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タリバンとの和平の可能性を語るマクリスタル将軍
◆1月28日
ロシアが同意することで、元タリバンの指導者だった者たちが、安保理から課せられていた制裁措置を免れることになった。
これは、小さなことのようだが、一つの大きな潮流を生み出す動きともなりうる動きだ。
アフガンの戦争を始めた者たちの狙いは、いろいろあったが、例えば、中央アジアからのパイプラインの敷設のため、それに反対するタリバン政権を倒すということがあったし、石油・天然ガスの埋蔵地帯である中央アジアに対する戦略的な進出というものもあった。また何より、アフガンのケシ栽培からアヘン製造・販売網を握る、というものもあった。
だからこれらを狙った者たちはアメリカを戦争に追い込んだのであるが、和平の動きを促進しそうな上記の動きは、これと対立するものとなる。ロシアとアメリカが共同してアフガンの戦争を終結の方向で動こうとしてきたため、戦争勢力は両国政府と対立するところに追い込まれるようになった。
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●タリバン・メンバーをテロリスト・リストから除外
【1月17日 Washington Post】
国連の安保理は26日、5人の元タリバン高官に対する制裁措置を撤廃すると発表した。これはアフガン政府と国連が進めている和平交渉を促進することになる、と安保理関係筋が語った。この決定は、アメリカが進めていたこの措置の提案に対しロシアが同意した後になされた。
このロシアの行動は劇的な変化を意味している。ロシアはここ何年も欧米政府の要請していた、タリバンメンバーをテロリストから除外することに反対していた。10年以上前から、安保理が制裁を課したタリバンのメンバーが除外されたことはなかった。
最近は、アフガンとアフガンのカイ・エイデ国連特使は、安保理に対し、元タリバン高官の何人かに対する制裁措置を撤回するよう要請していた。アフガンのザヒール・タニン国連大使は、彼らのことを「暴力を放棄し、和平交渉に参加する意欲を持っている」と述べていた。
タリバンとアル・カイダに対する制裁の実施を監視してきた国連の委員会の議長を務めるリチャード・バレット氏によると、このテロリスト・リストからの除外という措置は、安保理の反タリバン制裁の広義の見直しの一部である、という。安保理は死んだ戦士のリストや、新しいテロリズムの容疑者を増やすなどの失敗で批判されてきていた、という。
ロシアの動きは、「リストが最新のものであり、現実を反映したもの」であることを確約するものになる、とバレット氏は語った。またリストから除外するということは、「タリバン戦士の姿勢の変化があれば、それで制裁からの免除に繋がり、アフガンの将来のために全面的に参加できるようになる」ことを示すものだ、と語った。
安保理は、1998年8月に起きた東アフリカでの米大使館の爆破事件を計画した容疑者オサマ・ビン・ラディンを引き渡すことを拒否したタリバンに対し、1999年10月制裁を課すことを承認した。タリバンの100人以上の指導者らが2001年1月に制裁リストに上がった。
2001年9月11日同時多発テロ事件以来、アメリカはこのリストを、アル・カイダメンバーとみなされる者たちに拡大した。この制裁措置は、旅行の禁止、武器の禁輸措置、500人以上のテロリスト容疑者への資金提供禁止などを含む。
この数年間、何人かの元タリバン政府メンバーらはカルザイ政府に参加するようになっていた。しかしロシアは繰り返し、元タリバン・メンバーに対する制裁措置の除去というアメリカの動きに反発していた。
しかしロシアが今回、以上のような変化を示したので、この制裁措置は、タリバン政権で外務大臣だった、ワキル・アハマド・ムッタキルと、アブドゥル・ハキム・モニブ元高官は制裁措置を免除されることになった。その他には、ファズル・モハマド・ファイザン氏、シャム・ウス・サファ・アミンザイ氏、モハマド・ムサ・ホタク氏が免除された。
ロシアの決定は、タリバンのメンバーとの政治的和解が「可能であり良い考えである」という新しい考え方を反映している、とアフガン・パキスタン平和研究所理事長であるアレクサンダー・サイアー氏は語る。制裁リストからタリバンの名前を取り除くことは、捕虜交換に似たものだ。安保理側の誠意を示す良いサインであり一つの具体的動きだ」
●米司令官:タリバンとの和平交渉を示唆
【1月25日 BBC】
アフガンにおけるNATO最高司令官は、増派によってタリバンとの和平交渉が可能になる、と語った。
アメリカ軍のスタンレー・マクリスタル将軍は、フィナンシャル・タイムズ紙に「戦闘は十分に行った」と語った。
将軍はあらゆる紛争において、政治的な解決は「避け得ないことだ」と語った。彼のこのコメントは、国連のアフガン特使が、武装勢力との交渉をするべき時だ、と語った後、語られたものである。・・・以下略
●タリバンをめぐる輪の中の輪
http://www.atimes.com/atimes/South_Asia/LA28Df05.html
【1月28日 By M K Bhadrakumar】
・・・
・・・
8年間の戦争と数千人の犠牲者を出した後、アメリカ政府はタリバンとの戦争に対する姿勢を変え始めた。アメリカのロバート・ゲイツ国防長官は先週、「タリバンはこの時点でアフガンの政治的勢力の一部を形成している」と語った。・・・以下略
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CIAを糾弾するロン・ポール議員
◆1月24日
ロン・ポール上院議員が、CIAを糾弾している。今やCIAが一切を仕切っていて、それは軍にまで及んでいる、というのだ。
つまりオバマ政権はこのCIAの影響の中にあり、そのためオバマ大統領は思うような政治ができないでいる、と指摘するこのブログの言っていることを裏付ける内容となっている。
またポール議員は、CIAがドラッグ・ビジネスに係わっている点も指摘している。これもこのブログで指摘してきたことだ。
はっきり言えば、ベトナム戦争は、黄金の三角地帯のドラッグの掌握であり、9・11事件後のアフガン戦争は、アフガンのドラッグの掌握が戦争の目的のひとつとなっている。
CIAは議会が承認しそうにも無い隠密作戦の資金をこのドラッグ・ビジネスからの上がりで当てているわけだ。だから、彼らの力は強大であり、これがイスラエルのモサドと組んで、アメリカは愚か、世界まで支配しようとしているのだ。
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●アメリカではクーデター後、CIAが軍を支配
http://rawstory.com/2010/01/ron-paul-cia/
【1月20日 By Raw Story】
アメリカのロン・ポール上院議員は、CIAがアメリカ政府に対するクーデターを行ったということ、そしてこの情報機関を取り除かれなければならないと語った。
今週行われたアトランタでの自由地域会議のキャンペーンのリバータリアンの聴衆に向かって、テキサス州の共和党員であるポール議員は、「クーデターがあったこと、聞いていますか?それはCIAのクーデターだ。CIAが一切を仕切っている。彼らは軍を支配している。彼らはそこで、ミサイルや爆弾のの売り込みを諸国にしている・・・そして勿論、CIAはあらゆる点で連邦準備制度と同じように、秘密主義である。
第2次世界大戦後に設立されてから、彼らがどれほど国家に対しての害をなしてきたかを考えて欲しい。彼らは彼ら自身の政府である。彼らはドラッグ・ビジネスの真っ只中にいる。彼らは独裁者を取り除いた・・・我々はCIAを取り除かねばならない」
ポール議員のコメントは先週末になされ、大きな称賛で迎えられたが、大きな注目はブロガーらがこの出来事の映像をYouTubeに載せるまでは注目されなかった。
CIAがアフガンとパキスタンでのアルカイダに対する空爆に深く係わっているというニュースをポール議員は参照しているようだ。昨年の暮れ近くに、アフガンのチャップマン作戦基地に対する自爆攻撃は7名のCIA要員の命を奪った。それにはブラックウォーターからの2名の要員も含まれていた。この出来事はCIAが戦争に深く係わっている状況を浮き彫りにさせた。
ポール議員の、CIAがドラッグ・ビジネスに係わっているという言及は、CIAがドラッグ・ビジネスからの収益で隠密作戦の資金を賄ってきたと長いこと言われてきたことを参考にしている。このクレームで最も有名なのは、サンジョセ・マーキュリー・ニュースによる1996年の調査報告でなされたものだ。これでは、ニカラグアのコントラ・サンディニスタ内乱戦争からのコカインはCIAを通してロサンジェルスの街頭に流れるようになったと主張している。
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アメリカ兵とケシ畑
◆1月16日
アフガンでアメリカが麻薬栽培、貿易で利益を上げているとこのブログでは指摘してきたが、その麻薬のかなりの部分がイランに流れている。そのためイラン政府はこの麻薬取締りに力を入れてきているが、これは、かつてイギリスが中国に同じ方法で利益をあげつつ、中国への侵略を進めていった構図を思い起こさせる。
このイランからの報道では、アメリカだけでなく、イギリスとカナダも一緒になって、アフガンでの麻薬栽培と阿片製造、その流通をやっているとなっている。
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●米英、カナダはアフガンの麻薬取引を支援している
http://www.presstv.com/detail.aspx?id=116144&ionid=351020101
【1月14日 PressTV]
イランの麻薬取締り官の一人は、アメリカ、イギリス、カナダがアフガンでの麻薬取引で主要な働きをしている、と非難している。
テヘランでの麻薬対策会議でイラン麻薬対策庁のタハ・タヘリ副長官は、欧米勢力がアフガンでの麻薬取引を支援している、と語った。
「確かな情報によれば、、アメリカ、イギリス、カナダのアフガンでの存在は麻薬取引を減少させはしておらず、この3国は麻薬の流通に重要な働きをしている」と12日、タヘリ氏は語った。
イランの高官らは、欧米諸国をアフガンに対する政策を批判してきている。そのアフガンではアメリカ軍がアフガンを支配した2001年以来、ケシの栽培は劇的に増大している。
タヘリ氏は、麻薬の触媒はアメリカ、イギリス、カナダがコントロールしている国境を通してアフガンに入ってきていると語った。
毎年ほぼ1万3000トンになる麻薬触媒がアフガンに送り込まれている。戦争でずたずたになった国は世界の阿片製造の90%を担っている。
国連の麻薬犯罪局は先月、2009年のアフガンからの阿片の総輸出額は280億ドルになると述べた。
イラン警察高官らは、アフガンの麻薬生産は2001年にアメリカ軍が侵略して以来、40倍に増えたと言っている。
「過去9ヶ月でイランでは340トンの麻薬が押収された」と今月初め、麻薬取締り部隊司令官のハミド・レザ・ホセイン・アバディ将軍が語ったとIRNAは報じた。
国連は、イランが麻薬取締りの戦いに力を入れていることを賞賛している。
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アフガニスタンの地図
◆1月14日
イスラエルがガスマスクを国民に配給する準備を進めているし、その前には、10月17日号で示したように、「ル・カナール・アンシェネ(Le Canard Enchaine)誌によれば、イスラエル・ラジオが伝えるところとして、イスラエルは既にフランスの食糧生産業者に上質の戦闘用備蓄食糧を注文していること、また外国に駐留している予備兵グループに帰国するよう要請している」というから、イランに対する攻撃の時期が本当に迫ってきているのかもしれない。
イスラエルは地上部隊を送る、とこのフランスの週刊誌は語っているのだが、アメリカ軍がイラン国境に迫っているということと繋がっているのかもしれない。また、この週刊誌によれば、イスラエルはイランの核科学者の暗殺も考えている、とあるが、これが今回のイランの核物理学の学者の暗殺事件となって現れたのかもしれない。
今年はこのように、イスラエルのイランに対する攻勢というものが、具体化する危険性がある。
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●米軍がアフガンでイラン国境近くに接近する意図あり
http://www.hamsayeh.net/hamsayehnet_iran-international%20news771.htm
【1月13日 Hamsayeh.Net】
アメリカ軍はアフガンのヘルマンド州での勝利を宣言した。アメリカ海兵隊司令官は、彼らの軍はタリバンを戦略的なヘルマンド州の殆どの市や村から追い出し、この地域での再建の目途を付けたと語った。
「彼らは反乱者のタリバンとハートランドの真っ只中で対戦し、タリバンを打ち負かした」と、海兵隊のミリス少将がUSAリポートの中で語っている。
司令官らは、隣のカンダハル州のタリバンはいつでも攻撃を仕掛けることができるから、ヘルマンド州の中や周辺ではまだまだ危険は去っていない、と語った。アメリカ軍の高官らが、彼らの主要目的は地域の再建を始めることだと主張しているが、地方のアフガンの専門家らは、アメリカはヘルマンド州を奪取する目的には別の意図がある、と言う。
ヴァヒド・モジュデ氏はアフガンの政治アナリストだが、イランのファース通信社に対し、アメリカはイラン国境付近に軍を展開したと語った。彼は、「アメリカ軍が徐々にイラン国境に接近するという意図を持っている兆候がある」と語った。
モジュデ氏は、ニムルーズ州は他のアフガンの州と比べて比較的平穏を保ってきたのだが、ヘルマンド州での攻勢とアフガンの南西にあるニムルーズ州での軍の展開とを結び付けている。アフガンのアナリストは、イラン国境付近でのアメリカ軍の存在は、この方面からの侵略に対しては、十分過ぎるほどの防衛力を持っているので、イランにとってはリスクとなることはほぼ無いと言う。
NATOとアメリカ軍は既に、アフガンに10万の兵力を展開しているし、彼らは2010年の末には更に3万人を増派する計画を持っている。これに加えて、アフガンには私設治安用傭兵が10万人活動している。
●イラン核科学者が爆弾爆発で死亡、米は関与否定
【1月13日 サーチナ】
イランの首都テヘランで12日朝、大学教授で核科学者のマスード・モハマディ氏が爆弾の爆発により死亡した。この事件についてイランのテレビ局は、政府関係者の話として「米国とイスラエルの工作員が関与した可能性がある」と伝えた。中国国際放送局が報じた。
これに対し、米国ホワイトハウスのビル・バートン報道官は「あり得ない」と述べ、否定した。(
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アブダル・ムタラブ容疑者が見につけていた爆薬
◆1月13日
このブログで昨年12月28日号の「『洗練された着こなしの男』がテロリストをパスポート無しで搭乗させた」で示したように、ナイジェリア人のムタラブ容疑者はアメリカとイスラエルの手駒として利用されただけの男だったようだ。親父も実は絡んでいるようだ。
ムタラブ容疑者の国であるナイジェリアとイスラエルとの関係、特にモサドとの関係、親父がイスラエルの武器を販売する会社の社長だとか、モサドのスパイだとかいう事実がここにきて明らかになった。
こうしてみれば、一切がアメリカのCIAとイスラエル(とモサド)が組んだ、もうひとつの「テロ事件」であり、その目的は更なる「テロとの戦争」を拡大するための工作だったということであろう。
記事の中で、イエメンではイスラエルのモサドがイスラム教戦士を訓練していて逮捕された、とあるように、敵対していると思われる二つのグループがあっても裏では繋がっている、ということの例だ。特にイスラエルのモサドが良く使う手口のようだ。
12月28日号で指摘したように、イスラエルの会社がこのアムステルダムの空港のセキュリティを請け負っていたのだから、一番怪しいのはこの会社であり、実際にムタラブ容疑者をパスポート無しで搭乗させた人物なのだが、そのことを主要メディアは全く語らない。従って、これは世界の主要メディア、つまりユダヤ系メディアも絡んだ大掛かりな工作作戦であったと言える。
こうして哀れな世界の一般人は再び彼ら(CIAとモサド)の工作にまんまと引っかかり、「テロとの戦争」を支持するように導かれることになるのだ。
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●イスラエルのモサドが絡んでいる「下着爆弾男」http://www.americanfreepress.net/html/underwear_bomber__206.html
【1月11日 By Victor Thorn】
「彼の爆薬は彼自身の座席でさえ吹き飛ばすことはできなかった。完全に爆発しても無理だ」これは1月2日のインタビューで軍事アナリストと対ゲリラ対策スペシャリストであるゴードン・ダフ氏が語った言葉である。下着に爆弾を装着したアブダル・ムタラブ容疑者に関連しての発言だ。彼は80グラムのPETNをアメリカに向かっている航空機の中で爆発させようとした。またダフ氏は、アブダル・ムタラブ容疑者の国であるナイジェリアがイスラエル軍とモサドによって秘密裏にいかにコントロールされているかを説明している。
これらの組織はナイジェリア軍を訓練し、武器を販売し、空港を運営し、国防産業に対する支配を及ぼしている。更に、アブダルムタラブの父親はモサドのパートナーでイスラエルのナイジェリアにおけるNO.1のスパイである。ナイジェリアの最も大きな銀行の元CEOであり、国家の兵器産業を運営していた人物として、父親のムタラブは在ナイジェリア・米大使とナイジェリアにおけるCIAのチーフと非常に緊密な関係を持っていた。
2009年の11月19日、父親のムタラブは放蕩息子の態度がおかしいと感じ、ナイジェリア在のCIAのチーフと会った。ダフ氏は、この父親について、12月31日、「今日のベテラン誌」の記事で、「この父親は世界で最も金持ちの一人であり、大銀行の頭取であり、国家兵器産業の社長で、アメリカ大使と親密な関係を持っていた」し、モサドのスパイであったと説明している。それなのに、このイエメンの影響を受けた「テロリスト」の息子がデトロイト行きの航空機に搭乗することを誰も妨げることをしなかったと信じるようにされているのだ。
もうひとつの重要なことは、主要メディアによって無視された。アムステルダムのシポル空港のセキュリティを請け負っている会社はイスラエルの所有するインターナショナル・コンサルタント・オン・ターゲッテッド・セキュリティ(ICTS)である、ということだ。この会社は、またイスラム教徒の起こした9月11日同時多発テロ事件で使われた三つの空港のセキュリティの責任を請け負っていた会社である。ICTSはロンドンの7月7日「イスラム教徒の爆弾事件」時、バス・システムのセキュリティも扱っていたし、2001年の12月22日パリで起きた、「靴爆弾男」時のドゴール空港のセキュリティの責任も持っていたのだ。
搭乗者の一人だったミシガン州のカート・ハスケル夫妻が「いいスーツを着こなしていたインド人風の男がアブダルムタラブがパスポート無しでアムステルダムを歩き回ることができるようエスコートしていた、と報告しているが、ICTSこそがこのセキュリティーを破ってあの航空機にアブダルムタラブが搭乗できたことを可能にした唯一考えられる存在である。
9月11日テロ事件以来の厳しいスクリーニングの手続きがあるにもかかわらず、ノースウェスト航空253便は、なんらの遅れもなく離陸している。1月2日のマタバ通信によれば、「高次のテロリストチェックは1分かそこいらのことだったろう。このインド人風の男は高度なパス(素通りOK=CIAかモサドないしは高度なセキュリティ権力の保持者)であることは確かだ」と伝えている。 そして飛行中、機内の乗客は、もう一人の乗客が多くの時間をこの23歳になるアブドラムタラブをビデオカメラで撮影していたと言っている。更におかしいことは、容疑者が爆弾を爆発させようとした時、マタバ通信は、「この事件の最中、この男は静かに何もしないでただテロリストの撮影を続けていた」と伝えていることだ。
次に、航空機が着陸してから、もう一人のインド人が彼のバッグから爆発物を警察犬が嗅ぎつけたため手錠をはめられて連れ去られたのだ。今1週間以上経過して、アムステルダムからのシポル空港の監視カメラの映像の公開やデトロイトで捕まえた男のアイデンティティを公表することを拒否している。
このインド人の件は、ダフ氏を驚かせはしない。「イスラエルとインドはビジネス面で非常に近い関係にあるパートナー同士だ。特に軍事面での契約でそうだ。またインド情報機関はイスラエルと手に手をとって協力している。基本的には二つの政府は一体である」という。
しかし、モサドの手は更に遠くまで伸びていた。ムタラブ容疑者が訓練を受けたと言われている国にまで直接手を伸ばしていたのだ。2008年10月7日、BBCニュースは、「イエメンのアリ・アブドラ・サレ大統領は、治安部隊はイスラエル情報機関と繋がっているイスラム教武装組織メンバーを逮捕した、と語った」と報じた。
この関係は更に深くなる。2008年9月5日、タシカルマ・ハラーとフランシス・オケケによる、「ナイジェリア:モサドに対する見方で議会は分裂」のタイトルの記事の中で、ヌフ・アリユ議員はイスラエルとの関係を擁護する姿勢を明らかにした。「モサドはプロであり、わが国の情報機関の訓練をしてくれている。彼らの存在がナイジェリアの安全保障にとって脅威であるとは思えない」と語った。
最後のこの方程式の要素は、クリスマスの日のテロ行為前に、ムタラブ容疑者を表向き訓練したという「テロリスト組織」である。
ダフ氏は完全に違う内容を語る。「イエメンにはアルカイダは存在しない。ジョージ・ブッシュはガンタナモから何人かの偽者のスパイを釈放した。そして中東に行ってから彼らはモサドに繋がった。アルベルト・ゴンザレス法務長官が彼らを釈放したのは、彼らがアメリカ・イスラエルのスパイ(アセットと呼ぶ)だからだ」と語る。
勿論、アメリカの一般人はこの孤独なテロリスト(ムタラブ容疑者)が、システムをすり抜けた(搭乗拒否者、空港セキュリティなど)のは、単にセキュリティがしっかりしていなかったからだ、と信じるように仕向けられている。ちょうど9月11日同時多発テロ事件の時のように。
しかし、イスラエル情報機関はアムステルダム空港のセキュリティを請け負っていた、そこではムタラブ容疑者はパスポート無しに航空機に搭乗できたのだ;NSA(国家安全保障局)は、電気的にどこでも世界中盗聴することができる;モサドはイエメン、ナイジェリア、インドと繋がっている;容疑者の父親が銀行と武器販売のルートを中東で持ち出していた時、アメリカとイスラエルの情報機関と非常に近い関係を持っていた。
我々が押し付けられているプロパガンダの内容は、イエメンとアフリカに「テロとの戦争」を拡大させようとするための恐怖とトラウマを呼び起こす物語である。
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