news/israel-fires-shots-syria-560/
【5月21日 Russia Today】

 イスラエル軍は、シリア国境沿いの標的に「報復のための」射撃を行ったが、これに対し、シリア側もゴラン高原に駐車中のイスラエル軍車両を破壊した、と主張した。これは今週三回目となる国境での撃ち合いである、とイスラエルのメディが報じた。

 イスラエル軍がロシア・トゥデイ(RT)に示した映像には、イスラエル側の射撃に対してお返しとしてのシリア側からの射撃の様子が映し出されていた。

 イスラエル軍は、シリア軍がゴラン高原に駐車してあったイスラエル軍用車両に損害を与えた後で、イスラエル軍が「正確な報復射撃」を行ったと語った。

 シリア軍が報復としてイスラエルの車両を標的として成功裏に破壊したとテレビで声明を発表した後、「我が軍は、イスラエルの車両と車内の一切のものを破壊した...この車両は休戦ラインを超え、解放されたシリア領内であるビル・アジャム村に向かって移動していたものである」と語った。

 これはシリア政府がイスラエル領内に対する射撃を認めた初めてのことになる。

 イスラエル政府はこの主張を否定し、イスラエル軍のラジオ放送は、20日の出来事は今週起きた国境越えでの撃ち合いで三度目のものだとし、軍はこの問題を憂慮すべき出来事と考えている、と語った。

  イスラエルの参謀総長のベニー・ガンツ中将はシリアのアサド大統領に対する警告を発し、シリアの指導者は、もしも更なる攻撃がイスラエル軍に対し成される場合には、「その結果に責任をとらねばならない」と語った。

 国境越えの撃ち合いという出来事は、シリア内乱が継続する中、ここ数ヶ月で頻繁に起きるようになっている。

 シリア内部の紛争による射撃は断続的にゴラン高原で起きている。これに対しイスラエルは突発的出来事としてきた。しかしながら、イスラエルは時に撃ち込まれる弾丸や稀には迫撃砲弾に対する報復の射撃をしてきている。

 イスラエルが行ったとされている5月初旬の空爆はシリア領内の軍事拠点を攻撃したもので、数十人の兵士が殺害された。

 イスラエルはこの攻撃に関する公式見解は述べてないが、シリア経由でレバノンの敵が武器を取得する可能性がある場合にはいかなる手段も辞さないということは語った。

 ロシアのプーチン大統領は一週間前にイスラエルのネタニヤフ首相と会談を持ち、二年間継続しているシリアの紛争が継続すれば、この地域にとって「災厄的結果」をもたらすことになろう、という点で意見の一致を見た。

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中国の無人機

◆5月15日

 中国がステルス無人機を開発、既に試験飛行を残すのみの状態になりつつある。中国の軍事力の増大はこのようにステルス技術の分野でも、急速な進展を見せている。

 この中国とどう対峙していくか、という問題が周辺諸国の喫緊の問題であり、日本もその例外ではない。ここで例によって伊勢白山道のブログからの情報で、重要なものがあるので、紹介しておく。

 「今朝に感じましたことは、日本よりも外国における変化でした。『内部からの崩壊』です。大自然への感謝の無い国は、5月11日をもって分岐点を過ぎてしまったと感じます。他次元での「確定」がされたようです」と、5月14日の記事内容にある。

 これを見れば、大自然への感謝のない国が内部から崩壊する、と読める。大自然への感謝の無い国とは、公害問題が外国にまで及んでいる中国か、と感じさせられる。内部崩壊とは、国内からの革命的政府転覆運動が起きるようなことを意味している、と考えられるだろう。

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●中国初のステルス機、試験飛行へ
http://rt.com/news/china-military-drone-stealth-russia-142/
【5月11日 Russia Today】

 中国軍は、新式無人戦闘機の試験飛行のための準備を進めていることで、アジアの強国がステルス技術で先を争う局面が出てきた、と中国メディアが報じた。

 中国初の無人飛行機(UAV)は、南昌飛機製造公司と瀋陽航空会社で共同開発されたものだ。このプロジェクトは2009年に開始され、この無人機の最初の地上試験が行われたのは昨年の12月13日である。

 この無人機で中国は、ステルス無人機を所有する三番目の国になった。この無人機の試験飛行の準備は整ったと10日、中国航空ニュースが報じた。

 この中国の無人機は人民解放軍空軍、海軍航空隊により戦闘用に使用されるよう企画されている、と中国航空ニュースが報じた。

 また中国の長く時に紛争が起きる国境地帯の追跡、偵察にも使用されるだろう。

 中国政府の無人機の能力を開発する努力は台湾の注目を浴びないわけには行かなかった。台湾は中国と主権とナショナル・アイデンティティーで争ってきている。・・・以下略

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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