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シリアの反政府勢力内では内部抗争が激化している
◆1月16日
シリアの情勢が混乱を深めている様子が以下の記事にあるように、反政府勢力内での内部抗争が激しさを増している、というニュースからも分かる。この内部抗争で10日間ほどの間に1000人以上が死亡しているのだ。
これら反政府勢力の内部抗争を演じている者たちは、殆どが外国からシリアに密入国した外国人戦士である。他国であるシリアに来て、そのシリアに自分達の願うイスラム国を作りたい、という勝手な目標を掲げて、敵対するシリア政府軍や他の過激派グループと戦闘を演じ、そのため一般のシリア国民が生活の場を失い、難民となって諸外国へ流れ出ている状況である。
このような情勢を生み出した元凶が、このブログで一貫して指摘してきた、欧米、アラブ湾岸諸国、トルコ、イスラエルである。特に湾岸アラブ諸国の中でも、最も積極的なのが、過激派の揺籃の地であるサウジアラビアであり、そのサウジの王家に繋がる、バンダル王子である。
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●シリア:反政府勢力の内部抗争で死者1000人以上
http://en.alalam.ir/news/1555293
【1月15日 ALALAM】
シリアの反政府勢力内の過激派グループ同士の抗争で、外国から支援を受けている民兵ら1000人以上がここ数日間の戦闘で死亡した、と報じられた。この内部抗争はいわゆる、「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」勢力とその他のライバル・グループの民兵との間に過去10日間の間に起きたものである。
最新の戦闘はシリアの北部で起きた。外国が支援する反政府勢力のために活動しているスパイ網からの情報に大きく依存しているシリア人権監視団という団体は14日、ISILの民兵らが同じような過激派グループの支配していたシリアの北部にあるラッカ市を奪取した、と報じた。
このISILというグループはシリア北部全域で、外国が支援する民兵の同盟勢力と戦闘をしてきている。
今週初め、アルカイダ系グループがシリア北部のアレッポ地方のバブという町をライバルの過激派グループから奪回した。
イギリス防衛研究では昨年、ほぼ10万人の民兵らが1000のグループに分かれて存在し、シリア政府と国民に対して戦っている、と報じている。
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