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北朝鮮・韓国激突?

◆7月23日

 今月22日から26日までロシア・中国共同の軍事演習が行われているが、この演習の開始前に、中国軍トップが、北朝鮮の核開発が韓国の核開発を触発する可能性があり、それを懸念する発言があったという。
 これは誰でも考えることで、韓国だけではない。もし北朝鮮が日本に何か仕掛ければ、日本とてどうなるか分からないし、台湾もそうだ。
 ところで中国は北朝鮮とは軍事同盟を結んでいるから、北朝鮮が外国とことを起こすようになれば、必然的に中国も戦乱に巻き込まれる。ただでさえ中国国内には先回はチベット、今回はウィグル族と、少数民族問題を抱えていてその対策に躍起とならざるを得ない状況を抱えているのに、北朝鮮のために新たな火種を抱えることになるのは、経済発展を進めてきている同国にとっては最も避けたいことであろう。
 通常ロシアと中国の演習の目的は、台湾問題、ウィグル問題云々と言われていているが、どうも今やその目的の一つは北朝鮮に対する牽制も入っている、というのが真相かもしれない。

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●中国軍トップ:北朝鮮の核兵器に懸念
【7月22日 RIA Novosti】
 中国は北朝鮮の核開発で、韓国が自前の核兵器を持つようになるかも知れないことを懸念している、と中国軍の総参謀長が20日、語った。
 「北朝鮮の最近の核実験およびミサイル発射実験は大きな懸念材料だ。北朝鮮の核開発は韓半島情勢を複雑にし、韓国に自前の核を保有する良い口実を与えることになる」と陳炳徳総参謀長は語った。
 北朝鮮は7発の弾道ミサイル発射実験を7月4日に行っている。韓国の国防省はこのミサイルはスカッド型で、500kmを飛翔したという。このテストは5月に行われた地下核実験に続くものだった。
 北朝鮮は核実験あるいは弾道ミサイル発射実験は国連決議1718により禁止されている。この決議は同国が行った2006年10月9日の最初の核実験の後、採択された。
 北朝鮮はまた国連の核計画を中止させるための制裁の対象となっている。
 この陳炳徳総参謀長の発言は、ロシアと中国共同で7月22日から26日まで行われている対テロリズム演習である「平和の使命」軍事演習が開始される直前に語られたもの。
 この演習の第1ステージ、軍と政治の協議、はロシアの極東のハバロフスクで行われ、第2、第3ステージは中国北方のバイチェンで行われる。
 最初の平和の使命演習は、2005年8月上海地方で行われ、軍艦、航空機と、海軍、歩兵、空挺部隊など1万名以上の兵員が参加した。


●中露「対テロ」合同軍事演習 ウイグル独立勢力にらみ
7月23日7時58分配信 産経新聞

 【北京=野口東秀】中国とロシアの合同軍事演習「平和の使命2009」が22日、中国東北部などを舞台に5日間の日程で始まった。演習の主軸は「対テロ」。中国当局は新疆ウイグル自治区ウルムチで5日に起きた大規模暴動を「国内外のテロリズム、分裂主義など反動勢力が画策した」と位置づけており、同演習はウイグル独立勢力が存在する中央アジア諸国に対して、不穏な動きを自制するよう“威嚇”効果を狙うようだ。

 演習には、両国から陸・空軍の戦闘群計2600人が参加。戦車や装甲車、戦闘機、攻撃用ヘリコプターを投入する。

 2005年と07年に中露などが実施した合同演習に比べて参加兵員は少ないが、「敵を封じ込め、陸・空の立体的作戦で全滅させる」との想定で行われる。

 新華社通信は演習目的について、地域の平和と安定の促進、また、(1)宗教極端主義(2)民族分裂主義(3)国際テロリズム-という3つの反政府勢力に対する共同対処能力を高めることのほか、「敵の殲滅(せんめつ)」という実戦的側面を強くした内容であることを踏まえ、「両軍の共同作戦能力を見せつける」との軍事科学院の専門家の指摘を伝えている。

 5月下旬から今月にかけて、ウズベキスタン、ロシア南部のイングーシ共和国で爆弾などを使ったテロが相次いでおり、「中央アジアから新疆では、(宗教)極端主義勢力が勢いを増している。上海協力機構間の対テロ協力を強化する必要がある」(中国現代国際関係研究院ロシア研究所の馮玉軍所長)との危機感も演習の背景にある。別の軍事関係者も「ウイグル自治区には国外で訓練を受けた大量の反政府分子が入り込んでいる」との認識を持つ。

 演習では、上海協力機構のメンバーである中央アジア4カ国の代表団も視察する。香港紙などは「対テロ」演習の別の効果について、中央アジア諸国にウイグル独立勢力を支援する意思があっても消えるだろうと分析。軍事専門家の阿部純一・霞山会主席研究員は「演習はテロ対策だけでなく、中央アジアで発生する可能性がある政治動乱や群衆蜂起などを鎮圧する意味もある」と指摘している。

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